20 / 108
復讐の旅、開始!
20.新たな協力者、生存本能の狼獣人
しおりを挟む
ヴィンセントも回復して、いつまでもここにいるのは良くないと城に移動することになった。ただヴィンセントは顔が知られてるから日が暮れてからこっそりと。
城はイメージよりは小さく、煉瓦造りの要塞のような雰囲気だ。中に入り、応接室のような部屋に案内されると、思ったより綺麗で『屋敷』っぽさはある。弱肉強食の時代があったらしいからもうちょっと荒れてると思ってたけど、建物内は普通に綺麗だ。
ソファーにグルーと並んで座り、ヴィンセントが目の前のソファーに座り、リットはヴィンセントの後ろに立った。
「発情期のことはリットから聞いてたな。だが、オレの欠陥はそれだけじゃない」
「欠陥?」
「あぁ…、オレは生まれた時から獣の本能が獣以上に強かった。その最初の被害者が…オレの実の両親だ」
ヴィンセントはそれから様子が変わり、思い出したくないことを無理に思い出して説明するようだった。ずっと手が震え、俺達に弱々しい姿を晒してまで語ってくれた。
「オレは生まれた時から数年、ほとんど眠って起きなかった。たまに目が覚めてもすぐ唐突に眠り、目が覚めても飯を食うばかりで他に何もしなかった。しかもその時のオレはずっと狼の姿で、獣人の姿になれなかったんだ」
獣人は三つの姿を持ってるらしい。それは人間に近い姿と、獣人の姿と、完全な獣の姿。
本来なら完全な獣の姿になれるのは、ごく一部の強い力を持って生まれた人だけ。ずっと獣の姿から変われなかったってだけでヴィンセントの生まれつきの強さが分かると言う訳だ。
「オレが生まれて五年経った頃、唐突に酷い空腹がオレを襲った。その時オレは、理性を失って両親を骨も残らず喰らい尽くした。それでも腹が満たされる事のなかったオレはリットの父親に捕縛されて、しばらく猿轡と手足に鎖を着けられて過ごしていた。酷い空腹は一年も続かなかったが、その一年もしない間にオレは肉親を喰い殺していた」
お、思ってたより重い話だな…。自分の親を自分の手で殺して喰らった。それも、本能に支配されて………。その時のヴィンセントは『生まれて五年』…五歳の時のこと。トラウマになってもおかしくない。
「オレに発情期が来たのは八歳の頃。何も分からず暴走しそうだったところを、またリットの父親に捕縛されてしばらく行動を封じられた。その時は兎用の抑制剤じゃ効果が弱くて効かなかったんだ。それからオレ用の薬を作ってもらい始めたってワケだ」
つまりまとめると、ヴィンセントは生まれつき三代欲求が強くて日常生活すらままならなかった。それと、半人半獣でありながら獣の要素が強い…と。
ヴィンセントが伝えたかったことはこのことらしい。色々大変だったんだな、とは思うけど、なんでそれを俺たちに伝えないといけないと思ったのかが分からない。
「えっと……ヴィンセント、そんな重要そうな話をするってことは、復讐に協力する気があるってことでいいのか?」
「………………はあぁ?」
そ、そんな『マジかコイツ』みたいな顔で見なくたっていいだろ…。で、結局なんでこの話をしたんだ?
「お、お前なぁ…!こんな厄介なヤツを協力者にしない方がテメェらのためになるって説明だろうが!」
「な、それこそはぁ!?だ!別に厄介な体質だろうが性格だろうが目的が同じなら協力者にするだろ!」
「単純か!?単細胞かよテメェはッ!」
単細胞…!?そこまで言うか……??
え、だって要するに、ヴィンセントに何かあったら物理で止めればいいって事だろ?それさえ分かれば別に危険なことなんて無い。噛まれないように気をつけていれば、の話しだけどな。
「そもそもヴィンセントに協力を仰ごうとしたのはグルーだし、俺は俺の目で見てヴィンセントに協力して欲しいと思った」
「は…?なんで、お前!オレに何されたのか分かってんのか!?」
「分かってるけど…お前、ギリギリ耐えてただろ?」
理性もほとんど消えて、相当辛かっただろうに。俺でさえ我慢出来ずにグルーに縋ったってのに…あ、自分で思い出してダメージが………。
とにかく!
「ヴィンセント、お前はどうしたい?」
「オレは……オレの力で役に立つならもちろん協力したい」
「なら決まりだ。それでいいんだよな、グルー」
「えぇもちろん」
これで正式に仲間が増えたワケだ。まだ復讐の流れとか時期とかは全く決まって無いが、それはこれから話し合う。グルーはまだ仲間を増やしたいと思ってるらしく、俺も流石に三人じゃ心許ないと思うし、旅はまだ続きそうだ。
そもそもこの復讐自体、グルーが単独で進めていたらしい。王位を退いて人間の国の城に忍び込み、情報を集めてそれを持ち帰って計画を練るつもりだったとか。だから本当に三人しかいない状態だ。
「あ、あの………」
静々と声を掛けてスッと手を挙げたリット。まだ何かあるのか?
「復讐に協力とは、一体何の話でしょうか……?」
……あっ!リットには何も説明してなかった!
とりあえず簡単に、俺とグルーが人間の王に復讐するため仲間を集めていると説明した。そう言うとリットは驚き真っ青になっていたが、信頼するヴィンセントと悪魔の国の先王がいるからと納得した。ま、俺は戦い初心者どころかこの世界の初心者だからな。信用ならないのも無理はない。
「……その事で提案なのですが、あなたの事を知るために明日一日、私に同行して頂けませんか?」
「え?あ、あぁ……」
まぁ、ヴィンセントももう少し休ませたいし、リットに一日着いて行くくらいならいいか。ところで、どこに連れて行く気なんだろうか……。
●●●
時間はあっという間に夜になって、今夜は城の客室に泊まることになった。やけに広い部屋にたった一人…落ち着かないな。なんだろう、この世界に来てから余計に一人が苦手になってる気がする。このモヤモヤした感覚はなんなんだ?
………いやいや、流石にこんな程度で……………
コンコン
「グルー、入っていい?」
「えぇどうぞ」
あぁ…来てしまった………。隣の部屋がグルーの借りてる部屋だから、来ようと思ったら考えてる間に着く距離なんだよな。それで考えてる間に来ちゃった訳だけど、流石に迷惑だったか?
ドアをそっと開くと、そこにはソファーに足を組んで座り、仄暗いキャンドルの灯りで読書をするグルーがいた。暗い場所で見ると赤い目が僅かに光って見えて、キラキラとして目が引かれる。人間味が少なく見えるけど、そう言えば悪魔なんだっけ。
「どうしましたか?」
「その、本当にくだらないことなんだけど、一人で広い部屋は落ち着かなくて………。ソファーでもカーペットでも部屋の端でもいいから、この部屋に居ていいか?」
こんな頼み方じゃ必死な感じがするか?流石に断りづらいよな…。
グルーは本を閉じると俺の方まで来て、ヒョイっと抱き抱えた。……えっ!?そしてそのままベッドまで連れて行かれると、そっとベッドに下ろされて靴を脱がされた。
そしてグルーもグローブやベルトといった装飾品を外して靴を脱ぐと、そのまま俺の隣で横になった。そっと俺を抱き寄せて頭を撫でてクスッと笑うグルー。
「好きに甘えていいのですよ。私はあなたの望みはなんだって叶えたいと思っているのですから」
「……グルーは俺に甘過ぎる。そんなたった数日の付き合いなのに、なんでそんな俺に尽くそうとするんだ?」
「惚れてるから…というのは貴方の求める答えとは違いそうですね。簡単なことですよ、貴方を甘やかすと私自身が満たされるからです」
そ、そうなのか?それならまぁいいか………。
とりあえず納得すると、グルーは俺にそっとおやすみのキスをした。
「ヤト、私の種族や身分を隠していて申し訳ありませんでした。この国の次は悪魔の国へ行こうと思いますので、その時に私のことをきちんとお話しさせて頂きます」
「……あぁ、分かった」
「それでは、おやすみなさい」
「おやすみ、グルー」
そのままグルーの腕の中で眠った。ノースリーブで腕の体温がダイレクトに伝わってくるけど、結構冷たい。それでもじわじわと暖かくなって行って、俺は少しずつ眠りに落ちて行った。
城はイメージよりは小さく、煉瓦造りの要塞のような雰囲気だ。中に入り、応接室のような部屋に案内されると、思ったより綺麗で『屋敷』っぽさはある。弱肉強食の時代があったらしいからもうちょっと荒れてると思ってたけど、建物内は普通に綺麗だ。
ソファーにグルーと並んで座り、ヴィンセントが目の前のソファーに座り、リットはヴィンセントの後ろに立った。
「発情期のことはリットから聞いてたな。だが、オレの欠陥はそれだけじゃない」
「欠陥?」
「あぁ…、オレは生まれた時から獣の本能が獣以上に強かった。その最初の被害者が…オレの実の両親だ」
ヴィンセントはそれから様子が変わり、思い出したくないことを無理に思い出して説明するようだった。ずっと手が震え、俺達に弱々しい姿を晒してまで語ってくれた。
「オレは生まれた時から数年、ほとんど眠って起きなかった。たまに目が覚めてもすぐ唐突に眠り、目が覚めても飯を食うばかりで他に何もしなかった。しかもその時のオレはずっと狼の姿で、獣人の姿になれなかったんだ」
獣人は三つの姿を持ってるらしい。それは人間に近い姿と、獣人の姿と、完全な獣の姿。
本来なら完全な獣の姿になれるのは、ごく一部の強い力を持って生まれた人だけ。ずっと獣の姿から変われなかったってだけでヴィンセントの生まれつきの強さが分かると言う訳だ。
「オレが生まれて五年経った頃、唐突に酷い空腹がオレを襲った。その時オレは、理性を失って両親を骨も残らず喰らい尽くした。それでも腹が満たされる事のなかったオレはリットの父親に捕縛されて、しばらく猿轡と手足に鎖を着けられて過ごしていた。酷い空腹は一年も続かなかったが、その一年もしない間にオレは肉親を喰い殺していた」
お、思ってたより重い話だな…。自分の親を自分の手で殺して喰らった。それも、本能に支配されて………。その時のヴィンセントは『生まれて五年』…五歳の時のこと。トラウマになってもおかしくない。
「オレに発情期が来たのは八歳の頃。何も分からず暴走しそうだったところを、またリットの父親に捕縛されてしばらく行動を封じられた。その時は兎用の抑制剤じゃ効果が弱くて効かなかったんだ。それからオレ用の薬を作ってもらい始めたってワケだ」
つまりまとめると、ヴィンセントは生まれつき三代欲求が強くて日常生活すらままならなかった。それと、半人半獣でありながら獣の要素が強い…と。
ヴィンセントが伝えたかったことはこのことらしい。色々大変だったんだな、とは思うけど、なんでそれを俺たちに伝えないといけないと思ったのかが分からない。
「えっと……ヴィンセント、そんな重要そうな話をするってことは、復讐に協力する気があるってことでいいのか?」
「………………はあぁ?」
そ、そんな『マジかコイツ』みたいな顔で見なくたっていいだろ…。で、結局なんでこの話をしたんだ?
「お、お前なぁ…!こんな厄介なヤツを協力者にしない方がテメェらのためになるって説明だろうが!」
「な、それこそはぁ!?だ!別に厄介な体質だろうが性格だろうが目的が同じなら協力者にするだろ!」
「単純か!?単細胞かよテメェはッ!」
単細胞…!?そこまで言うか……??
え、だって要するに、ヴィンセントに何かあったら物理で止めればいいって事だろ?それさえ分かれば別に危険なことなんて無い。噛まれないように気をつけていれば、の話しだけどな。
「そもそもヴィンセントに協力を仰ごうとしたのはグルーだし、俺は俺の目で見てヴィンセントに協力して欲しいと思った」
「は…?なんで、お前!オレに何されたのか分かってんのか!?」
「分かってるけど…お前、ギリギリ耐えてただろ?」
理性もほとんど消えて、相当辛かっただろうに。俺でさえ我慢出来ずにグルーに縋ったってのに…あ、自分で思い出してダメージが………。
とにかく!
「ヴィンセント、お前はどうしたい?」
「オレは……オレの力で役に立つならもちろん協力したい」
「なら決まりだ。それでいいんだよな、グルー」
「えぇもちろん」
これで正式に仲間が増えたワケだ。まだ復讐の流れとか時期とかは全く決まって無いが、それはこれから話し合う。グルーはまだ仲間を増やしたいと思ってるらしく、俺も流石に三人じゃ心許ないと思うし、旅はまだ続きそうだ。
そもそもこの復讐自体、グルーが単独で進めていたらしい。王位を退いて人間の国の城に忍び込み、情報を集めてそれを持ち帰って計画を練るつもりだったとか。だから本当に三人しかいない状態だ。
「あ、あの………」
静々と声を掛けてスッと手を挙げたリット。まだ何かあるのか?
「復讐に協力とは、一体何の話でしょうか……?」
……あっ!リットには何も説明してなかった!
とりあえず簡単に、俺とグルーが人間の王に復讐するため仲間を集めていると説明した。そう言うとリットは驚き真っ青になっていたが、信頼するヴィンセントと悪魔の国の先王がいるからと納得した。ま、俺は戦い初心者どころかこの世界の初心者だからな。信用ならないのも無理はない。
「……その事で提案なのですが、あなたの事を知るために明日一日、私に同行して頂けませんか?」
「え?あ、あぁ……」
まぁ、ヴィンセントももう少し休ませたいし、リットに一日着いて行くくらいならいいか。ところで、どこに連れて行く気なんだろうか……。
●●●
時間はあっという間に夜になって、今夜は城の客室に泊まることになった。やけに広い部屋にたった一人…落ち着かないな。なんだろう、この世界に来てから余計に一人が苦手になってる気がする。このモヤモヤした感覚はなんなんだ?
………いやいや、流石にこんな程度で……………
コンコン
「グルー、入っていい?」
「えぇどうぞ」
あぁ…来てしまった………。隣の部屋がグルーの借りてる部屋だから、来ようと思ったら考えてる間に着く距離なんだよな。それで考えてる間に来ちゃった訳だけど、流石に迷惑だったか?
ドアをそっと開くと、そこにはソファーに足を組んで座り、仄暗いキャンドルの灯りで読書をするグルーがいた。暗い場所で見ると赤い目が僅かに光って見えて、キラキラとして目が引かれる。人間味が少なく見えるけど、そう言えば悪魔なんだっけ。
「どうしましたか?」
「その、本当にくだらないことなんだけど、一人で広い部屋は落ち着かなくて………。ソファーでもカーペットでも部屋の端でもいいから、この部屋に居ていいか?」
こんな頼み方じゃ必死な感じがするか?流石に断りづらいよな…。
グルーは本を閉じると俺の方まで来て、ヒョイっと抱き抱えた。……えっ!?そしてそのままベッドまで連れて行かれると、そっとベッドに下ろされて靴を脱がされた。
そしてグルーもグローブやベルトといった装飾品を外して靴を脱ぐと、そのまま俺の隣で横になった。そっと俺を抱き寄せて頭を撫でてクスッと笑うグルー。
「好きに甘えていいのですよ。私はあなたの望みはなんだって叶えたいと思っているのですから」
「……グルーは俺に甘過ぎる。そんなたった数日の付き合いなのに、なんでそんな俺に尽くそうとするんだ?」
「惚れてるから…というのは貴方の求める答えとは違いそうですね。簡単なことですよ、貴方を甘やかすと私自身が満たされるからです」
そ、そうなのか?それならまぁいいか………。
とりあえず納得すると、グルーは俺にそっとおやすみのキスをした。
「ヤト、私の種族や身分を隠していて申し訳ありませんでした。この国の次は悪魔の国へ行こうと思いますので、その時に私のことをきちんとお話しさせて頂きます」
「……あぁ、分かった」
「それでは、おやすみなさい」
「おやすみ、グルー」
そのままグルーの腕の中で眠った。ノースリーブで腕の体温がダイレクトに伝わってくるけど、結構冷たい。それでもじわじわと暖かくなって行って、俺は少しずつ眠りに落ちて行った。
13
あなたにおすすめの小説
自己肯定感低めの不幸な義弟が完璧な義兄と大揉めに揉める話
あと
BL
「こんな僕をお兄ちゃんは嫌ってるだろうな」
トップ俳優な完璧超人の義理の兄×不幸な自己肯定感低めのネガティブ義理の弟です。
お金ない受けが追い詰められて変なアルバイトしようとしたら、攻めと再会して……?みたいな話です。
攻めがヤンデレ気味で、受けがマジで卑屈なので苦手な人はブラウザバックで。
兄弟は親が離婚してるため、苗字が違います。
攻め:水瀬真広
受け:神崎彼方
⚠️作者は芸能界にもお葬式ににもエアプなので、気にしないでください。
途中でモブおじが出てきます。
義理とはいえ兄弟なので、地雷の人はブラウザバックで。
初投稿です。
初投稿がちょっと人を選ぶ作品なので不安です。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
龍は精霊の愛し子を愛でる
林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。
その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。
王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。
俺がこんなにモテるのはおかしいだろ!? 〜魔法と弟を愛でたいだけなのに、なぜそんなに執着してくるんだ!!!〜
小屋瀬
BL
「兄さんは僕に守られてればいい。ずっと、僕の側にいたらいい。」
魔法高等学校入学式。自覚ありのブラコン、レイ−クレシスは、今日入学してくる大好きな弟との再会に心を踊らせていた。“これからは毎日弟を愛でながら、大好きな魔法制作に明け暮れる日々を過ごせる”そう思っていたレイに待ち受けていたのは、波乱万丈な毎日で―――
義弟からの激しい束縛、王子からの謎の執着、親友からの重い愛⋯俺はただ、普通に過ごしたいだけなのにーーー!!!
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる