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第1章 ここから始まるDIY
九日目③ 何度も言おう……俺は悪くない!!
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だいぶ時間が経過したし、そろそろ帰り支度かな。
スライムらしきものも追加で4匹倒して、ゼリー状のものが2個ふえた。
やっぱり効率が悪すぎる。
そして何よりびっくりだったことがあった。
スキル【クリーン 】のレベルが上がった?っていうか(仮)が取れたんだよね。
——————
技能:クリーン レベル1……どんな頑固な汚れも落ちる。スキルレベルによって範囲が広がる。レベル×1m。SP:1
——————
つまりは、なんでも屋で覚えたスキルを使いまくると、(仮)が取れると推測できる。
ということはスキル【鑑定】(仮)も使いまくればいいってことかな?
ただ、問題は職業を変えると使えなくなるんだよね(仮)は。
取れたことでどうなるか検証は必要かもしれない。
割り当てられた区画はこの地図上だとこれで終わりか。
とりあえず地上に戻ろう……
それにしても……
くっさ……
俺が地上に戻って冒険者ギルドに向かって商店街を歩いていると、なぜかすれ違う人みんなが顔を顰めて睨んできた。
どうかしたのかな?
不思議に思いながらもやっとのことで冒険者ギルドに到着した。
精神的疲れと、肉体的疲れの両方が俺に襲い掛かってきていた。
へとへと状態で冒険者ギルドに入ろうとしたら、慌てた様子で近寄ってきたギルド職員に入館を止められた。
「君!!今すぐ出るんだ!!」
「え?俺今依頼終えて戻ってきたところなんですけど?」
俺が納得いかなそうな顔をしていたのか、ギルド職員は頭を抱えていた。
なぜだ?!
「今すぐ出るんだ……。せめてその臭いを落としてから来るんだ。」
臭いから入るなだって……
俺のせいじゃない!!
職員曰く、スキル【クリーン 】で匂いは落ちるから、誰かにかけてもらえってさ。
自分でできるし。
俺はその場でスキル【クリーン】を使用して臭いを落とした。
臭いが落ちたことを確認したギルド職員からやっと入館の許可が下りた。
俺はやっとのことで再度ギルド入ることが出来た。
「お疲れ様。どうだった依頼は。」
キャサリンさんは少し申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
「もう最悪でした……。スライムがあんなに臭いなんて聞いてないですよ。」
「え?本当それ?!」
キャサリンさんは何か慌てたように後ろの職員に話しかけていた。
どうやら何か問題が発生しているようだった。
「ありがとうカイト君。君のおかげで大事にならなくて済んだわ。今度大々的に下水道掃除の依頼が出るかもしれないわね。」
うん、どうやら大事になりそうな予感がする。
絶対参加しないけどな!!
兎にも角にも俺はキャサリンさんに依頼の報告をして、木札をもらった。
そのあと報酬を受け取ったんだけど、そこの受付職員からも申し訳なさそうに謝られてしまった。
なぜだ?
まいいか、とりあえず約束の報酬銅貨10枚ゲットだぜ!!
あ、そういえば緊急クエストの進捗状況確認してなかったや。
キャサリンさぁ~~~~~ん。
「え?緊急クエスト?それなら無事解決したわよ。ほら、クエストボードからも取り下げられているでしょ?」
「あ、本当だ。」
よくよく見ると朝張られていた緊急クエストの依頼書が外され、いつも通りに戻っていた。
「やっぱり森にゴブリンの集落が出来ていたわ。ただそれほど大きく成長もしていなかったから、トップはホブゴブリンだったみたいね。発見が遅れていたらさらに上位種が生まれてもおかしくなかったわ。もしこれであと1か月遅れていたら……おそらくジェネラルかキングが生まれていたかもね。だからカイト君には感謝してるのよ?」
へぇ~、キングかぁ~
って言っても俺、キングがどんなのだか知らないんだけどね。
とりあえずゴブリンであれだけ怖い思いしたんだから、キングってだけでどれほどかは想像するに易いか。
うん、触らぬ神に祟りなしってね。
お~こわ。
さて、宿に戻ってスキルを考えるとしますかね。
宿舎について俺は、今回拾ったものを確認していた。
スライムが落としたゼリー状のものは匂いもなく、触ってるとひんやりして気持ちがいい。
これ、夏の暑い日にベットに敷いたらいいんじゃね?
まずは鑑定してみないと話にならないな。
『職業:なんでも屋の起動を確認しました。職業:鑑定士(なんでも屋)へ一時変更します。』
よし、じゃあ始めるか。
スキル【鑑定】!!
スライムゼリー:スライムの残骸。薬品に使用可能。
うん、レシピは増えなかったな。
何か増えるかと思ったんだけどな~
そういえば、まだ作ってないものあったんだった。
とりあえず明日は作ってないレシピを使ってみて検証を進めよう。
さて、ステータスはどうなったかな?
——————
基本情報
名前:カイト=イシダテ
年齢:25
性別:男性
種族:ヒューマン
職業:なんでも屋
称号:転移者
ステータス
HP :100/107(2UP)
MP : 0/ 0
SP : 20/ 23(2UP)
体力 : 13(+3)
力 : 53(+3)
知力 : 2(1UP)
魔力 : 1
素早さ: 72(2UP)(-3)
魅力 : 5
幸運 : 50
技能 :DIY レベル1……低級アイテムの作成
▼薬
▼道具
▼武器
▼防具
▼素材
▼家具
▼設備
ステップイン レベル1……低い姿勢から相手の懐に入り込む。レベル上昇で距離延長。レベル×1m。SP:1
投擲 レベル1……何かを投げる際、命中率補正が付く。レベル×1%。SP:1。
クリーン レベル1……どんな頑固な一発洗浄。スキルレベルで範囲が広がる。レベル×1m。SP:1(NEW)
装備
頭 :なし
体 :豚皮の鎧(体力1UP・素早さ1DOWN)
腕 :
腰 :豚皮の腰当(体力1UP・素早さ1DOWN)
足 :豚皮の靴(体力1UP・素早さ1DOWN)
右手 :ショートソード(力3UP)
左手 :
装飾品:
所持金:金貨2枚 銅貨180枚(金貨1枚 銀貨8枚相当)
——————
やった!!
知力が倍になった!!
……
…………
………………
どうせ脳筋だよ……
明日はDIYの検証再開だ。
おやすみなさい。
スライムらしきものも追加で4匹倒して、ゼリー状のものが2個ふえた。
やっぱり効率が悪すぎる。
そして何よりびっくりだったことがあった。
スキル【クリーン 】のレベルが上がった?っていうか(仮)が取れたんだよね。
——————
技能:クリーン レベル1……どんな頑固な汚れも落ちる。スキルレベルによって範囲が広がる。レベル×1m。SP:1
——————
つまりは、なんでも屋で覚えたスキルを使いまくると、(仮)が取れると推測できる。
ということはスキル【鑑定】(仮)も使いまくればいいってことかな?
ただ、問題は職業を変えると使えなくなるんだよね(仮)は。
取れたことでどうなるか検証は必要かもしれない。
割り当てられた区画はこの地図上だとこれで終わりか。
とりあえず地上に戻ろう……
それにしても……
くっさ……
俺が地上に戻って冒険者ギルドに向かって商店街を歩いていると、なぜかすれ違う人みんなが顔を顰めて睨んできた。
どうかしたのかな?
不思議に思いながらもやっとのことで冒険者ギルドに到着した。
精神的疲れと、肉体的疲れの両方が俺に襲い掛かってきていた。
へとへと状態で冒険者ギルドに入ろうとしたら、慌てた様子で近寄ってきたギルド職員に入館を止められた。
「君!!今すぐ出るんだ!!」
「え?俺今依頼終えて戻ってきたところなんですけど?」
俺が納得いかなそうな顔をしていたのか、ギルド職員は頭を抱えていた。
なぜだ?!
「今すぐ出るんだ……。せめてその臭いを落としてから来るんだ。」
臭いから入るなだって……
俺のせいじゃない!!
職員曰く、スキル【クリーン 】で匂いは落ちるから、誰かにかけてもらえってさ。
自分でできるし。
俺はその場でスキル【クリーン】を使用して臭いを落とした。
臭いが落ちたことを確認したギルド職員からやっと入館の許可が下りた。
俺はやっとのことで再度ギルド入ることが出来た。
「お疲れ様。どうだった依頼は。」
キャサリンさんは少し申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
「もう最悪でした……。スライムがあんなに臭いなんて聞いてないですよ。」
「え?本当それ?!」
キャサリンさんは何か慌てたように後ろの職員に話しかけていた。
どうやら何か問題が発生しているようだった。
「ありがとうカイト君。君のおかげで大事にならなくて済んだわ。今度大々的に下水道掃除の依頼が出るかもしれないわね。」
うん、どうやら大事になりそうな予感がする。
絶対参加しないけどな!!
兎にも角にも俺はキャサリンさんに依頼の報告をして、木札をもらった。
そのあと報酬を受け取ったんだけど、そこの受付職員からも申し訳なさそうに謝られてしまった。
なぜだ?
まいいか、とりあえず約束の報酬銅貨10枚ゲットだぜ!!
あ、そういえば緊急クエストの進捗状況確認してなかったや。
キャサリンさぁ~~~~~ん。
「え?緊急クエスト?それなら無事解決したわよ。ほら、クエストボードからも取り下げられているでしょ?」
「あ、本当だ。」
よくよく見ると朝張られていた緊急クエストの依頼書が外され、いつも通りに戻っていた。
「やっぱり森にゴブリンの集落が出来ていたわ。ただそれほど大きく成長もしていなかったから、トップはホブゴブリンだったみたいね。発見が遅れていたらさらに上位種が生まれてもおかしくなかったわ。もしこれであと1か月遅れていたら……おそらくジェネラルかキングが生まれていたかもね。だからカイト君には感謝してるのよ?」
へぇ~、キングかぁ~
って言っても俺、キングがどんなのだか知らないんだけどね。
とりあえずゴブリンであれだけ怖い思いしたんだから、キングってだけでどれほどかは想像するに易いか。
うん、触らぬ神に祟りなしってね。
お~こわ。
さて、宿に戻ってスキルを考えるとしますかね。
宿舎について俺は、今回拾ったものを確認していた。
スライムが落としたゼリー状のものは匂いもなく、触ってるとひんやりして気持ちがいい。
これ、夏の暑い日にベットに敷いたらいいんじゃね?
まずは鑑定してみないと話にならないな。
『職業:なんでも屋の起動を確認しました。職業:鑑定士(なんでも屋)へ一時変更します。』
よし、じゃあ始めるか。
スキル【鑑定】!!
スライムゼリー:スライムの残骸。薬品に使用可能。
うん、レシピは増えなかったな。
何か増えるかと思ったんだけどな~
そういえば、まだ作ってないものあったんだった。
とりあえず明日は作ってないレシピを使ってみて検証を進めよう。
さて、ステータスはどうなったかな?
——————
基本情報
名前:カイト=イシダテ
年齢:25
性別:男性
種族:ヒューマン
職業:なんでも屋
称号:転移者
ステータス
HP :100/107(2UP)
MP : 0/ 0
SP : 20/ 23(2UP)
体力 : 13(+3)
力 : 53(+3)
知力 : 2(1UP)
魔力 : 1
素早さ: 72(2UP)(-3)
魅力 : 5
幸運 : 50
技能 :DIY レベル1……低級アイテムの作成
▼薬
▼道具
▼武器
▼防具
▼素材
▼家具
▼設備
ステップイン レベル1……低い姿勢から相手の懐に入り込む。レベル上昇で距離延長。レベル×1m。SP:1
投擲 レベル1……何かを投げる際、命中率補正が付く。レベル×1%。SP:1。
クリーン レベル1……どんな頑固な一発洗浄。スキルレベルで範囲が広がる。レベル×1m。SP:1(NEW)
装備
頭 :なし
体 :豚皮の鎧(体力1UP・素早さ1DOWN)
腕 :
腰 :豚皮の腰当(体力1UP・素早さ1DOWN)
足 :豚皮の靴(体力1UP・素早さ1DOWN)
右手 :ショートソード(力3UP)
左手 :
装飾品:
所持金:金貨2枚 銅貨180枚(金貨1枚 銀貨8枚相当)
——————
やった!!
知力が倍になった!!
……
…………
………………
どうせ脳筋だよ……
明日はDIYの検証再開だ。
おやすみなさい。
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