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閑話 キャンベル公爵令嬢 3
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久しぶりに社交の場に出る私。
今まで国王陛下主催のパーティーなら、最低限のエスコートは王太子殿下がしてくれた…。愛されてなかったけど、それでも私は嬉しかった…。
感傷に浸りたいのを我慢して会場入りする。
沢山の令嬢たちから挨拶を受ける。そう、私は名門公爵家の令嬢。皆んなが私の機嫌を伺うのは当然のこと。今までは、私に対して礼儀のなっていない令嬢には、取り巻きの令嬢を使って潰してきた。しかし、令嬢達は挨拶には来るものの、ただそれだけだった。私の取り巻き達はいなくなっていたのだ。
ヒソヒソ…
「王太子殿下の婚約者とは言っても、一時的なものだというのは、貴族派以外の者はみんな知っていたのに、あんなに傲慢に振る舞っていらしたから…。」
「貴族派達は、婚約は解消されないように持っていくつもりだったから、一時的だとは考えてはいなかったと聞きましたわ。」
「あり得ないわよ。反国王派閥の人間と婚姻なんてしたらねぇ…。」
「そうとは知らずに可哀想な方。危篤だとも知らされなかったらしいわ。」
なっ!私のこと?あれは国王派閥の令嬢達ね。許さない!
「貴女達、随分と楽しそうね。」
我慢出来ず、令嬢達に話しかけるが…
「まあ!キャンベル公爵令嬢ではありませんか。お元気そうで何よりですわぁ。」
「楽しそう?戦勝パーティーですから、勿論、楽しい気分で参加させていただいてますわ。」
「キャンベル公爵令嬢、次の国王に即位される王子殿下がどの方か知っていまして?今日、その発表が国王陛下から発表されるらしいですわ。戦勝パーティーで、次に王位を継ぐ方を発表されるなんて、とてもおめでたい場ですから、楽しく参加してましたのよ。」
「キャンベル公爵令嬢は、今日はお一人?珍しいこともありますのね。」
クスクスと笑いながら、令嬢達は去って行った。
王太子殿下の婚約者という肩書きを失った、嫌われ派閥の令嬢。恐らく私はそう見られている。そんな私からは、取り巻き達はあっさり離れていったということか…。
パーティーが始まると、戦争で活躍した騎士達を紹介される。そして国王陛下からは、次の王位を、戦争で活躍してきた第二王子殿下に継がせることを明言していた。
王太子殿下と仲の良かった、第二王子が次の国王…。
「リサ!第二王子殿下に挨拶をしに行くぞ!」
次の国王に決まった第二王子殿下には、我先に取り入ってやろうと、沢山の貴族達が挨拶をしに行っているようだ。しかし、あんな関係だった私は何と挨拶すればよいのか…。
しかし、お父様はそんなことは全く気にしていないようであった。お父様を止められず、第二王子殿下に挨拶に行く私。
「第二王子殿下。本日はおめでとうございます。」
「…キャンベル公爵か。これからも、よろしく頼む。」
第二王子殿下は私達に対して無表情だった。
「リサ、お前も殿下に挨拶しな……」
「公爵!その必要はない。キャンベル公爵令嬢は、私が大嫌いなんだ。大嫌いな人間に挨拶するなんて、令嬢が可哀想だ。」
「キャンベル公爵令嬢。生きて帰ってきて、悪かったな。兄上が亡くなって、私のような者が生きていて気分が悪いかもしれないが、これからも家臣の1人としてよろしく頼む!」
お父様は顔色を悪くして言葉を失っていた。次期国王に娘を嫁がせたくて、挨拶させようとしたのに、その前に全否定されたのだから。
第二王子殿下の話す声は、他の貴族達にも聞こえていたのだろう。クスクスと笑う声や、騒めきなどが聞こえる。
次期国王に嫌われた公爵令嬢…。その場にいた人なら、そう感じたに違いない。
今まで国王陛下主催のパーティーなら、最低限のエスコートは王太子殿下がしてくれた…。愛されてなかったけど、それでも私は嬉しかった…。
感傷に浸りたいのを我慢して会場入りする。
沢山の令嬢たちから挨拶を受ける。そう、私は名門公爵家の令嬢。皆んなが私の機嫌を伺うのは当然のこと。今までは、私に対して礼儀のなっていない令嬢には、取り巻きの令嬢を使って潰してきた。しかし、令嬢達は挨拶には来るものの、ただそれだけだった。私の取り巻き達はいなくなっていたのだ。
ヒソヒソ…
「王太子殿下の婚約者とは言っても、一時的なものだというのは、貴族派以外の者はみんな知っていたのに、あんなに傲慢に振る舞っていらしたから…。」
「貴族派達は、婚約は解消されないように持っていくつもりだったから、一時的だとは考えてはいなかったと聞きましたわ。」
「あり得ないわよ。反国王派閥の人間と婚姻なんてしたらねぇ…。」
「そうとは知らずに可哀想な方。危篤だとも知らされなかったらしいわ。」
なっ!私のこと?あれは国王派閥の令嬢達ね。許さない!
「貴女達、随分と楽しそうね。」
我慢出来ず、令嬢達に話しかけるが…
「まあ!キャンベル公爵令嬢ではありませんか。お元気そうで何よりですわぁ。」
「楽しそう?戦勝パーティーですから、勿論、楽しい気分で参加させていただいてますわ。」
「キャンベル公爵令嬢、次の国王に即位される王子殿下がどの方か知っていまして?今日、その発表が国王陛下から発表されるらしいですわ。戦勝パーティーで、次に王位を継ぐ方を発表されるなんて、とてもおめでたい場ですから、楽しく参加してましたのよ。」
「キャンベル公爵令嬢は、今日はお一人?珍しいこともありますのね。」
クスクスと笑いながら、令嬢達は去って行った。
王太子殿下の婚約者という肩書きを失った、嫌われ派閥の令嬢。恐らく私はそう見られている。そんな私からは、取り巻き達はあっさり離れていったということか…。
パーティーが始まると、戦争で活躍した騎士達を紹介される。そして国王陛下からは、次の王位を、戦争で活躍してきた第二王子殿下に継がせることを明言していた。
王太子殿下と仲の良かった、第二王子が次の国王…。
「リサ!第二王子殿下に挨拶をしに行くぞ!」
次の国王に決まった第二王子殿下には、我先に取り入ってやろうと、沢山の貴族達が挨拶をしに行っているようだ。しかし、あんな関係だった私は何と挨拶すればよいのか…。
しかし、お父様はそんなことは全く気にしていないようであった。お父様を止められず、第二王子殿下に挨拶に行く私。
「第二王子殿下。本日はおめでとうございます。」
「…キャンベル公爵か。これからも、よろしく頼む。」
第二王子殿下は私達に対して無表情だった。
「リサ、お前も殿下に挨拶しな……」
「公爵!その必要はない。キャンベル公爵令嬢は、私が大嫌いなんだ。大嫌いな人間に挨拶するなんて、令嬢が可哀想だ。」
「キャンベル公爵令嬢。生きて帰ってきて、悪かったな。兄上が亡くなって、私のような者が生きていて気分が悪いかもしれないが、これからも家臣の1人としてよろしく頼む!」
お父様は顔色を悪くして言葉を失っていた。次期国王に娘を嫁がせたくて、挨拶させようとしたのに、その前に全否定されたのだから。
第二王子殿下の話す声は、他の貴族達にも聞こえていたのだろう。クスクスと笑う声や、騒めきなどが聞こえる。
次期国王に嫌われた公爵令嬢…。その場にいた人なら、そう感じたに違いない。
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