こっぴどく振られたこともあったけど、今はけっこう幸せです

 マリアは田舎の平民として育ってきた。
 クルクルの天然パーマが特徴的だが、それ以外は見た目も能力も特別なところは何もなく、明るく元気なことだけが取り柄の普通の女の子だ。
 わんぱくな男の子達に囲まれて育ってきたので、マリア自身に女の子らしさは全くなく、ガサツでお転婆な性格でもある。

 そんなマリアは、十五歳の時に幼馴染のテッドに告白されたことがきっかけで付き合うことになる。
 テッドはマリアの初恋の相手で幼い頃から大好きだった。
 しかし騎士を目指すテッドは、王都の騎士団に入りたいと言って旅立つことになる。
 騎士として身を立てられるようになったら結婚しようと言ってくれたテッドを、マリアは待つことに決めたのであった。

 しかし、マリアの一途な想いは裏切られることになる。





 ご都合主義です。
 誤字脱字、申し訳ありません。

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