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第二ラウンド!?
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「にしてもこのキノコ……うまい! うますぎます! これを食えば巨大化間違いなしだ!」
「こいつ、幻惑を見てるニャ……そうに違いないニャ……」
グロテスクな色のキノコを食べる俺たち。背に腹はかえられない! 纏いし炎を使用すると
猛烈にお腹が空く!
「そういえばシロンちゃん、レベル上がったよね? ステータス見てみる?」
「ご主人。こまめにステータスをチェックするより、ご主人のレベルをそろそろ伸ばしてください!」
「えへへ……私は召喚士だから、召喚獣であるシロンちゃんたちがしっかり育たないと強くなれないんだ」
「何ー! そういう大事な事は早く言ってください! けれどハンディウルファイヤまでいったんです。
きっとかなーり強く……」
「何言ってるニャ? 革新進化はそんなもんじゃないニャ。まだまだ進化しまくるニャ」
「そうすればニャトルとの差もどんどん開くわけか。クックック」
「そんなわけないニャ。ニャトルは希少種ニャ!」
「おーっと俺はもtt希少種だぜ。希少すぎてウルフに間違われるほどだ。クックック」
「つまり最弱の希少種ニャ。最弱希少種に違いないニャ」
ニャトルと昭和的アニメ代表、コンガラポコポコ煙巻き上げシーンを開始する。
それを見て微笑むご主人たち。
ぐぬぬ! このウルフィは果たしてどれほどのものなのか!
ニャトルより役に立つ事を証明せねば!
「おーう、逃げ出さんかったのはええ根性やないけ。グラァ!」
「ここで会ったが百年目や。覚悟せい! ゴラァ!」
「やっぱり戻って来た。フッフッフ、今や魔珠は満タン。負ける要素などどこにも無いわ!
ひれ伏せ! この魔王シロンの名の下に!」
「な、なんやて? こいつが魔王、魔王やと!?」
「お、親父! そんなわけあらへん。只の犬っころやで!」
「おいばか。いい感じに騙されただろ、そのままの展開の方がおいしいじゃないか」
「しまったぁー! このゴラァンタさんとしたことが!」
「ほーう。ようわいに嘘ぉーついてくれよったな。覚悟はええか」
「いくぞ! 纏いし炎! このままアタックだ! 俺!」
「なんやこいつ! 自分で自分に命令しとるで! あち、あちちち!」
「すごぉーい! シロンちゃん技の使い方うまくなってる!」
「たまにはご主人も戦ってください!」
「えへへ。私の実力はもうちょっと、とっておきの時にね!」
「わ、私も戦っていいですか?」
「地雷フィーさんは大人しくそこでセクシーポーズをとっていてください! 外見担当ですから!」
「ひぃーん。私の役目、そんなのばっかりー……」
しかしそのままいう事を聞く地雷フィーさん。案外素直なキャラです。
セクシーポーズをとってもここには魅了されるやつがいないけどね!
「私もやってみようかな?」
「ご主人はそういうキャラじゃありませんから! 天然なボケ女でしょう!」
「まったくニャ。色気はまったくないニャ。ニャトルの方がはるかに色気が高いニャ。うふーんニャ」
「……うぇー」
「食らうニャ! ケンのシッポ!」
「ふっ 甘いぜニャトル!」
ニャトルとじゃれ合っていると……グラァンタさんが当然ブチ切れる。
「おんどりゃ、わりゃ何無視してくれとんねん! 相手はこっちやぞ、グラァ! もうええ。
わいはな……援軍をよんできたんや!」
「結局自分じゃ対処できなくて他者頼りかーい!」
「どうとでも言うがええ。さぁ頼んます! リシータはん!」
「はい?」
現れたのは小さなリスっぽい生物。リスって確か――――。
「私のキノコ場を荒らしてるのはあなたたちリス? やめて欲しリス」
「微妙な語尾! 荒らしてるんじゃなくてクエストの依頼に来ただけだよ!」
「おかしリス。話が違いまリス。説明して欲しリス」
変な喋り方のリシータさんに説明すると……突如として巨大化したリシータさんがゴラァンタたちに
振り返る。あ、危なかった。見た目で判断して争わなくてよかったよ! 大きくて怖いよー!
「いつも言ってリス。いきなり攻撃的な態度を取ってはいけなリス。守れないなら……食べリス」
「ち、違うんや! これにはふかーーい事情があんねん!」
「ちょ、ちょちょ、リシータはん、そんな殺生な! わいら食うてもうまないで? 激マズやで?」
「なんかこいつら、自分たちの連れてきたリスで自滅したぞ……リスは確かキノコを乾かして
食べるんだよね。だからここの管理をしているのか?」
「私はここの管理者リシータ。必要なキノコがあれば案内しリス。グラァンタ。ゴラァンタ。あなたたちも
案内しリス」
「しゃーない。しゃーないでほんま。ほんまは嫌やけどな。ほんましゃーないで」
「なんでわいがこんなちんちくりんでけったいな奴を……ブツブツ」
「何かいいましリス?」
『言うてへんよ!』
こうしてキノコ共との闘いは無事終了したのだった。
そもそもが戦いになってなかった気もするけどきっと気のせいだよ!
渋々案内するゴラァンタたちのおかげで、かなりのキノコが集まった。
ひと段落だね。ふう……。
そして帰ろうとしたその時に変な物を見つけました!
「こいつ、幻惑を見てるニャ……そうに違いないニャ……」
グロテスクな色のキノコを食べる俺たち。背に腹はかえられない! 纏いし炎を使用すると
猛烈にお腹が空く!
「そういえばシロンちゃん、レベル上がったよね? ステータス見てみる?」
「ご主人。こまめにステータスをチェックするより、ご主人のレベルをそろそろ伸ばしてください!」
「えへへ……私は召喚士だから、召喚獣であるシロンちゃんたちがしっかり育たないと強くなれないんだ」
「何ー! そういう大事な事は早く言ってください! けれどハンディウルファイヤまでいったんです。
きっとかなーり強く……」
「何言ってるニャ? 革新進化はそんなもんじゃないニャ。まだまだ進化しまくるニャ」
「そうすればニャトルとの差もどんどん開くわけか。クックック」
「そんなわけないニャ。ニャトルは希少種ニャ!」
「おーっと俺はもtt希少種だぜ。希少すぎてウルフに間違われるほどだ。クックック」
「つまり最弱の希少種ニャ。最弱希少種に違いないニャ」
ニャトルと昭和的アニメ代表、コンガラポコポコ煙巻き上げシーンを開始する。
それを見て微笑むご主人たち。
ぐぬぬ! このウルフィは果たしてどれほどのものなのか!
ニャトルより役に立つ事を証明せねば!
「おーう、逃げ出さんかったのはええ根性やないけ。グラァ!」
「ここで会ったが百年目や。覚悟せい! ゴラァ!」
「やっぱり戻って来た。フッフッフ、今や魔珠は満タン。負ける要素などどこにも無いわ!
ひれ伏せ! この魔王シロンの名の下に!」
「な、なんやて? こいつが魔王、魔王やと!?」
「お、親父! そんなわけあらへん。只の犬っころやで!」
「おいばか。いい感じに騙されただろ、そのままの展開の方がおいしいじゃないか」
「しまったぁー! このゴラァンタさんとしたことが!」
「ほーう。ようわいに嘘ぉーついてくれよったな。覚悟はええか」
「いくぞ! 纏いし炎! このままアタックだ! 俺!」
「なんやこいつ! 自分で自分に命令しとるで! あち、あちちち!」
「すごぉーい! シロンちゃん技の使い方うまくなってる!」
「たまにはご主人も戦ってください!」
「えへへ。私の実力はもうちょっと、とっておきの時にね!」
「わ、私も戦っていいですか?」
「地雷フィーさんは大人しくそこでセクシーポーズをとっていてください! 外見担当ですから!」
「ひぃーん。私の役目、そんなのばっかりー……」
しかしそのままいう事を聞く地雷フィーさん。案外素直なキャラです。
セクシーポーズをとってもここには魅了されるやつがいないけどね!
「私もやってみようかな?」
「ご主人はそういうキャラじゃありませんから! 天然なボケ女でしょう!」
「まったくニャ。色気はまったくないニャ。ニャトルの方がはるかに色気が高いニャ。うふーんニャ」
「……うぇー」
「食らうニャ! ケンのシッポ!」
「ふっ 甘いぜニャトル!」
ニャトルとじゃれ合っていると……グラァンタさんが当然ブチ切れる。
「おんどりゃ、わりゃ何無視してくれとんねん! 相手はこっちやぞ、グラァ! もうええ。
わいはな……援軍をよんできたんや!」
「結局自分じゃ対処できなくて他者頼りかーい!」
「どうとでも言うがええ。さぁ頼んます! リシータはん!」
「はい?」
現れたのは小さなリスっぽい生物。リスって確か――――。
「私のキノコ場を荒らしてるのはあなたたちリス? やめて欲しリス」
「微妙な語尾! 荒らしてるんじゃなくてクエストの依頼に来ただけだよ!」
「おかしリス。話が違いまリス。説明して欲しリス」
変な喋り方のリシータさんに説明すると……突如として巨大化したリシータさんがゴラァンタたちに
振り返る。あ、危なかった。見た目で判断して争わなくてよかったよ! 大きくて怖いよー!
「いつも言ってリス。いきなり攻撃的な態度を取ってはいけなリス。守れないなら……食べリス」
「ち、違うんや! これにはふかーーい事情があんねん!」
「ちょ、ちょちょ、リシータはん、そんな殺生な! わいら食うてもうまないで? 激マズやで?」
「なんかこいつら、自分たちの連れてきたリスで自滅したぞ……リスは確かキノコを乾かして
食べるんだよね。だからここの管理をしているのか?」
「私はここの管理者リシータ。必要なキノコがあれば案内しリス。グラァンタ。ゴラァンタ。あなたたちも
案内しリス」
「しゃーない。しゃーないでほんま。ほんまは嫌やけどな。ほんましゃーないで」
「なんでわいがこんなちんちくりんでけったいな奴を……ブツブツ」
「何かいいましリス?」
『言うてへんよ!』
こうしてキノコ共との闘いは無事終了したのだった。
そもそもが戦いになってなかった気もするけどきっと気のせいだよ!
渋々案内するゴラァンタたちのおかげで、かなりのキノコが集まった。
ひと段落だね。ふう……。
そして帰ろうとしたその時に変な物を見つけました!
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