35 / 36
冬
35
しおりを挟む
車の中でも法正は俺を犯し続け、家に着いてもしばらく車のドアは開かなかった。
夜に帰ってきた寿楽が法正の車に気付き、俺を引きずり下ろした。
寿楽の部屋に連れて行かれると耳を噛まれる。噛めないうなじは諦めきれないのか何度も舐め回される。
汗と精液で汚れた制服を脱がされると胸に気づいた。
「‥‥こんなにされて」
すでにゴムは外されて紅く熟れた柘榴のようにそそり立った乳首を寿楽は強く吸った。舐めまわし、捏ね上げた。
「兄さん、早く、早く───」
空いた蕾に熱を穿って欲しいと俺の身体は泣き喚き、寿楽は逞しい性器を蕾に当てがうと奥底まで沈み込んだ。
俺の中はひくひくと熱い塊を喜び自らも腰を振る。
匂いに呼ばれたように巳嘉月がやってきてドアを閉める。怒りと興奮の相まった表情を浮かべこちらにやってきて、勃起した性器を俺の目の前に出して数回扱くとすぐにそれは激しく飛び散り俺の顔を汚した。
息つく間もなく隆起する性器を俺は口に入れられ二度目の射精を喉の奥に吐き出される。
寿楽が激しく腰を振り俺の中で絶頂を迎えた。
俺の体は歓喜で震えている。
このままどこまでも堕ちていきたい。
「犬」
巳嘉月が、堪えられない自分の性欲に怒りを燃やしながら、欲に溺れた俺を蔑んだ目で見下ろす。
寿楽は再び俺の中で勃ち上がり、打ちつけられる快楽に体は揺れる。
お前らだって犬じゃないか。
欲望に忠実な犬どもめ。
俺の目からは涙が落ちた。
悦楽の印なのか、忸怩の証なのか俺にはわからない。
寿楽が一層深く蹂躙し、俺は哭いた。
夜に帰ってきた寿楽が法正の車に気付き、俺を引きずり下ろした。
寿楽の部屋に連れて行かれると耳を噛まれる。噛めないうなじは諦めきれないのか何度も舐め回される。
汗と精液で汚れた制服を脱がされると胸に気づいた。
「‥‥こんなにされて」
すでにゴムは外されて紅く熟れた柘榴のようにそそり立った乳首を寿楽は強く吸った。舐めまわし、捏ね上げた。
「兄さん、早く、早く───」
空いた蕾に熱を穿って欲しいと俺の身体は泣き喚き、寿楽は逞しい性器を蕾に当てがうと奥底まで沈み込んだ。
俺の中はひくひくと熱い塊を喜び自らも腰を振る。
匂いに呼ばれたように巳嘉月がやってきてドアを閉める。怒りと興奮の相まった表情を浮かべこちらにやってきて、勃起した性器を俺の目の前に出して数回扱くとすぐにそれは激しく飛び散り俺の顔を汚した。
息つく間もなく隆起する性器を俺は口に入れられ二度目の射精を喉の奥に吐き出される。
寿楽が激しく腰を振り俺の中で絶頂を迎えた。
俺の体は歓喜で震えている。
このままどこまでも堕ちていきたい。
「犬」
巳嘉月が、堪えられない自分の性欲に怒りを燃やしながら、欲に溺れた俺を蔑んだ目で見下ろす。
寿楽は再び俺の中で勃ち上がり、打ちつけられる快楽に体は揺れる。
お前らだって犬じゃないか。
欲望に忠実な犬どもめ。
俺の目からは涙が落ちた。
悦楽の印なのか、忸怩の証なのか俺にはわからない。
寿楽が一層深く蹂躙し、俺は哭いた。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
魔法省生活保安課オメガはサブスクアルファに課金したい
トノサキミツル
BL
サブスクアルファ。
それは月数回の性交渉とヒート期間中にやってくる風俗性サービスだ。出会った人は運命の番のような気がしてならない。
当の本人はイタ客だと思われたくなくて、拗らせてしまっている。ある日、意中の彼が彼女といるのをみかけて、サブスクを取りやめ、最後にメッセージを送信。そういう日に限って、彼が登場。そして殺されそうになるぼくと今知った陰謀と嫉妬。なんかよくわからないけど薬の元締めにされそうだし、ナイフが頸動脈に当てられてる。
無事に事件が解決して番いになってしまうというお話。
年下攻めワンコ攻宰相管轄重大犯罪局×警察局本部刑事部生活保安課風俗係 ドーベル×ちんちら(ノームとのハーフ)
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
成り上がりゲーム
冬木水奈
BL
『碧眼の暗殺者』に登場するシン(菊野)とショウスケ(紅妃)の過去編です。単体でも読めます。
【あらすじ】
戦後、別の世界線を辿った日本、現代ーー。そこではカジノが合法化され、各地にカジノリゾートが林立していた。
そのうちの一つ、玉東は東京随一のカジノ街である。
国内外から多くの客が訪れるその街は、江戸吉原を彷彿とさせる花街だった。
通りを花魁が闊歩し、春には桜並木が、冬には雪化粧したしだれ柳が遊客を歓迎する。
その街でその名を知らぬ者はない男太夫の菊野は、男専門のハイクラブ・白銀楼のナンバーワンだった。
端麗な容姿と卓越した接客技術であらゆる男を虜にし、その地位を不動のものとしていた彼はある時、ひょんなことから店を辞めることになる。
そうして始まったのは、元馴染み客の森が画策した「政界成り上がりゲーム」だった……。
【白銀楼シリーズについて】
架空のカジノ街・玉東を舞台とした一連の作品群です。
全て単体かつ順不同で読めます。
Image by てんぱる(PIXIV ID: 2513282)様、フリー立ち絵-RAIKO-様、ぽの男子カタログ様、ゆぐも千佳様
隠れSな攻めの短編集
あかさたな!
BL
こちら全話独立、オトナな短編集です。
1話1話完結しています。
いきなりオトナな内容に入るのでご注意を。
今回はソフトからドがつくくらいのSまで、いろんなタイプの攻めがみられる短編集です!隠れSとか、メガネSとか、年下Sとか…⁉︎
【お仕置きで奥の処女をもらう参謀】【口の中をいじめる歯医者】
【独占欲で使用人をいじめる王様】
【無自覚Sがトイレを我慢させる】
【召喚された勇者は魔術師の性癖(ケモ耳)に巻き込まれる】
【勝手にイくことを許さない許嫁】
【胸の敏感なところだけでいかせたいいじめっ子】
【自称Sをしばく女装っ子の部下】
【魔王を公開処刑する勇者】
【酔うとエスになるカテキョ】
【虎視眈々と下剋上を狙うヴァンパイアの眷属】
【貴族坊ちゃんの弱みを握った庶民】
【主人を調教する奴隷】
2022/04/15を持って、こちらの短編集は完結とさせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
前作に
・年下攻め
・いじわるな溺愛攻め
・下剋上っぽい関係
短編集も完結してるで、プロフィールからぜひ!
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる