114 / 257
第百十四話
しおりを挟む
ちゃっちゃらー
わたし は すまほをてにいれた!
時刻は既に正午。
バカみたいに暑くアスファルトの上は揺らめくほどだというのに、夏休みというのもあって子供たちが元気に横を駆け抜けていく。
長かった、すごく長かった。
初心者には不親切極まりのなくよく分からない長い単語を連ねられたり、いろいろ大きな敗北を喫したような気がしないでもないが、何はともあれようやくスマホを手に入れることが出来た。
まだ現実感がない、本当にこれがすまほなのか……? スマホっぽいチョコとかじゃないよね……?
契約中に充電してもらっていたスマホが映し出すのは、初期設定だというあぷりがいくつか、ネットカフェでも使っていた検索するやつが二つほど並んでいるだけの寂しい画面。
テレビとかで映し出されるスマホの画面と比べればアイコンの数が一桁は足りない。
ならば何か入れてみるかとストアを覗いてみたはいいものの、こういった類をしたことがあまりない私からすれば、どれもこれも意味の分からない物ばかりなので無言で閉じた。
何はともあれほしかったものが手に入ったのだ。
ほしいものが手に入れば持っているだけでうれしい、特に使う予定はなくとも。
「あ、ひまわり」
わざとらしい電子的なシャッター音が鳴る。
大輪をした黄色と黒のコントラストが青空に映える、初めて撮るにしては中々綺麗に撮れた写真だ。
そういえばこの機種はカメラが三つもついていて上手い事調整してくれるとか言っていた気がする。見た目ちょっと気持ち悪いとか思っていたけど、割かし悪くない選択だったのか。
はやく終わらせたくて適当に返事していたのがいい方向に転がったようだ、頷きすぎて首が痛い。
うむうむ、お前なかなか気に入ったぞ。
◇
軋む入り口の扉を叩き開けると噴き出す熱風、うだるような暑さに溶けたウニがこちらを見る。
「ただいま!」
「お……結城か。結構早かったな、どうだった?」
「買えた! やるじゃんウニ! チョコミントあげる!」
「何様だお前は……ほら、SNSかメアド寄越せ」
ちょいちょい。
こちらへ渡せと差し出される腕、片手にはポケットから取り出したであろうスマホが握られている。
「……? なんで?」
普通に初めてがこいつとの交換なんて嫌だ。
「おまっ、普段表情大して変えねえくせに、なんでこういう時だけそんな嫌そうな顔すんだよ!」
「いやだって……いやじゃん……」
「そこまで言うことないだろ! おらっ! 寄越せよ!」
制服を翻らせ凄まじい形相で私のスマホを奪いにかかるウニ。
海でもそもそと海藻を貪っていそうなあだ名にあるまじき勢い、全身からして確実に奪い取るという意思を感じる。
「やだ! お前に初めては渡さない!」
「いいだろ! 大体オレが教えてやらねえとお前スマホ永遠に買えなかったんだからな! 少しは年長を敬え!」
「やだー! たすけてー! ウニに初めてを奪われるーっ!」
「おまっ……! 人聞きの悪いこと言うな! ちょっと貰うだけだろ!」
ビニール袋と重い中身が落ちる独特の乾いた衝突音。
『ん?』
「けんちゃん……今の話ほんまなんか……?」
「いぃっ!? あ、アズ……!?」
「え、誰?」
入り口で唖然とした表情を浮かべていたのは、艶やかな黒髪をした一人の女性だった。
年齢は私よりいくつか上、大学生くらいだろうか。
彼女が取り落としたであろうビニールの中から炭酸のペットボトルが転がり、こつんとウニの爪先へぶつかり止まる。
だが誰もこの状況に対応しきれず、拾い上げることすらためらわれてしまい動けない。
けん……確かウニの名前が鍵一だったか……どうやら反応からしても二人は顔見知りらしい。
いつまで止まっているのか、動いていいのだろうか。
沈黙のだるまさんが転んだを最初に辞めたのはウニ、慌てた様子で彼女の腕へ縋る。
「ちっ、違うんだよアズ! こいつが……待って! 帰らないで聞いてくれ!」
「……いけずやわぁ、手をつなぐのに熱心すぎやせぇへん? 鍵一はんはえらい懐の広いお方やったんどすなぁ、子供にも優しいなんて素敵やわぁ」
「ああああああ違う! 違うんだって! おい結城! お前もなんか言えよ!」
よく分からんけどとりあえず乗っておくか……
「たっ、助けてお姉ちゃん。この人が、この人がぁ」
ウニの知り合いらしき人の脚へひしりと抱き着く。
見知らぬ人ではあるが彼の知り合いなら悪い人ではないだろうし、まあ大丈夫だろう。
「はぁ!? 糞みたいな演技で何言ってんのォ!?」
「鍵一はんえらい元気やなぁ、お外でも走り回ってきたらどうやろか?」
◇
「なんや、冗談やったんか」
「最初からそう言ってるじゃねえか!」
「あ、あては最初から気付いとったで?」
「嘘つけ!」
そこそこ楽しんだので勘違いを解くと、彼女は安堵したように相貌を崩し机に突っ伏した。
「ごめんなぁ。あては橘 亜都紗って言います、このツンツン頭の幼馴染なんよ」
大通りの方で両親が古物商やっとるからよろしゅうな。
古物商、何やら強そうな響きだ。
それにこの大阪弁? 京都弁? もここらじゃあまりいない、かなり独特の雰囲気があった。
互いに自己紹介を終え、さて、食事にでも行こうかと考えていた時。
「グーテンターく! 魔石の清算お願いしまーす! あとこれが拾ったアイテムで、あっ、これとこれも!」
横をすり抜け、清算台へアイテムや魔石をどっさりと乗せていく一人の少女。
また彼女の後ろを二人の女性がだべりながらついていった。
このうだるような熱気の立ち込める昼間に協会へ訪れるとは珍しい。
だがこの大量のアイテムを見れば頷けるという物、夜まで潜っていても全て拾い集めることが出来ないのだろう。
数えきれないほどのモンスターを倒して来たのか、それとも単純に運が凄まじく良いのか……どちらにせよ素晴らしい稼ぎになることは間違いない。
「あー疲れたー! 歳かなぁ、紅葉あとで肩揉んでー」
「ああ、構わんぞほーちゃん。おい園崎弟、仕事の時間だ」
「ウイッス」
こちらへ来いと顎でこき使われ、しかし慣れた様子でカウンターへと戻っていくウニ。
だれであろうと呼ばれたら働かないといけないのだから大変だ。
静かだな……さっきまで私の周りが一番五月蠅かったのに。
一体どうしてしまったんだ。ちらりと横を見れば暫し前までの顔つきはどこへやら、橘さんは表情を崩しウニを見ていた。
ただただ、じっと見ていた。
わたし は すまほをてにいれた!
時刻は既に正午。
バカみたいに暑くアスファルトの上は揺らめくほどだというのに、夏休みというのもあって子供たちが元気に横を駆け抜けていく。
長かった、すごく長かった。
初心者には不親切極まりのなくよく分からない長い単語を連ねられたり、いろいろ大きな敗北を喫したような気がしないでもないが、何はともあれようやくスマホを手に入れることが出来た。
まだ現実感がない、本当にこれがすまほなのか……? スマホっぽいチョコとかじゃないよね……?
契約中に充電してもらっていたスマホが映し出すのは、初期設定だというあぷりがいくつか、ネットカフェでも使っていた検索するやつが二つほど並んでいるだけの寂しい画面。
テレビとかで映し出されるスマホの画面と比べればアイコンの数が一桁は足りない。
ならば何か入れてみるかとストアを覗いてみたはいいものの、こういった類をしたことがあまりない私からすれば、どれもこれも意味の分からない物ばかりなので無言で閉じた。
何はともあれほしかったものが手に入ったのだ。
ほしいものが手に入れば持っているだけでうれしい、特に使う予定はなくとも。
「あ、ひまわり」
わざとらしい電子的なシャッター音が鳴る。
大輪をした黄色と黒のコントラストが青空に映える、初めて撮るにしては中々綺麗に撮れた写真だ。
そういえばこの機種はカメラが三つもついていて上手い事調整してくれるとか言っていた気がする。見た目ちょっと気持ち悪いとか思っていたけど、割かし悪くない選択だったのか。
はやく終わらせたくて適当に返事していたのがいい方向に転がったようだ、頷きすぎて首が痛い。
うむうむ、お前なかなか気に入ったぞ。
◇
軋む入り口の扉を叩き開けると噴き出す熱風、うだるような暑さに溶けたウニがこちらを見る。
「ただいま!」
「お……結城か。結構早かったな、どうだった?」
「買えた! やるじゃんウニ! チョコミントあげる!」
「何様だお前は……ほら、SNSかメアド寄越せ」
ちょいちょい。
こちらへ渡せと差し出される腕、片手にはポケットから取り出したであろうスマホが握られている。
「……? なんで?」
普通に初めてがこいつとの交換なんて嫌だ。
「おまっ、普段表情大して変えねえくせに、なんでこういう時だけそんな嫌そうな顔すんだよ!」
「いやだって……いやじゃん……」
「そこまで言うことないだろ! おらっ! 寄越せよ!」
制服を翻らせ凄まじい形相で私のスマホを奪いにかかるウニ。
海でもそもそと海藻を貪っていそうなあだ名にあるまじき勢い、全身からして確実に奪い取るという意思を感じる。
「やだ! お前に初めては渡さない!」
「いいだろ! 大体オレが教えてやらねえとお前スマホ永遠に買えなかったんだからな! 少しは年長を敬え!」
「やだー! たすけてー! ウニに初めてを奪われるーっ!」
「おまっ……! 人聞きの悪いこと言うな! ちょっと貰うだけだろ!」
ビニール袋と重い中身が落ちる独特の乾いた衝突音。
『ん?』
「けんちゃん……今の話ほんまなんか……?」
「いぃっ!? あ、アズ……!?」
「え、誰?」
入り口で唖然とした表情を浮かべていたのは、艶やかな黒髪をした一人の女性だった。
年齢は私よりいくつか上、大学生くらいだろうか。
彼女が取り落としたであろうビニールの中から炭酸のペットボトルが転がり、こつんとウニの爪先へぶつかり止まる。
だが誰もこの状況に対応しきれず、拾い上げることすらためらわれてしまい動けない。
けん……確かウニの名前が鍵一だったか……どうやら反応からしても二人は顔見知りらしい。
いつまで止まっているのか、動いていいのだろうか。
沈黙のだるまさんが転んだを最初に辞めたのはウニ、慌てた様子で彼女の腕へ縋る。
「ちっ、違うんだよアズ! こいつが……待って! 帰らないで聞いてくれ!」
「……いけずやわぁ、手をつなぐのに熱心すぎやせぇへん? 鍵一はんはえらい懐の広いお方やったんどすなぁ、子供にも優しいなんて素敵やわぁ」
「ああああああ違う! 違うんだって! おい結城! お前もなんか言えよ!」
よく分からんけどとりあえず乗っておくか……
「たっ、助けてお姉ちゃん。この人が、この人がぁ」
ウニの知り合いらしき人の脚へひしりと抱き着く。
見知らぬ人ではあるが彼の知り合いなら悪い人ではないだろうし、まあ大丈夫だろう。
「はぁ!? 糞みたいな演技で何言ってんのォ!?」
「鍵一はんえらい元気やなぁ、お外でも走り回ってきたらどうやろか?」
◇
「なんや、冗談やったんか」
「最初からそう言ってるじゃねえか!」
「あ、あては最初から気付いとったで?」
「嘘つけ!」
そこそこ楽しんだので勘違いを解くと、彼女は安堵したように相貌を崩し机に突っ伏した。
「ごめんなぁ。あては橘 亜都紗って言います、このツンツン頭の幼馴染なんよ」
大通りの方で両親が古物商やっとるからよろしゅうな。
古物商、何やら強そうな響きだ。
それにこの大阪弁? 京都弁? もここらじゃあまりいない、かなり独特の雰囲気があった。
互いに自己紹介を終え、さて、食事にでも行こうかと考えていた時。
「グーテンターく! 魔石の清算お願いしまーす! あとこれが拾ったアイテムで、あっ、これとこれも!」
横をすり抜け、清算台へアイテムや魔石をどっさりと乗せていく一人の少女。
また彼女の後ろを二人の女性がだべりながらついていった。
このうだるような熱気の立ち込める昼間に協会へ訪れるとは珍しい。
だがこの大量のアイテムを見れば頷けるという物、夜まで潜っていても全て拾い集めることが出来ないのだろう。
数えきれないほどのモンスターを倒して来たのか、それとも単純に運が凄まじく良いのか……どちらにせよ素晴らしい稼ぎになることは間違いない。
「あー疲れたー! 歳かなぁ、紅葉あとで肩揉んでー」
「ああ、構わんぞほーちゃん。おい園崎弟、仕事の時間だ」
「ウイッス」
こちらへ来いと顎でこき使われ、しかし慣れた様子でカウンターへと戻っていくウニ。
だれであろうと呼ばれたら働かないといけないのだから大変だ。
静かだな……さっきまで私の周りが一番五月蠅かったのに。
一体どうしてしまったんだ。ちらりと横を見れば暫し前までの顔つきはどこへやら、橘さんは表情を崩しウニを見ていた。
ただただ、じっと見ていた。
23
あなたにおすすめの小説
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
最強スキル『忍術』で始めるアサシン教団生活
さとう
ファンタジー
生まれつき絶大な魔力を持つハーフィンクス公爵家に生まれた少年、シャドウ。
シャドウは歴代最高と言われるほど絶大な魔力を持っていたが、不幸なことに魔力を体外に放出する才能が全くないせいで、落ちこぼれと呼ばれ冷遇される毎日を送っていた。
十三歳になったある日。姉セレーナ、妹シェリアの策略によって実家を追放され、『闇の森』で魔獣に襲われ死にかける。
だが、シャドウは救われた……世界最高峰の暗殺者教団である『黄昏旅団』最強のアサシン、ハンゾウに。
彼は『日本』から転移した日本人と、シャドウには意味が理解できないことを言う男で、たった今『黄昏旅団』を追放されたらしい。しかも、自分の命がもう少しで尽きてしまうので、自分が異世界で得た知識を元に開発した『忍術』をシャドウに継承すると言う。
シャドウはハンゾウから『忍術』を習い、内に眠る絶大な魔力を利用した『忍術』を発動させることに成功……ハンゾウは命が尽きる前に、シャドウに最後の願いをする。
『頼む……黄昏旅団を潰してくれ』
シャドウはハンゾウの願いを聞くために、黄昏旅団を潰すため、新たなアサシン教団を立ちあげる。
これは、暗殺者として『忍術』を使うアサシン・シャドウの復讐と、まさかの『学園生活』である。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる