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33 俺もうセンセーを好きでいるの辞める
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「そんなに煽ると…俺…我慢できなくなるよ」
黒岩の手がゆっくりと伸びる。
何故かこの瞬間黒岩に
レイプされかけたのを思い出した。
また犯されてしまうのだろうか。
あの指で、声で、黒岩ので…
今度はどんな風にイカされてしまうのだろう…
自分がどうなってしまうのか想像がつかない、怖い…
「ちょっ…まっ_!!」
ーギュッ
「?」
「センセ…そんな顔、俺以外には見せちゃダメだからね。」
気がつけば俺は黒岩の腕の中にいた。
暖かく、トクトクと黒岩の鼓動が聞こえてくる。
一人暮らしで27年も生きてるからだろうか、久々の人肌になんだか少し安心してしまう。
「あんま聞かないで…俺、今ぜってぇ鼓動早いから、」
顔を見なくても分かる、
少し照れながら理性を保とうと我慢している
黒岩の姿が。
「…センセ?」
ずっと黙っていたからだろうか、
様子を伺うように俺の顔を覗き込んでくる。
「…いや、てっきりまた襲われるのかと、」
「えっ、」
俺の返答になんだが戸惑いながら
ショックを受けているように見える。
なんでお前がショック受けてるんだよ、
「いや…まぁ…そうだよな、そう思うよな…」
そう言いながら、口元に手を合わせながらしゃがみ込む黒岩。今までの行いを思い返しているのだろうか、自分で納得をしてしまっている。
「あんな事しといて…信用ないかもしんないけど、俺もうセンセが嫌がる事はしないから。」
「…え?」
「センセが俺に対してただの生徒でしかないことは分かってるつもりだし、俺を見捨てないでくれてるのもセンセーが生徒思いだから成り立ってるって理解してるから。」
まさか黒岩の口から
そんな言葉が聞けるとは思わなかった。
いつも自分勝手で、
俺の事なんか何も考えてなさそうなのに…
こいつはこいつなりに
俺のことを慕ってくれていたのか?
もしかしたら、
あの後家で反省していたのかもしれない。
自分の過ちを考え直したのかもしれない。
なんだよ…可愛いところもあるじゃねぇーか、
「あの後、いくら我を忘れてたからってセンセを犯しかけて改めて考えてわかったんだ…俺ってやっぱり最低な人間なんだって、自分勝手でセンセーに迷惑かけてばかりで…センセがいつ俺を見捨ててもおかしくないって、なのにセンセーは俺をまだ見捨てないでこうやって構ってくれてる…」
黒岩の声がだんだん震えていくのがわかる。
俺の目を今度は見ないように、
小さな子供のようにただ何かに怯えている。
俯きながら、俺の両手をそっと握る。
「おい、黒i_」
「だからね、
俺もうセンセーを好きでいるの辞める!」
「…はっ?」
さっきまで俯いていたはずの
顔は笑っていた。
「センセーに俺もう迷惑かけないし、ちょっかいも出さない。この前みたいな事ももちろんしないし…てか、もぅセンセーにも話しかけないから、安心して!」
「…お前、何言ってんの?」
「…俺がセンセを好きじゃなくなれば、もぅセンセーに迷惑かかんないじゃん?そしたら、センセー前みたいに戻れるよ、まるで……
…何も無かったみたいに。」
「それ…本気で言ってんの?」
「…本気だよ。」
「嘘だろ。」
嘘だ。
「…嘘じゃないよ。
センセーもきっとその方が…いいでしょ。」
俺にはわかる。
「俺がじゃなくて、“お前”がいいのか?」
お前が、
「…別にいいでしょ、俺の事なんて…」
本当は、
「じゃあなんで泣きそうな顔してんだよ。」
“笑いたくない”ってこと。
「……えっ、?」
ーガタッ
「自分に嘘つくのか?あんなに散々好き勝手やったくせに今度は大人しく手を引く?ふざけんじゃねぇ!!!」
「セッ…センセ?」
俺は黒岩に近づく。
「自分は最低だ?迷惑かける?好きなの辞める?何勝手に決めて勝手に解決しようとしてるんだよ!!!」
俺は奴の胸ぐらを掴む。
目を見て、正面で、
「 ーっ、!!」
お前が散々好き勝手やったんだ、
今度は俺も好きにやってやる!!!!
「じゃあ、どうすればいいんだよ!!!
どうすれば俺…センセーに迷惑かけない…?」
「迷惑かけろ!!!!」
「…えっ?」
「ガキが一丁前に迷惑かけないように生きようとすんじゃねぇ!迷惑かけるのが当たり前だろ!!!」
そうだ、当たり前なんだ。
我慢すんな。
正直に生きろよ。
「自分に嘘をつく人間になるな!
いいか、人って生き物はな自分に嘘を着いたら
おしまいなんだよ!!!
どんどん自分が飲み込めばいいってなんでも我慢するようになって、自分の好きな物とか性格とか何もかもわかんなくなるんだよ!!!
自分の大好きなもんに否定していいのか?」
「…嫌だ。」
「俺の事が好きじゃないのか?」
「…好き、めっちゃ好き、大好き、」
「なら、嘘つくんじゃねぇーよ。」
「…でも、センセ…嫌な思いしない…?」
「バーカ、ガキが大人のこと考えんな。
ガキはガキらしく、
自分の感情に素直に生きたいいんだよ。
それが許されるのが、
ガキの特権なんだぞ。」
「でも…」
「あのな、大人になったら嫌でも飲み込まなきゃいけないことが沢山あるんだ。だから今のうちに毒吐いて楽しんでおくことがガキだけが許されることなんだぞ。」
最初に出会った頃のお前は、
どこか大人を憎んでいた。
素直をなることを知らないお前は、
今まで沢山のことを我慢してきたんだろう。
自分の感情より、大人の感情を優先したのだろう。
だから俺の事を好きと告ったお前は
お前なりの最大限の素直な気持ちだったのだ。
それなのに、
俺はお前の告白を遊びだと思ってしまった。
叱る資格がない、最低なのは俺の方だ。
生徒の気持ちを軽く考えてしまった。
黒岩に我慢させようとしてしまった。
“教師失格”だな…
なぁ、“先生”とは大違いだな。
なら、俺が言えることは一つ。
「だからな黒岩、もっと甘えろ!」
黒岩の手がゆっくりと伸びる。
何故かこの瞬間黒岩に
レイプされかけたのを思い出した。
また犯されてしまうのだろうか。
あの指で、声で、黒岩ので…
今度はどんな風にイカされてしまうのだろう…
自分がどうなってしまうのか想像がつかない、怖い…
「ちょっ…まっ_!!」
ーギュッ
「?」
「センセ…そんな顔、俺以外には見せちゃダメだからね。」
気がつけば俺は黒岩の腕の中にいた。
暖かく、トクトクと黒岩の鼓動が聞こえてくる。
一人暮らしで27年も生きてるからだろうか、久々の人肌になんだか少し安心してしまう。
「あんま聞かないで…俺、今ぜってぇ鼓動早いから、」
顔を見なくても分かる、
少し照れながら理性を保とうと我慢している
黒岩の姿が。
「…センセ?」
ずっと黙っていたからだろうか、
様子を伺うように俺の顔を覗き込んでくる。
「…いや、てっきりまた襲われるのかと、」
「えっ、」
俺の返答になんだが戸惑いながら
ショックを受けているように見える。
なんでお前がショック受けてるんだよ、
「いや…まぁ…そうだよな、そう思うよな…」
そう言いながら、口元に手を合わせながらしゃがみ込む黒岩。今までの行いを思い返しているのだろうか、自分で納得をしてしまっている。
「あんな事しといて…信用ないかもしんないけど、俺もうセンセが嫌がる事はしないから。」
「…え?」
「センセが俺に対してただの生徒でしかないことは分かってるつもりだし、俺を見捨てないでくれてるのもセンセーが生徒思いだから成り立ってるって理解してるから。」
まさか黒岩の口から
そんな言葉が聞けるとは思わなかった。
いつも自分勝手で、
俺の事なんか何も考えてなさそうなのに…
こいつはこいつなりに
俺のことを慕ってくれていたのか?
もしかしたら、
あの後家で反省していたのかもしれない。
自分の過ちを考え直したのかもしれない。
なんだよ…可愛いところもあるじゃねぇーか、
「あの後、いくら我を忘れてたからってセンセを犯しかけて改めて考えてわかったんだ…俺ってやっぱり最低な人間なんだって、自分勝手でセンセーに迷惑かけてばかりで…センセがいつ俺を見捨ててもおかしくないって、なのにセンセーは俺をまだ見捨てないでこうやって構ってくれてる…」
黒岩の声がだんだん震えていくのがわかる。
俺の目を今度は見ないように、
小さな子供のようにただ何かに怯えている。
俯きながら、俺の両手をそっと握る。
「おい、黒i_」
「だからね、
俺もうセンセーを好きでいるの辞める!」
「…はっ?」
さっきまで俯いていたはずの
顔は笑っていた。
「センセーに俺もう迷惑かけないし、ちょっかいも出さない。この前みたいな事ももちろんしないし…てか、もぅセンセーにも話しかけないから、安心して!」
「…お前、何言ってんの?」
「…俺がセンセを好きじゃなくなれば、もぅセンセーに迷惑かかんないじゃん?そしたら、センセー前みたいに戻れるよ、まるで……
…何も無かったみたいに。」
「それ…本気で言ってんの?」
「…本気だよ。」
「嘘だろ。」
嘘だ。
「…嘘じゃないよ。
センセーもきっとその方が…いいでしょ。」
俺にはわかる。
「俺がじゃなくて、“お前”がいいのか?」
お前が、
「…別にいいでしょ、俺の事なんて…」
本当は、
「じゃあなんで泣きそうな顔してんだよ。」
“笑いたくない”ってこと。
「……えっ、?」
ーガタッ
「自分に嘘つくのか?あんなに散々好き勝手やったくせに今度は大人しく手を引く?ふざけんじゃねぇ!!!」
「セッ…センセ?」
俺は黒岩に近づく。
「自分は最低だ?迷惑かける?好きなの辞める?何勝手に決めて勝手に解決しようとしてるんだよ!!!」
俺は奴の胸ぐらを掴む。
目を見て、正面で、
「 ーっ、!!」
お前が散々好き勝手やったんだ、
今度は俺も好きにやってやる!!!!
「じゃあ、どうすればいいんだよ!!!
どうすれば俺…センセーに迷惑かけない…?」
「迷惑かけろ!!!!」
「…えっ?」
「ガキが一丁前に迷惑かけないように生きようとすんじゃねぇ!迷惑かけるのが当たり前だろ!!!」
そうだ、当たり前なんだ。
我慢すんな。
正直に生きろよ。
「自分に嘘をつく人間になるな!
いいか、人って生き物はな自分に嘘を着いたら
おしまいなんだよ!!!
どんどん自分が飲み込めばいいってなんでも我慢するようになって、自分の好きな物とか性格とか何もかもわかんなくなるんだよ!!!
自分の大好きなもんに否定していいのか?」
「…嫌だ。」
「俺の事が好きじゃないのか?」
「…好き、めっちゃ好き、大好き、」
「なら、嘘つくんじゃねぇーよ。」
「…でも、センセ…嫌な思いしない…?」
「バーカ、ガキが大人のこと考えんな。
ガキはガキらしく、
自分の感情に素直に生きたいいんだよ。
それが許されるのが、
ガキの特権なんだぞ。」
「でも…」
「あのな、大人になったら嫌でも飲み込まなきゃいけないことが沢山あるんだ。だから今のうちに毒吐いて楽しんでおくことがガキだけが許されることなんだぞ。」
最初に出会った頃のお前は、
どこか大人を憎んでいた。
素直をなることを知らないお前は、
今まで沢山のことを我慢してきたんだろう。
自分の感情より、大人の感情を優先したのだろう。
だから俺の事を好きと告ったお前は
お前なりの最大限の素直な気持ちだったのだ。
それなのに、
俺はお前の告白を遊びだと思ってしまった。
叱る資格がない、最低なのは俺の方だ。
生徒の気持ちを軽く考えてしまった。
黒岩に我慢させようとしてしまった。
“教師失格”だな…
なぁ、“先生”とは大違いだな。
なら、俺が言えることは一つ。
「だからな黒岩、もっと甘えろ!」
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