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20 …俺のこと…見捨てないで…
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拉致られてから数秒後、黒岩に担がれた俺が連れていかれた場所は、立ち入り禁止の部屋。すなわち、俺の初めて(処女)が失われた場所だった……。自分の顔から血の気が引いていくのを感じる…。
あの時と同じように、部屋に鍵をかけ、真っ青になった俺を壁際へゆっくり降ろす…。
まさかこいつ…俺をまた犯す気なんじゃ…!?!
「く、黒岩…。」
「……。」
黒岩はずっと黙っている。
怒っているのか、はたまた悲しんでいるのか…。
奴の長く真っ黒な前髪が目にかかっていて、表情が読みとれない…。
「…なんで避けてたの?」
しばらくして、黒岩が言葉を発する。
「それは…」
「俺のこと…(生徒として)嫌いになった?」
「違う!そうじゃない!ただ…」
「正直に言いなよ。…鬱陶しいって。」
「黒岩…」
「…うざいって!」
黒岩は呼吸が荒くなっていた。走ったからでは無い。
息を吸う度にヒューヒューと音を鳴らしている。
「おい…大丈夫か…?」
黒岩は胸を押さえ、片方の腕で俺の肩を掴んで立っている。見るからに苦しそうで流石に心配になった…。
「…今から保健室に行くぞ。…手をどけてくれ。」
黒岩の細い髪の隙間から見えた目には、とても深い悲しみの色があった…。
「…やっぱり、」
黒岩の力はますます強くなっていく…。
「…やっぱり……見捨てたく…なった…って…。」
何度か唇を動かしてから、今にも崩れてしまいそうな微かな声でようやく言葉を絞り出した…。
俺はその目を知っている…。
孤独で今にも壊れてしまいそうな…そんな目を…。
「…どうせ見捨てられてしまうくらいなら…」
黒岩の顔が変わった。まるで初めて会った日の黒岩に戻ったみたいだった。
「さっさと抱けばよかった…。」
「ん…っ!」
黒岩の舌が俺の口の中へ入ってくる。
俺の全てを吸い取られてしまいようなキスだった。
何度も何度も舌を絡めては度入りをする。
息ができない。
苦しい。
キスを拒もうとするが、余計激しくなった…。
くちゅくちゅっと音を鳴らしながら、黒岩の足が俺の下半身を刺激する。足と足の間に黒岩の足が入れられ、身動きが取れない…。
限界を迎えた瞬間、黒岩がキスをやめる。
全身に力が入らない…。
頭がぼーっとしていて、何も考えられない…。
俺は立っていられず地面へベタっと座った。
黒岩は俺の首にチュッとキスをしながら服を脱がせる。俺は息を吸うので精一杯だった…。
「くっ…ろ…いわ…。んぁっ…!」
慌てて手で口を抑える。
黒岩の手が俺の中へ入ってくる。
1本…いや、2本…?太い指が俺の中を掻き回す。
「やっ…やめ…」
「……。」
黒岩は何も言わずただただ、手を動かす。
怖い。
「…おね…がいだ…から…もぅ…っ。」
「……。」ーカチャカチャ
黒岩がベルトを外す。指とは比べ物にならないほどの太くて大きい物が俺の体へ擦り付ける。
「や…めてくれ…!頼む…から…!」
俺の声は届かず、熱いのが中へ入ってくる。
お腹が苦しい…。
怖い…。助け…て…。
「…せん…せぇ…。」
気がつくとその言葉を口にしていた。
目からは雫が流れている。
「…はっ。」
俺の泣き顔を見た黒岩が我に返ったらしい。
「あっ…ご、ごめ…ん。」
黒岩なんかに泣き顔なんて見られたくないのに…、涙が止まらない…。
「…ごめん。ごめんなさい…。」
必死に謝っている。
「…もぅ…こんなことしない…から。俺のこと…嫌いでも…いい…から。だから…」
黒岩はすがるような目で俺に頼む。
「だから…俺のこと…見捨てないで…。」
あの時と同じように、部屋に鍵をかけ、真っ青になった俺を壁際へゆっくり降ろす…。
まさかこいつ…俺をまた犯す気なんじゃ…!?!
「く、黒岩…。」
「……。」
黒岩はずっと黙っている。
怒っているのか、はたまた悲しんでいるのか…。
奴の長く真っ黒な前髪が目にかかっていて、表情が読みとれない…。
「…なんで避けてたの?」
しばらくして、黒岩が言葉を発する。
「それは…」
「俺のこと…(生徒として)嫌いになった?」
「違う!そうじゃない!ただ…」
「正直に言いなよ。…鬱陶しいって。」
「黒岩…」
「…うざいって!」
黒岩は呼吸が荒くなっていた。走ったからでは無い。
息を吸う度にヒューヒューと音を鳴らしている。
「おい…大丈夫か…?」
黒岩は胸を押さえ、片方の腕で俺の肩を掴んで立っている。見るからに苦しそうで流石に心配になった…。
「…今から保健室に行くぞ。…手をどけてくれ。」
黒岩の細い髪の隙間から見えた目には、とても深い悲しみの色があった…。
「…やっぱり、」
黒岩の力はますます強くなっていく…。
「…やっぱり……見捨てたく…なった…って…。」
何度か唇を動かしてから、今にも崩れてしまいそうな微かな声でようやく言葉を絞り出した…。
俺はその目を知っている…。
孤独で今にも壊れてしまいそうな…そんな目を…。
「…どうせ見捨てられてしまうくらいなら…」
黒岩の顔が変わった。まるで初めて会った日の黒岩に戻ったみたいだった。
「さっさと抱けばよかった…。」
「ん…っ!」
黒岩の舌が俺の口の中へ入ってくる。
俺の全てを吸い取られてしまいようなキスだった。
何度も何度も舌を絡めては度入りをする。
息ができない。
苦しい。
キスを拒もうとするが、余計激しくなった…。
くちゅくちゅっと音を鳴らしながら、黒岩の足が俺の下半身を刺激する。足と足の間に黒岩の足が入れられ、身動きが取れない…。
限界を迎えた瞬間、黒岩がキスをやめる。
全身に力が入らない…。
頭がぼーっとしていて、何も考えられない…。
俺は立っていられず地面へベタっと座った。
黒岩は俺の首にチュッとキスをしながら服を脱がせる。俺は息を吸うので精一杯だった…。
「くっ…ろ…いわ…。んぁっ…!」
慌てて手で口を抑える。
黒岩の手が俺の中へ入ってくる。
1本…いや、2本…?太い指が俺の中を掻き回す。
「やっ…やめ…」
「……。」
黒岩は何も言わずただただ、手を動かす。
怖い。
「…おね…がいだ…から…もぅ…っ。」
「……。」ーカチャカチャ
黒岩がベルトを外す。指とは比べ物にならないほどの太くて大きい物が俺の体へ擦り付ける。
「や…めてくれ…!頼む…から…!」
俺の声は届かず、熱いのが中へ入ってくる。
お腹が苦しい…。
怖い…。助け…て…。
「…せん…せぇ…。」
気がつくとその言葉を口にしていた。
目からは雫が流れている。
「…はっ。」
俺の泣き顔を見た黒岩が我に返ったらしい。
「あっ…ご、ごめ…ん。」
黒岩なんかに泣き顔なんて見られたくないのに…、涙が止まらない…。
「…ごめん。ごめんなさい…。」
必死に謝っている。
「…もぅ…こんなことしない…から。俺のこと…嫌いでも…いい…から。だから…」
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