ヤンデレ御曹司から逃げ出した、愛され花嫁の168時間

水田歩 

文字の大きさ
29 / 55
第二章 婚前編

しおりを挟む
 はあ、はあ、はあっ。

 透也君が最後の一滴までも子宮に届けようと腰をゆるやかに突き上げてくる。
 その動きにつられて私も蜜路の収縮を繰り返した。

 彼の最後の律動が納まったあと、どちらからともなく抱き合った。

 ずるりと出て行かれると、その刺激にも悶えてしまう。

 透也君がドレスを脱がせてくれる。
 彼が私を縦抱きしながら立ち上がると、ドレスが透也君の足元にふわりと落ちた。

 彼は私をかかえたまま、バスルームへ向かった。

 透也君は私に温かいシャワーをかけてくれた。
 バスミストも作動させ、彼も服を脱ぎ捨てていく。

 ……彼のスラックスの股間は彼の欲望と私の欲望が混ざってすごいことになっている。
 ちょっと洗い落としてからランドリーにお願いしよう……。

 いつのまにか着けていたらしいゴムの後始末をしながら透也君が私を見つめているのがわかっていたけれど、気恥ずかしくて眼を逸らしてしまう。
 
 彼も裸になり、温かい霧のなかで口づけをした。
 二人のお腹に挟まれているトウヤクンがとっても堅くて熱い。

「円佳……もう一度、いい?」

 透也君に訊かれて、私も熱に浮かされたように頷いた。

 私も。
 疼いているソコに、もう一度挿れてほしかった。

 手品のように新しい避妊具を取り出した透也君はあっというまに装着し終わった。
 ぐい、と透也君の右手が私の脚を抱えて彼の腰に巻き付かせる。
 ずずず……と、ナカに入ってきた感触に私は喘いだ。

「~~~~っ」

 イッたばかりでまだひくついていた空洞を再び埋められた感覚に、私は透也君にしがみついた。

 彼も、私のナカをじっくりと味わってくれているみたい。
 二人とも、ただ、感じていた。

「まどか」

 掠れた声に私はなんとか眼だけ上げた。
 私を見つめている透也君。

 どちらからともなく、唇を寄せ合った。

 彼の手が、そっと私の胸のふくらみを覆っていく。
 未だ堅かった尖りを優しく摘まんでくれる。

「ふ、う……ん」

 透也君のもう片方の手が私の腰を掴み、緩やかに打ち付けてくる。

 先程の激しい交わりとはうってかわって、私達を濡らすミストのように優しいまぐわい。

 私のじんじんと痺れていくところを透也君の雄は擦り上げてくれる。
 恥骨が触れ合って、押し付け合う。
 秘芽を押しつぶされて、私は気持ち悦くなっていく。
 とろとろに溶けすぎて、透也君には物足りないかな?

「気持ちイイよ、まどか……」

 うっとりと呟いてくれた。
 考えていたことがわかったみたい。

 それ以上は二人とも言葉を発しなかったけれど、時折絡む視線や触れ合う肌の感触に、お互いが満足しているのがわかる。


 やがて穏やかに満ちて、終わった。

 彼をナカにおさめたままぐったりと、お互いの体にしがみつく。

「ずっとナカにいたいけど、ね」

 名残惜しそうに透也君が私の唇を啄ばみながら出て行った。

 しばらくして私達はバスソープでお互いの体を洗いあい、シャワーをかけあい、口づけを交わす。
 
 ふかふかのバスタオルで水分を拭き取ると、透也君に横抱きにされてベッドに横たえられた。
 透也君の腕の中にしまい込まれ、期せずして幸せのため息を二人で吐いた。

 眼が合い、笑い合う。
 透也君が唇を寄せてきてキスされると思ったとき、私の唇は意外なことを呟いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

優しい雨が降る夜は

葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン 無自覚にモテる地味子に 余裕もなく翻弄されるイケメン 二人の恋は一筋縄ではいかなくて…… 雨降る夜に心に届いた 優しい恋の物語 ⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡ 風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格 雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン

ハメられ婚〜最低な元彼とでき婚しますか?〜

鳴宮鶉子
恋愛
久しぶりに会った元彼のアイツと一夜の過ちで赤ちゃんができてしまった。どうしよう……。

処理中です...