29 / 62
1章
26話 ナターシャ
しおりを挟む
まだ息があるナターシャにハルトは話しかける。
「お前らの目的はなんだ?すべてを話すなら命だけは助けてやる」
「助けなんて……いらないわ。でも、そうね。私を負かした貴方には話してあげても……いいわね」
ナターシャを壁際に座らせ、ケビンとルッツが軽く応急処置を施した。
「さぁ、話してもらおうか」
「……私とアガレスはマナリスの幹部アスタロト様の部下よ。マナリスは全部で6人の幹部と一人のトップで構成されているわ。トップは顔も名前も知らない」
「なぜダンジョンを狙ったんだ?」
「ダンジョンには魔力制御コアがあるからよ」
「魔力制御コア?」
ハルトは皆の顔を見たが、皆知らないといった顔をして首を横に振った。
「ええ、そのコアがあれば強力な魔同兵器を造れるらしいわ。それを造るためにマナリスは各地のダンジョンを探して攻略すべく動いているの。魔王領でもダンジョンの監視は厳しく、私が潜伏しているこの街が一番都合がよかったのよ……。魔王サタナキアが攻めた風に見せれば人の国がサタナキアを潰してくれる可能性もあったしね……。まさかキールを倒せるものがあの町に居たのは予想外だったけど……」
「マナリスの次の目的はなんだ?」
「そんなの知らないわよ。私はこの街に10年いたんだから……。でもここで失敗したからには他のダンジョンを狙うでしょうね。アガレスが死んだことは魔力波ですぐに知られると思うから。これで私が知っている組織の情報は全部よ。さぁ。もう殺しなさい」
「最後に一つだけ質問する」
「何故お前は組織に加担していたんだ?」
「……それを聞いてどうするの?」
「お前は今まで人を殺したことがないだろう?」
「!?……どうしてそう思うの?」
「俺が生きてるのがその証拠さ。背後から無防備な俺を攻撃したのに急所を少しそらしていた。だから俺は能力を使って助かることができた。お前が人のことをなんとも思わない冷酷な魔族だったら確実に殺されていただろう」
「ふふ……あははは!……ええそうよ。私は人を殺したことが無い。さっきもあんたを殺すのに躊躇したわ。私が躊躇しなければ魔族の皆が勝っていたでしょうね。私は結局どこにいても使えない足手まといだったようね。…………私が組織に加担した原因はね。妹の仇を探すためよ」
「妹の仇?」
「ええ、私の妹は魔王領のある国の色町で務めていたの。サキュバスには本職だからね。でもある日いい人が出来たといって妹は色町を出ていったの。その男と暮らすってね。でもその連絡を境に妹と連絡が取れなくなってね。半年後、冷たくなった妹が闇市のある路地で発見されたわ。目撃者の話を聞くと胸に金のウロボロスのマークを入れた黒いローブの集団にやられたってわかったの」
マナリスのローブにそんな模様があったような。
「それって……」
「ええ、マナリスのマークよ。だから私は組織に入ってその時の情報を探ったわ。そしてたどり着いた、あの闇市を取り仕切っていたのはマナリスの幹部リリス。リリスは気に入った男がいると必ず自分の者にするそうよ。どんな手を使ってもね。妹は男を奪われて殺されたのよ。それを知りどうしてもリリスを許せないと思った。でも幹部はそう簡単に会えない。しかもリリスは男の部下しか雇わない。だから組織の仕事をこなして幹部になるしかないと思ったの。これで話は終わりよ。さぁ殺しなさい」
ハルトはルナとルシアの顔を見た。
二人ともハルトの考えを理解し無言で頷いた。
そしてハルトはナターシャに手をかざす。
「ケビン、ベンゼルいままで騙しててごめんなさいね。あなた達と居た時間。悪くなかったわ。さよなら」
二人は少し悲しそうな顔をして黙り込んでいた。
「…………」
直後ナターシャに向けたハルトの手が光始める。
ナターシャは覚悟を決めてそれを受け入れた。
しかし次の瞬間ナターシャはまだ自分が生きていることに気が付いた。
「えっ?」
両手も動くし傷の痛みも消えていた。
「お前の傷は全て治癒させてもらった。どこにでも行くといい。今後マナリスには関わらないようにな」
「はぁ!?私が許されて言い訳ないじゃない!!リーザスの街に魔族を引き入れたのよ!?さっきは貴方だって殺そうとしたわ!!」
「でも俺は死んでない。街だってナターシャが居なくなってマナリスはいずれ襲ってきてただろう」
「そんな……でも…………」
「ハルトがそう言うんだしいいんじゃねぇか?」
「ですね。元同僚が死ぬとこなんて俺も見たくないですしね」
「ベンゼル……ケビン……」
ナターシャの目から大粒の涙があふれた。
「でも……あたしの魔力波は組織に知られているからもうこの街にはいられないわ……」
「それならハルト様の街にくるといいんじゃないですか?」
ルシアが唐突にナターシャの勧誘を始めた。
「私はこんな、ご主人様に色目を使うような女の人が来るのは反対です!!」
「こ、こら二人ともその話は――」
「ハルトって田舎から出てきたって言ってたよな?自分の街があるってどういうことだ?」
ほら、こうなっちゃうじゃん!!
はぁ、もうごまかせないな。
ハルトは腹をくくって、街のこと、異世界のことそしてルナとルシナのことを皆に話した。
全員信じられないという顔をして驚いていた。
一番驚いていたのは普段冷静で表情が崩れるとことが想像できないエラルドだった。
たまらずルッツが口を開いた。
「信じられない……そんな世界があるなんて……」
「まぁ普通は信じられないと思う。俺も逆の立場なら信じろって言われても無理だと思う。でもあの世界ならナターシャが隠れ住むことも可能だと思うぞ。ただし俺の街に住むなら色々と条件は出させてもらう。それにきっちり仕事もしてもらう。それでもいいなら歓迎する」
「……いまだに信じられないが……もし本当にそんな世界が存在するというなら……よろしく頼む。条件はどんな条件でも構わない。奴隷としてでもいい」
「奴隷は流石にちょっと……」
「よし、んじゃひとまずナターシャの件はこれで解決だな。ひとまずダンジョンの奥まで行って魔族の目的だったものを回収して帰ろうか」
「……あ、ああ、そうだな」
エラルドは驚きすぎて固まっていた。
「お前らの目的はなんだ?すべてを話すなら命だけは助けてやる」
「助けなんて……いらないわ。でも、そうね。私を負かした貴方には話してあげても……いいわね」
ナターシャを壁際に座らせ、ケビンとルッツが軽く応急処置を施した。
「さぁ、話してもらおうか」
「……私とアガレスはマナリスの幹部アスタロト様の部下よ。マナリスは全部で6人の幹部と一人のトップで構成されているわ。トップは顔も名前も知らない」
「なぜダンジョンを狙ったんだ?」
「ダンジョンには魔力制御コアがあるからよ」
「魔力制御コア?」
ハルトは皆の顔を見たが、皆知らないといった顔をして首を横に振った。
「ええ、そのコアがあれば強力な魔同兵器を造れるらしいわ。それを造るためにマナリスは各地のダンジョンを探して攻略すべく動いているの。魔王領でもダンジョンの監視は厳しく、私が潜伏しているこの街が一番都合がよかったのよ……。魔王サタナキアが攻めた風に見せれば人の国がサタナキアを潰してくれる可能性もあったしね……。まさかキールを倒せるものがあの町に居たのは予想外だったけど……」
「マナリスの次の目的はなんだ?」
「そんなの知らないわよ。私はこの街に10年いたんだから……。でもここで失敗したからには他のダンジョンを狙うでしょうね。アガレスが死んだことは魔力波ですぐに知られると思うから。これで私が知っている組織の情報は全部よ。さぁ。もう殺しなさい」
「最後に一つだけ質問する」
「何故お前は組織に加担していたんだ?」
「……それを聞いてどうするの?」
「お前は今まで人を殺したことがないだろう?」
「!?……どうしてそう思うの?」
「俺が生きてるのがその証拠さ。背後から無防備な俺を攻撃したのに急所を少しそらしていた。だから俺は能力を使って助かることができた。お前が人のことをなんとも思わない冷酷な魔族だったら確実に殺されていただろう」
「ふふ……あははは!……ええそうよ。私は人を殺したことが無い。さっきもあんたを殺すのに躊躇したわ。私が躊躇しなければ魔族の皆が勝っていたでしょうね。私は結局どこにいても使えない足手まといだったようね。…………私が組織に加担した原因はね。妹の仇を探すためよ」
「妹の仇?」
「ええ、私の妹は魔王領のある国の色町で務めていたの。サキュバスには本職だからね。でもある日いい人が出来たといって妹は色町を出ていったの。その男と暮らすってね。でもその連絡を境に妹と連絡が取れなくなってね。半年後、冷たくなった妹が闇市のある路地で発見されたわ。目撃者の話を聞くと胸に金のウロボロスのマークを入れた黒いローブの集団にやられたってわかったの」
マナリスのローブにそんな模様があったような。
「それって……」
「ええ、マナリスのマークよ。だから私は組織に入ってその時の情報を探ったわ。そしてたどり着いた、あの闇市を取り仕切っていたのはマナリスの幹部リリス。リリスは気に入った男がいると必ず自分の者にするそうよ。どんな手を使ってもね。妹は男を奪われて殺されたのよ。それを知りどうしてもリリスを許せないと思った。でも幹部はそう簡単に会えない。しかもリリスは男の部下しか雇わない。だから組織の仕事をこなして幹部になるしかないと思ったの。これで話は終わりよ。さぁ殺しなさい」
ハルトはルナとルシアの顔を見た。
二人ともハルトの考えを理解し無言で頷いた。
そしてハルトはナターシャに手をかざす。
「ケビン、ベンゼルいままで騙しててごめんなさいね。あなた達と居た時間。悪くなかったわ。さよなら」
二人は少し悲しそうな顔をして黙り込んでいた。
「…………」
直後ナターシャに向けたハルトの手が光始める。
ナターシャは覚悟を決めてそれを受け入れた。
しかし次の瞬間ナターシャはまだ自分が生きていることに気が付いた。
「えっ?」
両手も動くし傷の痛みも消えていた。
「お前の傷は全て治癒させてもらった。どこにでも行くといい。今後マナリスには関わらないようにな」
「はぁ!?私が許されて言い訳ないじゃない!!リーザスの街に魔族を引き入れたのよ!?さっきは貴方だって殺そうとしたわ!!」
「でも俺は死んでない。街だってナターシャが居なくなってマナリスはいずれ襲ってきてただろう」
「そんな……でも…………」
「ハルトがそう言うんだしいいんじゃねぇか?」
「ですね。元同僚が死ぬとこなんて俺も見たくないですしね」
「ベンゼル……ケビン……」
ナターシャの目から大粒の涙があふれた。
「でも……あたしの魔力波は組織に知られているからもうこの街にはいられないわ……」
「それならハルト様の街にくるといいんじゃないですか?」
ルシアが唐突にナターシャの勧誘を始めた。
「私はこんな、ご主人様に色目を使うような女の人が来るのは反対です!!」
「こ、こら二人ともその話は――」
「ハルトって田舎から出てきたって言ってたよな?自分の街があるってどういうことだ?」
ほら、こうなっちゃうじゃん!!
はぁ、もうごまかせないな。
ハルトは腹をくくって、街のこと、異世界のことそしてルナとルシナのことを皆に話した。
全員信じられないという顔をして驚いていた。
一番驚いていたのは普段冷静で表情が崩れるとことが想像できないエラルドだった。
たまらずルッツが口を開いた。
「信じられない……そんな世界があるなんて……」
「まぁ普通は信じられないと思う。俺も逆の立場なら信じろって言われても無理だと思う。でもあの世界ならナターシャが隠れ住むことも可能だと思うぞ。ただし俺の街に住むなら色々と条件は出させてもらう。それにきっちり仕事もしてもらう。それでもいいなら歓迎する」
「……いまだに信じられないが……もし本当にそんな世界が存在するというなら……よろしく頼む。条件はどんな条件でも構わない。奴隷としてでもいい」
「奴隷は流石にちょっと……」
「よし、んじゃひとまずナターシャの件はこれで解決だな。ひとまずダンジョンの奥まで行って魔族の目的だったものを回収して帰ろうか」
「……あ、ああ、そうだな」
エラルドは驚きすぎて固まっていた。
10
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる