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間章
13話 温泉作り
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長い冬を超えて雪解けの時期がやってきた。
ドワーフ達に頼まれていたブドウ畑を早速量産することにした。
暫く生活を整えるために生産にいそしんだ。
この世界では春も秋と同様に気候が安定していて実りの季節らしい。中でも死の森は高密度の魔力に覆われているので気候が安定していて魔素も豊富でどんな作物でも通年で育つようだ。といっても魔法で一気に成長を促すのであまり関係はない。
レベルという概念があることを知ったのでレベル上げるために銀牙達に交じって狩りに参加することにした。
ある程度森の魔物や魔獣をある程度狩ってみたがレベルは1のまま。
この森の魔物はかなり強力なのでもし本当に1ならばレベルはすぐに上がるそうだがイザはなぜかあがらない。
ちなみに銀牙はレベル256、ラナは320、ミアは250、リーンは190、あまり戦闘をしないというエルドたちでさえ90は超えていた。
だがエルドたちはせいぜいキラーラビットや鎧ムカデを倒すのがやっとでとてもじゃないがコカトリスや、ましてタイラントボアなんかには太刀打ちできないという話だった。
戦闘だけでなく生産系スキルなど特殊なスキルを持っていた場合はそれらの経験でもレベルが上がるそうだ。
戦闘に限らずどんなことでも経験さえ積み重ねればいいらしい。
なので研究者や職人の中にも高レベルの者は稀にいるそうだ。
銀牙やラナたちは進化した今なら単身でタイラントボアも相手にできるが、進化以前の力では厳しかったらしい。
この世界ではレベルもそうだがスキルと魔力量こそが強さの本質だそうだ。
極端な話をするとレベル10で魔力100の者がレベル100で魔力10の者よりも強いことがあるそうだ。レベルは飽くまでも基礎能力の向上と経験値の差程度の意味しかないらしい。
イザはレベルが1でも魔法が強力だから問題ないと皆に言われた。
そうはいってもステータスを見るとレベル1、魔力も1とはいかがなものかと思い今度は農業と建築にも精を出してみた。
スキルのレベルは上がるが自身のレベルはやはり上がらなかった。
ラナやリーンと相談してみたが、イザのレベルが上がらない原因は分からなかった。
仕方ないのでひとまずレベルのことは置いておいて生活を充実させるために村を開拓することにした。
とにかく風呂が欲しい。まずは温泉を作ることにした。
(ほんとは冬に入る前に作りたかったけど時間がなかったからなぁ)
今までは生活に必要な水は湖の水に頼ってきたが、湖から毎度くみ上げていたのでは風呂を沸かすには手間がかかる。そこで北西にある川から農地への灌漑も兼ねて水道を引くことにした。
土魔法が使えるエルド達ドワーフとリーンに協力してもらい北西を流れる川から集落の北側にため池と浄化槽と温泉も建設した。
湖があるのにため池を作ったのには理由がある。いつか米を見つけたら水田を作るためだ!
やはりコメが食べたい。この森には小麦や米といった穀物類は自生していないようだ。
温泉の機構はドワーフたちが鍛冶で使用している魔石に火の魔法を込めて引いてきた水を温めお湯にしている。
イザが使える火と水の魔法を複合したお湯を出せる魔法を魔石に封じられたらよかったのだが、複合魔法に従来の魔石では耐えることが出来なかった。
排水は清浄化の魔法を込めた魔石を使い浄化槽をとおして川に流す仕組みだ。
清浄化の魔法。シンプルだが用途がかなり幅広く有能な魔法だ。さすがエルフの魔法。
この世界では一部の貴族以外は水浴びの習慣はあっても湯船につかる習慣はないらしい。
まして亜人やドワーフたちはそもそも風呂に入る習慣すらなかったようだ。
(水浴びが基本って冬は地獄だよ…)
そもそも人が住む街でも川の近くでもない限り生活用水は井戸に頼っているようで、入浴に貴重な水を使うのはもってのほからしい。まして高価な魔石を使って水を温めるなど貴族でもありえないそうだ。
ドワーフたちは山で鉱石を取る際に自然に湧き出ている温泉に入ることはあるそうだが、日常的にそういったものを準備する程の習慣も技術体系もなかったらしい。
エルフが多数住んでいる町ならば浄化槽を配した下水道などはあるらしいが、温泉やお風呂の習慣などなくて当然のようだ。
なのではじめは皆、贅沢だといって反対していたが、出来てしまえば気に入ってくれたようで毎日こぞって入っている。
一応男湯と女湯を作ったが俺とリーンとエルドたち以外は男女の垣根をあまり気にする習慣が無いらしく(そもそもラミアは女性しかいないし銀狼族は濡れるのが嫌い)、更に異種族ともなればなおさら気にならないようで平気で隣の湯の方が空いていたら入ってくる。
だがそのリーンは俺が入っているときを見越して男湯に乗り込もうとしてラナにしょっちゅう説教されている。
ラナはしっかりしているので問題ないが他のラミアたちにはある程度気を付けてもらいたいものだ。
エルドたちと俺の気が休まらない。下半身が蛇とはいえ上半身はほとんど人とかわらない。混んでるからという理由で度々男湯に入ってこられては目のやり場に困る。
お風呂くらいはゆっくり入らせてほしい。
銀牙達はお湯というよりそもそも水浴びすらもあまり好きではないらしく、お風呂とは別に清浄化の魔石を設置したクリーニングルームを作ったらそちらを喜んで使っている。濡れるのは苦手だが毛づくろいは好きなようだ。
まだまだこの世界の常識になれるのには時間がかかりそうだ。
ドワーフ達に頼まれていたブドウ畑を早速量産することにした。
暫く生活を整えるために生産にいそしんだ。
この世界では春も秋と同様に気候が安定していて実りの季節らしい。中でも死の森は高密度の魔力に覆われているので気候が安定していて魔素も豊富でどんな作物でも通年で育つようだ。といっても魔法で一気に成長を促すのであまり関係はない。
レベルという概念があることを知ったのでレベル上げるために銀牙達に交じって狩りに参加することにした。
ある程度森の魔物や魔獣をある程度狩ってみたがレベルは1のまま。
この森の魔物はかなり強力なのでもし本当に1ならばレベルはすぐに上がるそうだがイザはなぜかあがらない。
ちなみに銀牙はレベル256、ラナは320、ミアは250、リーンは190、あまり戦闘をしないというエルドたちでさえ90は超えていた。
だがエルドたちはせいぜいキラーラビットや鎧ムカデを倒すのがやっとでとてもじゃないがコカトリスや、ましてタイラントボアなんかには太刀打ちできないという話だった。
戦闘だけでなく生産系スキルなど特殊なスキルを持っていた場合はそれらの経験でもレベルが上がるそうだ。
戦闘に限らずどんなことでも経験さえ積み重ねればいいらしい。
なので研究者や職人の中にも高レベルの者は稀にいるそうだ。
銀牙やラナたちは進化した今なら単身でタイラントボアも相手にできるが、進化以前の力では厳しかったらしい。
この世界ではレベルもそうだがスキルと魔力量こそが強さの本質だそうだ。
極端な話をするとレベル10で魔力100の者がレベル100で魔力10の者よりも強いことがあるそうだ。レベルは飽くまでも基礎能力の向上と経験値の差程度の意味しかないらしい。
イザはレベルが1でも魔法が強力だから問題ないと皆に言われた。
そうはいってもステータスを見るとレベル1、魔力も1とはいかがなものかと思い今度は農業と建築にも精を出してみた。
スキルのレベルは上がるが自身のレベルはやはり上がらなかった。
ラナやリーンと相談してみたが、イザのレベルが上がらない原因は分からなかった。
仕方ないのでひとまずレベルのことは置いておいて生活を充実させるために村を開拓することにした。
とにかく風呂が欲しい。まずは温泉を作ることにした。
(ほんとは冬に入る前に作りたかったけど時間がなかったからなぁ)
今までは生活に必要な水は湖の水に頼ってきたが、湖から毎度くみ上げていたのでは風呂を沸かすには手間がかかる。そこで北西にある川から農地への灌漑も兼ねて水道を引くことにした。
土魔法が使えるエルド達ドワーフとリーンに協力してもらい北西を流れる川から集落の北側にため池と浄化槽と温泉も建設した。
湖があるのにため池を作ったのには理由がある。いつか米を見つけたら水田を作るためだ!
やはりコメが食べたい。この森には小麦や米といった穀物類は自生していないようだ。
温泉の機構はドワーフたちが鍛冶で使用している魔石に火の魔法を込めて引いてきた水を温めお湯にしている。
イザが使える火と水の魔法を複合したお湯を出せる魔法を魔石に封じられたらよかったのだが、複合魔法に従来の魔石では耐えることが出来なかった。
排水は清浄化の魔法を込めた魔石を使い浄化槽をとおして川に流す仕組みだ。
清浄化の魔法。シンプルだが用途がかなり幅広く有能な魔法だ。さすがエルフの魔法。
この世界では一部の貴族以外は水浴びの習慣はあっても湯船につかる習慣はないらしい。
まして亜人やドワーフたちはそもそも風呂に入る習慣すらなかったようだ。
(水浴びが基本って冬は地獄だよ…)
そもそも人が住む街でも川の近くでもない限り生活用水は井戸に頼っているようで、入浴に貴重な水を使うのはもってのほからしい。まして高価な魔石を使って水を温めるなど貴族でもありえないそうだ。
ドワーフたちは山で鉱石を取る際に自然に湧き出ている温泉に入ることはあるそうだが、日常的にそういったものを準備する程の習慣も技術体系もなかったらしい。
エルフが多数住んでいる町ならば浄化槽を配した下水道などはあるらしいが、温泉やお風呂の習慣などなくて当然のようだ。
なのではじめは皆、贅沢だといって反対していたが、出来てしまえば気に入ってくれたようで毎日こぞって入っている。
一応男湯と女湯を作ったが俺とリーンとエルドたち以外は男女の垣根をあまり気にする習慣が無いらしく(そもそもラミアは女性しかいないし銀狼族は濡れるのが嫌い)、更に異種族ともなればなおさら気にならないようで平気で隣の湯の方が空いていたら入ってくる。
だがそのリーンは俺が入っているときを見越して男湯に乗り込もうとしてラナにしょっちゅう説教されている。
ラナはしっかりしているので問題ないが他のラミアたちにはある程度気を付けてもらいたいものだ。
エルドたちと俺の気が休まらない。下半身が蛇とはいえ上半身はほとんど人とかわらない。混んでるからという理由で度々男湯に入ってこられては目のやり場に困る。
お風呂くらいはゆっくり入らせてほしい。
銀牙達はお湯というよりそもそも水浴びすらもあまり好きではないらしく、お風呂とは別に清浄化の魔石を設置したクリーニングルームを作ったらそちらを喜んで使っている。濡れるのは苦手だが毛づくろいは好きなようだ。
まだまだこの世界の常識になれるのには時間がかかりそうだ。
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