【R18】桃源郷で聖獣と霊獣に溺愛されています

蒼琉璃

文字の大きさ
8 / 70

龍月の嫉妬

しおりを挟む
 だが、龍月の口付けを受けるとますます体が熱くなるような気がした。潤んだ金色の瞳で義兄を見ながら鳴麗は問う。

「龍月兄さん……水狼が……はぁっ、口付けしたんだよ。ねぇ……はぁっ、それって」
「水狼が?」

 義妹の告白に、龍月は一瞬その瞳を細めた。幼獣の頃から鳴麗と共に元気に遊び回っていた彼も、もうとっくに立派なロン族の成獣として成長したのは薄々感付いていた。
 少し歳は離れているが、龍月にとっても水狼は幼馴染み。彼の鳴麗への感情は、ただの幼馴染としての好意では無く、恋愛感情を抱いているのでないかと勘ぐっていた。
 しかし、実際にそのような話を聞くと常に冷静で感情を表に出さない龍月も、嫉妬のようなものが湧き上がってくるのを感じた。
 義兄という立場を思えば、最も彼女の傍にいて信頼され、一線を超えられる水狼に対して羨望せんぼうの眼差しと仄暗い気持ちが交差する。

「そうか。鳴麗……お前にその気が無いなら、水狼からの口付けは拒否しなさい」
「う、うん……ね、ねぇ……龍月兄さん、どうして怒ってるの?」

 龍月の静かな怒りのようなものを感じて、鳴麗は問いかけた。その質問には答えずもう一度深く口付けられて、舌先が優しく絡まるとうっとりと鳴麗は目を細めた。
 義兄は、鳴麗の体を抱き上げて膝に乗せてやると帯を緩める。上半身の服がだんだん肩からずれ落ち、褐色の肌があらわになると朱に染める鳴麗に、優しく耳元で囁いた。

「――――怖いのか、鳴麗。自分で慰める方法を教えるだけだから脱ぐ必要は無い。兄に任せて、安心しておきなさい」
「うん……はぁ……っ、恥ずかしくて……ひぁっ……あっ……ん」

 龍月は、大きな手のひらを上半身に忍ばせると優しく乳房を撫でた。
 手のひらに吸い付くような滑らかな褐色の肌は発情期に入って敏感に反応してしまうようで、胸の蕾を優しく触れるか否かで撫でるだけで甘い声が上がってしまう。
 羞恥に声を殺し、恥ずかしそうにまつ毛を震わせる義妹への欲情を、必死に押し殺し龍月は言った。

「ここは雌によっても異なるが……触れると気持ちが高ぶり、『月の印』の疼きを鎮める助けにもなる。鳴麗、お前はどうだろうか」
「ふっ、はぁ……っ、龍月兄さ、へんな感じ……んん、あっ……あっ、ああっ……やぁんっ」

 固くなった桃色の蕾を指先で優しくつねると、鳴麗は体を震わせて龍月の指先を衣服越しに抑えた。体を洗う時には今まで感じたことも無かったおかしな感覚に吐息が漏れて涙で目が潤んだ。
 義妹の愛らしい反応に、龍月は思わず溜息を洩らしたが、彼女を無闇に怖がらせないためにも欲情にまみれた感情を表に出さないようにして、ゆっくりと服の裾を上げていく。
 
「あっ、や、やだぁ……っ。そ、そこは……龍月兄さん、恥ずかしいよ。んっ、あっ、ま、待って……あっあっ」
「鳴麗、この状況に陥ると雌の部分に触れる事が重要になってくる……腟内なかの入口も、お前にはまだ分からないだろうし無闇むやみに触れて傷つける可能性があるので、表面をなぞろう」

 龍月の膝の上で、鳴麗は真っ赤になりながら瞳を潤ませていた。綺麗な義兄の指先が恥毛のない花弁の亀裂をゆっくりと撫でると、今までに無いくらい甘い吐息が漏れた。
 義兄は月の印の疼きを抑えるためだと言っていたのに、不浄の場所を優しく指で撫でられると、さらに体が熱くなって感情が乱れ、初めて経験するどうにもならない快感が、体を駆け巡って意識がそのまま飛びそうになって、むせび泣いた。

「あぁっ、あっ、だめ、そこ、汚いよ……あっ……やぁ、はぁ、なに、これ、気持ちいい、変だよぉ……んっ、あっあっ……龍月兄さんっ」
「大丈夫だ。お前は『月の印』が初めてでも、ずいぶん敏感なようだから、直ぐに自分で疼きを抑えられるようになるだろう。ゆっくり体を慣らしていけばいい」

 丁寧に指の腹で表面をなぞり、揉み込むように左の乳房を愛撫されると小水しょうすいを漏らしたのか、徐々に濡れ始め義兄が指を動かすたびに、ちゅく、ちゅくと淫らな音が響き渡った。

「あっ、あんんっ、龍月兄さっ……何かあふれ、はぁぁっ、恥ずかしい音が、あっ、ああっ、いやぁ、そこ、だめぇ」
「……暴れたら膝から落ちる。ここは陰核いんかくだ。雌は感じると交尾に必要な潤滑油が溢れてくる。快感を感じやすい場所だが、ここは繊細なので強く擦らないようにしなさい」

 汗ばんだ首筋から、鳴麗の柔らかな華の香りがして、思わずその首筋や髪に口付けそうになったが思いとどまった。
 濡れた小さな花芯の周りをゆっくりと撫で、下から擦るように愛撫すると、鳴麗は太腿ふとももを震わせながら電流が走ったように背中を反らせた。
 生まれてはじめて感じる、頭が真っ白になるような感覚。激しい快楽にどう対処して良いのか分からず、鳴麗は恐怖さえ感じていた。

「ああっ、あっあっあっ、はぁぁ、ぁ、気持ちいいっ、龍月兄さん、はぁ、なんか、きちゃう、怖いよ、んっ、あっあっあっ、――――っ!!」

 兄の指先の愛撫が、激しく感じた花芯に集中して撫でられる、愛液と指が擦れる音で蜜音が激しくなり、下腹部から這い上がってくる快感にだんだんと追い詰められ、鳴麗の体に電流が走ったように震えると頭が真っ白になった。
 義妹が自分の胸板で震えて涙を飛び散らせると、龍月は溜息をついた。
 愛らしい義妹の反応に、陰茎が反応してしまった罪悪感と、何も知らない無垢な鳴麗の処女雪のような純潔に自分の足跡を残してしまったと言う優越感で目を閉じた。
 濡れた花弁を優しく布で拭いてやると、義妹の耳元で囁く。

「鳴麗、少しは楽になったんじゃないか?」
「……う、うん。疼いてたのが楽になった。あんな風になったら……あ、あそこを触ったらいいの?」
「――――出来るだけ、家で処理するようにしなさい。月の印が現れ始めた頃は、昼夜問わず衝動しょうどうが襲ってくるが、徐々に制御できるようになってくるだろう。まだ……自分で上手く出来ないようなら、私が手伝う」

 甘い囁きに、鳴麗は頬を染めてうなだれた。
 水狼も龍月もなんだか何時もとは違い、自分だけが幼獣のまま取り残され、止まってしまっているような気がする。
 成獣として、大人になったと思っていたのは自分だけかも知れないと思うと、恥ずかしくてみるみる尻尾と耳がしなってしまった。

「汗をかいただろう、湯浴みに行きなさい。私が夕飯の準備をしておくから」
「う、うん。今週二回もお料理サボっちゃった。明日は私が作るからねっ」
「構わない、早くいっておいで」

 衣服を整え、申し訳なさそうにすると龍月は座ったまま義妹を見上げるとわずかに微笑んだ。鳴麗に見えないよう、下腹部を隠して両手を置く。
 いつもの龍月に戻っていたのを確認すると、鳴麗は気を取り直して汗ばんだ体を綺麗にするために湯浴みへと向かった。
しおりを挟む
感想 36

あなたにおすすめの小説

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...