ヤリチンが痴漢たちにメスにされる話

多崎リクト

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おまけ

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 私立黄銅学園にはある噂があった。
 風紀には『番犬』がいる、と。
 風紀委員会ではなく、『風紀副委員長』の番犬。

「……森岡、また人のことパシリやがって」


 まず襲われかけた生徒を保護し、風紀に引き渡した。彼自身は風紀の所属では無いので色々と回りくどいことになる。
 だが、そのくらいがちょうどいいのだ。あまり早く乗り込むと理不尽に怒られるわけで。風紀でも何でもないただの一生徒をパシっておいてそれはないと思うのだが、何だかんだ危なっかしい森岡のことを見捨てられずにいる。

 森岡のことで知っていることはあまり多くない。入学当初に上級生三人から輪姦されたことをきっかけに風紀入りし、今では風紀副委員長になったことくらい。

 ……こんなに性に奔放な風紀委員がいるのかねえ。

 扉の向こうから漏れ聞こえる甘い声を聞きながら、そろそろだろうかと考える。


「はい、そこまでー」


 扉を開くと同時に連写モードで撮影する。夢中で森岡の体を貪っていた男たちが動きを止め、青ざめる。

「うわー、えげつな…………森岡ザーメンまみれじゃん。こんなのバレたら皆退学かな」
「た、退学……」
「こいつが誘ってきたんだ!」
「仮にそうだったとしても、この写真見たらレイプとしか思わねーよな」

 精液まみれの森岡を抱き抱える。念の為ジャージで来て良かった……いつも森岡を運ぶとこちらもドロドロになってしまう。
 男たちがスマホを奪おうとしてくるので「あ、もう理事長に送っちゃった」と教えてやると男たちから悲鳴が上がった。

「もうそろそろ風紀が来るんで、俺たちは先に失礼しまーす」







「お前さ、いいかげん体張るのやめたら?」

 森岡を運び出し、寮の自室へ連れ帰る。森岡の部屋だと同室の風紀委員長にバレるおそれがあるので、こういう時は向いてない。
 人数の関係で一人部屋なことが、森岡にパシられる原因の一つだと思う。

 ドロドロになった制服はクリーニングに出すとして、森岡自身を綺麗にしないと。髪にも精液がこびりついてるし、これは大変そうだ。
 とりあえず身ぐるみ剥がしてから風呂場に放り込む。

「危なっかしくて見てられないんだけど」
「んー、でも双方ムラムラしてるわけだし、利害の一致ってやつ」
「そう言っておいて手出したら退学させられるって可哀想じゃない?」
「最初に同意無しにレイプしようとしてるわけだし、そんな危険なヤツら野放しにできないって。お前だって可哀想なんて思ってないだろ」

 体の表面の汚れは洗い流し、カピカピになった髪もどうにか復元できそうだ。
 あとは、中か。

「……えっち」
「いや、今更だろ」

 何回セックスして、更には他人の残滓を後始末してやってると思ってるんだ。

「……あっ♡♡ そこ、だめ♡♡♡」
「お前なあ……」

 中に指を突っ込んで掻き出してやろうとするとこちらを誘惑してるとしか思えない声。
 ……わざとだろ、絶対。

 今日はベッドでしたい気分だったのに、簡単に誘われてしまう。

「ちんこでザーメン掻き出してやるよ」
「んぅっ♡♡♡」

 誘ったくせに逃げようとする腰を掴み、一気に挿入する。散々輪姦された後のため簡単に入ってしまう。
 まだ他人の精液まみれのところに挿入するのはひどく……興奮する。

 掻き出して、最後に上書きするように射精するのが最高に気持ちいいって知ってしまっているから。
 絶対森岡に変な性癖を植え付けられたせいだ。

「あっ♡♡ あぁっ♡♡」

 風呂場に反響する森岡の声は、扉越しに聞いていたよりずっとずっと、甘く、淫らに聞こえる気がした。





「………………助けに来てくれるし」

 風呂場で一発。その後中出しした自身の精液も掻き出して、ようやくピカピカになった森岡とベッドに寝転ぶ。
 ぼそりと呟いた森岡の言葉は、おそらく体を張る理由だろう。

 何だそれ。もし俺がお前を助けなかったらどうなるの。間に合わなかったら?
  
「そうか」

 気が向かなくて助けに行かなかったら。森岡より別の何かを優先させる可能性だってあるのに。

「まあ、連絡きたら行ってやってもいいよ。ちゃんとご褒美付きね」

 ……仕方ないからもう少し番犬とやらをやってやってもいいか。



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