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13歳
333 パーティーしよう
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夜中にこっそりパーティーやったら楽しいかもしれない。
ちょっとした思いつきは、俺の中でどんどん膨らんでいく。これは絶対に実行しなければならない。その方が楽しいから。
綿毛ちゃんとの約束で、今夜はユリスの部屋に乗り込むつもりだ。魔導書の件で、綿毛ちゃんは色々と知りたいことがあるらしい。だが、大人には話を聞かれたくないと毛玉が我儘言うので、気を遣った俺は、ロニーたちの前では魔導書の話題を出さないようにしている。
噴水遊びを終えて、部屋に戻った俺は、ジャンの目を盗んで隠しお菓子の在庫をチェックする。アロンにもらった物や、おやつの残りなどをちまちま隠していたのだ。お菓子は十分にあった。あとは飲み物の確保だ。
ジュースなんかは、厨房にある。夜中にこっそり忍び込んで盗み出すしかない。こっそり計画を練る俺を、ロニーが怪訝な顔で見ている。こほんと咳払いで誤魔化しておいた。
「ロニー」
「はい、なんでしょう」
ロニーを手招きして、椅子に座る。
「アロンがさっき言ってたやつ。中身変わったってさ、あれどういう意味だろうね」
俺から見て、なにかが変わったようには見えない。なんだろうね、と話を振れば、ロニーはちょっと肩を揺らした。
あれ? なにか心当たりある感じ?
雑談のつもりで話題を振ったのに、思いのほかロニーが動揺を見せた。目を瞬いていると、彼は迷うように視線を彷徨わせる。
「どうしたの?」
「……いえ」
小首を傾げるロニーは、小さく笑って話を切り上げてしまう。なんで? これはどう見ても心当たりがあるやつである。気になって仕方のない俺は、ロニーの袖を掴む。
「ねえ! 教えてよ。なんで秘密にするの」
「うーん」
渋るロニーは、「直接聞いた方がよろしいかと」と微笑んでくる。
直接? アロンに?
確かに。思えば、中身変わりました報告の際、俺は驚くあまり適当に流してしまった。あの時、アロンの話をもう少し聞いてやればよかったかもしれない。
「うん。そうだね。今度アロンに聞いてみる」
アロンならドヤ顔で教えてくれそうだ。もしかしたら、先程もアロンは俺に尋ねてほしかったのかもしれない。それなのに、俺が適当にあしらうから不機嫌になったのかも。
まったく。手のかかる大人である。
※※※
夜。
ロニーとジャンにおやすみと挨拶してから、しばらく経った。しんと静まり返る室内にて。ぱちりと目を開けた俺は、そろそろとベッドから抜け出す。
「起きろ! 綿毛ちゃん」
『起きてるよ』
毛玉を起こして、ベッドから引っ張り出す。
白猫エリスちゃんは、すやすや寝ているので置いていこうと思う。起こすのは可哀想。
戸棚を開けて、隠しお菓子を取り出す。そろそろと廊下へと顔を出して、誰もいないことを確認する。
目指すはユリスの部屋だ。
ぴゃあっと急いで駆け込んで、テーブルの上にお菓子を置く。ユリスは起きる気配がない。相変わらず、一度寝たら起きないな。
綿毛ちゃんと顔を見合わせて、再び廊下に出る。目指すは厨房。パーティーには、ジュースが必須である。
真っ暗な厨房に忍び込む。俺は知っている。料理人お手製の手作りジュースが、保管してあることを。じっと目を凝らしてジュースを探す。綿毛ちゃんも、一緒になって探してくれる。綿毛ちゃんは犬なのに、鼻がきかない。こういう時、あまり役に立たないのだ。
こそこそとふたりで探すが、一向に見つからない。
途方に暮れていれば、入り口付近で音がした。慌てて綿毛ちゃんを抱えて、テーブルの陰にしゃがみ込む。誰か来た。まずい。タイラーやブルース兄様だったら怒られる。
息をひそめていれば、明かりがついた。ぎゅっと、綿毛ちゃんを抱きしめる。固まる毛玉は、大人しくしている。
誰だ。まずは相手を確かめなければならない。ブルース兄様だったら走って逃げようと思う。ロニーやアロンだったら、内緒にしておいてとお願いしよう。それでどうにかなる。
意を決した俺は、そろそろとテーブルから顔を出して相手の様子を窺う。煌々とした明かりの下、見えたのは背の高い男であった。
どうしよう。知らない人だ。
いや、まったく知らないというわけではない。何度か顔を見たことくらいはあるかもしれない。年齢は三十代前半くらい。色の薄い茶髪に、がっしりとした体つき。凛々しいキリッと眉毛を見て思い出す。確か、うちの騎士だ。たまにアロンに絡んでいる場面を目撃する。ハキハキした性格で、アロン相手だろうと態度を変えないすごい人だなと思った記憶がある。
だが、直接会話したことはない。どうしよう。迷っているうちに、あちらが俺に気が付いたらしい。
薄手のシャツという軽装の彼は、どうやら寝る前に水でも飲みに来たらしい。いや、しかし。この屋敷内に部屋を持っている騎士は、ニックにアロン。そしてロニーくらいだ。他の騎士は、騎士棟の方で寝泊まりしているはず。一体どういう用事で、こんな時間に屋敷の厨房に入ってきたのか。
身構える俺だが、彼は一切の迷いなくこちらへと足を向ける。カツカツと響く足音。ぎゅっと綿毛ちゃんを抱く腕に力を込めれば、長い足が目前までやって来た。
「……あれ。ユリス様、いや。ルイス様ですか?」
顔を覗き込まれて、こくこくと頷く。キリッと眉毛をピクリと動かした彼は、俺を立たせると周囲を見回す。
「おひとりですか? ロニーは?」
「寝てる」
多分だけど、寝ていると思う。
適当に答えれば、騎士さんは「そうですか」と首に手をやってしまう。
俺の腕の中で大人しくしている綿毛ちゃんを確認した彼は、「お水ですか?」と問いかけてくる。ふるふると首を左右に振ってから、どうしたものかと考える。正直にジュース取りに来たと伝えていいものか。怒られるかな。
じっと騎士さんを見上げていれば、彼は内緒話でもするかのように唇の前に指を立てる。
「アロンと飲んでいたんですけどね。つまみがなくなったので」
悪戯っぽく笑う騎士さんは、要するに厨房につまみを探しに来たらしい。
「わるだね」
「そういうルイス様は?」
逆に問われて、綿毛ちゃんをみる。
「んと、ジュース取りに来たの」
「はは! ロニーにバレたら叱られますよ」
気さくな人だな。どうやらアロンと仲良しらしく、ちょいわるっぽい雰囲気を漂わせる人である。
ジュースの場所を知っているという騎士さんは、笑いながら持ってきてくれた。お礼に、俺はお菓子が隠してある戸棚を教えてあげた。
「これ水で薄めるんですよ」
「ふーん」
そう言って、ふたり分のジュースを作ってくれた騎士さんは、レナルドというらしい。年齢的に、ロニーたちの先輩らしく、どういうわけかアロンと仲良し。
トレーに乗せてくれたジュースを受け取って、「ありがと」とお礼を言っておく。アロンの部屋に戻るというレナルドは、ジュースのことはみんなには内緒にしておくと約束してくれた。
ジュースをこぼさないように、そろそろと歩く俺の後ろを、綿毛ちゃんが尻尾を振りながらついてくる。
『そのジュース。ひとつはオレの分?』
「違う。ユリスの。犬はジュース飲んだらダメなんだよ」
『ひどい』
ユリスの部屋に入れば、彼はまだ寝ていた。ジュースの乗ったトレーをそっとテーブルに置いて、俺は勢いよくベッドにダイブする。
「起きろ!」
ペシッとユリスの頭を叩くが、唸り声が聞こえてくるだけで、起きる気配がない。なんてしぶとい奴。
その後、綿毛ちゃんとふたりで暴れまくって、ようやくユリスが目を開けた。
「……うるさい」
ボケッとしているお子様を無理矢理起こして、ジュースを差し出す。不思議そうに受け取ったユリスは、まだ寝ぼけていた。
「なんだこれは」
「パーティーしようよ」
「はぁ?」
「お菓子もあるよ」
テーブルを示せば、ユリスがため息をつく。
なんだその面倒くさそうな表情は。真夜中パーティーだぞ。もっと楽しそうにするべきだ。
ちょっとした思いつきは、俺の中でどんどん膨らんでいく。これは絶対に実行しなければならない。その方が楽しいから。
綿毛ちゃんとの約束で、今夜はユリスの部屋に乗り込むつもりだ。魔導書の件で、綿毛ちゃんは色々と知りたいことがあるらしい。だが、大人には話を聞かれたくないと毛玉が我儘言うので、気を遣った俺は、ロニーたちの前では魔導書の話題を出さないようにしている。
噴水遊びを終えて、部屋に戻った俺は、ジャンの目を盗んで隠しお菓子の在庫をチェックする。アロンにもらった物や、おやつの残りなどをちまちま隠していたのだ。お菓子は十分にあった。あとは飲み物の確保だ。
ジュースなんかは、厨房にある。夜中にこっそり忍び込んで盗み出すしかない。こっそり計画を練る俺を、ロニーが怪訝な顔で見ている。こほんと咳払いで誤魔化しておいた。
「ロニー」
「はい、なんでしょう」
ロニーを手招きして、椅子に座る。
「アロンがさっき言ってたやつ。中身変わったってさ、あれどういう意味だろうね」
俺から見て、なにかが変わったようには見えない。なんだろうね、と話を振れば、ロニーはちょっと肩を揺らした。
あれ? なにか心当たりある感じ?
雑談のつもりで話題を振ったのに、思いのほかロニーが動揺を見せた。目を瞬いていると、彼は迷うように視線を彷徨わせる。
「どうしたの?」
「……いえ」
小首を傾げるロニーは、小さく笑って話を切り上げてしまう。なんで? これはどう見ても心当たりがあるやつである。気になって仕方のない俺は、ロニーの袖を掴む。
「ねえ! 教えてよ。なんで秘密にするの」
「うーん」
渋るロニーは、「直接聞いた方がよろしいかと」と微笑んでくる。
直接? アロンに?
確かに。思えば、中身変わりました報告の際、俺は驚くあまり適当に流してしまった。あの時、アロンの話をもう少し聞いてやればよかったかもしれない。
「うん。そうだね。今度アロンに聞いてみる」
アロンならドヤ顔で教えてくれそうだ。もしかしたら、先程もアロンは俺に尋ねてほしかったのかもしれない。それなのに、俺が適当にあしらうから不機嫌になったのかも。
まったく。手のかかる大人である。
※※※
夜。
ロニーとジャンにおやすみと挨拶してから、しばらく経った。しんと静まり返る室内にて。ぱちりと目を開けた俺は、そろそろとベッドから抜け出す。
「起きろ! 綿毛ちゃん」
『起きてるよ』
毛玉を起こして、ベッドから引っ張り出す。
白猫エリスちゃんは、すやすや寝ているので置いていこうと思う。起こすのは可哀想。
戸棚を開けて、隠しお菓子を取り出す。そろそろと廊下へと顔を出して、誰もいないことを確認する。
目指すはユリスの部屋だ。
ぴゃあっと急いで駆け込んで、テーブルの上にお菓子を置く。ユリスは起きる気配がない。相変わらず、一度寝たら起きないな。
綿毛ちゃんと顔を見合わせて、再び廊下に出る。目指すは厨房。パーティーには、ジュースが必須である。
真っ暗な厨房に忍び込む。俺は知っている。料理人お手製の手作りジュースが、保管してあることを。じっと目を凝らしてジュースを探す。綿毛ちゃんも、一緒になって探してくれる。綿毛ちゃんは犬なのに、鼻がきかない。こういう時、あまり役に立たないのだ。
こそこそとふたりで探すが、一向に見つからない。
途方に暮れていれば、入り口付近で音がした。慌てて綿毛ちゃんを抱えて、テーブルの陰にしゃがみ込む。誰か来た。まずい。タイラーやブルース兄様だったら怒られる。
息をひそめていれば、明かりがついた。ぎゅっと、綿毛ちゃんを抱きしめる。固まる毛玉は、大人しくしている。
誰だ。まずは相手を確かめなければならない。ブルース兄様だったら走って逃げようと思う。ロニーやアロンだったら、内緒にしておいてとお願いしよう。それでどうにかなる。
意を決した俺は、そろそろとテーブルから顔を出して相手の様子を窺う。煌々とした明かりの下、見えたのは背の高い男であった。
どうしよう。知らない人だ。
いや、まったく知らないというわけではない。何度か顔を見たことくらいはあるかもしれない。年齢は三十代前半くらい。色の薄い茶髪に、がっしりとした体つき。凛々しいキリッと眉毛を見て思い出す。確か、うちの騎士だ。たまにアロンに絡んでいる場面を目撃する。ハキハキした性格で、アロン相手だろうと態度を変えないすごい人だなと思った記憶がある。
だが、直接会話したことはない。どうしよう。迷っているうちに、あちらが俺に気が付いたらしい。
薄手のシャツという軽装の彼は、どうやら寝る前に水でも飲みに来たらしい。いや、しかし。この屋敷内に部屋を持っている騎士は、ニックにアロン。そしてロニーくらいだ。他の騎士は、騎士棟の方で寝泊まりしているはず。一体どういう用事で、こんな時間に屋敷の厨房に入ってきたのか。
身構える俺だが、彼は一切の迷いなくこちらへと足を向ける。カツカツと響く足音。ぎゅっと綿毛ちゃんを抱く腕に力を込めれば、長い足が目前までやって来た。
「……あれ。ユリス様、いや。ルイス様ですか?」
顔を覗き込まれて、こくこくと頷く。キリッと眉毛をピクリと動かした彼は、俺を立たせると周囲を見回す。
「おひとりですか? ロニーは?」
「寝てる」
多分だけど、寝ていると思う。
適当に答えれば、騎士さんは「そうですか」と首に手をやってしまう。
俺の腕の中で大人しくしている綿毛ちゃんを確認した彼は、「お水ですか?」と問いかけてくる。ふるふると首を左右に振ってから、どうしたものかと考える。正直にジュース取りに来たと伝えていいものか。怒られるかな。
じっと騎士さんを見上げていれば、彼は内緒話でもするかのように唇の前に指を立てる。
「アロンと飲んでいたんですけどね。つまみがなくなったので」
悪戯っぽく笑う騎士さんは、要するに厨房につまみを探しに来たらしい。
「わるだね」
「そういうルイス様は?」
逆に問われて、綿毛ちゃんをみる。
「んと、ジュース取りに来たの」
「はは! ロニーにバレたら叱られますよ」
気さくな人だな。どうやらアロンと仲良しらしく、ちょいわるっぽい雰囲気を漂わせる人である。
ジュースの場所を知っているという騎士さんは、笑いながら持ってきてくれた。お礼に、俺はお菓子が隠してある戸棚を教えてあげた。
「これ水で薄めるんですよ」
「ふーん」
そう言って、ふたり分のジュースを作ってくれた騎士さんは、レナルドというらしい。年齢的に、ロニーたちの先輩らしく、どういうわけかアロンと仲良し。
トレーに乗せてくれたジュースを受け取って、「ありがと」とお礼を言っておく。アロンの部屋に戻るというレナルドは、ジュースのことはみんなには内緒にしておくと約束してくれた。
ジュースをこぼさないように、そろそろと歩く俺の後ろを、綿毛ちゃんが尻尾を振りながらついてくる。
『そのジュース。ひとつはオレの分?』
「違う。ユリスの。犬はジュース飲んだらダメなんだよ」
『ひどい』
ユリスの部屋に入れば、彼はまだ寝ていた。ジュースの乗ったトレーをそっとテーブルに置いて、俺は勢いよくベッドにダイブする。
「起きろ!」
ペシッとユリスの頭を叩くが、唸り声が聞こえてくるだけで、起きる気配がない。なんてしぶとい奴。
その後、綿毛ちゃんとふたりで暴れまくって、ようやくユリスが目を開けた。
「……うるさい」
ボケッとしているお子様を無理矢理起こして、ジュースを差し出す。不思議そうに受け取ったユリスは、まだ寝ぼけていた。
「なんだこれは」
「パーティーしようよ」
「はぁ?」
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