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第2章 国立キャルメット学院の悲劇
近づく対抗戦
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対抗戦まで残り1週間を切った。授業もほとんどが自習となり、対抗戦に向けての練習になっている。
「このままのスタイルでいけると思う?」
剣術模擬場のメインフィールドとして扱われている、中心にあるロープの張られたフィールドの上。リゼッタは額に汗を滲ませ、肩で呼吸をしながら言う。
「かなりいい線はいってると思いますけど」
珠の汗を大量に浮かべたバニラが、鞘に剣を入れながら答える。
魔法障壁が張られていないここでは、強力な魔法を使うことなど出来ない。そのため、リゼッタやマレア、コータは魔法を使うことなく、動きの確認をしただけ。
しかし、激しい動きをしていることに違いはないので、体力の消耗は激しい。
「辛すぎるな」
この動きに更に、魔法を使うなんて考えただけでもも辛い。そう考えたコータは、苦笑を浮かべながら呟く。
「これは基本的な動きだから、本番はどう動くかわかんないよ」
マレアは辛そうな表情を浮かべるコータに告げる。
「できるだけ楽になって欲しい」
「甘いぞ。それに勝つためにはまず、お前の魔法制御が必要だぞ」
ガースは厳しい目をコータに向けた。
あの日、誰もがコータの魔法の凄さを目の当たりにしていた。
しかし、コータはまだ魔法の制御が出来ていない。イメージについては問題がない。問題は出力量なのだ。弱く、をイメージすると攻撃には向かない小さなものになる。そして、大きく、とイメージすると異常な大きさとなり、制御不能となる。
いまのコータに、その中間がないのだ。
「わかってる」
「コータの魔法が制御できるようになると、こっちも戦力がぐっと上がるんだから」
ガースだけでなく、リゼッタからも言われたコータは、引き攣った笑顔を浮かべる。
「大丈夫だよ! 私もしっかりと付き合うから!」
「ありがとう」
モモリッタはそんなコータに優しく声をかけた。それが嬉しくて、コータは柔和な表情を浮かべた。
「最初の頃とは打って変わった表情だな」
外から見ていたククッスが茶化すように声をかけた。それに対し、恨めしそうな目を向けるだけで、コータは何も言わなかった。
* * * *
放課後になり、コータはモモリッタと特訓をはじめた。
暴走した時のためにマレアも付き添い、3人で魔法道場に向かった。
2日前に申請をしたので、今日は3人の貸切状態だ。
「さぁ、はじめましょ」
「あぁ」
モモリッタの言葉を受け、コータは魔法を発動させるため、手を前方へと突き出す。
瞳を伏せ、集中力を研ぎ澄ませ、敵を薙ぎ払うかのような風をイメージする。
バタバタと、人が倒れるイメージ。
「我が魔力を喰らいて力を放ち給え。踊り舞う暴風"デュワス・ストーム"」
コータの手のあたりに若草色の光が収束し始める。
「いいよ、その調子」
暴走して吹き荒れる様子が無いことを確認しつつ、モモリッタは声をかける。だが、コータはそれに応える余裕はない。真剣な顔で集まる光に視線をくれている。
「……っ」
光が風へと変貌していく。顔を歪め、どうにか制御しようと歯をくいしばる。キリキリと歯の軋む音が聞こえるほどだ。
「がんばって……」
見守るモモリッタの声は心配の色を濃く滲ませている。だが、その応援が届くことも無く、コータの魔法は消滅した。
音もなく光は消え、立ち上がり始めていた風も消えた。
「どうして……」
今までになら確実に暴走するパターンだった。しかし、今回はその限りではない。新たなパターンの登場に、コータの声には落胆の色が強く見られた。
「大丈夫、制御でき始めた証拠だよ」
「どういうことだ?」
黙って見守っていたマレアが口を開いた。コータはマレアの言葉が理解出来ず、眉をひそめた。
「魔法が暴走するってことは魔力の出力の調整が出来てないってこと。それに対して、消滅は魔力の出力を抑えすぎてるってこと」
人差し指を立て説明するマレア。うんうん、と頷きながら聞くコータ。
「って、それ制御出来てなくないか?」
「うん、出来てないよ」
話を聞いて感じたことを口に出すと、マレアは小さく微笑みながら言う。
「ダメじゃねぇーか」
「うんん、進歩だよ。抑えられるようになったってことは、後は微調整でいいんだから!」
焦りを見せたコータに、モモリッタが優しい笑顔を浮かべて言う。
平民だからこそ分かる苦悩なのか。コータの体を支えるなど、モモリッタは親身に対応している。
「そうだな……」
その微調整が難しいのだが……。そう思い、コータは小さくため息をつくのだった。
それから数回トライする。だが、やはり上手く制御はできない。
「最初から複雑な魔法を使ってるからダメなんじゃない?」
「どういうことだ?」
デュワス・ストームばかりを発動させているコータ。そんなコータに、マレアは提案する。
「思い出してみよ。魔法基礎の授業を」
「あっ。コータくん、適正でもない炎の魔法を発動させてたね!」
マレアの言葉を受けたモモリッタが、ポンっと手を叩きながら明るい声で言う。
「そういうこと。だから、今回も複雑な魔法じゃなくて火球くらいの簡単な魔法で制御の練習をしてみれば?」
言われてみればそうである。まともに守備もできない野球選手が、ファインプレーの練習をしているみたいなもの。基礎があるからこそのファインプレー。基礎がないコータに、大技の制御ができるわけが無い。
「わかった」
納得したコータは、燃える様をイメージして火球を顕現させる。明かり程度にしかならない、小さな火球が現れる。
「もう少し大きくして!」
マレアの鋭い声が飛ぶ。コータはそれに何かを発することは無いが、火球を大きくするイメージはする。
瞬間、周囲に火花を散らせながら火球は2回りほど大きくなる。
「おぉ、すごい!! そのままキープね!」
コータの魔法制御に感嘆の声を洩らすモモリッタ。その声を受け、小さくほほ笑みを浮かべたコータは、制御できつつある火球を前方へと放つ。
火球はコータの手元を離れ、床に焼け跡を残しながら進んでいく。
「爆ぜろ!」
――炎が収束して、爆発するイメージ。
開いていた手をぐっと握る。途端、炎は一気に収束してその場で爆発が起こる。近距離での爆発により、強烈な爆風がコータたちを襲う。
「あ、あはは」
渇いた笑みを浮かべるマレア。
「なに?」
「いや……ねぇ。適正でも無い魔法をここまで使いこなせる姿を見るとへこむというか」
「そんなことないって」
魔法制御ができたのは嬉しい。しかし、本家本元の風魔法でないことを残念に思っているコータ。
「すごいよ、本当に」
謙遜しているつもりなどないコータ。だがそれが、逆にモモリッタを追い詰めているとは、この時誰も分かっていなかった。
「このままのスタイルでいけると思う?」
剣術模擬場のメインフィールドとして扱われている、中心にあるロープの張られたフィールドの上。リゼッタは額に汗を滲ませ、肩で呼吸をしながら言う。
「かなりいい線はいってると思いますけど」
珠の汗を大量に浮かべたバニラが、鞘に剣を入れながら答える。
魔法障壁が張られていないここでは、強力な魔法を使うことなど出来ない。そのため、リゼッタやマレア、コータは魔法を使うことなく、動きの確認をしただけ。
しかし、激しい動きをしていることに違いはないので、体力の消耗は激しい。
「辛すぎるな」
この動きに更に、魔法を使うなんて考えただけでもも辛い。そう考えたコータは、苦笑を浮かべながら呟く。
「これは基本的な動きだから、本番はどう動くかわかんないよ」
マレアは辛そうな表情を浮かべるコータに告げる。
「できるだけ楽になって欲しい」
「甘いぞ。それに勝つためにはまず、お前の魔法制御が必要だぞ」
ガースは厳しい目をコータに向けた。
あの日、誰もがコータの魔法の凄さを目の当たりにしていた。
しかし、コータはまだ魔法の制御が出来ていない。イメージについては問題がない。問題は出力量なのだ。弱く、をイメージすると攻撃には向かない小さなものになる。そして、大きく、とイメージすると異常な大きさとなり、制御不能となる。
いまのコータに、その中間がないのだ。
「わかってる」
「コータの魔法が制御できるようになると、こっちも戦力がぐっと上がるんだから」
ガースだけでなく、リゼッタからも言われたコータは、引き攣った笑顔を浮かべる。
「大丈夫だよ! 私もしっかりと付き合うから!」
「ありがとう」
モモリッタはそんなコータに優しく声をかけた。それが嬉しくて、コータは柔和な表情を浮かべた。
「最初の頃とは打って変わった表情だな」
外から見ていたククッスが茶化すように声をかけた。それに対し、恨めしそうな目を向けるだけで、コータは何も言わなかった。
* * * *
放課後になり、コータはモモリッタと特訓をはじめた。
暴走した時のためにマレアも付き添い、3人で魔法道場に向かった。
2日前に申請をしたので、今日は3人の貸切状態だ。
「さぁ、はじめましょ」
「あぁ」
モモリッタの言葉を受け、コータは魔法を発動させるため、手を前方へと突き出す。
瞳を伏せ、集中力を研ぎ澄ませ、敵を薙ぎ払うかのような風をイメージする。
バタバタと、人が倒れるイメージ。
「我が魔力を喰らいて力を放ち給え。踊り舞う暴風"デュワス・ストーム"」
コータの手のあたりに若草色の光が収束し始める。
「いいよ、その調子」
暴走して吹き荒れる様子が無いことを確認しつつ、モモリッタは声をかける。だが、コータはそれに応える余裕はない。真剣な顔で集まる光に視線をくれている。
「……っ」
光が風へと変貌していく。顔を歪め、どうにか制御しようと歯をくいしばる。キリキリと歯の軋む音が聞こえるほどだ。
「がんばって……」
見守るモモリッタの声は心配の色を濃く滲ませている。だが、その応援が届くことも無く、コータの魔法は消滅した。
音もなく光は消え、立ち上がり始めていた風も消えた。
「どうして……」
今までになら確実に暴走するパターンだった。しかし、今回はその限りではない。新たなパターンの登場に、コータの声には落胆の色が強く見られた。
「大丈夫、制御でき始めた証拠だよ」
「どういうことだ?」
黙って見守っていたマレアが口を開いた。コータはマレアの言葉が理解出来ず、眉をひそめた。
「魔法が暴走するってことは魔力の出力の調整が出来てないってこと。それに対して、消滅は魔力の出力を抑えすぎてるってこと」
人差し指を立て説明するマレア。うんうん、と頷きながら聞くコータ。
「って、それ制御出来てなくないか?」
「うん、出来てないよ」
話を聞いて感じたことを口に出すと、マレアは小さく微笑みながら言う。
「ダメじゃねぇーか」
「うんん、進歩だよ。抑えられるようになったってことは、後は微調整でいいんだから!」
焦りを見せたコータに、モモリッタが優しい笑顔を浮かべて言う。
平民だからこそ分かる苦悩なのか。コータの体を支えるなど、モモリッタは親身に対応している。
「そうだな……」
その微調整が難しいのだが……。そう思い、コータは小さくため息をつくのだった。
それから数回トライする。だが、やはり上手く制御はできない。
「最初から複雑な魔法を使ってるからダメなんじゃない?」
「どういうことだ?」
デュワス・ストームばかりを発動させているコータ。そんなコータに、マレアは提案する。
「思い出してみよ。魔法基礎の授業を」
「あっ。コータくん、適正でもない炎の魔法を発動させてたね!」
マレアの言葉を受けたモモリッタが、ポンっと手を叩きながら明るい声で言う。
「そういうこと。だから、今回も複雑な魔法じゃなくて火球くらいの簡単な魔法で制御の練習をしてみれば?」
言われてみればそうである。まともに守備もできない野球選手が、ファインプレーの練習をしているみたいなもの。基礎があるからこそのファインプレー。基礎がないコータに、大技の制御ができるわけが無い。
「わかった」
納得したコータは、燃える様をイメージして火球を顕現させる。明かり程度にしかならない、小さな火球が現れる。
「もう少し大きくして!」
マレアの鋭い声が飛ぶ。コータはそれに何かを発することは無いが、火球を大きくするイメージはする。
瞬間、周囲に火花を散らせながら火球は2回りほど大きくなる。
「おぉ、すごい!! そのままキープね!」
コータの魔法制御に感嘆の声を洩らすモモリッタ。その声を受け、小さくほほ笑みを浮かべたコータは、制御できつつある火球を前方へと放つ。
火球はコータの手元を離れ、床に焼け跡を残しながら進んでいく。
「爆ぜろ!」
――炎が収束して、爆発するイメージ。
開いていた手をぐっと握る。途端、炎は一気に収束してその場で爆発が起こる。近距離での爆発により、強烈な爆風がコータたちを襲う。
「あ、あはは」
渇いた笑みを浮かべるマレア。
「なに?」
「いや……ねぇ。適正でも無い魔法をここまで使いこなせる姿を見るとへこむというか」
「そんなことないって」
魔法制御ができたのは嬉しい。しかし、本家本元の風魔法でないことを残念に思っているコータ。
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そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
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