徒然なる恋の話

焔 はる

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八夜【決別は未来への決意】

8-23

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「ねぇ、桜太・・・なんで、付き合うようになる前、なんていうか・・・頭悪そうに話してたの?本当は今みたいなのに。社長・・・だし、私に言ってなかったでしょ?」

頭悪そうに・・・(笑)

まぁ、全部が嘘じゃないけど・・・

「今みたいにしてたら、椎娜のこと女として見てるのバレるから。幼馴染みでいたい椎娜に警戒されたくなかったからな・・・アホっぽくしてたから警戒してなかったでしょ?」

「・・・うん。してなかった・・・迂闊だった・・・」

「え。後悔してる?」

・・・まさか・・・だろ・・・。

「・・・・・・違う。前までなんで平気だったんだろうって。」

「・・・男として意識されなさすぎて、自分ちだからって下着みたいな格好で椎娜はウロウロするし、無防備過ぎてやばかった。」

「それはっ・・・桜太なら、大丈夫かな・・・って・・・」

大丈夫って何だ。

完全に男じゃない・・・・・ポジションだったもんね。

男だと思ってないから無防備に肌を晒して、ショートパンツから風呂上がりの生脚を晒して・・・襲われてなんなく丸め込まれて、彼女になっちゃったけど・・・実感はないのかな・・・。


椎娜の左手から片付け途中の食器を取り、シンクに入れて、抱きしめる。


「お、・・・え、どうし、た・・・んむっ・・・」


腕の中に閉じ込めて、くぃっと顎を上向かせて唇を奪う。


「・・・同じ味」


「そっ・・・当たり前じゃん・・・なんで急に・・・」


「椎娜が後悔したって、逃がさないよってもう1回伝えようかと。」


「・・・・・・後悔なんて、してない・・・だって、前と同じになんて、どうやって戻ればいいの・・・?」


眼下からは恥ずかしそうな抗議の目線。


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