徒然なる恋の話

焔 はる

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八夜【決別は未来への決意】

8-24

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「男だと思ってなかった頃?今は??」

腕の中でモダモダと身を捩り、胸に左手を突っ張って逃げようとする・・・


・・・けど逃がさないよ。


「ちょ・・・っや、だ・・・何言ってんの・・・っ今、なんて・・・男、じゃん・・・」

「・・・もっかい言って、椎娜。」

「やだよ・・・!」

「え~・・・ねぇねぇ、ちゃんと、俺のこと って認識してる?」

「!!しつこ、ぃ・・・っ」


・・・やだもう・・・かわいい・・・


でも揶揄いすぎちゃうと泣いちゃいそうだからな・・・ほどほどにしないと・・・


「・・・もう・・・そうじゃなかったら、なんだって言うの・・・?桜太こそ、ちゃんとわかってよ・・・私だって、ちゃんと桜太のこと好きなんだよ・・・?」


これは・・・

・・・俺にとって都合のいい夢かな・・・


「・・・あと・・・あんまり煽らないで・・・なんでそうやって、無駄に色気撒き散らすの?今・・・シたくなってもできないのに・・・そういう・・・そういうとこ・・・!」


「ごめん・・・」


あぁ・・・拗ねちゃった・・・


「・・・煽るのに・・・気持ち上げといて、でもできないのに・・・ひどい。ひどいと思う。」


「ごめんね・・・生理終わったらめちゃくちゃ抱くから・・・」


「~~!そうっいぅ・・・っことだけどそうじゃなくて・・・っ~~~~!!」


もうもう・・・はぁ・・・可愛い・・・


「椎娜・・・可愛い・・・」


「!!ばかっ」

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