徒然なる恋の話

焔 はる

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二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-26

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ぐったりと力を失った椎娜から引き抜いたソレを処理して、うつ伏せの椎娜の横に寝転がって腕の中に抱き寄せた。

乱れた髪を指先で梳きながら、頭に口付ける。

「椎娜・・・大丈夫・・・?」

「・・・ん・・・・・・大丈夫・・・」

椎娜は目を閉じたまま応えたが、声・・・震えてるし、ちょっと枯れてる・・・。

「・・・おぅた・・・」

「ん・・・?」

胸の前に回した俺の手に、椎娜は手を重ねた。

「・・・おぅたで、よか、った・・・あたたかい、もの、ずっと・・・あった、のに・・・」

小さな声は途切れ途切れになり、腕の中の重みが増す。

「しーちゃん・・・?寝ちゃったか・・・」

ごめん、疲れたよね・・・

抱きしめる腕に力が入る。

穏やかな寝息と、暖かな肌と体温。

涙の跡が残る目じりを指先で撫でて、後頭部に頬を寄せた。


「・・・椎娜・・・」


返る言葉はない・・・。


それでも言葉を続けた。


規則正しい呼吸に、椎娜を包む手が上下する。


「椎娜・・・愛してる・・・」


愛してるも、大好きも、言葉の意味だけじゃ足りない。

言霊にして吐き出しても、空っぽになることもなく溢れてくる。


愛してる。


そう言葉にすれば、さらに愛しさが募り、幸せ過ぎて死にそうってこの事かな、と、頭がおかしくなりそうだ。


・・・ものすごく、とても、怖いくらいに愛してる。


可愛いとしか思えない。


【幼馴染み】を突破らったら、こんなに愛しさが膨らんで、溢れた。


・・・・・・疲れさせてしまった椎娜は、意識を失うように椎娜は眠りについてしまったけれど・・・・・・。


ぎゅっと抱き締めれば、「んん・・・」と若干迷惑そうに唸る。


あ~・・・
かわいい・・・。


朝になったらどんな風に俺を見てくれるだろうか。

愛しさと嬉しさを抱いて、静かな部屋には月明かりが差した・・・。



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