月が導く異世界道中extra

あずみ 圭

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extra18 その頃ツィーゲ ~夏休みに起こっていた事③~

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「シフ、貴方ちょっと臨河りんがまで行ってきなさいな」

「ぶっ! リサ!? いきなり何を言い出すんだ!?」

 要領よく屋敷から逃亡したユーノ。
 だがそれは同じく抜け出そうとしていた姉シフへの警備をより厳重にする。
 つまり、シフは屋敷から出る事は叶わなかった。
 ニコニコする父親に紅茶を淹れてもらいながら、母リサと一緒に中庭で午後のティータイムを過ごす羽目になっていた。
 密かにユーノへの恨み言を連ねていたシフは仕方なく家族と時間を共にしていた。
 彼女は妹ユーノと違って自分の伸ばすべき方向を早くから見出していたから、目標点に向かって仲間に遅れを取らない様にツィーゲでも鍛錬に励むつもりだった。
 シフが躓いていたのは戦闘スタイルでは無く技術的な問題だったから妹とはまた違った悩み方をしている。
 簡単に言えば時間が足りない。
 だからシフはライドウに結構食い下がってロッツガルド残留を願った。
 ツィーゲまでの移動時間、そして帰って来る時のロッツガルドまでの時間が惜しかったからだ。
 そんな中、母リサからシフに放たれた驚きの言葉。
 臨河。
 ツィーゲから数えて一つ目、つまり荒野に存在する最初のベースの名前。
 街から数日の距離にあり、本格的に探索をしようと考える冒険者にとっては最初の目標になっている。
 少なくとも荒野に出る事さえ許可されるレベルにないシフには本来縁の無い言葉でもある。

「お、お母様? 私、まだ荒野に行けるようなレベルにもなっていないのですけど……」

 当然、父親ほどではないにせよ彼女も母親の言葉に驚く。

「あら、誰が冒険者として行きなさいと言いました? 危ないわねえ、貴女もユーノと似たり寄ったりじゃないの」

 だがレベルを口にした娘に母は嘆息の後呆れてみせた。
 帰宅早々に家を抜け出して街に消えたもう一人の娘の名を出して。
 もっとも、娘の事となると基本的に役に立たなくなる父親と違って母リサは娘の気性をよく理解している。
 ユーノには密かに執事モリスをつかせていた。

「え、あのどういう……」

「お父様のお仕事の関係で小用が出来ました。簡単な仕事ですが、貴女も商家に生まれたのですからそろそろ仕事を経験なさい。転移を使って――」

「リサ、何も荒野に行かせる必要は無いだろう!? 別に……そうだ、コランや街道沿いの街のどこぞへの遣いを頼むとかでもだな」

「あなた。別にひと夏位戻ってこなくてもと申し上げましたのに、ライドウ様まで使って無理に帰ってこさせたんです。それなりの経験をさせて戻しませんと笑われてしまいますわ。ねえ、シフ?」

 笑ってはいた。
 リサの目は笑ってはいたが、優しさの窺えない迫力を滲ませた笑顔を貼り付けていた。
 母親の言葉に反論していた父と娘が思わず黙り込む。
 父は娘たちを帰ってこさせる為に小細工をした事を。
 娘は無理に戻る事になって屋敷で不機嫌でいた事を。
 妻が、母が怒っているのだと何となく察した。
 沈黙の間。

「わかりましたね。臨河まできているウチの荷物を確認してくるだけの簡単な事だもの。貴女なら何の心配もいらないわ。後でリストを届けさせるから確認しておきなさい」

「リ、リサ」

「可愛い子には旅をさせろ、でしたっけ。良い言葉ですわね、あなた」

「う、うう」

 反論を許さないリサの態度に大商会の代表は見事に黙った。

「さ、準備なさいシフ。明日は早いわよ」

「は、はいお母様」

 怒った母親が家庭内で一番強い事を良く知るシフは頷くしかなかった。





◇◆◇◆◇◆◇◆





「あなた、もう少し毅然として下さいな。お仕事で見せる顔の半分でも家で見せてくれれば、私があんな役をしなくて良いのですけど?」

「だがなあ。シフとユーノを見ていると、その、どうしてもなあ」

「ライドウ様もそちらのあなたを頼ってらっしゃるのですから」

「善処は、する、いやしてみる……つもり」

「……はぁ」

 仕事相手にはこれでもそつなく振舞う夫が、娘にはどうしても激しく甘い。
 過保護の域を超えているとリサは思う。
 ならば今の彼と、ひたすら金と地位を目指していた彼とどちらが良いかと聞かれればそれもまた悩み所。
 極端な部分も彼の魅力の一つだと考えるリサだが、何かと頭が痛い思いもしているのだった。





◇◆◇◆◇◆◇◆





 荒野に出る事なくツィーゲの外にある転移陣に行く。
 謎かけのような言葉だが、実際は単純だ。
 隘路を利用して荒野と街を分かつ門が設けられているツィーゲ。
 元々あった切り立つ岩壁を一部くり抜いて門から転移陣のある場所まで直通の通路が設けられているだけの事だ。
 結果、門に比べて明らかに小さい建物が、荒野の岩壁にはりついてぽつんと置かれている。
 だがその維持や警備にかけられている費用は門のそれと大差ない。
 荒野の開拓が進むにつれて冒険者以外の者が荒野に赴く必要が生じ、後付けで作られた場所。
 転移技術ではヒューマンの内で最も優秀なリミア王国の技術も一部に用いた最先端の施設だ。
 一キロにも満たない通路で何度も通過の許可をえながら見たことが無い程に物々しい雰囲気の転移陣を用いたシフは、その警備の厳重さに荒野が極めて恐ろしく、また魅力的な場所として扱われている所なんだと改めて認識した。

「はい、数も種類も問題ありません」

「まさかシフお嬢様が直々に見えるとは思いませんでした。お父様はお元気ですか?」

「こちらが疲れてしまうほど元気ですわ。あと父から、今日明日とこちらで英気を養い万全の態勢で残りの道中も頼む、と伝言を預かっています」

「なんと!? 二日も休みを頂けるのですか! 皆にもその旨確かに申し伝えます。ここまで強行軍でしたから本当に助かりますよ」

 臨河のベースにシフの姿があった。
 荷馬車数台の近くでリストを手に動き回るその姿は仕事をしている風に見える。
 物品の内容を確認して責任者と幾つか打ち合わせを終えたシフは、父からの伝言を伝えて更にいくばくかのお金を手渡した。
 皆に宴会でもさせてやる為に渡された金を責任者は頭を下げて受け取った。
 
「はぁ、疲れました。ここがベースだと思うだけでも緊張してきますし」

 初めて来るベースを見渡す。
 ここを一歩でも出れば自分の力が通用しない魔物や亜人が跋扈する荒野なのだと思うとリラックスも出来ない。
 つくづく特殊な環境だと常に教えられる場所だと、シフは解けない緊張に苦笑いを漏らす。
 
「お? おーい! もしかしてシフお嬢さんじゃねえか?」

「知り合い?」

 遠くで手を振りながら自分に近づいてくる二人のヒューマンの姿にさえ久しくしていない緊張感を覚えた程だった。

「あなた、ライム=ラテ!? それに、貴女は冒険者……確かトアさん」

「珍しい所で会いやすね」

「レンブラント商会のご息女にまで名前を知っていてもらえるなんて嬉しいかも。はじめまして、トアよ」

「ツィーゲのエース冒険者の名前は流石に存じております。ライム、さんは別件で知っているだけですけどね」

「あの件は親父さんにも謝罪してきっちりおさめたんだがなあ。もう少し愛想良くしてくれてもいいんじゃねえか?」

「ご冗談。……いえ、頭ではわかってますわ。ただまだ普通に接しろと言われても難しいんです。わかって欲しい所ですけど?」

「……ま、非は俺にあるしな。しょうがねえ、待ちますよと。んで? ベースなんぞに何の用で?」
 
 ライムはシフの言葉をそれ以上追求せず話題を変えた。
 呪病関係で彼女たちを傷つけた意識は彼にもある。
 父親に謝罪し、事件としては収束したと言っても全てが許されたとは思っていない。

「父の仕事の手伝いです。物品の確認だけなんですけ――」

「ああ! 私らがついでに請けた護衛の仕事。あれそう言えばレンブラント商会だった」

「トアさん達が護衛を。それで到着がいきなり数日繰り上がったのも頷けます。こんな浅い場所ではトアさん達なら苦戦もしませんものね」

 ベースという場所でまるでツィーゲにいるのと同じような空気で立っている二人を見てシフは半ば感心してその実力を褒める。

「……」

「……」

 しかしながら、シフの言葉にライムとトアはお互いを見て曖昧な笑みと沈黙を示した。
 荒野では深い所ほど危険が多いとされる。
 それは間違いではない言葉だ。
 が、実際には浅かろうと危険は幾らでもある。
 シフの発言は荒野での立ち回りを知らない無知故の言葉だった。
 が、冒険者としての彼女が荒野の土を踏む機会は、今後あるかどうかもわからない事。
 二人はその勘違いには今は触れずに流した。

「お陰様で皆さんに二日の休みをあげられました。ありがとうございます」

「ありゃ、浮いた二日は休みか。なら明日ここを出発する私らとはお別れだねえ」

「あ、そうなりますか……。ちょっと待ってくれますか? 担当の者に話をしてみますから後で打ち合わせのお時間を……」

「いいよ、なら私これから行って話してみるから。お嬢さんは折角こんな所まで来たんだから色々見て回るといいんじゃないかな。それじゃライムさん、私これで」

「あいよ。またな」

 トアはシフが動こうとするのを制してさっさと彼女の横を通り過ぎていった。
 行動が早いのも腕の良い冒険者の特徴の一つなんだろうか、とシフは彼女を見送った。

「ライム=ラテ。貴方はここで何を?」

「俺? そりゃ仕事だよ。今日は情報収集メインで、明日はトアとは逆で先まで足を伸ばす予定だ」

「一人で荒野へ!?」

「いや、クズノハ商会で行くから俺入れて三人だな。お、そうだ。お嬢さん確か精霊術も使うんだったな?」

「それが、なに?」

 シフはまた少しトゲのある口調になる。
 正に今、そこで十分な鍛錬が出来ずにモヤモヤしている話題だったからだ。
 急にそんな話題を出してくるライムに、彼女は少なからず嫌味を感じた。

「ベースにゃツィーゲにはあんまり見ない連中も結構いる。例えばこの臨河には属性は多少違うがお嬢さんに似たような術の使い手がいるぜ?」

「私に?」

「そう。精霊術と魔術の両方の使い手だ。一度見せてもらった事があるが、混合ってか融合ってか、変わった使い方をしているのを見た事がある」

「!?」

 ライムの言葉はシフに衝撃を与えた。
 何故なら彼が後半に言い放った言葉はシフが自ら目指している術師としての姿だったからだ。

「……会ってみたいかい?」

 少し間を置いたライムの次の言葉は、シフの内情を察した上での言葉だった。

「……お知り合い?」

「ああ、ちょっとした、な。だが、そいつは魔族だ。それでも良いなら案内するぜ」

「魔族……。それは」

 魔族と聞いて流石に悩むシフ。
 ヒューマンと魔族は戦争の最中。
 いくらここが荒野にあるベースで、種族意識が希薄な所だと言っても抵抗があった。

「別にヒューマンに敵意を持っている奴じゃねえ。荒野じゃ種族なんぞあんまし意味を持たないからな。良くも悪くも詮索されないとこでもある。ま、魔族の変わり者だと思えば良いんじゃねえかな」

「……会ってみたい」

 しばらくの沈黙を挟んでシフはライムに答えた。

「わかった。これからで良いかい?」

「ええ」

 ライムが付いてこい、と背を向けて歩き出す。
 シフはその後を大人しく追う。
 クズノハ商会との関わりを持ってから、彼女の中でヒューマン以外の種族への考え方は大分変わってきている。
 呪病にかかる前の彼女なら例え必要でも魔族に会おうとは思わなかっただろう。
 一方のライムは、頭を掻きながら苦笑いを浮かべてシフの案内をしている。
 シフに肩入れをしている、と自覚はある。
 だがレンブラント姉妹や奥方に対してはどうしても言葉とは裏腹に罪悪感を感じてしまっている彼は、つい手を差し伸べたくなるのだった。
 罪滅ぼしの気持ちからだが、面倒見の良い事だ。
 ライムは自分の甘さにつくづく呆れる。

「おーい、リスイ。生きてるか?」

 ライムが一件の家の前で立ち止まる。
 ベースで個人所有の家を持っているのはそれなりの力を持っている証の一つでもある。
 ライムの気安い呼びかけが不自然に聞こえる。

「人を呼び捨てに……なんだライムか。今は特に必要な物は無いぞ? それに月末の支払い日でもないが……。ん、その娘は?」

 玄関を開けて出てきたのは女盛りを少々過ぎた、脂の落ち始めた風がある年輩の女性だった。
 ライムから予告されていた通り、額から角を伸ばし特徴的な青い肌をしている。
 かけたメガネを手で持ち上げながら気怠そうに訪問者を見ていた。

「今日は商会の御用聞きとは別件だ。知らないだろうがこちらはツィーゲのレンブラント商会ってとこのお嬢さんでシフ=レンブラントって言うんだ」

「……馬鹿にするな。レンブラント商会くらいはあたしも知っている。お前が知り合いだって事には驚いているが」

「はじめまして、シフ=レンブラントと申します」

「はいはい。あたしはリスイだ。で? ライム、どういう事だい?」

「実はよ、この子、お前と同じで精霊術と魔術を両方扱う――」

「リスイさん! 私に精霊術と魔術の融合を教えてくださいませんか!」

 ライムの言葉を待っていられなくなったのかシフが単刀直入に願いを口にする。
 思いつめたような、彼女には珍しい口調で。

「……」

「……って訳だ。俺からも頼まあ」

「変わり者を連れてくるのが得意だねえ、お前さんは。この前の若様っての程じゃないにせよさ」

 突然頼みごとをされたリスイは一瞬呆けたような顔を見せたが、すぐにライムを見て半眼で文句を言う。

「この通りだ。頼む」

 何とライムは深く頭を下げてみせた。

「やめとくれ。まったく、断れないのを半ば見越してそういう事をする。数日見てモノにならなそうなら叩き返す、それでいいんだね?」

「ああ、構わねえ。それにこの子はモノになる」

「やれやれ。次の御用聞きは覚悟しときな、面倒くさい物をいっぺんに注文してやるからね。ええっと、シフだったね。お入り」

「あ、はい!!」

「じゃ、がんばんな。お嬢さん」

「一応、ありがとうございます」

「ああ」

 ライムはシフがリスイの家に入っていくのを見届けるとさっさとその場を立ち去るべく歩き出す。
 
「誰が気にしてるって、やっぱ俺が一番気にしてんだよなあ。だってよお、手違いとは言え酷い事しちまったのは事実だからしょうがねえよ……。さ、シフお嬢さんは精霊術を魔術と融合したいってとこで躓いてたから、これで大丈夫だろうな。となると次はユーノお嬢さんか。あの子は核になりそうな近接系の武器を探してやるのが一番だと思うんだが……心当たりがなあ。ふぅ、旦那にも言われたけど、俺ストーカーの一歩手前じゃね? 気ぃつけよ……」

 何気なくレンブラント姉妹の状況に気を配り、何に悩んでいるのか大体把握しているライム。
 罪悪感ゆえとは言っても律儀な事だ。
 そこに異性としての好意が含まれれば立派にストーカーになりそうだが、現状ではそのような事はないようだ。
 ぼやきながらライムはベースの雑踏にのまれていった。
 シフ=レンブラントは臨河のベースでライムによる作為こそあれ自身に似た術の使い手であるリスイと出会った。
 それはモリスの体術を見たユーノと同じく、当時の姉妹にとって革命的な出会いになっていく。
 ロッツガルドに残れなかった事、それを悔やみ続けるのではなく久々に会うであろう仲間を驚かせてやろうと肯定的に受け止めていくシフとユーノ。

 対照的に父親は娘との時間を削られて悶える事になり、一因を担ってしまう執事モリスも板挟みになって苦しむ事になるが、輝かしく育っていく姉妹の様子に比べればそれはほんの些事である。
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