月が導く異世界道中

あずみ 圭

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1巻

1-2

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   1


 ピカピカした部屋から一転して、周囲は夜空へと変わる。
 HAHAHA!
 落下している。あの女神、本当に落としやがったぜ♪
 空は不吉なほど暗い。そして寒っ!

「うっわーーーーーーーーーーーーーー!!」

 刺すような冷たい風。勝手に目から涙が溢れてきた。
 眼下に広がるのは荒野っぽい。っていうかこれ、超高層ビルくらいの高さから落とされたんじゃないの? どう考えても死ぬよね?
 これで死なないなんて絶対にないわ。
 無駄にしぶといとか言ってたが、楽勝で粉々になるわ!
 あのくそ女神の言ったように死ぬわけ? ここで?
 手は!? 何か手はないか!?
 辺りを見渡す。
 空。
 大地。
 ……終了。
 やっぱり、ダメジャン!
 ――父さん、母さん。僕を向こうの世界で産んでくれてありがとう。
 こっちであの女神の下で生活するハメにならなくて本当に良かったと思っています。あの女神では、加護どころか、呪われていたに違いありません。
 雪姉さんと真理は、僕がこちらに来たのでもう危険な目に遭うことはないでしょう。
 ほんの十数年でしたが、お二人の息子として過ごせたのは僕の誇りでしゅ。
 あ、かんじゃった。
 しまらないな~、最期なのに。
 そうだ。せめて目を閉じよ。
 痛くありませんように。
 ここまで「月が導く異世界道中」をお読みくださって――。

〝……どの……真……殿……真殿!〟
「ああ月読様、貴方の幻聴まで聞こえてきました。どうして貴方がこちらの神でないのか、残念でなりません」
〝しっかり! しっかりするのだ! 聞こえているな!〟

 本物か!?
 でも交信はできないはずじゃなかったっけ?

〝なんということだ。やりとりは全て聞いていた。すまぬ……まさか女神がこのような暴挙に出ようとは〟
「ツクヨミサマ! アイタカッタデスホントニ!」

 なぜかカタコト。でも気にしない。その余裕もない。

〝確かに真殿ならこのくらい、痛いと感じる程度で済むと思うが……しかしやって良いことではない!〟
「え? 大丈夫なんですか、これ。着地して」

 まだだいぶ地面との距離がある。走馬灯効果による知覚時間の延長だろうか。

〝二階のベランダからマットに落ちたくらいの衝撃はあるだろうが、怪我をすることはあるまい〟
「わお」

 予想以上に超人。すごいね自分。元の世界の負荷ってどんだけ強力なんだよ。

〝真殿はあちらで鍛錬たんれんをしていたからな。本来ならマットなしの衝撃だ〟
「あの鍛錬が……意外と効果があるものだったんですね」
〝だが、さすがにこの高さから落下するというのは怖いだろう。私が何とかしてみよう。安心してよい。それよりも伝えたいことがあるのだ〟

 言いにくそうにしている月読様。そういえばさっきも思ったんだけど――。

「あの、僕と交信できないんじゃ?」
〝ああ、おかげでかなり無理をしている。おそらく何百年か眠らないといかん〟
「な……」

 思わず言葉が漏れる。なんてこと……そこまでして助けてくれるとは……そうだよ、神様は本来こういうもんだよ。いや、こうあってほしいもんだよ。
 穏やかな白い光に全身が包まれ、落下速度が緩やかになっていく。月読様の言葉は嘘じゃなかったようだ。

〝それより、あの女神が真殿を迎えに来る時、かなり時間がかかっていただろう?〟
「あ、はい」
〝あの娘、やってくれおった。世界が繋がっていたのをいいことに、こちらの世界から二人ほどさらって行きおった!〟

 な、なんですとぉぉぉぉ!!
 それなんて誘拐犯!?
 仮にも女神だろ、そんなことして良いのかよ!

「そ、そんな! まさか……」

 真っ先に浮かんだのは僕の姉妹。

〝いや、真殿の身内ではない。だが一人はかなり近い人間だ。真殿の召喚の際、うまく重ねられてしまった。君の知り合い、かもしれん……私も油断していた〟

 神々のルールは知らないが、月読様の焦りからみて、あの女神が完全にしんそくに反していたんじゃ……。

〝私はおそらくこれからすぐに眠りに就き、君の生きている間にもう会うことはなかろう。だがこのことはの神々に話して、後の対応をお願いしておく……いくら創造を何度か行ったことのある女神といえど、これほどの蛮行ばんこう。相応の罰はあろう〟

 声が弱くなっていく。本当に無理をして交信しているんだ……くっそ。
 本当にあいつが月読様より上位神だってのか。あんな無茶苦茶なことをする奴が……。

「その二人は大丈夫なんですか!?」
〝ああ。二人ともどこぞの城に召喚されているらしい。もう無事にヒューマンと接触しているようだ。その……女神から多大な加護を与えられて……〟

 言いにくそうに告げる月読様。
 わお、すっげえ扱いの差。

〝気持ちはわかる。もはや君と元の世界に接点はないのだから、こんなことを頼める身分にないことは承知だ。だがしかし、他の二人に会うことがあれば気に掛けてやってほしい。君と同じ世界の人間だからな〟

 ああ、この人は本当にどこまで優しいのか。

「女神の力をフルコースで与えられたのに、ですか?」

 相当な力があるという女神からの加護とか、さぞかし強そうだけど。

〝神の力、という意味においては真殿が一番強い。魔力にしても同じだ。あの世界で無事に育ったうえに、ヒューマンの血筋を継いでいるのだ。比べるべくもない〟

 それに、と月読様は言う。

〝自分で言うのもなんだが、私が親神から継いだ力も、これまでに蓄えた力も結構なものなのだよ〟

 親神っていうとイザナギ・イザナミ様だっけか。

〝あのような女神に加護で劣るということはない。安心せよ〟

 お~自信満々。

〝このような事態だ。本来の勇者としての役割も、あの女神自ら剥奪はくだつしおったし、もう遠慮はいらぬ。月読の名において許す。なんじ、深澄真よ。新たなる世界での自由を認める。好きにせよ!〟

 月読様もやっぱり怒ってたのだ! やっぱ最高だ月読様!
 許されるまでもなくそのつもりでした!
 お墨付きだぜ、ひゃっほう!!
 月の光に包まれ、ゆっくりと落ちていく僕。

〝魂のりんで、また、会える、ことを、願って、い……〟

 かすれて消えていく月読様の声。

「はい!!」

 自らの神に、僕は大きく返事をした。
 女神?
 なにそれ。おいしいの?
 僕は穏やかに(不毛の)大地に降り立った。


    ◇◆◇◆◇


 見渡す限り、荒れ地。
 ひたっすらに続く荒野に岩山。
 マジか? この状況。もう今日で三日目だぞ。
 いい加減、変化のひとつもあっていいんじゃないか?
 とにかく広い。気付いたら元の位置に、なんてことを防ぐために、遠方に見える一際高い山を目印にして、昼夜を問わずひたすらに歩いていた。
 それでも一向にその山に近づいた気配がなく、幻なのかもしれないと何度も心が折れそうに
なった。
 見事に誰にも何にも会わない。
 すごいよね。人どころか、動物すらいないんだよ?
 食べられそうなものも一切ない。わらみたいな草は時々見るけど、さすがに食べるのは無理だろう。それすらまばらだけどね!
 飢えてはいるがまだ動けそうなのは、肉体が超人仕様だからかな。普通だったら、とっくにすいじゃくして動けなくなっていそうだし。
 月読様に与えられた『力』を使ってみようと能力の発現を試みたが、失敗(?)した。
 手の平に集めるようにという助言を実践してみたものの、今ひとつわからない。確かに力が集まっている感覚はあるのだが、何も起こらないのだ。
 地面に手をつけて放出しようとしてみたけどこれも空振り。
 ……色々試してはいるんだけどなあ。
 手にモノを置いて発現させようとすると、モノがかすかに動く。これが今のところ僕ができる唯一の力の発現だろうか。
 だけど自在に動かせるわけじゃなく、震えるようにピクピクするだけ。
 謎だ。少なくとも現状打破には使えそうにないな。
 まあ、この力は月読様から授かったとうといもの。あの御方に間違いはないと信じたい。
 もっと色々試して、早くこの力を理解しなければ……。
 それにしても、暑い。
 昼は陽炎かげろうがもあもあと立ち上る。今もそうだ。
 夜は岩の表面にしもが降りる。
 結構、人間にとって劣悪な環境のようです、はい。改めて超人仕様に感謝。
 かなりの速度で一方向に進んでいる。あの山に着く頃には、きっと何かしら状況の変化があるだろう。あってくれ。お願いです。
 三日間、風の音と自分の足音しか聞いてないんだよ!
 普通イベントが起こるよね、こうなる前に!!

「そっか。僕、勇者じゃなくなったんだもんな~。醜いアヒルの子だったから」

 独り言が漏れる。誰もいない寂しさもあってか、意味もなく考えを口にすることが増えた。悲しい。
 うつろな目で遠くの山を見つめる。あそこに人里があると信じたい。
 勇者の二人は今頃何してるのかねえ。
 きっと王族貴族にチヤホヤされて、さぞかし美味いモノ食ってんだろうなあ。
 それに引き換え僕は……。
 後ろを見る。ひたすら赤茶けた荒野。僕が踏破してきた道。
 しんろうが見えるたびに全力でダッシュしたから、降りたった場所からはだいぶ離れたはずだ。
 最初は適当に歩いているうちに誰かに会えるか、人里が見えてくるだろうなんて軽く考えていたけどさ。
 見事に何にもない。人影ひとつも……はふう。

『……ッ……ッ』

 だから。
 その声はかすかだったけど、僕が全ての変化に、多分人生で一番敏感になっていたからこそ、僕の耳は聞き逃さなかったのだと思う。
 歩みを止める。
 耳に手を当て、静かに目を閉じる。
 どこだ? どこから聞こえた?
 集中する。とにかく集中する。水がしたたるわずかな音も逃さない気持ちで。
 声は絶対にした、確かめろ。

『……テッ。……ダ……カッ』

 再度聞こえた。今度はちゃんと聞こえた!

「こっち、だーーーーーーーー!!」

 目を見開く。カッって効果音が欲しい感じ!
 絶賛絶食中ですけど! お腹、すっごく減ってますけど!
 こっちに来てから一番力強く、僕は大地を蹴って走り出した。


『タ、タスケテーーーー!!』

 声はさらにはっきり聞こえた。あそこ、岩山の近くからだ。

「はい、よろこんでーーーーーーー!!」

 二つ返事で僕は疾走する。もうテンションはゲージを振り切っている! 必殺技とか連発できそうだよ?
 見えた、次第に見えてきたよ。超視力の賜物たまものだね。向こうでは視力は良くなかったから、地味に嬉しい変化だ。
 やがて見えてきたモノに結構ビビったりしたけど、もう止まりゃしない。
 ……二足歩行の豚だろうが、二つ首の犬だろうが構うものかよ。孤独よりはずっとマシじゃ!
 ゲームじゃな、空飛ぶ豚もいりゃあ三つ首の地獄の番犬だっているんじゃい。
 三次元で出てきたからってこの際気にするか! こっちは超人だぞ文句あるか!
 ここから見た感じ、悲鳴を上げたのは二足歩行の豚、イメージ的にはファンタジーモノによく登場するオークってやつに近いかな?
 襲っているのは二つ首の犬だ。魔物同士の喧嘩……なのか?
 どっちにくみするかなんて自明だ。悲鳴を上げたほうだ! あなたのおかげで生き物に会えたんだからーーー!
 あちらも僕に気づいたようだ。両者ともに、つちけむりを上げながら近づいてくる何者か(僕)に注意を向けている。
 有難い。これならオーク君(仮)はもう安全だろう。僕が犬をどうにかできれば、だが。

『ナニモノダ、キサマ!! ジャマスルノカ!!』

 二つ首の犬が吠えた。僕をかくするための咆哮ほうこうから、なぜかそいつの意思が伝わる。そのことにかなりびっくりしたが、さっきの言語不明な悲鳴もオーク君(仮)のものだってわかったんだ。問題ない! 気にしない!

「ども! 僕は人間・マコト!! 今後ともよろしく!!」

 射程圏内。走り寄る勢いそのままに踏み切り、犬に向けて飛び蹴りを放つ。


「でえりゃああ!!」

 犬を吹き飛ばし、オーク君(仮)との距離を稼ぐつもりの一撃だったのだが――。

『ナ、ハヤスギル!! ッツ』

 結局、それが犬の最期の言葉となった。
 犬の二つの顔と顔の間に蹴りが決まる。
 そこまでは良かったんですが……そのまま、突き抜けちゃいました。
 え?
 相手、魔物ですよ? いや魔物がどうこう以前に、全力疾走とはいえ、ありふれた運動靴での一撃。
 いくらなんでも、これはおかしくないか!?

「え、ええっと」

 心の中は大パニックだったけど、何とか着地。恐る恐る後ろを振り向く。

「うわっ、や、やっちゃった……」

 そこには凄惨せいさんな光景が広がっていた。犬の体の半分がぐちゃぐちゃになって飛び散り、原形をとどめているもう半分は力なく横たわっている。何にどうされればこうなるんだってぐらいの酷さ。まるでトラックにねられたかのような姿に、思わず目をそむけてしまう。
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
 まさかこんなことになるだなんて思っていなかったんだ。本当だよ。
 自分がやっておいてふざけたことを、とは思うけど、直視できない。
 オーク君(仮)と目が合う。
 犬と相対していた時よりも、遥かに強い恐怖がその目に宿っているのがわかる。
 本来ならば醜く感じるはずの容姿にもかかわらず、不思議とけん感が湧いてこないのは、あの女神のおかげだろうか。見た目で判断することの愚をこれ以上なく体現してたからな、あいつは。美しくないと駄目とかふざけるなって。
 しかしまあ、色々な意味でやってしまった感が漂っている。
 だがとにかく会話できるのだ。会話しないと。
 ああ、会話。何て素晴らしい行為。遂に誰かと話をすることができるのか。
 妙な期待感に心が高揚する。
 神妙な面持ちで僕を見つめるオーク君(仮)の正面に立つ。

「あ~、はじめまして」
『ヒイイ!! シャベッタア!!』

 あれ、掴みから失敗か!?
 いやいや三日かけてようやくだよ? 超低確率のエンカウントだよ? 諦められるか。

「僕は怪しくない。温和で優しい。意味、わかる?」

 オーク君(仮)は首を縦にブンブン振るが、すぐに横にブンブン振り直す。
 意味がわからない。この世界独特のジェスチャーか?
 二足歩行しているのだから、感覚も人間に近いんじゃないかと思ったんだけど……。
 いや待て。豚さんが立っているのを見て、人に近いって感じるとは……僕も結構追い詰められているな。

『「リズー」ヲ一撃デ殺スヤツガオンワデヤサシイワケナイ!』

 おお、なるほど。納得だ。確かにさっきのはありえない。僕だってそう思う。
 青ざめた顔をしているわりに意外と冷静なヤツだな。『アンナ殺シ方アリエナイ』とかぶつぶつ呟いている。

「……わかった。俺は強い! お前より強い!」

 と、少し威嚇いかくしてみる。

『ヒイイイイイイイイイイ』

 身を縮めて怯えている。何これ。震えるオーク君(仮)に身振り手振りで意思を示す僕。
 おお、シュールだ。
 むう、しかしよくある流れだと、威嚇したら「俺はお前を気に入った」とか言ってくるかと思ったんだけどなあ。ゲームのやりすぎか。

「まあ、落ち着け。強いのは事実だけど、お前を助けに来たのも本当だよ?」

 両手を上げて、戦う気はないよって意思を示す。
 うん。こいつには「俺は強い!」って威嚇するより無害をアピールしたほうがよさそうだ。
 そもそも相手をおどすなんて僕のキャラじゃないしね。

「だってそっちが、助けて~って言ったんじゃないか。それで僕がここに来て、お前を助けた。ほら。僕はお前の味方、だろう?」

 オーク君(仮)は恐る恐る顔をこちらに向けた。少し震えも収まっている。

『ソ、ソウナノ?』

 怯えながらも顔を上げたオーク君(仮)の目をじっと見て、頷く。よしよし、少しは好意を得たようだな。この調子で――。
 ん? 何かに気付いたみたいだ。
 ようやく警戒心が薄れたと思ったのに、またその表情に恐怖が浮かび、震え出す。

「なんでやねん!」

 思わず突っ込みを入れる僕。

『ナ、ナンデヒューマンガワタシトハナセル!? マサカ、ヒューマンニモテイマーガイルノ!?』

 ていまー? なんですかそれは。
 どうして話せるかって言えばそれはまあ、どこぞの神っぽいもののおかげですけどね。
 そっか、普通人間は魔物と話せないんだな。
 あの女神、なんて能力つけやがる! 人からも誤解されるだろ、これ!!

「あー、もう!! 僕、ていまー違う! 道迷った! お前助けた! 以上!」

 とにかく端的に事実だけを伝えることにする。

『……』

 む、何か考えてる。相変わらず震えてるけど、さっきよりもマシだ。それなりに距離を取っているんだし、そんなに怯えないで欲しいよ……大体、こっちだって結構怖いんだぞ?

「……」

 僕も沈黙で待つ。もう会話ライフはゼロよ?

『ワ、ワカッタ』

 やった! ありがと! さんきゅ! しぇしぇ!

『タスケテクレテアリガトウ』

 グレート! 会話らしい会話だ。こいつは嬉しい。

「いやいや無事でよかった。それより君の集落はこの近くなのかな?」

「お前」から「君」に呼び方を変える。考えてみればお前お前って言うのもちょっと無礼だしね。
 街でも村でもすみでもなんでもいいのだけど、屋根のある場所で休みたい。
 だが、残念なことに首は力なく横に振られた。

「ま、まさか君も迷子?」

 首はまたも力なく横に振られた。

「僕、実はもう三日も迷ってるんだけど。どっちに行けば人に会えるか知らない?」

 やはり首を横に振る。
 おーごっど。状況が好転しませんよ? これイベントだよね? 違うの!?

『近クニヒューマンノ村ハアリマセン。ココハ〝世界ノ果テ〟ト呼バレル不毛ノ荒野デス』

 世界の果て?
 おや、そんな感じの言葉、最近誰かから聞きましたよ?
 ……おい! まさかあいつ本当に世界の果てに飛ばしたのか!?
 普通そこまでやるか!?
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