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第25話 闇の獣人、魔銀鋼の獅子(ミスリル・レオン)を下僕にすることに成功する

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 奴が一定の距離を置いて俺を観察するかのように見つめている。その眼差しは知性ある者、特有の眼をもっているということに気づかせてくれる。

 『どうやら見た目だけの獣人ではないようだな。我の鑑定でも完全にはわからないとは。一体貴様は何者だ? もしや魔族の血を引いているのか?』

 「さてな。俺は捨て子で親の顔なんて知らないんでね。で、どうして魔法陣の上にいたのか教えてくれないか?」

 『…まあいいだろう。我はこのグレゴルン山脈を統べる七巨頭の一体。ミスリル・レオン族の者である。ダークエルフ達が、グレゴルン山脈の一部に挑発の魔法をかけて、主な魔物を引き寄せては殺しまくっていると聞いたものでな。我はもともと地下深くに住んでいるのだが、緊急事態で我ぐらいしか倒せんということで、急遽、奴の召喚に応じたまで。その凄まじい活力といい、魔力といい、どうやら貴様で間違いないようだな』


 「あのー。俺としても不本意だったんだけどね。でも魔物が増え過ぎたら人里になだれ込んでくるでしょ? だからそうなる前にあらかじめ間引いておこうと思ってやったんだよね。でも山に登って倒すのって俺一人だと時間がかかりすぎるからさ。だから挑発して向こうから来てもらったってわけ。決して悪意があってやったわけじゃない。俺にだって俺の帰りを待ってくれている人達がいるんだからさ。彼等の安全の為にやった。それだけさ」

 こうして話し合っている間にも緊迫感が高まっていく。鑑定アビリティの竜王の叡智によると、こいつに攻撃魔法や通じない。毒や麻痺・即死攻撃魔法も効かないのだ。何といってもミスリルの精霊みたいなもんだからな。

 『なるほど。だがこの山にも秩序というものがある。我はこれ以上、貴様の殺戮行為を許すわけにはいかぬ。よって我はこの山の為に貴様を滅ぼす。貴様にも大切な、守りたいものがあるというのは先程知った。我と貴様。どちらにも大切なものがあるのは同じだ。よって手加減は不要。あらゆる戦法。あらゆる方法。あらゆる力。あらゆる技能をもって我を滅ぼしにこい。…もっとも我もただやられるわけにはいかぬがな』

 そう言うなり、奴は俺の前に突進してきた。いきなりかい! 俺は闇魔法で奴のいた魔法陣の反対側に転移する。

 目の前で俺が消えた割にはミスリル・レオンは落ち着いていた。くるりと振り返ると尻尾を何度か振っている。意外と上機嫌なのか?

 『なるほど。道理で闇の力が強いとは思ったが、貴様。我の想像以上の闇の魔法の使い手のようだな。ならば接近戦は一先ず置いておこう。…これならどうだ?』

 今度は大きく口を開くと、白銀の火炎弾を撃ち出してきた。しかも一発じゃない。三発同時に撃ち出してきやがった。

 だが俺も闇魔法の使い手。咄嗟に闇の壁を作って火炎弾を吸収する。というのもただの防御では三発同時なら破られる可能性が高いと思ったからだ。

 それに闇魔法の真髄は吸収することにある。それが他の魔法と大きく違う点だ。だから相手の生命力を吸い取ることも、MPだけを吸い取って対象の仲間に補充することもできる。

 さてミスリル・レオンは俺が火炎弾を吸収することは予想していなかっただろうが、何らかの回避か防御に出るとは思っていたのだろう。再び口を大きく開けると、ものすごい大音量で吠え始めた。
 
 鑑定してみると「魔獣の咆哮。距離にもよるが何らかの防御をしていないと、確実に鼓膜にダメージを及ぼすほどの破壊的な咆哮を周囲にもたらす。至近距離でやられると、耳栓をしていない限りほぼ確実に鼓膜が破れ、脳をゆさぶるほどのショックを与えるので、大抵の敵は戦闘不能になる」

 やっぱりか。俺は奴がまた口を開いた時に、猛烈にいやな予感がして俺の周囲にドーム状の闇の結界を展開したから特に支障はないが、それでも頭が少しフラフラする。

 頭に来たとはこのことだ。だが俺にはキングドラゴンを倒した時に、こいつが使ったのと似たようなアビリティをもっているんだ。こうなったらこいつにもでかい声を出されたら、どんだけうるさくて嫌な思いをするのか教えてやろう。

 「やりやがったな! こうなったらお前にも同じ思いを味わってもらうぞ!」

 俺は大きく息を吸うとアクティブにした竜王の咆哮のアビリティを使用する。

 まさか自分と同じようなアビリティをもっているとは思わなかったのだろう。しかも彼は人型ではなく、四つ足のライオンの姿だ。とっさに自分の耳をふさぐなんて器用な真似などできるはずもなく、俺の放った竜王の咆哮をまともに浴びてしまった。

 『ぐぐぐ…。まさか我と似たようなアビリティを持っているとは…。面白い。実に面白いぞ! こんなに愉快な気分は何百年ぶりだろうか。さあ、貴様のもつ手札を我の前に晒してみせるがいい!』

 最初は焦っていたのに、もうピンピンしてやがる。そりゃそうだよな。だってこいつ、状態異常の無効化アビリティをもっているのは間違いないし。俺だって状態異常無効化に近いけど、完全じゃないんだよな。そういう意味ではこいつが羨ましいよ、ちくしょうめ。

 俺は闇の球体を六つほど作ると、奴のいる方へ無造作に投げつけた。

 もちろん奴は回避する。だが俺もそれは計算済みだ。奴の周囲に落ちて爆発した闇が広がっていく。

 『これは…なるほど。LPを吸収する類いのものだな?』

 「正解。さすがに長生きしているだけあって察するのが早いね」

 そう言いながら俺はさらに数を増やして10個ほどの闇の球体を高速連射する。

 だがミスリル・レオンも負けてはいない。いきなり目を瞑ったかと思うと、今度は真紅の光線を両目から出した。

 そして闇の球体を次々に撃墜していく。おかげで一発も当たりませんでしたよ、ええ。

 『それでは次はこちらの番だな。いくぞ!』

 すっかりノリノリで闘いを楽しんでおられるミスリル・レオン。また口を開けると、今度は白銀の炎を盛大にでかい口から吐き出してきた。しかも広範囲だ。

 俺は慌てて闇の壁を瞬時に構築して炎を吸収する。先程の火炎弾の三連発ほどじゃないと思ったが、吸収してみると威力は三発同時に受けたのと同じ。それほどの威力なのにあんだけ広範囲なんて、何それ。ずるいじゃんか。

 俺が防御して奴が真紅の光線を両目から放つ。時には回避して、時には闇の壁で防御する。

 ミスリル・レオンが飛びかかってきたら、俺は闇魔法の転移で回避する。 

 こうして互いに決め手を欠けた状態が何分か続いた。

 『うーむ。このままでは埒があかぬな。ならば…我も本気を出すことにしよう』

 結構動き回っているのに全然息切れしていないミスリル・レオン。まあそれは俺も同じだけどな。暗殺者としての厳しい訓練と獣人としての能力。さらに超・回復その他アビリティのおかげで、この程度のバトルではぜんぜん疲れないのだ。

 「本気出すってどういうことだ? もしかしてスライムみたいに分身とかするのか? それとも巨大化とかするのか?」

 『ふっ…。なかなかいい線をついてきているが、どれも違うな。これこそ我が必殺技だ! とくと見るがいい!』

 白銀の閃光がミスリル・レオンの全身から放出される。あいつに害がなくても俺にダメージが来るかもしれないので、俺は周囲に球状の闇の結界を張り巡らせた。これで失明とかしなくて済む。

 そして光が収まった後に立っていたのは…何故か全裸の獅子の獣人だった。


 『ふっ…。どうだね少年? 我も人型になろうと思えばなれるのだ。そして戦闘能力も上がっている。このようにな!』

 唖然としている俺に上機嫌で両手から火炎弾を放出してくる、ミスリル・レオン。

 「くっ! ならこれでどうだ!」

 俺は回避はしないで同じ数の闇の球を両手から放出した。二つの白銀の火炎弾と二つの闇の球。

 両者は真っ向からぶつかり合い、ボシュウウ…とどこか間抜けな音を出して消滅していった。

 『うむ。やはりこの体なら動きやすいな。ではこれならどうかな?』

 全身に白銀の炎をまとい、突進してくるミスリル・レオン。俺は逃げようと思えばできたが、それでは根本的な解決にはならないと思い、両手に闇を収束して全裸の変態、もといミスリル・レオンを迎撃する。

 もともとこいつは四つ足の獣だ。いくら獣人になれたからって、格闘術を習った俺ほどじゃない。

 と、思っていた時期が俺にもありました。つい数秒前までは。

 ていうか、何だよこの対応力は。俺の拳の一撃をあっさりと受け止めるわ、反撃に蹴りまで食らわしてくるわ。

 もちろん避けたけどな。普段の状態でもやばいってのに、全身に白銀炎をまとっている状態で食らったら、最悪、俺でも死にかねない。

 ならば…こいつの二番煎じなんて嫌だが、こいつが人型になって近接戦で挑んできたのだ。応えてやらなければ男がすたる。

 俺も闇を全身にまとって、変態、じゃない、ミスリル・レオンの拳や蹴りを受け止めていく。

 闇の力を全身にまとって俺は奴の白銀の炎をまとったパンチやキックをただ防御している。

 『ふっ。どうした? 我が疲れるのを待っているようだが…まだまだ我は元気なままだぞ!』

 そうして奴はまたパンチや蹴りを俺に浴びせ続けるが、さっきほどの勢いはない。拳や蹴りのスピードも明らかに落ちてきている。

 『馬鹿な…まさか、貴様。ただ防御していただけでなく、我の炎の力を吸収して――』

 だがミスリル・レオンの言葉は最後まで続くことはなかった。思わず一歩退いたそのチャンスを俺が見逃すはずがない。

 防御している間に吸収・変換した闇の力を一気に圧縮して奴に叩きこむ。

 さすがに全身に白銀炎をまとっている状態でもこれは堪えたのだろう。派手に吹き飛んで、壁に激突した。

 俺はさらに圧縮した闇の力を連続して奴に浴びせ続ける。俺にパンチや蹴りの猛攻を浴びせた時に、さんざんエネルギーを吸い取られたのだ。普段の奴なら回避できたのだろうが、今の奴にそんな余裕はない。ふらりと立ち上がった状態の奴は防御するのに精一杯だった。

 洞窟内の広大な空間を黒い光の爆発としか形容しようのないものが爆音と共に現れ、数秒後には消滅した。

 
 そこにはうっすらと白銀の炎、いや火というほど弱弱しい炎を全身にまとって倒れている、全裸の獅子の獣人が倒れていた。

 俺が近づくと、奴は目を開けて清々しい笑顔を浮かべていた。

 『我の負けだ。もはや体が思ったように動かぬ。800年ほど生きてきたが…ここまで全力で戦ったことはなかった。さあ、止めを刺すがいい』

 「断る。あんたは俺が少し本気を出さなければいけないほどの強者なんだからな。そんな奴を殺すなんてもったいないことをするはずがないだろう? だからあんたには俺の従魔になってもらう。嫌なら回復魔法をかけてから痛めつける。あんたがはいと言うまでな」

 『そこまでして我が欲しいか。…よかろう。負けた時点で我は貴様のものだ。貴様と一緒に生きていくのも面白そうだからな。拷問などという手間なんぞかけなくても従魔になってやろうぞ』

 「それはいいな。で、契約の時に名前を付けるんだけどレオンフレイムというのはどうだ? 炎を操るあんたにはピッタリだと思うんだが」

 微笑を浮かべて、ゆっくりと首を縦にふるレオンフレイム。すると彼の額に白銀に輝く獅子を象った紋章が現れた。

 俺はそのまま近づくと、奴の額に俺の額を重ねた。閃光が二人の額から溢れ出る。

 それはすぐに収まったが、闇属性の俺にとってもまぶしくはあったが、決して不快な光ではなかった。

 『ではこれからよろしく頼むぞ、主殿。そういえばあなたの名前を聞いていなかったな』

 「俺はラフィアス。ラフィアス・ゾルトロンドだ。それから俺の事は基本的に主でいい。殿はつけなくていいからな。あとお前は基本的に俺の影の中にいてもらおうか。でかい図体の獣や獣人がいると怖がられちゃうからな。お前はかっこいいとは思うけど、他の人間にとってはお前は怖い外見を持った獣人なんだよ。だから俺が命じた時以外は影の中で待機しているように。わかったな?」
 
 『なるほど。しかし契約についても知っているようだな。我が説明しなければいけないかと思ったが、杞憂であったか』

 それについて俺は「たまたま知ってたから」と言ってお茶を濁した。

 実は従魔に関する契約はこうすると暗殺者ギルドにいた時に習ったのだ。あの時は訓練が厳しくて怪我ばかりしていた幼い俺は実技から逃げるために、傷を癒すためと教官達に言い訳しながらいろいろな座学を学んだものだったが、それがこういう形で活かされるとは思わなかったな。

 何はともあれ、俺はこうして思ってもいない形で従魔を手にすることができた。

 と、なるとこれからやる事はただ一つ。俺は「淫獣の魔眼」を発動させてレオンフレイムに使用した。

 するとレオンフレイムの股間にあったイチモツが勃起して肉棒へと変わっていく。

 『こ、これは…。主よ。我に何を…っ!?』

 はぁ、はぁと息を荒げているレオフレイムと俺自身に浄化魔法ピュリファイをかけてきれいにする。

 「お前、他のミスリル・レオンと会ったことはあるか? 交尾の経験は? ないのならこうして少しは性的なことも覚えておかないとな。俺の獣魔になったらいやでも毎日、こういうシーンを見聞きすることになるんだからな」

 『雌とは過去に一度だけ会ったことがある。交尾も一度だけしたが、そういうものだと思っていた。しかし主がこういう交尾を毎日するような状況なら、我も少しは学ばなければならんか。主のその心遣いに感謝するぞ』

 「経験あるんなら話は早い。お前も知ってる通り、世の中は弱肉強食だ。弱い雄は雌と交尾さえできなくなる。だからあぶれた雄は雄同士でこうして高まる情欲を晴らすしかないってことだ。お前も俺に敗れて弱者になったんだから、弱い雄の気持ちはわかるだろ?」

 そう言いながら俺はレオンフレイムの肉棒をしごいてやる。結構でかいな。レヴィンと同じくらいの巨根だぞ。「淫獣の魔眼」のおかげで、すでに肉棒の先端からは透明な雫ができていた。

 そして俺は無造作にレオフレイムの肉棒を口に咥えてしゃぶりだす。レオンフレイムは主人の俺に逆らうことができずに「おおお…っ」と歓喜に満ちた叫びを上げている。

 そして俺はレオンフレイムが射精するまで執拗に舌と顎を動かして、こいつを絶頂へと導いた。

 『ウォオオオ――ッ。き、気持ち良い…まさか雌なしでこのような快楽を味わえるとは思わなかった…』

 俺の口内に盛大に精液を射精するレオンフレイム。天を仰いで吠えるのはさすがに獅子といったところか。

 でもうるさいから、もうちょっと静かにしような?

 俺はレオンフレイムに床の上に仰向けになるように命令すると、彼は素直に従った。次は何をするのかとドキドキしているようだった。
 
 俺は服を全て闇の中の空間に収納すると、万が一を考えて結界を巡らせて装備した者の汗や垢を消す効果のある胸当てと竜王のマントを裸になった体の上に装備していく。これでダークエルフが来て攻撃魔法を使っても俺とレオンフレイムを傷つけることはできないだろう。続けて闇の中の空間から、アンネリーザから買った媚薬入りクリームを取り出してレオンフレイムの肉棒に塗りたくっていく。

 俺はレオンフレイムの勃起したままの肉棒の上に馬乗りになるという形で、俺の菊門の中にレオフレイムの肉棒を挿入すると、そのまま腰を上下に動かし始めた。

 主人の行為に仰天したレオンフレイムだが、肉棒から伝わってくる快感に首を左右に動かしてまた盛大に吠え始めるのはうるさいからやめろってば。

 『ウォオオオ――ッ。き、気持ちいい…まさか、まさかこれほどの快楽がこの世界にあるとは…っ。主、我は最高に幸せだ――っ!』

 「だからうるさいって! もう夜になったんだから山の生物を守るお前が騒いでどうするんだ! 付近の動物を不眠症にしたくなかったら、もうちょっと静かにしろって!」

 唇の前に人指し指を立てた状態で静かにしろというジェスチャーをした俺を見て、なんとなくわかったのだろう。

 彼は素直に『は、はい。主よ。騒いだりしてすまなかった。あまりにも気持ちよかったのでつい…』

 と、謝罪と少し言い訳をしていたが、俺が激しく腰を上下に動かしてからは『むむ…っ』とか『おお…っ』とか
目を瞑って必死に俺の猛攻に耐えていくようになった。

 そして逝く時も『うう…もう我慢できん。主よ、逝く、逝くぞ!』と小さく叫んで俺の中に大量の白濁液を放出していった。

 こうして俺は従魔になったレオンフレイムを逝かせ続けた。これが一般的な獣人なら5、6回ほど逝かせてやればよかったんだが、こいつはやはり少なく見積もってもSS級のせいか、20回ほど逝ってやっと肉棒が柔らかくなってきた。どんだけ精力あるんだよこいつ…。

 

 ってもう夜遅いよな。時刻をお知らせする宝石を取り出してみると、夜の八時半。うわ、やばい!
 さて、レヴィンとヴェルゼはちゃんと説明してくれているかな?

 俺は二人が女王や姫、局長や大臣達からの質問攻めにあっているのを想像して、どう謝ろうかと思いながら、影の中に入ったレオンフレイムを従えて、闇魔法で王都の尖塔へと転移した。

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 後書きです。今週は疲れる日が多かったのと、嫌な事に遭う日が多かったので、小説も少しずつ書いたりしましたが…誤字脱字が多かったので、チェックに時間がかかりました。もしも誤字脱字を見かけてもスルーしてください。

 某異世界転移者は飯で強大なモンスターを従わせていますが、ラフィアスは力とセックスで伝説級の怪物を惚れさせて従わせています。一応、ラフィアスはミスリル・レオンに対しては手加減しています。やろうと思えばヴァンパイアロードやその他、強大な魔物から吸収したアビリティや、魔剣や魔石。その他マジックアイテムなどを使って殺すこともできました。

 なのに手加減した理由はいろいろあります。ミスリル・レオンの存在そのものが高値で売れるのもあるし、こいつを味方につけておけばいろいろと便利だからといった所でしょうか。
 
 お陰でレオンフレイムはもうラフィアスにぞっこんです。忠誠心も高いですが、数百年ぶりに身も心も気持ちよくなったせいか、彼の言う事にはほとんど盲目的に従います。決して体目当てではありません。でも従魔の自分をこんなに気持ちよくしてくれるなんて! と感動しているんですね、彼は。

 そんな訳でラフィアスは従魔をゲットしました。いつもはラフィアスの命により影の中に潜んでいるSS級の上位ランクの怪物です。

 ちなみに従魔や従者といった存在はレオンフレイムだけじゃない予定です。まだ確定していませんが増える可能性もあるかもしれません。

 そして近いうちにラフィアスがこの世でもっとも恐れ、苦手とする人物も登場予定です。その、髪と瞳の色が毎回違う「あの人」です。

 あと申し訳ないけど、次回も18禁要素があります。連続で申し訳ないのですが、レヴィン宰相に迷惑かけたのだから、仕方ないかも。喧嘩して険悪な状態になるよりかはマシだということで。これも不必要な18禁要素ではないので、どうしても外せないのでご了承ください。
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