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さぁ、はじめようか
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しおりを挟む―――― 時遡る
リディアが逃亡を見事果たした直後の事だ。
皆がジークヴァルトが勝利を納めたことに沸くのは束の間だった。
それはアナベル誕生祭の会場に響いたこの声からだ。
「リディア嬢が消息を絶った、よってレティシア様を聖女とする!」
ロドリゴ教皇の声に会場が一斉に沸いた。
そんな中レティシアが中央に立ち叫んだ。
「ここに宣言します、王妃アナベルを無罪とします!」
アナベル派が多数を占めた会場は拍手喝さいが起きる。
それを聞きつけ急いでやってきたジークヴァルトが声を上げた。
「待て!国王代理としてそれを認めない!」
ジーク派とアナベル派が衝突するも、ロドリゴ教皇の言葉でジーク派は激震する。
「我ら教会は聖女を支持します!」
中立だった教会が聖女のレティシアを支持するという事はアナベル派につくという事。
アグダスだけでなく世界規模の教会の力はとても大きい。
それがアナベルにつくというのだ。
(そんな…、均衡が崩れた…)
サディアスが瞠目する。
「聖女として宣言しますわ!」
これでアナベルの件が保留となる。
そしてこれにより状況はアナベルの方へと傾いた。
「くそ‥、やられた、ロドリゴめっ」
リディア逃亡の情報を一早く得たロドリゴとレティシアが企んだのだ。
その劇を見ていたオズワルドがドス黒いオーラを纏う。
(これかっ、これを狙っていたのか!!)
錯乱を狙っていたのを解っていたのに見過ごした自分が許せぬように怒りに体を震わせた。
それからはリディアが居る頃よりも対立が一層激しくなった。
レティシアが聖女になる事で次々と策に打って出たのだ。
アナベルは保留となったため、権力は多少衰えてもまだまだ力を持っていた。
「救えたのはお前だけだな…」
オズワルドを横目にジークヴァルトが苛立ちを隠せないようにトントンと机を指で叩く。
「で、報告とは何だ?」
「ウラヌ北側のイブラントにヨルムの者がうろちょろしている」
「ヨルムの?兵か?」
「民の姿はしている」
「なるほど民を装った兵ですか…」
「国境兵は何をしている?」
「兵は見過ごしているようだ」
「何だと?」
「あーそれなんですが」
そこでルーサーが入ってくる。
「今団長に頼まれてた調査結果が届きました、どうやら色仕掛けなどで弱みを握られ見過ごすように命令されているようです」
「命令したのは誰です?」
「まだ調査中です、…その調査始める前に自殺したというか…」
「なるほど、自殺を装った他殺ですか、何が何でも殺される前に捕まえるのです」
「はっ」
「とにかく、国境兵の取締り強化と違法に入って来たヨルムのモノを祖国に追い返せ!」
「はっ」
ルーサーがまた出て行く。
「はぁ、厄介ごとが次々と…」
「まだ何かあるのか?」
サディアスがため息交じりにビラを机に置く。
「最近話題になっている色んな貴族の色恋沙汰を書いた人気のビラなのですが…」
ジークヴァルトが内容を読み目を瞬かせる。
そこにはジークヴァルトが不正を起こしたとか疑惑とかが書き連ねてあった。
「途中からこのような内容になり城下の民はこの話題で持ち切りの様です」
「工作か‥‥」
「ええ、人気のビラでしたので瞬く間に噂が広がりジークヴァルトの疑惑に街中盛り上がっています」
「これはちとマズいな…」
「はい、民を巧みに誘導していっていますね、民がアナベルに付けば終わりです…、もちろん火消しを行っていますが、人気の話題です、次々と違う者達が面白がって我もと…キリがないですね」
「今はまだいい、だがこれからどんどん読んでもらうために誇大化するだろう、‥‥だが禁止令を出しても止みはせんだろうな」
「そうですね、さらに油を注ぐようなもの、言論弾圧もいただけません、ですが流れを止める必要があります、罰則か何かルールを設定すべきかと」
「とはいえ、これはなかなか厄介だな…」
「ええ」
そこへ更に兵が飛び込んでくる。
「どうしました?」
「それが、ヨルム側がイブラントは我らの土地だと主張しています」
「は?」
「イブラントは紛れもなく我が国の領土です、それを何を寝ぼけた事を」
「はい、そう何度も伝えていますが主張を譲らないのです」
「一体どうなっているんだ?」
「ヨルムは戦争を起こす気か?」
三人が顔を見合わす。
イブラントの位置はヨルムが取れば戦争に優位な土地だ。
「あそこを取られてはアグダスは危うい」
「とにかく国境兵を増員します、ゲラルトに調査を依頼しなさい」
「はっ」
「オズワルド、アナベルの見張りをお願いします、アグダスを売るようなことはないと思いますがこれに乗じて何かを企むやもしれません」
「あの女に動かれては面倒だ、こちらの動きを止められれば政党争いどころかヨルムが動き戦争を仕掛けられればこの国は終わる、しっかりと見張っておけ」
オズワルドが頷く。
「私はビラの方を探ってみます」
「頼んだ」
「畏まりました」
あちこちのごたごたを抑える日々の中、執務室で怒りを含んだ声が響く。
「はぁ?この請求額一体どういうことです?!」
サディアスが目を丸める。
「それが…魔物が増える事で不安を覚えた貴族達が教会施設をもっと国をあげて増やすべきだと声が上がり勝手に貴族達がこぞって教会を作り始め、国のための施設だと請求書を押し付けてきまして‥‥」
ふるふるとサディアスの請求書を持つ手が震える。
街の復興に紛争費と今莫大にお金が掛かるこの時に、呑気に何の役にも立たない施設に大規模な費用をを掛けて作るとは。
「全く能無しどもめがっっ」
「サディアス様、まだその…気になる報告が上がっています」
「今度は何です?」
「それが、あちこちで餓死者が出ていて暴動が起きそうな状況と―――」
「は?そんなはずはありません、街が餓死者が出ぬように最低の費用は各管轄に配られているはずです」
「はい、その筈なのですが…、もしかしたら魔物が多く出現する事で物価が暴騰し官僚が着服しているやもしれません」
「!…参りましたね、アグダスは大きい、各管轄を調べるより先に暴動がどこかで起きる可能性が高い」
イライラと腕を組む。
「すぐにこの事を殿下に伝えに行きます、各管轄も調べないというわけにもいきません、手の空いている者を集めてすぐに調査に向かわせなさい」
「はっ」
「はぁ~やれやれ」
ゲラルトがへたり込むように食堂の椅子に座る。
周りの兵達も座り込む。
「次から次へと戦戦!はーっ飲まなきゃやってらんないぜ!」
そう言って運ばれた酒を口に含みブッと吹き出す。
「まっず!これ殆ど水じゃねぇか!」
「魔物で畑がやられて酒が暴騰してんのよ、少しでも酒入ってることに感謝なさい」
「城の中でも酒飲めねえのかよ」
「貴族様の所が優先!あんたら兵はこれで我慢しなさい」
食堂のおばちゃんが机にほぼ水の酒を置く。
それを横目にオズワルドもほぼ水の酒を飲む。
(すべてはあの女が去ってからなし崩しだな、敵ながら見事)
リディアが去ってからジークヴァルトが今まで作り上げてきた軌跡が崩れ落ちていく。
その事にイライラするも心は少々裏腹だ。
(この国がどうなろうが知ったこっちゃないが、あの男が天下を取っていないと色々と面倒だ…)
ぐびっとほぼ水の酒を煽ると机に置く。
(あの時、あの女から目を離さなければ‥‥だが、まだチャンスはある、次は逃がさん)
気づいていたのに裏をかかれ逃げられた。
そんな自分に対し苛立ちにミシッと握りしめたジョッキが音を鳴らす。
(邪魔はさせん、絶対に)
そう思うと同時に込み上げてくる激しい怒りの感情。
それはリディアに対してというよりは何か根底にある怒りのような感じがした。
その激しい何とも言われぬ怒りと共に後悔の念が腹の底から沸き上がりぐつぐつとする。
(なんだ…この怒りは? それにこの強い焦燥感はなんだ?)
「っ」
そこで突き刺す様な頭に痛みが走り手をやる。
そんな中、兵たちのおしゃべりが耳に入ってきた。
「てか、またイブラントにヨルムがウロチョロしてるってよ」
「またじゃねぇよ、ずっと居るらしいぜ、しかも数も今では相当増えてるらしい」
「マジか?!」
「あそこはヨルムの地だと世界に向けて叫びまくってるらしいぜ、イブラントの住人はヨルムの民に占拠され今は外も出歩けない程治安が悪化してるとか」
「それって事実上ヨルムのモノになってね?」
「殿下が必死に食い止めようとしているらしいが、紛争に魔物にと手がいっぱいで兵が割り避けねえらしい」
「俺らも出ずっぱりだもんな~、でもよ、あそこ取られたらマジ戦況ヤバイじゃん?どうなんのよ、この国?今あそこから戦争仕掛けられたらヤバくね?」
「それは大問題だけどよ~、今は目の前の事で精いっぱいだよ、体力も限界だし、こんな酒じゃ元気もでねぇし、この紛争いつまで続くんだ?」
「そりゃ魔物がおさまるまでだろ?魔物による被害でこの国に難民を沢山受け入れろと、あちこちの国が騒いでいるお陰でこうして紛争が続いてんだから」
「もういっそ受け入れちゃえばいいんじゃね?」
「ばぁか、ありゃ難民と言う名の移民だよ」
「何が違うんだ?」
「一度受け入れて見ろ?その家族もとなる、家族でない奴も家族と言ってどんどん入ってくるぞ?」
「それだけじゃねぇ、差別だなんだともっと優遇しろとかたくさんの難民が一斉に叫び出してみろ?各国がそれを非難したら?それでなくても殆ど水の酒を飲むしかない俺らの税金がジャブジャブと難民に注がれていく事になるんだぜ?」
「うわぁ、勘弁してくれよ」
「しかも優遇されたらぜってぇいつくだろ?税金もない、働かずして食べ物も寝床も与えられるんだ、ぜってぇここに居座るぞ、そしてその食費や生活費は俺らの税金で払われるんだぜ?」
「はぁ?それでなくても税がすっげぇ上がってんのに、それじゃまた値上がりするかもしれねえじゃないか」
「てか、こんだけアグダスだって疲弊してんのに何で難民が押し寄せてくるんだ?」
「他国から見たらアグダスは聖女の加護があると思われてんだってよ、ほら伝説の聖女のシールドがどうのってやつ、だから魔物の出現が少ないから安全だって」
「全く、事実はてんで反対だってのにな」
「さらに市民権を得ようとしてみろ、それを承諾する方向になってしまったら乗っ取られちまう可能性だって出てくる」
「うわ、マジやべぇな、難民は可哀そうな奴らと思ってたが…」
「本当の難民は可哀そうだが、それだけじゃねぇ、難民のプロがいるんだよ、誘導しその国に入り込み金儲けや乗っ取ろうとする奴らがね、だが見分けがつかないから受け入れるのはヤバいんだ」
「国家が仕掛けていることもあるって聞くぜ」
「マジやべぇな…、本物の難民が可哀そうだな」
「ああ、でも俺達も自分の身が大事だ、仕方ない」
「これじゃ紛争終わらねぇな」
「紛争どころか、生活もままならねぇよ…」
「難民より自分らの生活のがやばいよ…はぁ、早くおさまらねぇかなぁ…」
ため息を付く疲れ切った兵達の隣で空になったジョッキを置くとオズワルドは席を立った。
それからも次から次へ内も外もと起こる問題に翻弄され、更には戦争が起こるかもしれないという緊迫した日々が続く。
オズワルドはジークヴァルトの元へアナベルの視察の報告をするため部屋に入るとサディアスもいた。
二人とも隠すことも出来ぬぐらい疲弊していた。
「見知らぬ男がアナベルと密会か…」
「オズワルドが逃がす程の男の正体は…今回の数々の問題に関わっているやもしれませんね」
「ああ、余りにも重なり過ぎている」
そこへキャサドラが走り込んでくる。
「どうした、ドラ?」
「大変よ!とうとう暴動が起きた、今ルーサー達が抑えてる」
「何だと?!」
「ビラのルール設定と罰則に『言論弾圧だ!』と騒いで、武器を持った集団が騒ぎ立てで暴動を引き起こしたようです」
「! チッ裏目に出たか…、皆が納得できるよう公正に道徳的に作りこんだのだが…くそっ」
「内容がどうとかではないわ、言葉を抜き取って、そこだけを指摘して『言論弾圧だ』って、民は中身までしっかり読んでないだろうし、まだ文字が読めない民も多いから、そこをつかれたみたい」
「チッ姑息な、ビラなどいつの間にここまで出回っていたんだ?」
「貴族の色恋沙汰を書き出して面白いと噂になり一気に広まったみたい、広まった後、色々政治に関して書かれ出したって」
「やはりおかしい」
サディアスが口元に手を当てる。
「このビラも相当数撒かれてます、それだけの紙やインク代は相当な費用がいったはず、今の民にそれだけの資金が用意できるでしょうか?それに暴動も武器も莫大な費用が掛かる、普通の一般市民が出せるはずがありません」
「誰かが裏で資金援助を行ってると?」
「それしか考えられません」
「それってアナベルが?」
「アナベルの資金の動きならディアが感知するだろう?」
「ええ、その点はしっかり見張っていますが、そんな大量の資金が動いた形跡はありません、誰が…?…もしやヨルム?」
「イブラントを主張した時期と重なる、その線で調べてみるか…」
「もしかしたらアナベルと密会していた男…、それがヨルム?」
「そうかもしれんな、だが調べてみないと今は何とも言えん」
思考を巡らす中、キャサドラが落ち込む様に首を落とす。
「私があの時、言いつけ通りにリディアを見張っていたらこんなことには‥‥すみません」
「過ぎた事はもういい、今はそんな事を言っている場合ではない」
「…はい」
悔しさに涙を滲ませるキャサドラ。
その横で瞳をギラつかせるオズワルドが居た。
そして恐れていたことが起こった。
「大変です!!」
マーカスが飛び込んでくる。
「暴動を抑えた事でまた反感を買い、あちこちで一気に暴動や武装したデモが発生しています!」
「何?!」
ガタンと椅子を転がせ立ち上がるジークヴァルト。
作戦会議に集まっていたいつものメンツの顔も強張る。
「あのビラの影響でこの魔物も貧困もジークヴァルト殿下のせいだと騒ぎ立てています」
「馬鹿な…」
「情報が早い、やはり誰かが手引きしていますね…」
「大変です!」
「次は何だ!」
更にジークヴァルトの臣下が走り込んでくる。
「貴族達が噂を聞きつけ全てジークヴァルト殿下が企てた事だと処分を求める声が上がっています!」
「何だ…と?」
「もう貴族まで…?!早過ぎる…いけない、すぐに対策を講じなくてはっ」
瞠目するその状況で室内に声が響き渡る。
「ジークヴァルト殿下はおられるか!」
その声に一斉に振り返る。
そこには陛下の臣下が立っていた。
「陛下がお呼びです!すぐに謁見室に来られよ!」
凍てつき陛下の臣下を見る。
「陛下がお呼びって、陛下起き上がれるまでになったの?てか、これってマズいんじゃない?貴族達の声が上がってる最中にお呼びだなんて‥‥」
「ドラ、静かに、策を練っています」
「こうなっては練っても何も出てこんだろ、大体時間もない」
「ジーク様っ」
ジークヴァルトがはぁっと大きなため息をつく。
陛下の体調が戻ったという事は即ち、王の権利がまた陛下へと戻るという事だ。
「終わったんだ、お前達はすぐにでもここから去れ」
「そんなっ」
「俺が気を引いている間にジーク派の者に伝え皆直ぐに城から逃げろ」
「ジーク様を置いてはいけません」
「アナベル派が勝った、という事は必ず戦が始まる」
「っ‥‥」
「生き延びよ!アグダスの未来はお前たちに掛かっている」
「!」
「殿下‥‥」
そう言うと皆に背を向けた。
「ジークヴァルト殿下!こちらへ!」
「わーってる、今行く」
ジークヴァルトがちらりと皆に振り返る。
「息災でな」
ジークヴァルトが王謁見室に入るとざわめいていた声が静まり返り怒りに満ちた目で睨みつける。
父である陛下の隣に立つアナベルを見、全てを理解する。
「参りました、父上」
跪くジークヴァルトを見つめ降ろす。
「今まで代理ご苦労であった」
「‥‥」
ぐっと拳を握りしめる。
これでジークヴァルトの権限が無くなる。
陛下が立ち上がる。
「お前にはがっかりだ」
「っ‥‥」
そう言い残すと陛下が立ち去る。
「数々の所業を洗いざらい吐いてもらうわよジークヴァルト」
洗いざらいも何もない。
ただの拷問だ。
「この男を拷問室へ連れて行きなさい!それとサディアス軍師も、ジーク派の者全て国家反逆罪の容疑で捕まえよ!」
寂れた路地裏にあるドアに顔を真っ青にした男が駆け込む。
「大変です!殿下の公開処刑が決まりました!」
その言葉に皆の中央にいるサディアスが口を開く。
「とうとうこの時が来ましたか…、ジーク様をお助けするにはこの時しかない」
ジーク派を連れ城から逃げ出したサディアスがジークヴァルトを助けるためにクーデターを起こす準備を着々と行っていた。
アナベルがジークヴァルトをそのままにして置く筈がない、確実に見せしめのために派手な公開処刑を催すと既に想定していた。
「ああ、こんな時に団長が居てくれたら…、団長どこ行っちゃったんでしょう?」
城を逃亡したとき、一緒だったオズワルドが姿を晦ました。
(本当に、ジーク様を助けるまで居てくれれば良かったのですが…)
サディアスも口惜しいと皆に解らないように拳を握りしめる。
「今からでも捜索を―――」
「必要ありません、あの男を捜索したところで見つかりはしないでしょう、それよりも今は目の前の策に集中しなさい、必ずや成功させねばならないのです」
「はっ」
「ジーク様を失ってはこの国は完全に終わりです」
あちこちで暴動が起きる中、大きな男が歩く。
「公開処刑場所が決まったらしいぞっ」
「ざまぁだな!我々の国民を蔑ろにした天罰だ!」
「で、場所はどこだ?」
場所を話すその会話に耳を傾ける。
(やっとこの時が来たか…)
大きな男、オズワルドがギラリと目をギラつかせる。
城から逃亡しサディアスらから離れ別行動したオズワルドはずっとリディアを探していた。
(あの女が動くとしたら、この時しかない)
必ずあの女はやってくる。
オズワルドの体からドス黒い憎しみと怒りのオーラがメラメラと揺れ動く。
(あの魔物執事の幻覚魔法を使うはずだ…、黒魔法の気を放っている場所、あるいはその付近にあの女は必ずいる)
「次は逃さん」
そうして公開処刑の日がやってきた。
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