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第一章「自殺か、他殺か」
【忘れられない恋がある(2)】
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愛車であるフィアットに乗り、涼花は警察署を出る。この一帯で停電しているのだろうか。信号機が消えている交差点があった。交通整理をしていた警察官に、「お疲れさま」の意で手を上げる。思えばこの間も停電があった。そのときは勤務中だったので、作っていた書類のデータが飛んでいないかと、涼花はやきもきしたものだった。
スーパーで買い物を済ませ、千葉市内のアパートに帰宅した。玄関を開けると、キッチンへ直行し、買ってきた食材を冷蔵庫にしまう。夕食の準備に取りかかりながら、涼花はふと思う。
警察官の仕事は、ドラマや映画の題材になることが多いため、一見すると華やかそうだが実際はそうではない。理想の職場をイメージしていると大きなギャップを感じることになる。
警察官の仕事は大きくわけて、日勤と三交代制の二種類がある。日勤勤務となるのは、主に刑事課、交通課、警備課などの専務と呼ばれる部署だ。日勤勤務の場合、月曜から金曜までの出勤で、何もなければ週末は休み。ただし、必ず土日が休みなわけではなく、事件が発生すれば事件の処理や捜査などで夜遅くまで残業することになる。時には当直勤務で二十四時間警察署で缶詰めになる。帰宅時間は流動的で、家庭を持っていると大変だ。家事はなるべく効率化しなければならない――それが涼花の頭痛の種だった。
とはいえ、料理は結構好きだ。自分の作った料理を美味しいと褒めてくれる人がいると、俄然やる気が出る。
今日は、昨日漬けておいた鶏肉を焼いたものと味噌汁、あとはほうれん草のおひたしにした。それらをテーブルに並べていたとき、インターホンが鳴った。
「はーい」
魚眼レンズ越しに恋人の横山毅を確認し、涼花は鍵を開ける。
「おかえり、毅」
「ただいま。いい匂いだな。腹減ったよ」
「すぐご飯にするから、着替えておいで」
「ああ、そうする」
スーツ姿の彼が視界の端を横切っていくのを確認しながら、涼花は急いで食卓を整えた。
「今日も美味そう。いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
毅の向かいに座り、涼花も手を合わせる。
毅とは、二年前に事件の捜査中に知り合った。涼花が刑事課に配属されてすぐのことで、とある電子部品メーカーの横領事件の捜査を担当した際に、毅に事情聴取をしたのが最初だった。彼の上司に当たる人物が、横領の容疑者だったのだ。当初、涼花は毅に特別な興味を持たなかったが向こうはそうでなかったらしく、事件解決後、毅からアプローチがあった。そこで意気投合し、自然と交際へと発展した。
毅は、涼花より三つ年上の二十八歳。当初は各々一人暮らしをしていたが、毅は元来計画性のない性格なのか、たびたび家賃を滞納していた。それを涼花が立て替えているうちに、毅が涼花のアパートに転がり込んできた。
家賃は涼花がすべて負担している。とはいえ、涼花のほうが収入が多かったし、仕事柄自宅をあけがちなので不在時に家を守ってくれる人がいるのはありがたい。そのため文句は特になかった。
ハードな仕事で疲労困憊となって帰宅したとき、誰かが待っていてくれる。それだけで、涼花は幸せを感じられた。
営業職で外回りが多いせいか、毅の顔は日に焼けて真っ黒だ。見た目は精悍だが、家賃を滞納していた事実からもわかるように、見た目と違って彼は基本的にだらしない。料理も洗濯もほとんどしないし、家事は大部分が涼花の担当だ。仕事で疲れているのはわかるがそれはお互い様じゃないのか。それが不満といえば不満ではある。それでも、束縛してこないところはありがたかったので、細かい部分には目を瞑っているのだった。
「ちゃんと食べてる? 顔色悪いぞ」
毅が心配そうに言う。涼花は頬に手を当てた。そんなにひどい顔をしているのだろうか?
「大丈夫。仕事が忙しいだけ」
「なら、いいけど……無理しないでね。体調が悪いんだったら横になっていてもいいよ」
「うん、ありがとう」
遠慮なく休ませてもらうよ、と言いたいのは山々だが、ここで自分が横になったら洗濯物が溜まるだけなのを涼花は知っていた。だから休むことはない。
「来週あたりにでも実家に帰ろうと思っているんだけど、お前も来る?」
「え? なんで?」
予想だにしていなかった話題が出てきて、涼花は驚いた。
「いや、うちの姉ちゃんが結婚することになったらしくて、それについて家族会議をすることになったんだ。それで、お前も来いって言われちまってね」
「……ああ、そういう話。私のことなら気にしないで、行ってきたらいいよ」
「うん。でもさあ、どうしようかなと」
毅は煮え切らない様子を見せた。涼花は「なんのこと?」と聞き返す。
「姉ちゃん、お前も連れてこいって」
「……あ、そういうこと。どうして私まで……」
眉間にしわが寄る。毅には二つ年上の姉がいるが、家族ぐるみの付き合いはない。同棲を始める際、親に挨拶した程度だ。涼花としても、他人の家庭の事情に首を突っ込みたいとは思っていなかったので、なるべく接点を持たないようにしていたというのに。
「毅のお姉さんって、いくつだっけ?」
「今年で三十になるはずだ」
「……ふうん。それで、どうしてお姉さんが結婚するからって私まで呼ばれるのよ」
「お前の顔が見たいんだってさ。それと、お前たちはどうするんだ? と言われたんだよ」
毅は困ったように笑う。涼花が内心で嫌だと思っているのを毅も薄々とは感じているのだろうが、姉には弱いらしく、断れない様子だ。
どうする、とはなんなのか。
それは私が決めることなのか。
私が嫌だと言ったらどうするつもりなのか。
それ以前に、いつ私たちは結婚することになったのだろう。これまで、私たちは結婚について一度も話し合ったことはない。
同棲を始めて二年近く。毅は三十を目前にしている。姉が心配するのも分かる。涼花だって、結婚をまったく考えなかったわけじゃない。
「結婚しよう」と彼に囁かれたら、打てば響くように快い答えを差し出せるだろうか――といえばまだ踏ん切りはつかない。それでも、彼の胸の内を聞きたかった。たとえ飾られた言葉でも構わない。「俺についてこい」と力強く導く、それだけの気概を示してほしかった。
「どうしよう?」と頼りなげに問いかけられ、「そうだね、そろそろ結婚しようか」と軽やかに応じるなんて、彼はそんな幻想を抱いていたのだろうか。
家賃も光熱費も食費も何もかも涼花任せのくせに、自分たちの将来のことも決めてくれないのか。
水津さんの彼氏ってヒモなの? と同僚に言われたことがある。涼花はやんわりと否定したが、内心では自嘲していた。そうかもしれないと。
「まだ、結婚は考えられないよ」
結局、曖昧な受け答えで逃げたのは、我ながら卑怯だよねって涼花は思う。
「そうだよな。まあ、まだ時間はあるからよく考えて。嫌なら無理にこなくていいよ」
「うん」
そこで話は終わりになった。そこから続いた十分間の沈黙が、二人の間に重く横たわった。
毅は出会った当初、外食とコンビニ弁当ばかりの食生活をしていた。基本的に怠惰なのだ。彼には、あまり良くないとされる男の特徴がいくつかあった。身の回りの整理整頓ができない。理由もなく金遣いが荒い。平気で時間を守らない等々。それでも優しいし束縛しないから、涼花は毅のことが好きだった。ろくでもない男ほど放っておけない、という庇護欲か、もしくは自分がいなければという使命感か。
それでも時々、彼の計画性のなさが嫌になる。いつも彼は行き当たりばったりだ。もし毅と結婚したとしたら、どうなってしまうのかと不安にもなる。束縛しないのはありがたいが、もう少し主体性を持ってほしい。
そして、ふと思う。あの人は、こんな男じゃなかったと。
気が利き、話していて退屈しない。聞き上手で、確固たる意見を持っていた。あの人なら、こんな曖昧な関係にはしなかっただろう。
比べても仕方がない。最初からわかっていたことだ。けれど。
涼花には、今でも忘れられない人がいる。
不誠実ではあるが、忘れられない恋があるのだ。
スーパーで買い物を済ませ、千葉市内のアパートに帰宅した。玄関を開けると、キッチンへ直行し、買ってきた食材を冷蔵庫にしまう。夕食の準備に取りかかりながら、涼花はふと思う。
警察官の仕事は、ドラマや映画の題材になることが多いため、一見すると華やかそうだが実際はそうではない。理想の職場をイメージしていると大きなギャップを感じることになる。
警察官の仕事は大きくわけて、日勤と三交代制の二種類がある。日勤勤務となるのは、主に刑事課、交通課、警備課などの専務と呼ばれる部署だ。日勤勤務の場合、月曜から金曜までの出勤で、何もなければ週末は休み。ただし、必ず土日が休みなわけではなく、事件が発生すれば事件の処理や捜査などで夜遅くまで残業することになる。時には当直勤務で二十四時間警察署で缶詰めになる。帰宅時間は流動的で、家庭を持っていると大変だ。家事はなるべく効率化しなければならない――それが涼花の頭痛の種だった。
とはいえ、料理は結構好きだ。自分の作った料理を美味しいと褒めてくれる人がいると、俄然やる気が出る。
今日は、昨日漬けておいた鶏肉を焼いたものと味噌汁、あとはほうれん草のおひたしにした。それらをテーブルに並べていたとき、インターホンが鳴った。
「はーい」
魚眼レンズ越しに恋人の横山毅を確認し、涼花は鍵を開ける。
「おかえり、毅」
「ただいま。いい匂いだな。腹減ったよ」
「すぐご飯にするから、着替えておいで」
「ああ、そうする」
スーツ姿の彼が視界の端を横切っていくのを確認しながら、涼花は急いで食卓を整えた。
「今日も美味そう。いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
毅の向かいに座り、涼花も手を合わせる。
毅とは、二年前に事件の捜査中に知り合った。涼花が刑事課に配属されてすぐのことで、とある電子部品メーカーの横領事件の捜査を担当した際に、毅に事情聴取をしたのが最初だった。彼の上司に当たる人物が、横領の容疑者だったのだ。当初、涼花は毅に特別な興味を持たなかったが向こうはそうでなかったらしく、事件解決後、毅からアプローチがあった。そこで意気投合し、自然と交際へと発展した。
毅は、涼花より三つ年上の二十八歳。当初は各々一人暮らしをしていたが、毅は元来計画性のない性格なのか、たびたび家賃を滞納していた。それを涼花が立て替えているうちに、毅が涼花のアパートに転がり込んできた。
家賃は涼花がすべて負担している。とはいえ、涼花のほうが収入が多かったし、仕事柄自宅をあけがちなので不在時に家を守ってくれる人がいるのはありがたい。そのため文句は特になかった。
ハードな仕事で疲労困憊となって帰宅したとき、誰かが待っていてくれる。それだけで、涼花は幸せを感じられた。
営業職で外回りが多いせいか、毅の顔は日に焼けて真っ黒だ。見た目は精悍だが、家賃を滞納していた事実からもわかるように、見た目と違って彼は基本的にだらしない。料理も洗濯もほとんどしないし、家事は大部分が涼花の担当だ。仕事で疲れているのはわかるがそれはお互い様じゃないのか。それが不満といえば不満ではある。それでも、束縛してこないところはありがたかったので、細かい部分には目を瞑っているのだった。
「ちゃんと食べてる? 顔色悪いぞ」
毅が心配そうに言う。涼花は頬に手を当てた。そんなにひどい顔をしているのだろうか?
「大丈夫。仕事が忙しいだけ」
「なら、いいけど……無理しないでね。体調が悪いんだったら横になっていてもいいよ」
「うん、ありがとう」
遠慮なく休ませてもらうよ、と言いたいのは山々だが、ここで自分が横になったら洗濯物が溜まるだけなのを涼花は知っていた。だから休むことはない。
「来週あたりにでも実家に帰ろうと思っているんだけど、お前も来る?」
「え? なんで?」
予想だにしていなかった話題が出てきて、涼花は驚いた。
「いや、うちの姉ちゃんが結婚することになったらしくて、それについて家族会議をすることになったんだ。それで、お前も来いって言われちまってね」
「……ああ、そういう話。私のことなら気にしないで、行ってきたらいいよ」
「うん。でもさあ、どうしようかなと」
毅は煮え切らない様子を見せた。涼花は「なんのこと?」と聞き返す。
「姉ちゃん、お前も連れてこいって」
「……あ、そういうこと。どうして私まで……」
眉間にしわが寄る。毅には二つ年上の姉がいるが、家族ぐるみの付き合いはない。同棲を始める際、親に挨拶した程度だ。涼花としても、他人の家庭の事情に首を突っ込みたいとは思っていなかったので、なるべく接点を持たないようにしていたというのに。
「毅のお姉さんって、いくつだっけ?」
「今年で三十になるはずだ」
「……ふうん。それで、どうしてお姉さんが結婚するからって私まで呼ばれるのよ」
「お前の顔が見たいんだってさ。それと、お前たちはどうするんだ? と言われたんだよ」
毅は困ったように笑う。涼花が内心で嫌だと思っているのを毅も薄々とは感じているのだろうが、姉には弱いらしく、断れない様子だ。
どうする、とはなんなのか。
それは私が決めることなのか。
私が嫌だと言ったらどうするつもりなのか。
それ以前に、いつ私たちは結婚することになったのだろう。これまで、私たちは結婚について一度も話し合ったことはない。
同棲を始めて二年近く。毅は三十を目前にしている。姉が心配するのも分かる。涼花だって、結婚をまったく考えなかったわけじゃない。
「結婚しよう」と彼に囁かれたら、打てば響くように快い答えを差し出せるだろうか――といえばまだ踏ん切りはつかない。それでも、彼の胸の内を聞きたかった。たとえ飾られた言葉でも構わない。「俺についてこい」と力強く導く、それだけの気概を示してほしかった。
「どうしよう?」と頼りなげに問いかけられ、「そうだね、そろそろ結婚しようか」と軽やかに応じるなんて、彼はそんな幻想を抱いていたのだろうか。
家賃も光熱費も食費も何もかも涼花任せのくせに、自分たちの将来のことも決めてくれないのか。
水津さんの彼氏ってヒモなの? と同僚に言われたことがある。涼花はやんわりと否定したが、内心では自嘲していた。そうかもしれないと。
「まだ、結婚は考えられないよ」
結局、曖昧な受け答えで逃げたのは、我ながら卑怯だよねって涼花は思う。
「そうだよな。まあ、まだ時間はあるからよく考えて。嫌なら無理にこなくていいよ」
「うん」
そこで話は終わりになった。そこから続いた十分間の沈黙が、二人の間に重く横たわった。
毅は出会った当初、外食とコンビニ弁当ばかりの食生活をしていた。基本的に怠惰なのだ。彼には、あまり良くないとされる男の特徴がいくつかあった。身の回りの整理整頓ができない。理由もなく金遣いが荒い。平気で時間を守らない等々。それでも優しいし束縛しないから、涼花は毅のことが好きだった。ろくでもない男ほど放っておけない、という庇護欲か、もしくは自分がいなければという使命感か。
それでも時々、彼の計画性のなさが嫌になる。いつも彼は行き当たりばったりだ。もし毅と結婚したとしたら、どうなってしまうのかと不安にもなる。束縛しないのはありがたいが、もう少し主体性を持ってほしい。
そして、ふと思う。あの人は、こんな男じゃなかったと。
気が利き、話していて退屈しない。聞き上手で、確固たる意見を持っていた。あの人なら、こんな曖昧な関係にはしなかっただろう。
比べても仕方がない。最初からわかっていたことだ。けれど。
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