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04.怒涛の如く私は貴族達に翻弄される
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柔らかな布地で、身体にフィットしたチューリップタイトなドレス。 胸元から首まで極細のレース糸で細かな花模様を描かせ、スリットを入れた袖口、スカートの隙間からふわりとしたレースが覗き見えるのが愛らしくも上品な出来で満足しているドレス。
美しい布地をアピールすることを優先し余計な飾りを控えたかのように見えるかもしれないが、オラール伯爵家の代々受け継がれる風習として、花嫁が身に着けるとされる宝石があり、ソレが最も際立つデザインにしてあるのだ。
「ゃ、ダメ、それは、私がディディエ様との結婚式のために……」
押し付けられた婚姻だった。
拒否の出来ない状況で決まった婚姻だった。
最初はドレス作りも適当で、商売の宣伝になるだろうくらいに考えていた。 だけど、ディディエ様が私に向けてくれる優しさに好意が芽生え、彼の元に嫁ぐのだと言う覚悟を持って、彼と生きて行こうと言う決意をもって作ったドレスをミモザ様は身に着けているのだ。
私は、うわ言のように呟く。
「それは、私のドレス。 お願い辞めて」
相手は他国に嫁いだとはいえ王女殿下だった女性だ。 声を大に責める事はできない。 それでも私の呟きを聞けばディディエ様は声を荒げた。
「辞めるのです!!」
初めて聞く大声に、私はビクッと身体を縮めた。 だけどディディエ様の叫びは、私に向いていたのではないとすぐにわかり、それはそれで驚いた。
「何よ、こんな地味なドレス1つに大声をあげなくても、私が着て差し上げると言っているのだから、ありがとうございます。 このような粗末なドレスに袖を通してもらえるなんて、って涙を流すべきでしょう」
「そのドレスは、シシリーが我が一族に嫁ぐ決意として作った特別のものなのですよ! 直ぐに脱いでください。 一族代々伝わる花嫁の証に合わせて作ったドレスなのですから。 他のドレスにしてください」
「ふ~ん、仕方ないわねぇ……。 でも、彼女のドレス、どれも地味でつまらないのよね。 だけど、コレは形が変わっていて気に入ったのに」
ミモザ様は、ディディエ様の前にも関わらず、乱雑にドレスを脱ぎ捨て、躊躇なく下着姿をさらす。 そして柔らかく皺になりやすい素材のドレスは床投げ捨てられ、踏みつけられた。
「なら、どれが私に似合うか、アナタが選んで?」
ネットリとした声と腕がディディエ様に向かう。
「戯れはほどほどになさってください」
そうキツイ声色でいってはいるけれど、腕を避ける様子はなく下着で覆われただけの身体がディディエ様にまとわりつき、私は視線を逸らした。
ディディエ様は流行のドレスの型にレースと刺繍をふんだんに使った愛らしいドレスを手に取る。
「これぐらいに華やいだものでなければ、アナタの美貌には負けてしまいますよ。 ミモザ」
「確かに豪華ではあるけれど、これだと他の人との差別化に至らないでしょう? でも、まぁ、いいわ。 着るのを手伝いなさい」
「シシリー、こちらのよくある形のドレスなら良いですよね?」
何が……良いのだろうか? 確かに作成かかった手間は先のドレスの方が上だけれど、彼がミモザ様に勧めたのは、どこか結婚におざなりだけど、ソレを隠すために高価な素材がふんだんに使われている。
「分かりました……。 それで代金のご請求はドチラに行えば宜しいのでしょうか?」
「何よソレ、私が着てやると言うのだから、逆に金をとりたいくらいよ!!」
ドレスを着るのを手伝っているディディエ様は、穏やかな声でミモザ様を諫めていた。
「ミモザ、アナタは黙っていてください」
なぜ、ディディエ様は夫のように彼女をなだめるのかしら?
ディディエ様は……彼女のためにドレスの代金をお支払いになると言うのかしら?
何故?
どうして?
頭の中がグルグルする。
床に投げつけられたドレスを拾っていた私にディディエ様が声をかけてきた。
「シシリー」
視線を上げれば、穏やかにも優しい微笑みが向けられた。
「シシリー、悲しい事を言わないでくれないか……。 彼女はとても可哀そうな思いをしてきたんだ。 無茶な行動も、自らが愛されている存在であると確認するため。 そんな彼女だからこそ……公爵夫人は彼女を慰めるため華やかな場に参加するべきだと勧めたんだよ。 それに君は、子を失ったこの国の王女の悲しみの前で、人々から祝福を受け、未来を祝われ、幸福だと喜ぶことができるのかい? 私には……無理だ……」
穏やかな口調ではあるが、明らかに私を責めていた。
「まずは、彼女の不幸を拭うのが先だろう? 子を失い、夫に虐待され、使用人に蔑まれた彼女のために、君が出来る事はなにか考えてみるんだ」
なぜ、考えなければならないの?
そう問えば……ミモザ様がこの国の王女で、私がこの国の民だからと、誰もが言うだろう。 例えニヤニヤとディディエ様の背後で、責められる私をミモザ様が見ていたとしても、人々は私に全てを差し出せと言うだろう。
人なんてそんなもの。 自分に被害が無いと思えば、してさしあげなさいと簡単に言う。
「私だって、ただで済ませる気はありませんわ。 いいえ、私が着ればアナタの地味な服も注目を浴び、流行とする事だってできるの。 ソレはアナタにとって悪い事ではないと思うわ。 そうね……着の身着のまま逃げてきた私は、何も持っていない、それも一緒に都合つけてくれるかしら? 花嫁として嫁ぐのに、今まで使っていた古びたものを使う……なんてことはないでしょう?」
うんうんとディディエ様は頷き、微笑みながら彼女の言葉を引き継いだ。
「それに宣伝になるばかりではなく、ソレで彼女の不幸が悲しみが少しでも晴れたなら、アナタは彼女の親しき者として貴族社会でその名を轟かせる事ができるでしょう」
そんなもの……もう全て手に入れている。 手に入れたからこそのフラワーズの称号、特別爵位なのですから!!
そう耐え切れず叫びそうになった。
叫んでしまえば、不敬罪と鞭うたれてもおかしくない。
だけど、私は目の前の理不尽に耐えきれなかった。
「彼女の作るドレスは、どれも地味で、アナタの華やかさを打ち消してしまう。 アナタの美貌を台無しにするような駄作、それをアナタは身にまとうのですか?」
奥の作業場からバラデュール伯爵が姿を現し、2人の言葉に割って入った。
「……そ、そうかしら?」
ミモザ様が戸惑っている。
「えぇ、太陽のようにきらめかしい黄金の髪は、セクシーな色合いとデザインのドレスが似合う」
「だけど……子を亡くしたばかりの私が……」
可哀そうな母を演じだしている。
「民の労わりに、健気にも普段通りを演じるアナタに、誰もが涙することでしょう。 アナタは強く優しい方だと、気丈に振る舞う姿に心震わす事でしょう。 これ見よがしに、可哀そうな私を慰めてと言わんばかりのドレスを身につけるなんて、アナタらしくない」
「だけど、今更、どこでドレスを」
「アナタは先ほどおっしゃっていたではありませんか? アナタに着てもらうなら、誰もが喜んで最新デザインのドレスを差し出すだろうと。 その価値が自身にあると、今、そう言葉にされたばかりではないですか」
「えぇ……そうね」
「ですが……彼女の製作物全てを拒否しては、それもまた彼女も可哀そうと言うもの。 彼女の製作物もお持ちいただいてくれないでしょうか? さぁ、シシリー君からも頭を下げなさい」
勢いに飲まれボーゼンとしていれば、バラデュール伯爵は無理やり私の頭を抑え込んだ。
「幾ら庶民と言えど、王女殿下に対する礼儀は御存じでしょう? さぁ、アナタからこれを彼女に進呈するのですよ。 私の最高傑作をお受け取り下さいと」
そういって、彼が持ってきた袋を手渡され、中を覗けば……少しばかり張り切り過ぎた、セクシーな下着と、ナイトドレスだった。
美しい布地をアピールすることを優先し余計な飾りを控えたかのように見えるかもしれないが、オラール伯爵家の代々受け継がれる風習として、花嫁が身に着けるとされる宝石があり、ソレが最も際立つデザインにしてあるのだ。
「ゃ、ダメ、それは、私がディディエ様との結婚式のために……」
押し付けられた婚姻だった。
拒否の出来ない状況で決まった婚姻だった。
最初はドレス作りも適当で、商売の宣伝になるだろうくらいに考えていた。 だけど、ディディエ様が私に向けてくれる優しさに好意が芽生え、彼の元に嫁ぐのだと言う覚悟を持って、彼と生きて行こうと言う決意をもって作ったドレスをミモザ様は身に着けているのだ。
私は、うわ言のように呟く。
「それは、私のドレス。 お願い辞めて」
相手は他国に嫁いだとはいえ王女殿下だった女性だ。 声を大に責める事はできない。 それでも私の呟きを聞けばディディエ様は声を荒げた。
「辞めるのです!!」
初めて聞く大声に、私はビクッと身体を縮めた。 だけどディディエ様の叫びは、私に向いていたのではないとすぐにわかり、それはそれで驚いた。
「何よ、こんな地味なドレス1つに大声をあげなくても、私が着て差し上げると言っているのだから、ありがとうございます。 このような粗末なドレスに袖を通してもらえるなんて、って涙を流すべきでしょう」
「そのドレスは、シシリーが我が一族に嫁ぐ決意として作った特別のものなのですよ! 直ぐに脱いでください。 一族代々伝わる花嫁の証に合わせて作ったドレスなのですから。 他のドレスにしてください」
「ふ~ん、仕方ないわねぇ……。 でも、彼女のドレス、どれも地味でつまらないのよね。 だけど、コレは形が変わっていて気に入ったのに」
ミモザ様は、ディディエ様の前にも関わらず、乱雑にドレスを脱ぎ捨て、躊躇なく下着姿をさらす。 そして柔らかく皺になりやすい素材のドレスは床投げ捨てられ、踏みつけられた。
「なら、どれが私に似合うか、アナタが選んで?」
ネットリとした声と腕がディディエ様に向かう。
「戯れはほどほどになさってください」
そうキツイ声色でいってはいるけれど、腕を避ける様子はなく下着で覆われただけの身体がディディエ様にまとわりつき、私は視線を逸らした。
ディディエ様は流行のドレスの型にレースと刺繍をふんだんに使った愛らしいドレスを手に取る。
「これぐらいに華やいだものでなければ、アナタの美貌には負けてしまいますよ。 ミモザ」
「確かに豪華ではあるけれど、これだと他の人との差別化に至らないでしょう? でも、まぁ、いいわ。 着るのを手伝いなさい」
「シシリー、こちらのよくある形のドレスなら良いですよね?」
何が……良いのだろうか? 確かに作成かかった手間は先のドレスの方が上だけれど、彼がミモザ様に勧めたのは、どこか結婚におざなりだけど、ソレを隠すために高価な素材がふんだんに使われている。
「分かりました……。 それで代金のご請求はドチラに行えば宜しいのでしょうか?」
「何よソレ、私が着てやると言うのだから、逆に金をとりたいくらいよ!!」
ドレスを着るのを手伝っているディディエ様は、穏やかな声でミモザ様を諫めていた。
「ミモザ、アナタは黙っていてください」
なぜ、ディディエ様は夫のように彼女をなだめるのかしら?
ディディエ様は……彼女のためにドレスの代金をお支払いになると言うのかしら?
何故?
どうして?
頭の中がグルグルする。
床に投げつけられたドレスを拾っていた私にディディエ様が声をかけてきた。
「シシリー」
視線を上げれば、穏やかにも優しい微笑みが向けられた。
「シシリー、悲しい事を言わないでくれないか……。 彼女はとても可哀そうな思いをしてきたんだ。 無茶な行動も、自らが愛されている存在であると確認するため。 そんな彼女だからこそ……公爵夫人は彼女を慰めるため華やかな場に参加するべきだと勧めたんだよ。 それに君は、子を失ったこの国の王女の悲しみの前で、人々から祝福を受け、未来を祝われ、幸福だと喜ぶことができるのかい? 私には……無理だ……」
穏やかな口調ではあるが、明らかに私を責めていた。
「まずは、彼女の不幸を拭うのが先だろう? 子を失い、夫に虐待され、使用人に蔑まれた彼女のために、君が出来る事はなにか考えてみるんだ」
なぜ、考えなければならないの?
そう問えば……ミモザ様がこの国の王女で、私がこの国の民だからと、誰もが言うだろう。 例えニヤニヤとディディエ様の背後で、責められる私をミモザ様が見ていたとしても、人々は私に全てを差し出せと言うだろう。
人なんてそんなもの。 自分に被害が無いと思えば、してさしあげなさいと簡単に言う。
「私だって、ただで済ませる気はありませんわ。 いいえ、私が着ればアナタの地味な服も注目を浴び、流行とする事だってできるの。 ソレはアナタにとって悪い事ではないと思うわ。 そうね……着の身着のまま逃げてきた私は、何も持っていない、それも一緒に都合つけてくれるかしら? 花嫁として嫁ぐのに、今まで使っていた古びたものを使う……なんてことはないでしょう?」
うんうんとディディエ様は頷き、微笑みながら彼女の言葉を引き継いだ。
「それに宣伝になるばかりではなく、ソレで彼女の不幸が悲しみが少しでも晴れたなら、アナタは彼女の親しき者として貴族社会でその名を轟かせる事ができるでしょう」
そんなもの……もう全て手に入れている。 手に入れたからこそのフラワーズの称号、特別爵位なのですから!!
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叫んでしまえば、不敬罪と鞭うたれてもおかしくない。
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