龍と海に堕ちた天使

46猫

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綺麗な天使の理由

・・・竜火モデルをやって欲しい!

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竜火「もしもし?・・・って、雪姉どうしたの?」


雪姉「竜火!実はね、明日都内のスタジオでモデルをしてくれない?」


竜火「明日なら大丈夫だよ?」


雪姉「良かった、じゃあ明日迎えに行くね!!」


竜火「は?ちよっ、雪姉!?・・・切れた。(汗)」


龍「竜火、どうしたの?」


竜火「あー、明日モデルをしてって言われた。」


龍「・・・え?竜火がモデル!?俺も行く!!」


竜火「は?何言ってんの!?」


       ~次の日~


竜火「雪姉、ありがとう。何か急に行きたいって言うから。(汗)」


龍「だって、竜火がモデルをするから生で見たいって思ったらいてもたってもいられないんだよ!」


竜火「ブサイクだけどね。」


 自分が呟くと龍は真っ直ぐに見つめてくる。
瞳で、竜火は凄いって訴えてくる。


龍「竜火は、マイナス発言してたら可愛い顔が台無しだよ!」


 何でコイツ、こんなに眩しいんだ?・・・・オレは、海に沈んでいて何も分かんない中で光がオレを照らした。・・・・だけど、オレは嫌いだ。
 何を信じて、どう思うかなんてオレには知らない。


竜火【愛とか何て、どうせオレにはいらない。】


 どうせ、失うって分かってる。昔の事件がオレの大切な物を奪った。そして、同時に感情も失った。


竜火【コイツには、分からないな。】


 暗闇の中でずっと独りぼっちで、寂しくて誰にも言えない過去にお前は何て言う?・・・また、失うのかな?・・・失う事を恐れるのか?
 心の中にもう一人がいる。この自分は、ヤバイ奴だ。・・・・オレは、たまに入れ替わるけど記憶はない。まぁ、何も無いからいいけど。


雪姉「竜火そろそろ着くよ。」


竜火「んー、了解。・・・雪姉今日の撮影は何の奴?」


雪姉「今日は、色々ね!」


竜火「あー。(汗)」


龍「色々?(汗)」


 スタジオに入ると、スタイリストさん達に囲まれてそのままメイクするはめになった。スタイリストは、従兄の照秋兄がやる。いつもオレ専用だ。ただ、欠点がある。(汗)


照兄「竜火~!」


『ギュー!!』


竜火「照兄、苦しい。」


雪姉「照、竜火が痛がっているわよ?(笑)」


照兄「あっ、竜火ごめん!」


竜火「あー、大丈夫!それより、速く着せて。」


 そう、オレの様な妹系が大好き過ぎる。(汗)


照兄は、従兄でオレの4つ上。そして、照兄の奥さんが雪姉だ。・・・・マジでオシドリ夫婦。
 因みに、照兄は三つ子で名前順だと政秋、照秋、星秋だ。そして、弟に春だ。こっちの兄弟も仲が良い。嫁さん達には美人揃いでいつも見とれてしまう。


竜火「雪姉、終わった?」


雪姉「竜火~可愛い!!」


 そのまま、撮影をする。
この瞬間が好きだ。全ての視線を集めて、皆を驚かせるのがオレは楽しんでいる。

       ~龍サイド~


 竜火が可愛いくて、目が離せない。・・・・本人は気付かないが産まれつき見せ方を知っている。





龍「竜火、すっごく可愛い。・・・」


照兄「竜火は、誰にも聞かないで自己判断してやっているんだよ?」


龍「あっ、どうも。えっと・・・」


照兄「俺は、照秋。竜火達の従兄で保護者代表。」


龍「竜火の保護者代表様で!?」


???「どこが、保護者代表だよ!」


照兄「あっ!?けっ、今朝!!」


妹の朝子ちゃんは、撮影中の竜火を見て話す。


朝子「全く。竜火姉が聞いたらキレるよ。」


龍「朝子ちゃん、久しぶり。」


朝子「竜火姉から言われたでしょ?」


龍「えっ?」


朝子「私に触るなって。・・・あのバカ姉貴は。」


龍「あー、そうそう。・・・・」


朝子「竜火姉、一匹狼だけど本当はツンツンデレだから・・・・っで!?」


『ゴチン!!』


竜火「誰がツンツンデレだ?(怒)」


朝子「すみません。」


雪姉「竜火、落ち着いて。・・・朝子、撮影をして!」


朝子「はーい!」





竜火「龍兄さ、朝子に変な事言われなかった?」


龍「いや、特に無いよ。」


竜火「ふーん。」


 撮影中に朝子が龍兄と話していた時に心にモヤモヤを感じた。・・・このモヤモヤは何だろう?・・・この感じ、まさかな。


龍「竜火は凄いね。」


竜火「そんな事無いよ、それにオレは龍兄の方が凄いって思うよ。(笑)」


        ~龍サイド~


 竜火は、笑顔で答えた。竜火の笑顔で魔法にかけられたように身体中に電撃が走る。
・・・・俺が竜火に惚れた理由の1つは、笑顔。・・2つめは、優しくて強い所・・・3つめ、絶対に諦めない所。 竜火は、どんな時も常に上でないといけないらしい。


龍「そういえば、竜火は何でそんなに凄いの?」


竜火「凄くは無いけど、オレは一族の長だからね。」


龍「竜火が!?」


竜火「まあね・・・[どうせ、誰かの命を犠牲にすんだけど。]」


龍「えっ?」


今、何て言った。・・・・誰かの犠牲?

 
 〔もしもこの時、竜火にちゃんと聞けば良かった。
 ・・・・そうすれば、竜火の苦しみやあの計画を止めれたのかもしれなかった。 
 ねぇ、竜火?どうして、竜火は誰にもいわないの?・・・・・何で竜火、俺に言ってくれなかったの?
 俺は竜火の手が掴み損ねたんだ、この時に。〕


竜火「あっ、龍兄この後ファミレス行こ!!(笑)」


 〔俺が、竜火の異変に気付けば良かった。・・・どんな事でも竜火の味方だよ、例えこの世界が竜火の敵であっても竜火を守るよ。俺の命をかけても。竜火、俺が聞けば良かったね。〕


龍「うん、そうだね!(笑)」


 〔だけど、俺はこの時から・・・気付いていたかも知れない。・・・・竜火の異変に。〕


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


       ~竜火サイド~


照兄達と一緒にファミレスに行った。



竜火「朝子、何すんだ?(笑)」


朝子「オムライス!(笑)」


竜火「そうか、お前オムライス好きだよな。(笑)」


雪姉「朝子は、オムライスだけど竜火はチーズが好きよね。(笑)」


竜火「だって美味しいもん。(笑)」


龍兄「決まったの、竜火。」


竜火「ん、このチーズハンバーグ。・・・・後、酒とか飲まないでよ。」


龍兄「・・・・竜火、心配しているの?(照)」


竜火「だっ、誰が心配すんだよ、オレがお前運ぶんだからな!(照)」


雪姉「竜火が、デレてるー!!」


竜火「雪姉、ちょっと黙って。」


龍兄「大丈夫だよ、俺が竜火を運ぶから!(笑)」


竜火「ーっつ!オレは飲まないわ!!」


朝子「竜火姉、いちゃつくのヨソでしてよ。(汗)」


竜火「朝子、いちゃついて無いから。(汗)」


朝子「目の前で、雪姉達のように竜火姉がツンツンデレを発動する事自体がイチャついてる証拠だ。(汗)」


雪姉「朝子ー、誉めてるの!(笑)」


竜火「いや、貶してるな雪姉達を。(汗)」


全く、自由だ。(汗)


 オレのスマホが鳴る。



竜火「あー、仕事の依頼だわ。・・・・ちょっと外で話すわ。」



そう言って、外で通話ボタンを押す。



竜火「もしもし、どうだった?・・・・唐松達。・・・・そうか、分かった。じゃあ・・・・明後日に、仕事部屋で・・・・分かってるって、龍兄(あいつ にはまだ知られていないから。・・・・了解、じゃあGoodnight。」



もう少しだよ・・・・・●●そして、母さん。


・・・・・・絶対に、真犯人に復讐するんだ。あの組織に・・・・絶対に、許さない。



竜火「・・・オレや、朝子に負わせた傷は深いぜ。・・・」


呟くように、朝子を見つめる。


オレの仕事依頼。・・・・さっきの相手は、マフィア。・・・まぁ、ヤクザやマフィアが多いが時々各国の首相や、御曹司等々からもある。・・・報酬額は、こっちの言った額部んを振り込んでもらう。(  海外の口座だ。)


 まぁ、危険な目にあうからひいおばあちゃんが選んだ3人の松マフィアがオレを見ている。(さっきのと、架羅松、空松だ。)




 3人にはよく世話になった。(汗)

 
オレが母さんを失って間もなくだ。・・・・3人を選びオレ達の子守り&護衛につかせた。


 マフィアだから怖いとか、オレは気にしなかった。・・・・だけどオレは、大人達が信じれなかった。・・・・3人は、それを理解してくれた。 

 優しくて厳しかったけど、オレは少しだけ心開いた。


朝子の元に戻った。・・・・偽りの仮面をつけて。



だって、オレはこんなにも黒くなってしまった。





嗚呼、神なんてオレは大嫌いだ。神のせいで狂った運命は、もう二度と戻せない。






 あの日、失った大切な人達の分まで生きるんだ。



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


         ~龍サイド~

竜火が電話から帰ってきたと同時に頼んでいた品が来る。



朝子「竜火姉、タイミングいいね。(笑)」


竜火「だろー。(笑)」


雪姉「竜火、飲み物はコーラで良かった?」


竜火「うん、ありがとう。(笑)」


朝子「そんじゃ、竜火姉乾杯の音頭を。」


竜火「ハァ!?・・・・撮影お疲れ様あんまり飲み過ぎない程度でやりましょう。・・・乾杯!!」


全員「乾杯!!(笑)」



竜火「雪姉、帰り車の運転なんだ。」


雪姉「うん、でも帰ってからちゃんと飲むよ。(笑)」


竜火「いいなー、まぁ、オレも帰ってから飲むけどね。(笑)」


朝子「いいなー、大人組は。」


竜火「朝子は、あと3年だなー。(笑)」


朝子「うん、その時は女子会しよう。(笑)」


竜火「何で、女子会?」


朝子「あー、竜火姉達がイチャイチャしないように。(笑)」


竜火「ハァ!?してないから。(汗)」


ちょっとだけ、竜火に触ろうとイタズラした。


竜火「~っつ!?」


竜火の右手を握ってみた。


竜火【何してんだよ、このタイミングはまずい。(汗)】


竜火が俺にひじ打ちを食らわせ、俺はダメージをおった。


『スッ、ボスッ!』


龍兄「ーっつ!?(汗)」


朝子「?? ・・・あれ?何かあったんでしょうか?(汗)」


竜火「大丈夫だよ、ちょっとだけむせたから・・・オレがすこーし、手伝っただけ。(笑)」


朝子【何かしたよね、絶対に。(汗)】


竜火「そいや、大人組は何飲んでる?」


朝子「竜火姉と雪姉達女子組は、ワインで男子は、ビールだよ。」


竜火「えっ?オレ、酒とか飲まない。(汗)」


雪姉「えー?竜火、飲もう?(笑)」


竜火「だめです、飲みません。(汗)」


乾杯をしてしばらくして、また竜火の携帯が鳴る。


竜火「あっ、ごめんちょっとでるな。」


そう言って、竜火は店の出入り口に行く。
 しばらくして、竜火が少しだけ焦っていた。



竜火「皆、ごめん。ちょっと家に帰って仕事依頼しないといけなかなった。今度埋め合わせするね。」


そう言って、竜火は店を出て行った。
 あれ?そう言えば、竜火の本業って何だろう?


竜火が帰った後、皆に質問した。


龍兄「そう言えば、竜火の本業って何ですか?」


雪姉「えっ、知らないの?」


朝子「竜火姉、株主じゃないっけ?」


雪姉「えっ?朝子まで?(汗)」


二人「??」


照秋「雪、ひいおばあさんが言ってたろ?(汗)」


雪「あっ。・・・・そうだね。(汗)」


何でか、雪さん達は口を紡ぐ。まるで、恐ろしい何かに怯える様だ。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


      ~竜火サイド~


 電話がかかってきた。・・・・三カラ松からだ。


 内容は、従姉妹の一人がオレの作業部屋に来ていると言っていた。

オレが、作業部屋に着くと三人がいた。


三人「竜火、コレを。」


渡されたのは、銃だ。


竜火「大丈夫だよ、オレならもう有るし。」


そう言って、オレは上着の裏を見せる。
 銃と、予備の弾・・・・そして、ブーツの間に短刀を見せた。


唐松「それくらいなら、大丈夫そうだな。」


そして、オレらは銃をかまえながらドアを開ける。


竜火「三人供、行くよ。」


慎重に開け、部屋を隅々調べる。


竜火【次で、最後の部屋だ。】


空気事態に緊張が感じる。


開けて、確認をした。


そこには、従姉妹の花がいた。・・・・花は、オレとそっくりな顔だから影武者になった。




 花も銃口を、オレらに向けていた。


竜火「合い言葉は?」



花「リア充は、ハッカーの敵。(笑)」


竜火「復讐の龍と虎の紋章を持つ少女。」


花「この世で最強となる少女こそ、白桜 竜火。(笑)」



竜火「・・・・フハッ、合格。(笑)」


オレが銃をしまうと花は、オレにあるUSBを渡した。


竜火「コレは?」


花「竜火姉が欲しがっていたある組織のデータと一覧表。」


竜火「!!」


オレは、直ぐにパソコンにさしてみた。



竜火「マジか、こんなに沢山の軍や政治家、そしてマフィアが入っているのかよ。」



花「そして、これ見て。」



入っているメンバーの中にある人物が入っていた。



竜火「!!・・・・・やっぱり、親父の名前が。」



そして、下にある人物を見てオレ達は驚く。



竜火「下の人物、何で現職の総理大臣じゃん。(汗)」


花「まだあるよ、竜火姉。」


花が見せてくれた写真を見てオレは、何故か許せなくて少しだけイラついた。


竜火「!!・・・・このタトゥー・・・あの日見たのだ。」



花「竜火姉が言っていた、サソリと悪魔のタトゥーと足にあるヘビも完全に一致したんだ。」



唐松「竜火、どうする。」


花「この情報をひいおばあちゃんには伝えたよ。・・・・・判断は、竜火姉が下せって。」



架羅松「総理を暗殺するなら早く計画をたてる必要がある。・・・・竜火。」



オレは、目をつぶった。・・・・あの日、皆に誓った。・・・・・・そう、絶対に皆を守る為にオレは戦うって。



目を開けて、花達に言った。



竜火「今すぐに計画をたて、ひいばあ達に連絡をしろ。・・・・・我々、白桜家の怒りを政府達に喰らわす。幹部、並びに白桜家に使える各国の軍師を集めろ。ひいばあの家で話をする為に・・・・話し合いは、6日後だ。」



花「了解しました、白桜家 460代当主!」



竜火【あの日、オレが味わった苦しみや悲しみをもう・・・・繰り返したくないんだ。・・・・・だからこそ、オレは強くなった。だけど、まだまだ弱い。・・・ひいばあに手合わせしてもらうか。】


 また、繰り返す事が嫌いで怖がっていた。・・・・けど、あいつがある日現れた。

 あいつがいた、日々はとっても楽しかった。・・・だけど、あいつはオレの前から消えた。・・・何で、オレだけこんなに悲しみや苦しみを味わうんだ。・・・・・・ 

 また、暗闇で一人でいたらアイツがオレの前に現れた。

アイツは、オレに優しくて甘過ぎるけど・・・・誰よりも、努力家で正直過ぎる所とかがオレは見ていた。






竜火【分かってるよ、そんな事。】


・・・・それでも、オレは強くなって守りきるんだ。


だって、母さんと最初で最後の約束をしたから。


だから、もう二度と・・・・・



竜火「・・・・・同じ悲しみや苦しみの連鎖を止めないといけないんだ。」



もう、オレみたいな不幸な子を産み出さないように。
 そして、悪い大人達を消し去る為に。



▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼



       ~四日後~


オレと雪姉達は、新幹線で仙台に向かった。
 ひいばあちゃんに会うために。


竜火「何で、雪姉達まで?」


雪「竜火達の護衛よ?(笑)」


竜火「いや、護衛よ? じゃないよ!?(汗)」


龍「雪さん強いんですか?」


竜火「雪姉は、柔道 黒帯で剣道5段そして大型免許等々様々な資格や免許がある。(汗)」



朝子「雪姉、色々副業多いもんね。(汗)」


男子【多すぎで、ヤバイけど!?(汗)】



竜火「ふぁ~。・・・・アッ。(汗)」



朝子「竜火姉寝不足なの?」


竜火「あー、昨日遅くまで荷物準備してたからなー。・・・・・・」


朝子「あー、そうだよね。(汗)」


竜火「龍兄、着いたら起こして。」


龍「うん、わかった。」



だんだん、まぶたが重くなってゆく。


嗚呼、また暗闇の中だと思いながら眠る。・・・・・・あの日をずっと夢で見ている。

      ~1時間後~

【オレは、本当に可愛げなくてずっと憎しみと悲しみだけにこだわっている。】




あ~あ、こんなに黒くて笑顔すら忘れたオレなんて・・・・・・ 



竜火「・・・・・ごめんなさい。(泣)」



龍「竜火?・・・・何で泣いてるの?(小声)」


雪「また、竜火泣いてる?」


龍「えっ?あっ、はい。」


朝子「何で、竜火姉は夢で泣くの?」


雪「朝子は、知らないのよね。・・・・竜火の過去を。・・・・・・」


龍「竜火の昔ってどんな風ですか?」


雪「竜火は、しょっちゅうケンカするし、朝子を守ろうとして大怪我したりとか、そんな感じだったね。(汗)」


朝子「あれ?そんな風だった?(汗)」


雪「そりゃ、大荒れよ?・・・・でも、竜火が一族の為に自分から長になりたいって言ってくれた時は、誰一人反対はいなかったんだよ。・・・・ひいばあも大泣きだったからね。(笑)」


朝子「竜火姉が自分から長に?」


美歌「そうそう、あの時に竜火が一族の前で意思を表してくれてね。」


照秋「あー、あの日か。(汗)」


雪「でもさ、竜火のお陰で私達は結婚出来たんだよね。(笑)」


朝子「えっ?そうなの?」


雪「うん、私達のプロポーズされる時に竜火が男子達にアドバイスしてくれるの。」


朝子「どんな」


照秋「んーと、確か・・・・・女子がプロポーズされて嬉しいシュチは、シンデレラとかみたいなガラスの靴とか?・・・後、観覧車とか高い所だとつり橋効果で成功しやすいって言ってた。(笑)」


朝子「確かに、シンデレラみたいなガラスの靴憧れるね。・・・・サイズがピッタリで超イケメンなら尚更ね。(笑)」


雪「朝子も超メンクイ。(笑)」


龍「アハハ」


『グイッ』


龍「ん?・・・」


朝子「どうかしましたか?」


龍「嗚呼、何でもないよ。(笑)」


龍【さりげなく、袖掴んでる!!・・・・マジで天使か!!(照)】



龍【あれ?何かだんだん掴む力強くなった?(汗)】



・・・・・・・暗闇で一人だったオレはアイツを掴んでいた。何でだろう?



竜火【嗚呼、そうか・・・・・オレは・・・・こいつが・・・・いや、こいつに惚れたんだ。】



だけど、何でだろう? こんなに涙が出るの?
 
何で、こんなにオレは・・・・嗚呼そうか黒くて可愛げなくて、笑顔すら忘れたからか。

 でも、こいつに対する気持ちは違う。



竜火「・・・好きだよ・・・・・龍兄・・・(小声)」


龍【天使を越えて女神だよ、好きだって言ってくれた。】←寝言やけどな。(汗)


そいや、こいつにオレは呼び捨てで名を呼んでねーな。
  龍兄って呼んでいるせいかな、この呼び方に慣れすぎか。(笑)


竜火「・・・龍・・・」



龍 【ヤバッ、マジで嬉し過ぎて何かだんだん顔が熱い。】


 で良いよな?(汗)

まだ、言えねーけど。(笑)



いい香りがオレを包んでくる。
 この香りが一番好きだ。心を落ち着くし、甘えていいって思えるから。


何故だろう、少しだけ苦しく感じた瞬間に目が覚めた。
 

竜火「んっ?ふぁ~。」


アイツがオレの顔を見る。


龍「竜火、おはよう。」


竜火「はよう。・・・・今どの辺?」


朝子「今、岩手と大宮の中間。」


竜火「ふーん。・・・・・」


雪「竜火、お腹大丈夫?」


竜火「んっ、へーき。」


朝子「竜火姉、偏食だもんね。(汗)」


竜火「別にいいだろ。」


ふと、手元を見たらアイツの裾を掴んでいた事に気付くがオレは手を握った。



龍【!! 竜火が自分から握ってくれたー!!(泣)】


竜火「龍・・・・兄、お腹減らない?」


龍【しかも、呼び捨てしようと頑張ってるー!!(泣)】


竜火「龍・・・兄?聞いてる?」


龍「うん、大丈夫だよ。竜火、 心配してくれてありがとう。」


アイツが返事と同時に握り返すから少しだけ照れる。


竜火「別に、お前の為に聞いた分けないから。」


朝子「竜火姉、ツンデレ?(笑)」


竜火「違うから。」


朝子「ふーん?顔が赤い。(笑)」


竜火「朝子、お前は駅弁を買って来いよ?(笑)」


朝子「はーい。」


雪「あっ、なら私達も行くねー。(笑)」


竜火「は?ちょっ、雪姉達っていないし。(汗)」


行動早すぎだろ。


って、ちょっと待ってよ?この状況は・・・・・一番気まずいのでは?(汗)


竜火【嗚呼ー!!ヤバッ、気まず。(汗)】


龍「竜火?」


竜火「ふぁい。・・・・あっ。(汗)」


龍「返事が可笑しいよ?(笑)」


竜火「ーっつ、ちょっとびっくりしたんだっての。」


龍「ふーん?」


竜火「んで、何。」


龍「竜火が自分から行動してくれたから、ちょっと嬉しいからさ。」


竜火「別に、ちょっと龍に構って欲しいって思った。・・・・・・」


龍「えっ?・・・・・今、呼び捨てで呼んでくれた?」


竜火「は?今、呼び捨てだった?」


あれ?オレマジで!?(汗)


龍「しかも、構って欲しいって言ってくれた!!」


竜火「ちょっ、違うけど違わない。(汗)」


龍「竜火、好き~。」


竜火「あー、知ってる。(汗)」


龍が抱き締める。・・・・あのいい香りがオレを包んでくる。・・・・本当に好きだ。


竜火「・・・・・・好き。」


龍「俺も、好き。」


竜火「・・・香りが。(笑)」


龍「ええー、香り?(シュン↓)」


竜火「・・・・バーカ、龍も好きだから・・・・(照)」


龍「可愛い過ぎて、ヤバッ!!」


竜火「なぁ、龍。」


龍「んっ?何、竜火。」


竜火「本当にそのさ、・・・・オレお前が・・・・大好きだから。(照)」


龍「竜火、俺も大好き。(笑)」


龍がオレの手を握りしめてそして、オレのひざ掛け代わりの上着で顔を覆ってきた。


竜火「龍、何して・・・・んっ!?」


キスをした。・・・・龍は、勝ち誇った顔でオレを見る。



竜火【その顔、ずるいから。】



龍「竜火、可愛い。(笑)」



頬に手を当てる。



竜火「・・・・夜に仕返しするからな。」



龍「へー、楽しみだなー。(笑)」


竜火「余裕なのは今のうちだからな。」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


      ~2時間後~



竜火「んー!着いた~。」


雪「竜火、向こうに車が来るよ。」


竜火「あー、ごめん雪姉達、オレと龍はバイクで行くから!!」


そう言って、オレは龍の手を引く。


竜火「あっ、あった。龍、これオレのバイクの一つだよ。(笑)」


龍「竜火、バイクの免許持ってるんだ。(笑)」


竜火「持ってるよ、まぁバイクはオレ好きだからね。(笑)」


※竜火は、バイクいじりも趣味です。(笑)


竜火「あっ、このメット被って。」


龍「メット、ものスッゴクカッコイイヘルメットだね。」


竜火「あー、それは・・・・馬鹿、春の貰い物。(汗)」


龍「春?誰?(汗)」


竜火「春は、照兄達の四つ子の末っ子。朝子と同じ年。」


龍「へー、あれ?四つ子だったんだ照秋さん。」


竜火「まぁ、そのうち分かるよ。(笑)」


ヘルメットを被り、バイクに股がりエンジンを吹かす。


龍「ちょっ、竜火 待って。(汗)」


龍が乗って手を回す。


竜火「初めて朝子を乗せた以来だな~。(汗)」



久しぶりのバイクだ。まぁ、このバイクなら大丈夫だ。



『ブルン!ブルルル!!』



バイクでひいばあちゃんの家に行く。


 着いて直ぐに組の皆が出迎えてくれた。


組員「おかえりなさい 竜火姉さん、龍兄貴!!」


竜火「ただいま~。(笑)」


龍「凄い、ドラマみたいなシーン。(汗)」


竜火「龍は、先にオレの部屋に行っててオレはバイクを少し調整するから。」


唐松「俺が、案内する。」


竜火「よろしく、あっ!そうだ。」


オレは、唐松と小声で会話する。


竜火「新人の入れ墨やタトゥーの検査しといて、隅々まで。」


唐松「分かった、竜火は護衛どうする。」


竜火「オレよりも、龍の回りとひいばあの回りを強化しろ・・・・もしも、オレを狙うなら身内もありゆるからな。」


唐松「念のため、竜火にも数人付かすぞ。」


竜火「まぁ、良いけどさ。」



竜火「龍、オレの世話係の唐松。」


龍「よろしくお願いします。」


唐松「こちらこそ。」


竜火「唐松、頼むよ。」


ガレージに着くと直ぐに、バイクすべてのブレーキをチェックした。


竜火【やっぱりだ。・・・・若干だけどブレーキを緩めてある。・・・・・・誰かがいじったんだ。】


今乗って来たもの以外のバイクのブレーキが何者かにいじられてあった。
 
 誰だ?・・・・乗り物に詳しい奴なら・・・・!!


オレは、ひいばあに電話を掛けた。


 ひいばあは、直ぐに出てオレの話を聞いて確認をした。



竜火「ひいばあ、オレのバイクが何者かにいじられていたんだけどそっちは大丈夫?(汗)」



ひいばあちゃん「確認するわ。」


確かに少しだけだが、ブレーキが少し可笑しい様だ。


 竜火「ひいばあ、車を替えた方が良いよ。・・・・おそ松達に言うから、車から降りて!」



電話を切って、おそ松達に電話をしてオレは、ガレージの鍵や防犯カメラ等を増やした。・・・・・カメラの一つは、ハッキングした電子機器すべてを逆探知するシステムやウィルスを仕掛けた。


 そして、身内の護衛強化をさせた。



竜火【オレを狙う理由が分からない。・・・・何で?・・・・・・まさか、過去の記憶か?】



オレの記憶・・・・・クソじいちゃん達にオレは、プロの殺し屋に育てられた。・・・・だけど、本当はオレを人体実験で変わってしまった。

 永遠なんて・・・・ただ、寂しくて虚しいだけだよ。


 



竜火【大人なんて、信用する必用があんのか?・・・・・だけど、ひいばあ達だけ信じようって思えた。】







竜火【嗚呼、オレは・・・】






竜火【黒くて、涙すら忘れて・・・そして笑顔すら偽りになった。】





竜火【分かってるよ、そんなの。】







竜火【・・・・。】







竜火【・・・・】





竜火【やめろ。】





竜火【分かっているよ。・・・・そんなの。】





竜火【嗚呼、お前がいた。・・・・お前は、オレよりも強くて良いよな。】





竜火【そんな事ない。・・・オレは、お前に助けてもらいぱなしだ。】





竜火【お前が黒でオレが白。・・・・表裏一体、だったよね。(笑)】





竜火【大丈夫だよ、もしもオレが消えてもお前が残れば一番いいよ。】





竜火【ありがとう・・・・もう一人のオレ。】





竜火【絶対にな。】



 だって、もう失うことが嫌なんだ。






竜火「・・・・絶対に。・・・・」



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

      ~龍サイド~

竜火と分かれた後、唐松さんに案内をしてもらった。



唐松「ここは、大広間でよく宴や竜火の従兄弟達が遊び場にする所だ。」


龍「広いですね。」


唐松「次は、竜火の部屋だな。」


すると、俺は、ある道場を見つけた。


龍「唐松さん、あのここは?」


唐松「嗚呼、ここは剣道とか武術の道場だ。・・・・まぁ、ここ以外も弓道や馬小屋とかあるからな。迷子になりやすいな。(笑)」


龍「そっ、そうなんですか。(汗)」


唐松「なんて言ったて、その迷子は竜火だけどな。(笑)」


龍【笑ってる場合じゃない気がする。(汗)】


唐松「竜火は、幼い頃から自由だったからな~。」


龍「竜火はどんな子だったんですか?」


唐松「そうだな、喧嘩では負けなし自分の身内に危険が迫ると真っ先に動いていたな。」


龍「あー、確かに。」


唐松「本当は寂しがり屋で動物とかが大好き何だが・・・・・よく、怪我や捨てられた生き物達を連れて帰ってきたんだ。(汗)」



龍「そいや、竜火が引っ越して来た時に蛇やフェレットとか・・・・・・」


唐松「そいつらは、竜火が小学生位に見つけた奴らだな。」


そんな事何かを話してたら、竜火の部屋に着いた。


部屋に入ると、猫が数匹出てきた。
 そして、中に入ると時が止まっているような部屋。


龍「思春期の女の子の部屋みたい。」


何でだろう?


唐松「あいつは、あの日のままだからな。・・・・・すべてが、止まったまま・・・・・」


龍「えっ?」


唐松「この部屋は、あいつ自身かもな。」


竜火、自身?・・・・俺は?が沢山でた。


??「おい、他人の部屋で何してんだ?」


声の方を見ると、少し背が低い男の子がいた。



唐松「春、彼が竜火の婚約者だ。」


春「竜火姉貴の?」


龍「初めまして、龍です。」


唐松「龍、彼は、照秋の四つ子の末っ子、春だ。」


龍「あっ、竜火が話してた。・・・・ヘルメットの。」


春「あのヘルメット、良いだろ?(笑)」


龍「いいデザインだよね。」


春「だろ?いい兄貴じゃん、これからもよろしくな~。」


そう言って、歩いってた。


龍「何か、優しいな。」


唐松「春に気に入られて良かったな。あいつ、馴れ合わないから珍しいな。(笑)」


龍「そっ、そうなんですか。」



???「春がどうしたの?」


龍「竜火!!(笑)」


竜火は、不思議そうに見ている。


唐松「いやー、春が心を開いて龍君と話してたんだ。(笑)」


竜火「ふーん。」


唐松「あっ、ごゆっくり~。(笑)」


唐松さんは、手を振りながら部屋を出ていった。


竜火は、猫達とじゃれ合いながら話をする。



竜火「この猫達、オレが見つけた子達なんだ。・・・・多すぎで引っ越しに連れてけないんだ。(シュン)」



竜火が可愛すぎてヤバイよ!?



竜火「龍?どうした?」


龍「竜火が天使に見えた。」


竜火「・・・・天使じゃないよ?」


竜火は、そう言って俺の手を握る。


龍「竜火?」


竜火は、握る手を顔に触れさせる。


竜火「オレは、可愛げのない悪魔だよ?」


竜火は、悲しそうな顔をする。・・・・悪魔でも、天使でも・・・・構わない。


龍「竜火に恋したから、関係無いよ。それに、俺は悪魔の竜火でもいいかな?(笑)」


竜火「っな、何言ってんだよ!?(照)」


龍「えー?」


竜火の顔を撫でながら、顔を近づける。


竜火「龍、ちょっ!!顔が近いよ!?」


竜火は、赤くなり顔をそむける。


龍「竜火、何で顔をそむけるの?」


竜火「顔が近いから。」


龍「じゃあ、耳は?(耳元)」


竜火「ーっつ!?」


竜火はビクッと体が反応する。


『にゃーご!』


えっ?にゃーご?(汗)
 目の前に怒ってる、真っ白い猫がパンチをしてきた。


龍「いっだー!?」


竜火「コラ、スノー駄目だろ引っかくの。(汗)」


猫に怒られた。


龍「うぅ、痛い。(汗)」


竜火「龍、大丈夫?って、血が出てる!?(汗)」


スノー「ニャーン♪」


竜火「スノー、謝る。」


スノー「ミャーン。」


龍「大丈夫だよ、このくらい。」


竜火「良くねーよ、イケメンの顔が台無しだよ?」


そう言って、消毒をしてくれる。


龍「ーっつ!?(汗)」


竜火「染みる?ごめんね、もう少しだから。」


ガーゼに薬を染み込ませ、テープで固定させてくれた。
 馴れている竜火は完璧な処置をしてくれた。


龍「ありがとう、竜火。」


竜火「別に、こっちが悪いから気にしないで。」


龍「いや、猫達が怒る事したの俺だし。(汗)」←それな。(笑)


竜火「えっ?」


猫達は、竜火の回りで俺に敵意むき出しで威嚇してる。(汗)


猫達「ニャー、フシャー!!」


竜火「コラ、皆仲良くして龍は悪い奴じゃないよ。(汗)」


猫達「ニャー?」


竜火「龍は、オレの・・・・彼氏だし。・・・・(照)」


龍「ーっつ!!(照)」


ヤバイ、抱き締めたいけど・・・・猫達がめっちゃ威嚇してる。(汗)


竜火「だから、そんなに怒るの駄目だよ。・・・優しくて、強いし・・・いつもお礼を言うし、挨拶もしてくれてご飯もね美味しいって言ってくれるんだよ?(笑)」


竜火が、一生懸命に俺の良い所を猫達に伝えてる。・・・・思わずにやけそうになるくらい嬉しい。
 竜火は、ちゃんと見ていてくれてる。


竜火「後々、オレにいつも気持ちを伝えてくれて、ちゃんと答えられないから待っててくれるんだ。・・・・って、本人がいる前だから何か恥ずかしいね。(照)」


竜火は照れながら、俺の所に来てくれた。


竜火「まぁ、一番良い所はオレを一番愛してくれる所だけどな?(笑)」


竜火はそう言って俺に抱きつく。


龍「ちょっ、竜火?」


竜火「龍、猫達に邪魔されない所に行く?」


龍「!?(汗)」


竜火は、俺の手を引いて押入れに登る。


龍「??」


竜火「こっから先は、オレしか知らない秘密部屋。(笑)」


押入れの一角に指を翳すと、扉が開いた。


龍「隠し部屋?」


竜火「ひいばあも、知らない秘密部屋だよ。まぁ、オレの指紋しか反応しない不思議な装置だけどな~。」


階段を上がるとソファやテレビがあり、ベットルームやお風呂、キッチンまである。(汗)


竜火「家電は最近のだよ。他は、オレが買ってきて組み立てた物だけどベットは元々あったのだよ。」


龍「へー、凄いね。」


冷蔵庫を開けるとジュースやお酒、簡単な料理が出来る食材が入っていた。


竜火「お風呂とか檜風呂だから、贅沢だよ。」


龍「凄いな、この部屋。」


竜火「あっ、龍こっち。」


竜火は、俺をソファに座らせると肩に頭をのせる。


竜火「落ち着く。」


龍「竜火?」


竜火「・・・・」


龍「えっ?まさか、寝ちゃた?」


竜火「すー。」


竜火をベットに運ぶと横になり竜火の手を握る。


龍「竜火、おやすみ。」


だんだん重くなるまぶたで最後に見たのは涙を流す竜火の寝顔だった。
 俺が守るよ例え何があっても。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


      ~竜火side~

ふと、目を開けるともう夕方だった。


竜火「ヤバッ、今何時?」


スマホを見ると6時過ぎだった。メールを雪姉に送った。
 オレと龍が夕食は要らないっとゆうメールだ。


竜火「さてと、飯を作るか。」


冷蔵庫に野菜炒め用の肉などが揃っているから楽だ。
お米も直ぐに炊けるからな。


竜火「龍、起きてもう夕方だよ?」


龍「えっ!?あちゃー、寝ちゃたんだ。(汗)」


竜火「気にすんな、良くあるから。」←いや、あっちゃ駄目やろ。(汗)


龍「あはは(苦笑)」


竜火「これから、ご飯作るな。」


ベットから、離れようとした時手を掴まれた。


竜火「龍?どうした?」


龍は静かに抱きしめた。


竜火「龍・・・・?」


龍「・・・」


竜火「龍?」


龍「竜火、どこに行くの?」


竜火「どこって、料理を作りにキッチンに・・・・」


龍「・・・・俺が作るから、竜火は待ってて?」


竜火「えっ?でもっ・・・」


龍「お願い・・・・竜火。」


何で、そんな必死なのか分からない。


竜火「分かった、ソファにいるよ。」


ソファに腰掛て、龍の様子を少し見る。


龍「うん、ありがとう 竜火。」


いつもと変わらない笑顔でテキパキと動く。


大丈夫だと思ったオレは、スマホを見るとメールを開く。


普通のスマホでゲームをする。←ゲームはイケメンが待ち受けやろ!



オレは、画面を開いてゲームをする。
 ゲームはイケメン達を育てて、ヒロインを落とす奴だ。←恋愛ゲームやん。


このゲームのイケメン達が一軍揃いでヤバイんだ。(汗 

そんで、オレのお気に入りは・・・・この、イケメン!!




ハッ、今気づいた。・・・・龍にそっくりやん。(汗)



チラッと、龍を見た。・・・いや、似とる。・・・・と言うかうりふたつ。(汗)



龍「竜火、何見てるの?」


いやいや、龍が好きかもしれないけれど無いと思う。・・・・いや、思いたい。
このゲームを知られたくない。(汗)


龍「竜火?」


龍の顔が目の前にあって驚いた。


竜火「ちよっ、顔が近いからな!」



龍を押して距離をとる。



竜火(心臓がうるさい。)


ゲーム画面を消して、待受を素早く出す。
見られてないと願う。(汗)



龍「竜火、さっきから俺の事見ているから気になっちゃた。」


竜火「・・・別に、龍が料理してくれてるのが珍しく思えただけ。」


龍「ふーん?所でさ、竜火?」


竜火「なっ、何?」


龍「なんのゲームしてるの?」


竜火「へっ?(汗)」


龍「竜火、ソファーにいる時ゲームしてるでしょ?」


竜火「何でそれを。・・・・・(汗)」


龍「んで?何のゲーム?」


お母さん、元気にしてますか・・・・オレはある意味フラグが立ちました。
今、ある意味で狼に狙われてます。(泣)



龍「竜火。(黒笑)」



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