44 / 80
第一章冒険編
第三十九話ミドラ族長の思惑でワープした場所がバラバラだった結果スミカと二人で買い物をすることになったよ
しおりを挟む
第三十九話ミドラ族長の思惑でワープした場所がバラバラだった結果スミカと二人で買い物をすることになったよ
私たちはミドラ族長の計らいでワープさせてもらったのだが……私の隣にはスミカしかいない……なんだか心臓の鼓動が早くなってる気がするけど多分気のせいだよね
そう考えていたらスミカが
「ねっねえエル私たち二人になっちゃったね(どうして二人きりなの!? ああもう好きな人と二人きりなんて……というかいつまでかも分からないのに……心臓が持たない……いや持たす! せっかくのチャンスなんだから、ミリアとシャルロッテさんが付き合えたんだから頑張れば私だってエルと……付き合える……のかな、いくら私がエルのこと好きでもエルが私のことどう思ってるかなんて知らないよ。もし……もしも嫌われてたら私……もう、ダメだダメだ弱気になったら! 今日こそ伝えるんだ!! エルにあなたが好きですって)」
今日はなんだかスミカの顔がころころ変わってなんだか、かわいいな……って何考えてるの私! いつもは思わないのに……かわいいとは思うけどその……理屈で言えないというかなんというか、でも二人きりなんだったら、せっかくなら思い出作っておきたいな……本当はみんなの心配をしないといけないっていうのは分かってる。なのにスミカのことばかり考えてる……私って最低だな。
その時突然ミドラ族長の声が頭の中で聞こえてきた……どうして?
「あーあーマイクテス、マイクテス聞こえるかルミエル、今俺のスキルで頭の中に直接話しかけてるぞ! 今スミカのことばかり考えてみんなの心配しなかった自分を最低って言っただろ、安心しろ!他のやつらの無事だから思う存分スミカと楽しめよ! あばよ!」
えっ今まで考えてたことバレてるの
「そりゃ聞こえるさ俺の能力でな! これでも龍族の族長を長年勤めてるからな! いろいろ能力があるからなびっくりするなよな!(まあ大半の能力は他人の恋愛話が知りたくて手に入れたことは誰にも言えないがな……だって俺がそんなに恋愛話が好きすぎて強くなったなんて絶対笑われるだろ! まあ今回ワープの場所を変えたのは……せっかくカップルが誕生したんだし、いちゃいちゃさせてやらないとな……その風景を覗き見……はやめておこうかな、あいつらからしたらせっかくの時間だからこれで覗き見は休憩を挟んでちょこっとだけするか)」
そして族長がみんなは無事と言ったのを聞いて私は安心した。
その時スミカが心配そうにこう言った。
「ねえエル大丈夫? さっきから辛そうな顔してたけど(本当にどうしたんだろそんな辛そうな顔して何かあったのかな……よしっ! 私が少しでもエルを笑顔にしてみせる!)エルこれから一緒に買い物行くよ!」
「えっ突然どうしたのスミカ!?」
私はスミカに手を引かれ走った。
最初に行ったお店はトレーニング施設だった……買い物だよねこれ
そして中に入りスミカがこう言った。
「ねえエルここで模擬戦してさ、お腹空かせてからご飯食べに行こうよ!」
私はいいよとそう答えた。
模擬戦の時間は五分
トレーニング施設のお金はというと店員さんが『運動することの楽しさを知ってもらうために十回施設を使うまでは無料でいいからね』と言われたので感謝している。
そして私とスミカは模擬戦を始めた。
まず最初に攻撃したのはスミカだった。
「私ね一度でいいからエルと模擬戦したかったの!(だってそうしたらエルのこともっと知れそうって思ったし二人で高めあう仲ってなんか憧れるから!)」
そう言われたので私は
「私も思ってた!」
よく拳で語るって言葉を聞くからこういうふうに戦ったら相手のことをもっと知られるのかなぁって思ってたから……でも私弱いし……
そうやって戦って一分が過ぎたころ突然店員さんから『そこまでです! お客様早く戦うのやめてください!』と言われてしまった。
なぜだろうと思い聞いてみたら
「あなたたちの戦いが激しすぎて施設の機械が壊れちゃったんです!……本当は弁償してほしいですけど、これからも利用してくれるなら許しますから……私のモットーはお客様第一なので……ちゃんと利用してくださいよ! 本当に!」
「「壊してしまい申し訳ありません!!! ちゃんと利用します!」」
でもこれだけで許してくれるって……私が言うのもなんだけど……迷惑な客が来たとき心配なんだけど……あれ? 今までの私とスミカだったらここまではならなかった。
もしかしてあの試練のおかげなのかな?
次に行った場所はゲームセンターだった。
そこで気になる二人がいた
「なあ姉貴ここに本当に隊長の元カノがいるのかよ」
「知らんそれよりおいダイス今のドンのところ叩けてないぞ」
「うわぁほんとだ! これじゃフルコンボ失敗じゃん! まさか姉貴また……」
「当たり前じゃんフルコンボ成功するまで帰さないから」
「これで三百十九回目だぞ!!」
「全部ダイスが一回ミスるからだぞ!」
「もういやだ帰りたい」
「ダメぇ!」
「これだから姉貴の完璧主義……それもゲームのときだけは嫌なんだよ! そんなだったら自分の部屋も片付けてくれよ」
「えー面倒くさいもんダイスがやって」
「はあ、分かってたけど……はあこっちの身にもなってくれよ姉貴」
そんな会話をしながら難易度裏鬼を一回ミスで終わらせていた。
私はこのゲーム苦手すぎてニコンボもできない、ぐぬぬ
すると隣のスミカが目を輝かせながらこう言った。
「ねえエル私たちもやろうよ!!」
そんな顔で言われて断れるわけもなく先にやらせてもらえないかとこの二人に言ってやらせてもらった。
するとダイスと呼ばれていた人が
「ありがとうございます! これでやっと開放されましたぁぁ」
と言ったら姉貴と呼ばれていた人はこう言った。
「じゃあ別のゲームセンターでまたやろうか!」
「もういやだぁぁぁぁ」
そしてダイスさんは引きずられながら連れて行かれた。
早く帰られますように、私はそう願いことしかできない。
そしてスミカとやることになった。
プレイした曲は『!!!チルノのパーフェクトさんすうタイム!!!』だった。スミカが選んでいた。
そしてやっぱり私は失敗したのだが、失敗してもこんなに楽しかったのはスミカと一緒だからかな?
そう考えながら太鼓の達人を終わらせた。
その後何軒かお店をまわった。
そしてみんなを探すことになった。
私たちはミドラ族長の計らいでワープさせてもらったのだが……私の隣にはスミカしかいない……なんだか心臓の鼓動が早くなってる気がするけど多分気のせいだよね
そう考えていたらスミカが
「ねっねえエル私たち二人になっちゃったね(どうして二人きりなの!? ああもう好きな人と二人きりなんて……というかいつまでかも分からないのに……心臓が持たない……いや持たす! せっかくのチャンスなんだから、ミリアとシャルロッテさんが付き合えたんだから頑張れば私だってエルと……付き合える……のかな、いくら私がエルのこと好きでもエルが私のことどう思ってるかなんて知らないよ。もし……もしも嫌われてたら私……もう、ダメだダメだ弱気になったら! 今日こそ伝えるんだ!! エルにあなたが好きですって)」
今日はなんだかスミカの顔がころころ変わってなんだか、かわいいな……って何考えてるの私! いつもは思わないのに……かわいいとは思うけどその……理屈で言えないというかなんというか、でも二人きりなんだったら、せっかくなら思い出作っておきたいな……本当はみんなの心配をしないといけないっていうのは分かってる。なのにスミカのことばかり考えてる……私って最低だな。
その時突然ミドラ族長の声が頭の中で聞こえてきた……どうして?
「あーあーマイクテス、マイクテス聞こえるかルミエル、今俺のスキルで頭の中に直接話しかけてるぞ! 今スミカのことばかり考えてみんなの心配しなかった自分を最低って言っただろ、安心しろ!他のやつらの無事だから思う存分スミカと楽しめよ! あばよ!」
えっ今まで考えてたことバレてるの
「そりゃ聞こえるさ俺の能力でな! これでも龍族の族長を長年勤めてるからな! いろいろ能力があるからなびっくりするなよな!(まあ大半の能力は他人の恋愛話が知りたくて手に入れたことは誰にも言えないがな……だって俺がそんなに恋愛話が好きすぎて強くなったなんて絶対笑われるだろ! まあ今回ワープの場所を変えたのは……せっかくカップルが誕生したんだし、いちゃいちゃさせてやらないとな……その風景を覗き見……はやめておこうかな、あいつらからしたらせっかくの時間だからこれで覗き見は休憩を挟んでちょこっとだけするか)」
そして族長がみんなは無事と言ったのを聞いて私は安心した。
その時スミカが心配そうにこう言った。
「ねえエル大丈夫? さっきから辛そうな顔してたけど(本当にどうしたんだろそんな辛そうな顔して何かあったのかな……よしっ! 私が少しでもエルを笑顔にしてみせる!)エルこれから一緒に買い物行くよ!」
「えっ突然どうしたのスミカ!?」
私はスミカに手を引かれ走った。
最初に行ったお店はトレーニング施設だった……買い物だよねこれ
そして中に入りスミカがこう言った。
「ねえエルここで模擬戦してさ、お腹空かせてからご飯食べに行こうよ!」
私はいいよとそう答えた。
模擬戦の時間は五分
トレーニング施設のお金はというと店員さんが『運動することの楽しさを知ってもらうために十回施設を使うまでは無料でいいからね』と言われたので感謝している。
そして私とスミカは模擬戦を始めた。
まず最初に攻撃したのはスミカだった。
「私ね一度でいいからエルと模擬戦したかったの!(だってそうしたらエルのこともっと知れそうって思ったし二人で高めあう仲ってなんか憧れるから!)」
そう言われたので私は
「私も思ってた!」
よく拳で語るって言葉を聞くからこういうふうに戦ったら相手のことをもっと知られるのかなぁって思ってたから……でも私弱いし……
そうやって戦って一分が過ぎたころ突然店員さんから『そこまでです! お客様早く戦うのやめてください!』と言われてしまった。
なぜだろうと思い聞いてみたら
「あなたたちの戦いが激しすぎて施設の機械が壊れちゃったんです!……本当は弁償してほしいですけど、これからも利用してくれるなら許しますから……私のモットーはお客様第一なので……ちゃんと利用してくださいよ! 本当に!」
「「壊してしまい申し訳ありません!!! ちゃんと利用します!」」
でもこれだけで許してくれるって……私が言うのもなんだけど……迷惑な客が来たとき心配なんだけど……あれ? 今までの私とスミカだったらここまではならなかった。
もしかしてあの試練のおかげなのかな?
次に行った場所はゲームセンターだった。
そこで気になる二人がいた
「なあ姉貴ここに本当に隊長の元カノがいるのかよ」
「知らんそれよりおいダイス今のドンのところ叩けてないぞ」
「うわぁほんとだ! これじゃフルコンボ失敗じゃん! まさか姉貴また……」
「当たり前じゃんフルコンボ成功するまで帰さないから」
「これで三百十九回目だぞ!!」
「全部ダイスが一回ミスるからだぞ!」
「もういやだ帰りたい」
「ダメぇ!」
「これだから姉貴の完璧主義……それもゲームのときだけは嫌なんだよ! そんなだったら自分の部屋も片付けてくれよ」
「えー面倒くさいもんダイスがやって」
「はあ、分かってたけど……はあこっちの身にもなってくれよ姉貴」
そんな会話をしながら難易度裏鬼を一回ミスで終わらせていた。
私はこのゲーム苦手すぎてニコンボもできない、ぐぬぬ
すると隣のスミカが目を輝かせながらこう言った。
「ねえエル私たちもやろうよ!!」
そんな顔で言われて断れるわけもなく先にやらせてもらえないかとこの二人に言ってやらせてもらった。
するとダイスと呼ばれていた人が
「ありがとうございます! これでやっと開放されましたぁぁ」
と言ったら姉貴と呼ばれていた人はこう言った。
「じゃあ別のゲームセンターでまたやろうか!」
「もういやだぁぁぁぁ」
そしてダイスさんは引きずられながら連れて行かれた。
早く帰られますように、私はそう願いことしかできない。
そしてスミカとやることになった。
プレイした曲は『!!!チルノのパーフェクトさんすうタイム!!!』だった。スミカが選んでいた。
そしてやっぱり私は失敗したのだが、失敗してもこんなに楽しかったのはスミカと一緒だからかな?
そう考えながら太鼓の達人を終わらせた。
その後何軒かお店をまわった。
そしてみんなを探すことになった。
20
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる