先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!

暗黒神ゼブラ

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第一章

第十二話二つ名持ちが三人仲間に加わった

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 第十二話二つ名持ちが三人仲間に加わった
「ねえノラ今日の夢はなんだった?」
「まずは聞いてきたんだからあなたが答えなさいよノア」
「私が今日見た夢はね今日の闘技大会の後あの子たちと旅をしてて最後は誰かが消えた夢。あとそういえばリリーちゃんも一緒にいたわ」
「あの子たちって誰よ」
「あの子たちっていうのは私たちが推薦した子……えっと確か名前はルミエルとスミカって子」
「ああ、あの子たちね。なら私も似たような夢を見たわよ。誰かが消えた後また現れる夢」
「私たちはいつも見た夢と同じに動く。推薦した時はあの子たちが世界を救う夢を見たから。だから今日闘技大会で私たちはあの子たちと旅をすることになる」
 そしてルミエルたちの場面に変わる
「やっと今日だぜ。もう準備運動は済ませてあるからな」
 シャルロッテはやる気満々だ。
 シャルロッテが会場に行く前にちょっと寄りたい場所があると言ってきたので来てみたら、昨日の対戦相手のノゾミさんの働いている教会だった。
「よおノゾミ」
「どうしたの?突然来て」
「ああ教会に少し寄付をしようと思ってな」
「……ありがとうございます。それで本当の目的は寄付ではないのしょう」
「ああ少しでもノゾミの仕事が減って一緒に来てくれねえかなって思って」
「あのシャルロッテ私もいますよぉ」
「うん知ってるぞ。ミリアどうした突然」
 そして寄付が終わり会場へ向かうことになった。
 二十四分後会場に着いた。
 受付に向かっているとき目に留まる二人がいた。
「ねえスミカあの二人知ってる?」
「ああ、あの二人は私たちの昇格試験の時に推薦してくれた。ノラさんとノアさんだよ。写真載ってたでしょ」
「ごめん写真見てない」
「なら仕方ないね」
 シャルロッテの第六試合の対戦相手は
 アルゴ・ブロンズという人だそうだ。
「どんなやつかな、強えかな早く戦いたいな」
 そして昨日みたいな会話が続いた
 ヒョウの第五試合の対戦相手は
 ノヴァ・テリファイドという人だそうだ
 こっちも話は似たような内容だった。
 最初はヒョウの試合だった
「俺は審判員のアレンだ。昨日説明したとおりだ。トーナメント戦Bブロック第五試合、ヒョウ・ネコヤシキ対ノヴァ・テリファイド……始め!」
「「私はノヴァと申します」」
 なんか声が二重に聞こえる気がするが今はそのことより相手が名乗ったのだから
「俺はヒョウだよろしく、ではいくぞ!」
「「おお、速いですね。でもこれなら私避けてしまいますよ」」
 どうしてか全て避けられる。
 パターンを変えて投げナイフで避けた隙に背後をとる!
 シュッシュッ
「「投げナイフですか……後ろですね」」
 カーン
 どうしてか全て通じない。
 まるで未来が見えているかのように
「「この身体も久しぶりなので思うようにまだ動きませんね」」
 これで思うように動かないのか
「「夢ではあなたはこの後私の上から攻撃を仕掛けてきましたね」」
 なんで分かるんだ。
 上からだと思ってるならそのまま背後を狙う
「後ろですよノア」
「分かってますよノラ」
 カーン
 どうしてか今まで全ての攻撃が通じないか分かってきた。
「お前は……いやお前たちは誰なんだ」
「「答えますね私たちはノヴァ。
 いつもは、ノラとノアという形で分裂してます。もともと私たちは一つの身体
 私の能力を教えてあげますね。私の能力は相手を強制睡眠させ夢に入り夢の中で殺せば現実でも殺せます。しかし今は強制睡眠だけで済ませますね」」
「そんな簡単に眠らねえよ。
 それじゃいく……ぞ」
 なんだ突然これが能力かやばいな眠気がこのままでは……眠って……し……ま
 バタン
「「眠りましたね。それではこの人が一番絶望するような夢を見せて降参させますか?……そうしましょうか」」
 はっここは俺は今闘技大会で戦っていたはず。
「「ねえ兄貴なんで助けてくれなかったの?助けてくれないからこんなことになったんだよ」」
 待ってくれ!お前たちなんで組織と同じことをしてるんだ
「「もう精神が強くなるまで待つの面倒なのでここはもう一気に最大で行きましょうよ……そうしましょう」」
「うあぁぁあぁ……もう、もうやめてくれ分かった。分かったから降参する」
「そこまでっ勝者ノヴァ・テリファイド
 それでは今から精神的ダメージ回復魔法をかけますから」
「はあ……はあ、はあ、ありがとう……ございます。俺もまだ精神は弱かったな、精神をこれから強くしないと」
「「こんなになった兄貴初めてみた。
 どうしよう何も声をかけられない」」
 そしてシャルロッテの試合に
「私は審判員のアイシャです。そして昨日説明したとおりですよ。
 トーナメント戦Bブロック第六試合シャルロッテ・ヴァーミリオン対アルゴ・ブロンズ……始め!」
「ワシはアルゴです。よろしく」
「俺はシャルロッテだ。そんじゃいくぞ!」
「ランダム青銅召喚……今回は剣ですね。
 少ないですねえ百本ですか。まあいいです。さあ落ちてきなさい」
 ふん
 シューン……ズドドドド
 カカカカーン
「捌ききれねえな、よしっ!突っ込むか」
 スタタタタッ
 よし、この武器拾って投げる!
「ふん!」
 ブシュ
 よし一本当たった。後一回攻撃を当てれば勝ちだ。
「うん?なんか音が」
 ガタッカタカタ……シュー
 ブシュブシュ
 えっ今くらったのか?いやくらった感覚がある。でも審判動かねえななんでだ
「シャルロッ……目を覚……くだ……い!」
 なんか声が……なんだミリアか
「シャルロッテ早く目を覚ましてください!」
 っ!!いつから寝てたんだ
「チッ目覚めやがって、せっかくこいつが食ったものに睡眠薬を入れて眠ってるすきに勝ってやるつもりだったのに」
 こいつ全部モニターに写ってるの知らないのかベラベラ喋りやがって
「アルゴ・ブロンズ反則負けとします。よって勝者……」
「いや、ちゃんと俺は勝ちたいから止めないでくれ」
「はっ、はあ、分かりました。試合続行とします」
「んじゃいくぞ」
 シュタタタ……ボゴッドゴ……
「シャルロッテ・ヴァーミリオンもうやめなさい。あなたの勝ちはもう決まっていますよ。勝者シャルロッテ・ヴァーミリオン」
「ミリアあん時はありがとな」
「どういたしまして。シャルロッテしかしやりすぎるのはいけませんよ」
「ああ、わかってるって」
 そして決勝戦
「俺は審判員のアベルだ。諸々の説明は昨日したから省くぞ。それではトーナメント戦Bブロック決勝戦、シャルロッテ・ヴァーミリオン対ノヴァ・テリファイド……始め!」
「「先程の戦いたいを見てのですから分かってますよね。私がどんな能力かを」」
「ああ、俺はヒョウと戦いたいたかったが……あんなになるほどの力を持ってるってことだろ」
「「ではさっそく眠ってもらいます。
 あなたの精神力見せていただきます」」
 眠……くなっ……たな
 バタン
「シャルロッテあなたがいなければ私は!……」
「「どうかなあ、いけそうかな……全力でいこうか」」
「うっあぁぁ、大丈夫っだ。ミリアはこんな酷いことは言わねえ!」
「「おおすごいすごい、耐えれたのですから今日は私の負けとしますね。降参です」」
「そこまでっ相手が降参と言ったので勝者シャルロッテ・ヴァーミリオン」
 ヒョウとの戦いを見たからノヴァが降参を言わなかったら俺の攻撃は全部避けられて俺の負けになっていたことは簡単に分かる。
「「ああ、あと私とリリーさんはあなたたちの旅について行きますよ。リリーさんからは今朝ついて行きたくなる夢を見せた結果許可をもらってますので安心してください」」
「ありがとなじゃあ、あんたは俺たちの精神力を強くするのを手伝ってくれ!」
「「分かってますよ。言われなくても」」
 ノラさんとノアさんとリリーさんが旅のパーティーに加わった。
 次の日はもらった魔法の書を覚えて練習することに決まった。
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