【本編完結済】悪役令息に転生したので死なないよう立ち回り始めたが何故か攻略対象達に執着されるように

なつさ

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⑸序盤で好感度を上げるのは大事

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「エヴァ様っ・・・乗馬に行かれるんですか?僕も一緒に行きたいです・・・」
「良いけど仕事は終わったのかよ」
「はい!終わりました掃除も洗濯も全部!早くエヴァ様と過ごしたくて頑張ったんです」
「・・・そうか」


あの日以来俺は積極的にユリスに話しかけるようにしていたがその甲斐あってユリスはかなり俺に懐いている。最初こそ態度の変わった俺に困惑していたが徐々に慣れて言ったのか今や俺が話しかけに行かなくてもエヴァ様エヴァ様と後ろを着いてくる有様だ。
エヴァに風呂を禁止されていたユリスは薄汚れていて分からなかったがシャワーを浴びせ髪を整えればエヴァと並ぶほどの美少年へと変わった。
(これがあの超絶イケメンになるんだよなぁ・・・)
10歳になったエヴァと9歳のユリス。まだ小学生ほどの歳なのに既にユリスはエヴァの身長を越していた。今でこそ美少年だが直ぐに誰もが黄色い悲鳴をあげるほどの美形へと成長するだろう。
甘いタレ目はどんな女性だって魅了する。大型犬のように人懐っこいユリスだがゲームでは主人公に恋をしてからかなりとち狂ったヤンデレへと変貌していた。ユリスはエヴァと肉体関係を持っていることを主人公に知られ自身の想いを拒絶されたショックからその愛が歪み始める。手始めに主人公を拉致監禁し目の前でエヴァを殺すのだ。

「僕には君しか要らない。こんな汚物みたいなやつじゃなくて君と一緒にいたいんだ」

そう言って放心状態の主人公にキスをし監禁エンドへと進むのだ。
流石に汚物は言い過ぎじゃね?なんて思ったがエヴァがユリスにしてきた仕打ちを考えればそう思われるのも致し方ない。
そんな恐ろしいヤンデレへと変貌するはずの男がエヴァの目の前で見えない尻尾を降るように笑顔で立っている。褒めて褒めてと言うように頭を差し出す仕草は本当にゴールデンレトリバーの太郎そっくりだ。
これだけ俺に懐いていればもしヤンデレになってしまったとしても俺を殺したりはしないと思う・・・思いたい。
作中では主人公に恋をしたユリスに対して自分の所有物を奪われたかのように感じたエヴァは二人の仲を引き裂くように嫌がらせをしたり情事の様子を主人公に見せたりするのだが・・・。
俺としては出来ることならこのまま可愛いユリスでいて欲しい。無意識に頭を撫でているとユリスが照れ臭そうにはにかんでこちらを見ていた。
だがあのクソ妖精の言うように俺は悪役令息として演じなければいけないのだ。せめてその時が来ても殺されないように今のうちにある程度信頼関係を築いておきたい。


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