66 / 66
La Madrugada 35 〔鷹歌〕 # R18
しおりを挟む
「え……、本?」
弟は、 日陰に尋ねられたそれに驚いた。
「はい。本の内容によって制限は掛かるかもしれません。ですが、お起きになられている時間も長くなったのなら、無聊の慰めには良かろうと。ーー主が」
本を読みたくば日陰に伝えるようにとの、兄からの許しだった。
「わ……ぁ。嬉しいな……本を読むことなんて、もうずっと忘れていた」
弟は、嬉しそうに笑う。
「寝てばかりいたものね、僕」
中庭に出させてもらっても、うとうとと午睡していたり、寝ていなくても、日がな一日ぼうっとしていることも多かった。
「半分は……本当に起きられなかったからだけれども」
クスり、と、弟は笑う。
環境に慣れ、生活に慣れ、ーー愛されて、そして赦されることに、少しずつ、少しずつ、心の折り合いをつけていき……起きている時間が、増えた。
「何も考えずぼうっとしている時間が必要でしたよ、リシェ様」
「うん……。そう、だったのかな……。
ーー日陰、あのね。……聞いちゃ駄目なら、返事しなくていいから。
終わった?」
日陰は、極僅かに頷く。
「どうしてそう思ったか、聞いても宜しいですか?」
「聴いたわけじゃないよ。ただ、中庭に太陽十字が置かれて、暫く……ううん、大分経って……。やっと、強張っていた兄さまの身体が解けてきた気がしたから……。こうして、本を読むことも許されて……そうなのかな、って」
「……お兄さまに抱かれていた時、お気がつかれた?」
クスり、 日陰にそっと笑われて、弟の頬に、さっと朱みが差す。
「そ……、う。 ーー……日陰の意地悪っ!!」
日陰に声を立てて笑われて、弟は、本当にもう大丈夫なのだと思った。
「一時静まっただけとも言えますが……大丈夫ですよ」
日陰は、偽りを言わないだろうと、弟は思う。嘘を言わなければならないなら、沈黙を選ぶだろう。だから、聞いた。
「卑下したいわけじゃないのだけれど……。…………僕の、せい?」
「違います。どこで、……いつから増長したのでしょうね。ーー度し難い者が、多い」
「そう……。……僕は、兄さまに従うから……。日陰も、僕を導いてください」
「はい、リシェ様。ーーご本は、どうなさいまさか? 適当に見繕うこともできますが」
弟は、暫しの間、逡巡するような様子を見せた後、視線を伏せたまま……震える声で伝えた。
「もし……兄さまのお許しが出たら、[大航海記]を……」
「[大航海記]?」
「ん……母上の国の本。僕ね、イリーリアの言葉が読めるから……読めていたから。……覚えているか、分からないけど」
その後は屈託なく、“覚えているといいなぁ……”と、弟は笑って言った。
§
兄の訪いがあったその深夜、兄は1冊の本を抱えていた。
「リシェ」
兄は、弟を呼び、それを差し出した。
「[大航海記……]」
弟は、兄から受け取った本を見、そして兄を見上げーー兄が何も言葉を発せず、ただ弟を見つめることから、それを察した。
弟の眼から、……後から、跡から、大粒の涙が零れ落ちていく。
「兄さまが、……持っていて、くれ……たんだ、……。僕……、僕ね、頂いたご本、が、本当に……ほん……に、嬉しく…て。でも、……お、礼、……言えなく、って……にい、さま……、ありがとう……あり、が……」
弟は俯いて、本を抱き締め言葉を絞り出すようにしながら兄に礼を言った。ーーそして。
「ーーリシェっっつ!!!!!」
《《《ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁっっつ!!!!!!!!!!!》》》
「ーーくっ!!!!!」
「主!!!!!」
天に向かって放たれた、弟の鷹の歌ーー慟哭が劈くように響き渡ったーーそう、聞こえる者にとって、だけ
「リ…シェ……ーーっっつ!」
兄は眼を眇めながら、鼓膜を激しく揺さぶる暴力に耐え、弟の腕を取った。
「ーーんんっっつ!!」
兄は、弟の頭をかき抱き、鷹の歌を啼く唇を塞いだ。
そして呼吸を奪い、新たに呼吸をする間も与えず、口づけをし続けた。
幾ばくかの時が置かれると、ずるっと弟の身体が脱力した。
『はぁっ、……はぁっ、……は……ぁ……っ』
弟を抱き留めながら、荒く呼吸を吐く兄の肩に、日陰が手を置いて注意を引き付けると、寝室の方を指し示された。
収まらない呼吸のまま、兄はそれでも弟を抱き上げて寝室に運んだ。
兄がそっと弟を褥に寝かせると、日陰に褥の端に座らさせられた。
眼を塞がれ、導かれるままに眼を閉じると眼から手のひらが外され、次に両耳を塞がれた。
音がないことを殊更に意識し、深く、ゆっくりと呼吸を繰り返す。
「日陰……戻った」
兄は眼を開け、日陰と視線を合わせる。そして、手を重ねて兄の耳を塞いだ手を外させた。
そして兄は、日陰の腕を引き寄せ隣に座らせた。
日陰は首を振ったが、兄は許さず、自分がされたように日陰の眼を塞ぎ、そして日陰が眼を閉じるのを待って、次に耳を塞ぐ。
「ありがとうございます、戻りました。主」
日陰が眼を開くと、兄は片手で眼を覆い、日陰から顔を背けた。
覆った手の間から幾筋も涙が伝う。
「悪かった。こうなることは分かっていたのに」
「いいえ。お啼きになることが必要でした。リシェ様には」
兄も、 日陰も分かっていたのだ。
「……黙っていたな、影は」
「申し訳ありません……」
弟の鷹の歌を捉えた時、影は意図的に鷹の歌については隠した。
「いや……俺も聞かなかった。分かっていたからだ。もし、知っていたらーー聞いていたら気が狂う。……狂ったようにどこぞへ飛び込んで……自滅していたろうさ。影には礼を言う」
「んーー……にい、さま……」
「リシェ?」
半身を起こした弟を、兄は抱きしめた。
「ごめ…ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!! ……鷹の歌、啼く、つもり、な……」
何度も……何度も泣いているのに、涙は枯れず、弟は泣いて兄に許しを乞う。
「すまなかったな。……助けてやれなくて」
だが、逆に兄は助けてやれなかったことを、静かに弟に謝った。
ーーふるふるっと、弟は首を振る。
「違……っ……ごめんなさ……、兄さま、ごめんなさい……」
啄むような口づけを何度も繰り返し、謝りなくて良いのだと、弟に繰り返し伝える。
そして、口づけが深くなっていく頃ーー日陰はそっと褥から腰を上げた。だが、
「行かないでっっ! 日陰!!」
見咎めた弟が、叫んだ。
「行かないで……日陰。ーー兄さま、お願い……」
「リシェ様……日陰は側に控えておりますよ。どこにも行きません」
ふるふる……弟は首を振る。
「そうじゃない……僕が何を望んでいるか……日陰は分かっている。ごめんね、日陰……。
兄さま、僕を日陰に抱かせて……ください。二人で……一緒に僕を抱いて」
兄は莞爾として笑う……。
「どうして、そうしたい? リシェ」
「分からない……日陰が兄さまを愛しているから……?」
「欲張りだな、リシェ」
言葉とは裏腹に、兄は、弟を誉めるように口づけを与えた。
「日陰、口づけ」
莞然として、兄は、 日陰に希んだ。
「日陰、返事」
「…………はい、主」
一度嘆息して、 日陰は、兄に唇を寄せた。
唇が触れ、兄が囁く……。
「お前も……なかなか堕ちなかったな」
「リシェ様の前で、何を言い出すのですか、貴方は……」
ーーそして、深く口づけを交わした。
兄は、褥に上がって弟を後ろから抱き、弟の脚を開く。
「ぃや……っ」
くっくっ……と、兄が笑う。
「恥ずかしい格好をしないと、日陰に抱いてもらえないよ、リシェ」
そう言って兄は弟を|揶揄い、更に大きく弟の足を開きながら、弟の、乳首を弾く。
「あんっ……ぁ…………日…陰……!」
日陰が、ゆっくり褥に上がった。
「もう……零れていますね。お舐めしても……?」
「はい……でもね、日陰、僕……男根だけで悦んではいけないの、だから」
「承知しております。一緒に肛門を責めましょうね」
「は……い、あ……んっ……日陰っ……ーーあ、ありが……っ……」
「良いのですよ、リシェ様。お兄さまと……ーーそして影が貴方をここに閉じ込める。日陰はそう言いました。ーーだから貴方は……貴方が希んだ通り、お兄さまと……そして、日陰に抱かれてここに、閉じ込められてください」
ーーFin.
弟は、 日陰に尋ねられたそれに驚いた。
「はい。本の内容によって制限は掛かるかもしれません。ですが、お起きになられている時間も長くなったのなら、無聊の慰めには良かろうと。ーー主が」
本を読みたくば日陰に伝えるようにとの、兄からの許しだった。
「わ……ぁ。嬉しいな……本を読むことなんて、もうずっと忘れていた」
弟は、嬉しそうに笑う。
「寝てばかりいたものね、僕」
中庭に出させてもらっても、うとうとと午睡していたり、寝ていなくても、日がな一日ぼうっとしていることも多かった。
「半分は……本当に起きられなかったからだけれども」
クスり、と、弟は笑う。
環境に慣れ、生活に慣れ、ーー愛されて、そして赦されることに、少しずつ、少しずつ、心の折り合いをつけていき……起きている時間が、増えた。
「何も考えずぼうっとしている時間が必要でしたよ、リシェ様」
「うん……。そう、だったのかな……。
ーー日陰、あのね。……聞いちゃ駄目なら、返事しなくていいから。
終わった?」
日陰は、極僅かに頷く。
「どうしてそう思ったか、聞いても宜しいですか?」
「聴いたわけじゃないよ。ただ、中庭に太陽十字が置かれて、暫く……ううん、大分経って……。やっと、強張っていた兄さまの身体が解けてきた気がしたから……。こうして、本を読むことも許されて……そうなのかな、って」
「……お兄さまに抱かれていた時、お気がつかれた?」
クスり、 日陰にそっと笑われて、弟の頬に、さっと朱みが差す。
「そ……、う。 ーー……日陰の意地悪っ!!」
日陰に声を立てて笑われて、弟は、本当にもう大丈夫なのだと思った。
「一時静まっただけとも言えますが……大丈夫ですよ」
日陰は、偽りを言わないだろうと、弟は思う。嘘を言わなければならないなら、沈黙を選ぶだろう。だから、聞いた。
「卑下したいわけじゃないのだけれど……。…………僕の、せい?」
「違います。どこで、……いつから増長したのでしょうね。ーー度し難い者が、多い」
「そう……。……僕は、兄さまに従うから……。日陰も、僕を導いてください」
「はい、リシェ様。ーーご本は、どうなさいまさか? 適当に見繕うこともできますが」
弟は、暫しの間、逡巡するような様子を見せた後、視線を伏せたまま……震える声で伝えた。
「もし……兄さまのお許しが出たら、[大航海記]を……」
「[大航海記]?」
「ん……母上の国の本。僕ね、イリーリアの言葉が読めるから……読めていたから。……覚えているか、分からないけど」
その後は屈託なく、“覚えているといいなぁ……”と、弟は笑って言った。
§
兄の訪いがあったその深夜、兄は1冊の本を抱えていた。
「リシェ」
兄は、弟を呼び、それを差し出した。
「[大航海記……]」
弟は、兄から受け取った本を見、そして兄を見上げーー兄が何も言葉を発せず、ただ弟を見つめることから、それを察した。
弟の眼から、……後から、跡から、大粒の涙が零れ落ちていく。
「兄さまが、……持っていて、くれ……たんだ、……。僕……、僕ね、頂いたご本、が、本当に……ほん……に、嬉しく…て。でも、……お、礼、……言えなく、って……にい、さま……、ありがとう……あり、が……」
弟は俯いて、本を抱き締め言葉を絞り出すようにしながら兄に礼を言った。ーーそして。
「ーーリシェっっつ!!!!!」
《《《ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぁっっつ!!!!!!!!!!!》》》
「ーーくっ!!!!!」
「主!!!!!」
天に向かって放たれた、弟の鷹の歌ーー慟哭が劈くように響き渡ったーーそう、聞こえる者にとって、だけ
「リ…シェ……ーーっっつ!」
兄は眼を眇めながら、鼓膜を激しく揺さぶる暴力に耐え、弟の腕を取った。
「ーーんんっっつ!!」
兄は、弟の頭をかき抱き、鷹の歌を啼く唇を塞いだ。
そして呼吸を奪い、新たに呼吸をする間も与えず、口づけをし続けた。
幾ばくかの時が置かれると、ずるっと弟の身体が脱力した。
『はぁっ、……はぁっ、……は……ぁ……っ』
弟を抱き留めながら、荒く呼吸を吐く兄の肩に、日陰が手を置いて注意を引き付けると、寝室の方を指し示された。
収まらない呼吸のまま、兄はそれでも弟を抱き上げて寝室に運んだ。
兄がそっと弟を褥に寝かせると、日陰に褥の端に座らさせられた。
眼を塞がれ、導かれるままに眼を閉じると眼から手のひらが外され、次に両耳を塞がれた。
音がないことを殊更に意識し、深く、ゆっくりと呼吸を繰り返す。
「日陰……戻った」
兄は眼を開け、日陰と視線を合わせる。そして、手を重ねて兄の耳を塞いだ手を外させた。
そして兄は、日陰の腕を引き寄せ隣に座らせた。
日陰は首を振ったが、兄は許さず、自分がされたように日陰の眼を塞ぎ、そして日陰が眼を閉じるのを待って、次に耳を塞ぐ。
「ありがとうございます、戻りました。主」
日陰が眼を開くと、兄は片手で眼を覆い、日陰から顔を背けた。
覆った手の間から幾筋も涙が伝う。
「悪かった。こうなることは分かっていたのに」
「いいえ。お啼きになることが必要でした。リシェ様には」
兄も、 日陰も分かっていたのだ。
「……黙っていたな、影は」
「申し訳ありません……」
弟の鷹の歌を捉えた時、影は意図的に鷹の歌については隠した。
「いや……俺も聞かなかった。分かっていたからだ。もし、知っていたらーー聞いていたら気が狂う。……狂ったようにどこぞへ飛び込んで……自滅していたろうさ。影には礼を言う」
「んーー……にい、さま……」
「リシェ?」
半身を起こした弟を、兄は抱きしめた。
「ごめ…ごめんなさいっ! ごめんなさいっ!! ……鷹の歌、啼く、つもり、な……」
何度も……何度も泣いているのに、涙は枯れず、弟は泣いて兄に許しを乞う。
「すまなかったな。……助けてやれなくて」
だが、逆に兄は助けてやれなかったことを、静かに弟に謝った。
ーーふるふるっと、弟は首を振る。
「違……っ……ごめんなさ……、兄さま、ごめんなさい……」
啄むような口づけを何度も繰り返し、謝りなくて良いのだと、弟に繰り返し伝える。
そして、口づけが深くなっていく頃ーー日陰はそっと褥から腰を上げた。だが、
「行かないでっっ! 日陰!!」
見咎めた弟が、叫んだ。
「行かないで……日陰。ーー兄さま、お願い……」
「リシェ様……日陰は側に控えておりますよ。どこにも行きません」
ふるふる……弟は首を振る。
「そうじゃない……僕が何を望んでいるか……日陰は分かっている。ごめんね、日陰……。
兄さま、僕を日陰に抱かせて……ください。二人で……一緒に僕を抱いて」
兄は莞爾として笑う……。
「どうして、そうしたい? リシェ」
「分からない……日陰が兄さまを愛しているから……?」
「欲張りだな、リシェ」
言葉とは裏腹に、兄は、弟を誉めるように口づけを与えた。
「日陰、口づけ」
莞然として、兄は、 日陰に希んだ。
「日陰、返事」
「…………はい、主」
一度嘆息して、 日陰は、兄に唇を寄せた。
唇が触れ、兄が囁く……。
「お前も……なかなか堕ちなかったな」
「リシェ様の前で、何を言い出すのですか、貴方は……」
ーーそして、深く口づけを交わした。
兄は、褥に上がって弟を後ろから抱き、弟の脚を開く。
「ぃや……っ」
くっくっ……と、兄が笑う。
「恥ずかしい格好をしないと、日陰に抱いてもらえないよ、リシェ」
そう言って兄は弟を|揶揄い、更に大きく弟の足を開きながら、弟の、乳首を弾く。
「あんっ……ぁ…………日…陰……!」
日陰が、ゆっくり褥に上がった。
「もう……零れていますね。お舐めしても……?」
「はい……でもね、日陰、僕……男根だけで悦んではいけないの、だから」
「承知しております。一緒に肛門を責めましょうね」
「は……い、あ……んっ……日陰っ……ーーあ、ありが……っ……」
「良いのですよ、リシェ様。お兄さまと……ーーそして影が貴方をここに閉じ込める。日陰はそう言いました。ーーだから貴方は……貴方が希んだ通り、お兄さまと……そして、日陰に抱かれてここに、閉じ込められてください」
ーーFin.
11
お気に入りに追加
71
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
愛しの妻は黒の魔王!?
ごいち
BL
「グレウスよ、我が弟を妻として娶るがいい」
――ある日、平民出身の近衛騎士グレウスは皇帝に呼び出されて、皇弟オルガを妻とするよう命じられる。
皇弟オルガはゾッとするような美貌の持ち主で、貴族の間では『黒の魔王』と怖れられている人物だ。
身分違いの政略結婚に絶望したグレウスだが、いざ結婚してみるとオルガは見事なデレ寄りのツンデレで、しかもその正体は…。
魔法の国アスファロスで、熊のようなマッチョ騎士とツンデレな『魔王』がイチャイチャしたり無双したりするお話です。
表紙は豚子さん(https://twitter.com/M_buibui)に描いていただきました。ありがとうございます!
11/28番外編2本と、終話『なべて世は事もなし』に挿絵をいただいております! ありがとうございます!

ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。

神官、触手育成の神託を受ける
彩月野生
BL
神官ルネリクスはある時、神託を受け、密かに触手と交わり快楽を貪るようになるが、傭兵上がりの屈強な将軍アロルフに見つかり、弱味を握られてしまい、彼と肉体関係を持つようになり、苦悩と悦楽の日々を過ごすようになる。
(誤字脱字報告不要)

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる