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ユーチューバーランキング ゲーム実況者編 レアハンターマラリア

レアハンターマラリア　９３　Ｓランク

【解説】
このチャンネルに関しては相当前から知っていて（それこそあのマイティー事件（？）の数年前）、いつか書かなければいけないとは思っていたのだが、点数を何点にするかに悩んでこのタイミングになってしまった。

まず、『レアハンターマラリア』とはどういうチャンネルなのかというと、入手がとても難しいゲーム内の『レアアイテム』を入手するという企画と、ゲーム業界の様々な『噂』や『疑問』、『都市伝説』を、記者顔負けの調査力で追及していくというもの。

ゲーム内での入手が難しい『レアアイテム』を、根気強くプレーして入手を目指す『レアハンター』というコンセプトがもう既に面白いし、ユーチューブで確認できる一番前のレアハンター動画はなんと『８年前（！！）』ということで、その時代からそこに気付く目の付け所の良さ、センスを感じた。（元々はそれ以前にもニコニコの方で活動されていて、そこからユーチューブの方にも投稿を開始されたらしい）

更にクオリティーの高い『調査企画』も特筆すべき点で、4STも記者やテレビ局顔負けの素晴らしい調査企画が何本もあるが、このマラリア氏もそれと遜色のない調査企画を何本も出しており、その辺のただゲームをやって適当に喋っているだけの配信者とは一線を画すレベルにある。（こういう素晴らしい仕事を『クリエイター』というのであって、ただゲームに寄生しているだけの配信者とこういう方々を一緒にしてはいけない）

レアハンター企画も調査企画も双方ともユーチューブのレベルとは思えない（地上波で流れていてもおかしくない）ぐらい素晴らしいのだが、ここからは何故評価が９３に落ち着いたのかのポイントを解説していく。（落ち着いたと言っても、筆者の中で９３は極めてトップクラスの評価であることは付け加えておきたい）

それは、やはり『ゆっくり実況』という動画形態にある。

正直、マイティーのせいで（？）『ゆっくり実況』という形態自体に嫌悪感というか不信感を筆者が覚えてしまったのは確かなのだが、筆者はそんなところで評価を変えたりはしない、ゆっくりはゆっくりで素晴らしい内容のものもあるし、けしてそれ自体を否定するものではない。

では何故そこが評価の分かれ目となったのかというと、4ST、バベルがゆっくりを使用しない上で、更にクオリティーの高い編集をしていたからだ。（とはいえ、一口に『動画の編集』と言っても、これはあくまで一昔前で『ゆっくりが全盛の時代』だったからこそ、マラリア氏もゆっくりを使っていたのだろうし、マラリア氏が動画投稿をされていたのは相当前のため、今の時代に活動を再開されるとしたらクオリティーは更に上がっているかもしれないという点は考慮しなければならない。その『時代』や『背景』も考慮する必要があるということ）

以上の点を鑑みて、筆者としては『やり込み、調査力』という点ではマラリア氏に軍配が上がると思っていて、『動画の編集力』という点ではバベル氏に軍配が上がると思っている。

よって、それぞれに相手を上回る長所、違った良い点が存在すると考え、その調査力と編集力を兼備した4STを９４、マラリア、バベルの両氏を同等の９３とすることが一番収まりが良いのではないかと感じたのが点数の理由だ。

これだけ長くチャンネルが更新されないということで、世間ではマラリア氏の現在を危ぶむ声もあったが、マイティーの件で以前もお伝えした通り、Ｊ氏のお話ではマラリア氏は今もご健在であるということなので、そこは心配しなくて良いのではないかと思う。

マラリア氏の作る動画は、本当にクオリティーの高い良質な動画がたくさんあり、これを一本作るには視聴者には計り知れない苦労や努力があるだろうなと分かるため、簡単に復帰してほしいなどとは言えないが、今でもその復活を心待ちにしているファンの方々がいらっしゃるのは間違いないと思う。（おそらくバベル氏と同じく完璧主義者というか、超えるべき動画のハードルが非常に高く設定されているというか、中途半端な動画は出したくないというのもあるのだと思う。他の低レベルの配信者はそんなことなど全く考えず、金もうけのために低品質のものを粗製濫造しているのだが、自分の動画がどれだけ低レベルか自分で気付かない、悩まないってある意味幸せなことだよな……と感じざるをえない。そしてそれが低レベルなことに視聴者の側も気付かないというね……）

ただゲームの魅力に寄生しているだけの、ゴミみたいな実況者や配信者が謎に過大評価され、持て囃されているような世の中ではなく、このようなゲームへの愛に溢れた、良心的な数少ない『クリエイター』と呼べる方々が、もっともっと評価される世の中が来ることを信じて。