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第6章 お家へ帰ろう!
第30話 レビューコメント(みんな幸せになろうよ)
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エッセイは、それなりに人気が出ました。読み合いで仲良くなった作家さんたちがまず評価してくれて、それにつられて読むだけの読者さんも見てくれるようになりました。
「作品にフォローって何?」
ひなはモコりんに聞きました。
「フォローには2種類あるんだ。作者へのフォローと、作品へのフォロー。作者へのフォローをした人は、近況ノートを書いた時と新作を書いたときにお知らせをもらえるんだ。作品にフォローをした人は、これが不思議なんだけど、最新話まで読んでいたときに限り、最新作が投稿されたときお知らせが来るんだ。一度読み損なったらお知らせが来ないんだけど、マイページで確認することはできるから便利なんだよ」
ひなはなんとなくしか理解できていません。
「まあ、やってるうちに分かるようになるよ。注意するのは、みんなにお知らせが届いていると思わないこと。近況ノートで投稿したことを書くのはとても大事なんだよ。気づかれないと読むのやめてしまうからね」
ひなは、近況ノートはいつも書こうと誓いました。
◇
ひながエッセイを投稿した6日目の朝、スマホを見たら大変な事になっていました。
💖が47個、🌟が28個新たに増えていたのでした。
「なにがあったの?」
あせったひながモコリンに助けを求めると、モコリンはパソコンで通知を確かめてから言いました。
「みちのさんが、レビューコメントを付けたみたいだよ。それで閲覧数《えつらんすう》が増えたみたいだ。さらに今、エッセイカテでは、週間3位になっているよ!」
「どういうこと?」
「ここを見てごらんよ」
モコりんは、みちののレビューコメントがよく見えるページを開きました。
【頑張る女の子の、ステキなエッセイ】
何も知らない女の子が、かくよむ国で小説家になるため、日々頑張っている日記です。
一人で始まったかくよむ生活が、サポートのクマや、やさしい人々との出会いで一から小説を作って行きます。
どんな辛いことも、困難も、作者の真面目な人柄と努力で乗り越え一人前になっていく姿は感動しかありません。
また、始めたばかりでどうしていいか分からない人、読んでもらえなくて辛い思いをしている人、そういう方のヒントにもなると思います!
ぜひ、一度読んでみて下さい!
そして、ひなちゃんを応援しましょう。
レビュワー 未知野灯
「あかりさん。ありがとうございます」
ひなは、スマホを抱きしめながら泣いていました。星やハートが増えたから泣いてるのではありません。みちのの温かいレビューコメントが、ひなの心に刺さったのです。
「私も、ステキなレビューコメントが書きたい!」
そういうと、大好きなみちのの塩キャラメルの童話にレビューコメントを書こうとしました。
「お返しでレビューコメント書くのはだめだよ。星のあげ合いと一緒だからね」
モコりんが注意をすると、
「違うの! 書きたいから書くのよ。私の気持ちを書きたいの!」
と、ひなは言いました。
「それなら大丈夫か。ひな、何事も義務にはならないようにね」
「分かった。書きたい気持ちになるまで書かないから。でも、今は書きたいから書くの」
ひなは、ステキなレビューコメントを書こうと頑張りました。が、
「あれ、どうして? うまく書けないよ!」
書きたい気持ちは高まっているのに、うまくかける気がしません。
「レビューコメントは、大勢の人が見るから、書くのにもプレッシャーがかかるらしいよ」
モコりんは、珍しくアドバイスみたいなことを言いました。
「どうしたら書けるの?」
「書き方は教えられないよ。好きな気持ちを形にするしかないんじゃない?」
ひなは、もう一度作品を読み、塩キャラメルを味わって、何度も書き直した後レビューコメントを投稿しました。
「みちのさんや読んでくれた人に、気持ちが伝わるといいな」
「作品にフォローって何?」
ひなはモコりんに聞きました。
「フォローには2種類あるんだ。作者へのフォローと、作品へのフォロー。作者へのフォローをした人は、近況ノートを書いた時と新作を書いたときにお知らせをもらえるんだ。作品にフォローをした人は、これが不思議なんだけど、最新話まで読んでいたときに限り、最新作が投稿されたときお知らせが来るんだ。一度読み損なったらお知らせが来ないんだけど、マイページで確認することはできるから便利なんだよ」
ひなはなんとなくしか理解できていません。
「まあ、やってるうちに分かるようになるよ。注意するのは、みんなにお知らせが届いていると思わないこと。近況ノートで投稿したことを書くのはとても大事なんだよ。気づかれないと読むのやめてしまうからね」
ひなは、近況ノートはいつも書こうと誓いました。
◇
ひながエッセイを投稿した6日目の朝、スマホを見たら大変な事になっていました。
💖が47個、🌟が28個新たに増えていたのでした。
「なにがあったの?」
あせったひながモコリンに助けを求めると、モコリンはパソコンで通知を確かめてから言いました。
「みちのさんが、レビューコメントを付けたみたいだよ。それで閲覧数《えつらんすう》が増えたみたいだ。さらに今、エッセイカテでは、週間3位になっているよ!」
「どういうこと?」
「ここを見てごらんよ」
モコりんは、みちののレビューコメントがよく見えるページを開きました。
【頑張る女の子の、ステキなエッセイ】
何も知らない女の子が、かくよむ国で小説家になるため、日々頑張っている日記です。
一人で始まったかくよむ生活が、サポートのクマや、やさしい人々との出会いで一から小説を作って行きます。
どんな辛いことも、困難も、作者の真面目な人柄と努力で乗り越え一人前になっていく姿は感動しかありません。
また、始めたばかりでどうしていいか分からない人、読んでもらえなくて辛い思いをしている人、そういう方のヒントにもなると思います!
ぜひ、一度読んでみて下さい!
そして、ひなちゃんを応援しましょう。
レビュワー 未知野灯
「あかりさん。ありがとうございます」
ひなは、スマホを抱きしめながら泣いていました。星やハートが増えたから泣いてるのではありません。みちのの温かいレビューコメントが、ひなの心に刺さったのです。
「私も、ステキなレビューコメントが書きたい!」
そういうと、大好きなみちのの塩キャラメルの童話にレビューコメントを書こうとしました。
「お返しでレビューコメント書くのはだめだよ。星のあげ合いと一緒だからね」
モコりんが注意をすると、
「違うの! 書きたいから書くのよ。私の気持ちを書きたいの!」
と、ひなは言いました。
「それなら大丈夫か。ひな、何事も義務にはならないようにね」
「分かった。書きたい気持ちになるまで書かないから。でも、今は書きたいから書くの」
ひなは、ステキなレビューコメントを書こうと頑張りました。が、
「あれ、どうして? うまく書けないよ!」
書きたい気持ちは高まっているのに、うまくかける気がしません。
「レビューコメントは、大勢の人が見るから、書くのにもプレッシャーがかかるらしいよ」
モコりんは、珍しくアドバイスみたいなことを言いました。
「どうしたら書けるの?」
「書き方は教えられないよ。好きな気持ちを形にするしかないんじゃない?」
ひなは、もう一度作品を読み、塩キャラメルを味わって、何度も書き直した後レビューコメントを投稿しました。
「みちのさんや読んでくれた人に、気持ちが伝わるといいな」
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