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惑星フォトス編
174 惑星フォトス・天地創造2
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大地を作っただけでは『天地創造プロジェクト』は終わらない。
『自動海水打ち上げシステム』の運用を始めて一年。予定通り海面が十メートルほど低くなった。
これにより以前にあったという四大陸の形が見えてきた。まだ、浅い海である部分も多いが大きな改善である。
海面低下にともない海水に浸った土壌の改良なども進めている。
この間、もっとも心配していたのは惑星の気候だ。
定期的に神眼などで監視しているが、人が住めないほどの嵐には遭遇していない。
そろそろ人間が運用する観測装置や研究施設を設置すべきかもしれない。
惑星の気候が安定したとも言えないが、神界リゾートとしてだけなら運用できそうということで、開発を開始することにした。
神界リゾートなら人間の避難場所さえ確保しておけばどうにでもなるからな。
* * *
ここは、王城執務室。俺はアリスと惑星フォトス開発計画を検討していた。
惑星フォトスの本格的な開発は神界のリゾートから始めるが、これは神界主体のプロジェクトになる。当然、参加メンバーは女神隊だ。
ただ、この開発は純粋な神界のプロジェクトという訳にはいかない。
なぜなら大陸連絡評議会の代表と神界代表が話し合って運営する必要があるからだ。ルセ島と同じように運営には人間たちに入ってもらう。むしろルセ島よりも人間との共存を考えている。
これは神様たちが、より人間的な生活をしたいと思っているからだ。
「開発するなら惑星フォトスの代表はアリスのほうがいいんじゃないの? 担当神なんだし」
「ばかね~、この世界の女神がこの世界と対立するような立場になれないわよ。あくまで私は惑星モトスの味方よ」
「でも、そうすると上位神の俺も同じじゃん」
「それはそうだけど」
結局、担当神については惑星モトスと同様に女神アリスという事になった。
海がほとんどで開発しても人口は限定的だから『惑星モトスの一部』という扱いにしたのだ。
「神界とのゲートを管理する必要があるけど、これはケリスとコリスに任せていいだろう」
ルセ島へ行くにもゲートで管理することにしよう。これでルセ島と一緒に管理できる。
ぽっぽっ
女神ケリス、女神コリス登場。
「「え~っ」」
「え~、じゃないだろ。ストーン神国復興から開放されたんだから暇じゃん!」
「そうだけど」
「いや、将来担当神になるならちょうどいいだろ?」
「あ、なるほど。うん、わかった!」と女神コリス。ん? 意外と、嬉しそう。
「えっ? わたし関係無いんだけど?」不満そうに言うケリス。
「ああ、ケリスはもう担当神は卒業してたんだったな」
「そうよっ」
「じゃ、コリスを担当神として自立できるように教育して!」
「それ、いっしょじゃん!」
「まぁ、まぁ。ゲートを設置するのは神界なんだから管理は楽だろ?」
「そ、それはそうね」と女神ケリス。
「え~、神界で管理するの? ルセ島に住めないじゃん!」と女神コリス。
「いや、住むなよ」
てか、住んでたのかよ!
* * *
惑星フォトスのリゾート開発について大陸連絡評議会に諮ったが、まず開発は神聖アリス教国と神界で進めてほしいと要請された。
神界リゾートとして安定してからでないと各国の参入は難しいだろうとのこと。
確かに、人間が直接神界と折衝なんて出来ないし、各国もストーン神国の件で手一杯だからな。ゆっくり参加してもらおう。
それで、神界側は俺が面倒みるとして、神聖アリス教国担当分は元老院に任せることにした。
これを受けて元老院は惑星フォトス開発局の新設を決定した。
* * *
神界側の担当は女神ケリス&コリスだが、さっそくどうしていいか分からないと泣きが入った。
仕方ないので、ルセ島を拡大コピーすることにした。
ルセ島の施設は使いまくっているので、作り方さえ教えれば問題ない。
まぁ、施設の作り方は結局は俺が教えることになったんだが。
「おお、ほいほい作れる~っ」女神ケリスが余裕で作業している。
「もう、まっかせて~っ」女神コリスも、いつの間にか調子が出て来たようだ。
女神コリスと女神ケリスは、すぐにルセ島と同じ施設を作れるようになった。
神化リングにも慣れてラームジュースも飲んでるから細かい作業もお手のものだ。材料は砂浜の白い砂だ。やってみて分かったが、ここの砂も俺達が固めると神輝石になった。
どうも、あの光る微生物が白い砂になるらしく、材料は大量にあったので使うことにした。
もう、全部神輝石で作ってしまおうか? てか、建材なんてこれしかない。
ということで、神輝石で出来た巨大な女神湯や温水プールが出来てしまった。
遊園地のようなプールに飛び込む超長い滑り台や遊戯施設も神輝石だ。
どこもかしこも神輝石となると、そのままでは危険なのでクッションシートで覆っている。
内部構造が宝石ってどゆこと? 普通、見せるものだよな。裏地が豪華とか江戸時代の商人の服みたいなことになってる。いや、そんな気は全然ないんだが。
まぁ、妙な贅沢さになっているが神界向けリゾートだし寧ろいいかも。
ついでなので、王城の拡大コピーも作って貰った。どうせ必要になる。
で、建物はいいとして、次に必要なものは綺麗な水だ。
海水は大量にあるが残念ながら地下水はあまり無い。しかし、魔法共生菌の故郷なのでエナジープラントが楽に稼働する。この豊富な魔力を使って海水から真水を作ることにした。完全に近代的な水道システムだ。
これで女神湯と温泉プールの水も賄える。こうなったら、惑星フォトスは水の都として大量に綺麗な水で満たそう!
こうして、あっという間にルセ島の十倍規模の水のリゾートが誕生した。
ただ、施設が完成しても、すぐにリゾートとして使えるわけでは無い。
もうすぐ神聖アリス教国の建国祭で忙しくなるし、従業員募集や教育だけでも時間が掛かる。
オープンはもう少し先になる予定だ。
* * *
惑星フォトスのリゾート施設のために、初期投入する人員を募集することになった。
これは神聖アリス教国の担当だが……物凄い数の応募が集まってしまったらしい。
つまり、こういうことらしい。
惑星フォトスは、まだリゾート施設も開発中でツアーは始まっていない。
ツアーが組めたとしても当然旅費は高額になるだろう。
そこに来てのリゾートの従業員募集だ。
タダで惑星フォトスに行ける上に休みを利用すれば観光も可能というわけだ。
そりゃ、参加するか。
「これは、早急にストーン神国の宇宙港を稼働させないといけませんな」とマレス。
神聖アリス教国の惑星フォトス開発局で従業員を募集したわけだが、予想以上の人気に元老院議長のマレスも驚いている。とりあえず、この人気を受けてマレスも対応を迫られている訳だ。
当然従業員だけでは話は終わらない。
宇宙船建造計画も急ピッチで進める必要があるし、当然宇宙港の建造も急がれる。現地の従業員宿舎の整備も必要だ。つまり、出来たばかりの惑星フォトス開発局であるが、いきなり大所帯になりつつあるのだった。
「おい聞いたか?」
「聞いてねぇよ!」
「何も言ってねぇよ」
「何だよ早く言えよ」
「惑星フォトス開発局が従業員を募集するんだとよ?」
「従業員? お役所の役員か?」
「そんな訳あるかよ。リゾートの従業員だってよっ」
「ほ~っ、そりゃすげぇな。ほんとに惑星フォトスに行けるんか?」
「ああ、そうだ。おまけに高給ときた。なんでも、従業員になったら城を持てるらしい」
「そんな訳ねぇだろ」
「いや、城みてぇな家に住めるんだってよ」
「なんだって~。絶対申し込む! で、何すんだ?」
「なんでも、女神様にご奉仕するらしいぜっ」
「おお、さいこ~だっ」
「男神もいるがな」
「あ、無理っ」
おいっ。
こんな噂の真偽はともかく、実際に大きな話題になっていた。
ただ、王族接客以上の神様接客係なので従業員を簡単に決められないのも悩ましいところだ。当然、教育が必要になる。教師はたぶんルセ島の従業員だな。
ちなみに、島の砂で従業員宿舎も作ったので神輝石になってしまった。城と言うのもあながち間違いでもない。
『自動海水打ち上げシステム』の運用を始めて一年。予定通り海面が十メートルほど低くなった。
これにより以前にあったという四大陸の形が見えてきた。まだ、浅い海である部分も多いが大きな改善である。
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この間、もっとも心配していたのは惑星の気候だ。
定期的に神眼などで監視しているが、人が住めないほどの嵐には遭遇していない。
そろそろ人間が運用する観測装置や研究施設を設置すべきかもしれない。
惑星の気候が安定したとも言えないが、神界リゾートとしてだけなら運用できそうということで、開発を開始することにした。
神界リゾートなら人間の避難場所さえ確保しておけばどうにでもなるからな。
* * *
ここは、王城執務室。俺はアリスと惑星フォトス開発計画を検討していた。
惑星フォトスの本格的な開発は神界のリゾートから始めるが、これは神界主体のプロジェクトになる。当然、参加メンバーは女神隊だ。
ただ、この開発は純粋な神界のプロジェクトという訳にはいかない。
なぜなら大陸連絡評議会の代表と神界代表が話し合って運営する必要があるからだ。ルセ島と同じように運営には人間たちに入ってもらう。むしろルセ島よりも人間との共存を考えている。
これは神様たちが、より人間的な生活をしたいと思っているからだ。
「開発するなら惑星フォトスの代表はアリスのほうがいいんじゃないの? 担当神なんだし」
「ばかね~、この世界の女神がこの世界と対立するような立場になれないわよ。あくまで私は惑星モトスの味方よ」
「でも、そうすると上位神の俺も同じじゃん」
「それはそうだけど」
結局、担当神については惑星モトスと同様に女神アリスという事になった。
海がほとんどで開発しても人口は限定的だから『惑星モトスの一部』という扱いにしたのだ。
「神界とのゲートを管理する必要があるけど、これはケリスとコリスに任せていいだろう」
ルセ島へ行くにもゲートで管理することにしよう。これでルセ島と一緒に管理できる。
ぽっぽっ
女神ケリス、女神コリス登場。
「「え~っ」」
「え~、じゃないだろ。ストーン神国復興から開放されたんだから暇じゃん!」
「そうだけど」
「いや、将来担当神になるならちょうどいいだろ?」
「あ、なるほど。うん、わかった!」と女神コリス。ん? 意外と、嬉しそう。
「えっ? わたし関係無いんだけど?」不満そうに言うケリス。
「ああ、ケリスはもう担当神は卒業してたんだったな」
「そうよっ」
「じゃ、コリスを担当神として自立できるように教育して!」
「それ、いっしょじゃん!」
「まぁ、まぁ。ゲートを設置するのは神界なんだから管理は楽だろ?」
「そ、それはそうね」と女神ケリス。
「え~、神界で管理するの? ルセ島に住めないじゃん!」と女神コリス。
「いや、住むなよ」
てか、住んでたのかよ!
* * *
惑星フォトスのリゾート開発について大陸連絡評議会に諮ったが、まず開発は神聖アリス教国と神界で進めてほしいと要請された。
神界リゾートとして安定してからでないと各国の参入は難しいだろうとのこと。
確かに、人間が直接神界と折衝なんて出来ないし、各国もストーン神国の件で手一杯だからな。ゆっくり参加してもらおう。
それで、神界側は俺が面倒みるとして、神聖アリス教国担当分は元老院に任せることにした。
これを受けて元老院は惑星フォトス開発局の新設を決定した。
* * *
神界側の担当は女神ケリス&コリスだが、さっそくどうしていいか分からないと泣きが入った。
仕方ないので、ルセ島を拡大コピーすることにした。
ルセ島の施設は使いまくっているので、作り方さえ教えれば問題ない。
まぁ、施設の作り方は結局は俺が教えることになったんだが。
「おお、ほいほい作れる~っ」女神ケリスが余裕で作業している。
「もう、まっかせて~っ」女神コリスも、いつの間にか調子が出て来たようだ。
女神コリスと女神ケリスは、すぐにルセ島と同じ施設を作れるようになった。
神化リングにも慣れてラームジュースも飲んでるから細かい作業もお手のものだ。材料は砂浜の白い砂だ。やってみて分かったが、ここの砂も俺達が固めると神輝石になった。
どうも、あの光る微生物が白い砂になるらしく、材料は大量にあったので使うことにした。
もう、全部神輝石で作ってしまおうか? てか、建材なんてこれしかない。
ということで、神輝石で出来た巨大な女神湯や温水プールが出来てしまった。
遊園地のようなプールに飛び込む超長い滑り台や遊戯施設も神輝石だ。
どこもかしこも神輝石となると、そのままでは危険なのでクッションシートで覆っている。
内部構造が宝石ってどゆこと? 普通、見せるものだよな。裏地が豪華とか江戸時代の商人の服みたいなことになってる。いや、そんな気は全然ないんだが。
まぁ、妙な贅沢さになっているが神界向けリゾートだし寧ろいいかも。
ついでなので、王城の拡大コピーも作って貰った。どうせ必要になる。
で、建物はいいとして、次に必要なものは綺麗な水だ。
海水は大量にあるが残念ながら地下水はあまり無い。しかし、魔法共生菌の故郷なのでエナジープラントが楽に稼働する。この豊富な魔力を使って海水から真水を作ることにした。完全に近代的な水道システムだ。
これで女神湯と温泉プールの水も賄える。こうなったら、惑星フォトスは水の都として大量に綺麗な水で満たそう!
こうして、あっという間にルセ島の十倍規模の水のリゾートが誕生した。
ただ、施設が完成しても、すぐにリゾートとして使えるわけでは無い。
もうすぐ神聖アリス教国の建国祭で忙しくなるし、従業員募集や教育だけでも時間が掛かる。
オープンはもう少し先になる予定だ。
* * *
惑星フォトスのリゾート施設のために、初期投入する人員を募集することになった。
これは神聖アリス教国の担当だが……物凄い数の応募が集まってしまったらしい。
つまり、こういうことらしい。
惑星フォトスは、まだリゾート施設も開発中でツアーは始まっていない。
ツアーが組めたとしても当然旅費は高額になるだろう。
そこに来てのリゾートの従業員募集だ。
タダで惑星フォトスに行ける上に休みを利用すれば観光も可能というわけだ。
そりゃ、参加するか。
「これは、早急にストーン神国の宇宙港を稼働させないといけませんな」とマレス。
神聖アリス教国の惑星フォトス開発局で従業員を募集したわけだが、予想以上の人気に元老院議長のマレスも驚いている。とりあえず、この人気を受けてマレスも対応を迫られている訳だ。
当然従業員だけでは話は終わらない。
宇宙船建造計画も急ピッチで進める必要があるし、当然宇宙港の建造も急がれる。現地の従業員宿舎の整備も必要だ。つまり、出来たばかりの惑星フォトス開発局であるが、いきなり大所帯になりつつあるのだった。
「おい聞いたか?」
「聞いてねぇよ!」
「何も言ってねぇよ」
「何だよ早く言えよ」
「惑星フォトス開発局が従業員を募集するんだとよ?」
「従業員? お役所の役員か?」
「そんな訳あるかよ。リゾートの従業員だってよっ」
「ほ~っ、そりゃすげぇな。ほんとに惑星フォトスに行けるんか?」
「ああ、そうだ。おまけに高給ときた。なんでも、従業員になったら城を持てるらしい」
「そんな訳ねぇだろ」
「いや、城みてぇな家に住めるんだってよ」
「なんだって~。絶対申し込む! で、何すんだ?」
「なんでも、女神様にご奉仕するらしいぜっ」
「おお、さいこ~だっ」
「男神もいるがな」
「あ、無理っ」
おいっ。
こんな噂の真偽はともかく、実際に大きな話題になっていた。
ただ、王族接客以上の神様接客係なので従業員を簡単に決められないのも悩ましいところだ。当然、教育が必要になる。教師はたぶんルセ島の従業員だな。
ちなみに、島の砂で従業員宿舎も作ったので神輝石になってしまった。城と言うのもあながち間違いでもない。
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