53 / 189
神聖アリス教国建国編
53 建国宣言、そうだ迎えに行こう! 蛮族アブラビ2
しおりを挟む
翌日、友好の印として当面の食料を渡し神聖アリス教国建国記念式典のためのアブラビ代表団の選出も頼んだ。
そして、一族で話し合いをして貰っている間に俺は水対策をすることにした。
* * *
アブラビの集落のある場所から少し離れ、千里眼であらかじめ目星を付けていた開けてはいるが岩ばかりの場所に移動した。
「こんな荒野で何をしようというのだ?」
付いて来たミゼール達は怪訝そうな顔をしている。そう、全く水の気配のない場所だからな。
「この辺りは人がいない地域であってるな? これから、ちょっと土木工事をするので離れて見ててくれ」
既に女神様のスキャンで、人跡未踏という程でもないが人があまり立ち入らない場所なのは確認している。
俺はまず、岩や石混じりの土砂を操作してかき集めた。
かき集めて一旦溶かしてから冷却し固めた。これを繰り返して、高さ五百メートル幅壱千メートルほどの山を作った。
まぁ山と言ってもスキーのジャンプ台を巨大化したようなものだ。
要するに風から効率よく上昇気流を作ろうという訳わけだ。こういう夏休みの工作レベルの発想でもパワーがあると実行できてしまうところが面白い。これで計算上は三度から五度くらい温度が下がるハズだ。
天候は季節によってまちまちだが、雨季に少しだけ雨が降りやすくしておけば効果はあるだろう。
「こ、これは」とミゼールは絶句している。
「相変わらず、とんでもない物を作りおるのぉ」
当然、王様も面白がって付いて来た。っていうか、「こんな面白いもの、逃してなるものか」とか言ってた。この旅に付いて来たのは、やっぱりそういう理由なんだ。
「これはなんじゃ?」とリリー。
「見たことのないものですな」
当然のように、ついて来たウィスリム。もしかして、王様と同類?
「リュウジ殿……?」とマレス。
「あ? もう少し見てて」
小さい山だが、見ていると海からの風を受けて雲が出来始めた。上昇して温度が低下したので雲が出来たのだ。
「あ~、もう少しだなぁ。雨季じゃないからこんなものか。じゃちょっと強引に」
俺は、上昇して雲が出来たあたりをさらに神力で冷却した。
すると、薄い雲は積乱雲のように成長し、しばらくすると雨になって降ってきた。元々、海の上を渡ってきた湿った風なので水分は十分に含んでいる。あとは冷せばいいだけなのだ。
「な、なんと……」ミゼール達は、さらに驚愕の表情に。
「雨だ! 雨だ! 雨が降った~。ほんとに降った~」
「雨が、雨が降ってきた。もう見ることはできぬと諦めていたのに」
「雨だ~っ、雨だぞ~っ」
「雨って、こんな風に降るのかぁ」
「うわっ。つめて~っ。わはははは。つめて~っ」
「あああ、雨だぁ~。よし、口で受けてやる。あ~~~っ」
「ば~か、お前のデカい口でも入りきらねーよ。あははは」
アブラビの戦士たち大喜び。
っていうか、そんなに降ってなかったのか。予想以上の反応に、俺のほうがビビる。これ、大丈夫かな?
「まぁ、今日は無理やり降らせたが、雨季になれば普通に降るだろう。だめだったら、また何か考える」
一度で上手く行くとも思えないので一応断りを入れておく。
「ま、まことか。ああ。アブラビの地に、これからも雨が降るのか。待ち望んでいた雨が」感極まった様子のミゼール。
「姫、やりましたな」
「ああ、ほんとにな」
手を取り合って感激している。これで雨季に雨が降らなかったら、俺がヤバイ気がする。
とりあえず、雨が止む前に表面を熱処理した溜池を作った。
人工の山なので、降った雨はそのまま川のように流れてため池に溜まる。
さらに雲を冷却したら強い雨になり、溜池を満たしていった。
半日ほど雲を冷やしていたら、溜池にそこそこ水が溜まった。
流石に満タンには程遠い。だがこれで、だいぶ良くなるだろう。雨季のデモをしただけなんだが多少安心するだろう。
「リュウジ殿。この度は我がアブラビをお救いいただき深く感謝致します。かくなる上は、このミゼール、リュウジ殿に忠誠を誓いましょう」
ミゼールは、何か思いつめたような目で言った。
「何言ってんの? これただのデモだから。まだ救われてないから。国として友好を保ってもらえばいい」
「誓いましょう」
「だから、要らないって」
「誓いたいのです」
「また今度」
「リュウジ」とリリー。
「なんだ」
「ミゼールが、可哀相じゃ」
「なんのことだ?」
「リュウジは冷たいのじゃ。無下に断るのじゃ」とリリー。
「おまえ、最初に断ったの、根に持ってるだろ」
「リリー殿。一度断られたのか?」とミゼール。
「そうじゃ、こやつ、めんどくさい嫁はいらんと言いおったのじゃ。都合のいいおなごしか要らんということかのう?」
「いや、ちょっと待て。忠誠と嫁に来るのは違うだろ? ああ、じゃ、忠誠だけ貰おう」
「よかった。リュウジ殿、一生我の忠誠を捧げます」と言って、ミゼール満面の笑み。
「うん。うん?」
ー アブラビ族の女の忠誠って「結婚」って意味らしいわよ。
ー なんだと~! いや、いまの話の流れなら違うだろ?
ー アブラビの女は忠誠を誓った相手と生活を共にするんだって。
ー ここは、知らなかったで通すしかないだろ。
ー わたしは知らないわよ。
ー ひどい。
「リュウジ殿。よろしく頼む」
「あ、ああ。わかった」
どうしよう。
その夜、ニーナから連絡が入り、魔法共生菌の感染者が何人か発見されたが特効薬により事なきを得たとのことだった。
* * *
翌日、アブラビ族の代表者五名が決定した。ミゼールと合わせて六名を乗せて、次の目的地カセームへ向かう。ちなみに、ミゼールって族長の娘だった。そういえば、姫とか言ってたな。あと、飛行船のレストランの食事は泣いて喜んでいた。ふふふ。旨かろう?
そして、一族で話し合いをして貰っている間に俺は水対策をすることにした。
* * *
アブラビの集落のある場所から少し離れ、千里眼であらかじめ目星を付けていた開けてはいるが岩ばかりの場所に移動した。
「こんな荒野で何をしようというのだ?」
付いて来たミゼール達は怪訝そうな顔をしている。そう、全く水の気配のない場所だからな。
「この辺りは人がいない地域であってるな? これから、ちょっと土木工事をするので離れて見ててくれ」
既に女神様のスキャンで、人跡未踏という程でもないが人があまり立ち入らない場所なのは確認している。
俺はまず、岩や石混じりの土砂を操作してかき集めた。
かき集めて一旦溶かしてから冷却し固めた。これを繰り返して、高さ五百メートル幅壱千メートルほどの山を作った。
まぁ山と言ってもスキーのジャンプ台を巨大化したようなものだ。
要するに風から効率よく上昇気流を作ろうという訳わけだ。こういう夏休みの工作レベルの発想でもパワーがあると実行できてしまうところが面白い。これで計算上は三度から五度くらい温度が下がるハズだ。
天候は季節によってまちまちだが、雨季に少しだけ雨が降りやすくしておけば効果はあるだろう。
「こ、これは」とミゼールは絶句している。
「相変わらず、とんでもない物を作りおるのぉ」
当然、王様も面白がって付いて来た。っていうか、「こんな面白いもの、逃してなるものか」とか言ってた。この旅に付いて来たのは、やっぱりそういう理由なんだ。
「これはなんじゃ?」とリリー。
「見たことのないものですな」
当然のように、ついて来たウィスリム。もしかして、王様と同類?
「リュウジ殿……?」とマレス。
「あ? もう少し見てて」
小さい山だが、見ていると海からの風を受けて雲が出来始めた。上昇して温度が低下したので雲が出来たのだ。
「あ~、もう少しだなぁ。雨季じゃないからこんなものか。じゃちょっと強引に」
俺は、上昇して雲が出来たあたりをさらに神力で冷却した。
すると、薄い雲は積乱雲のように成長し、しばらくすると雨になって降ってきた。元々、海の上を渡ってきた湿った風なので水分は十分に含んでいる。あとは冷せばいいだけなのだ。
「な、なんと……」ミゼール達は、さらに驚愕の表情に。
「雨だ! 雨だ! 雨が降った~。ほんとに降った~」
「雨が、雨が降ってきた。もう見ることはできぬと諦めていたのに」
「雨だ~っ、雨だぞ~っ」
「雨って、こんな風に降るのかぁ」
「うわっ。つめて~っ。わはははは。つめて~っ」
「あああ、雨だぁ~。よし、口で受けてやる。あ~~~っ」
「ば~か、お前のデカい口でも入りきらねーよ。あははは」
アブラビの戦士たち大喜び。
っていうか、そんなに降ってなかったのか。予想以上の反応に、俺のほうがビビる。これ、大丈夫かな?
「まぁ、今日は無理やり降らせたが、雨季になれば普通に降るだろう。だめだったら、また何か考える」
一度で上手く行くとも思えないので一応断りを入れておく。
「ま、まことか。ああ。アブラビの地に、これからも雨が降るのか。待ち望んでいた雨が」感極まった様子のミゼール。
「姫、やりましたな」
「ああ、ほんとにな」
手を取り合って感激している。これで雨季に雨が降らなかったら、俺がヤバイ気がする。
とりあえず、雨が止む前に表面を熱処理した溜池を作った。
人工の山なので、降った雨はそのまま川のように流れてため池に溜まる。
さらに雲を冷却したら強い雨になり、溜池を満たしていった。
半日ほど雲を冷やしていたら、溜池にそこそこ水が溜まった。
流石に満タンには程遠い。だがこれで、だいぶ良くなるだろう。雨季のデモをしただけなんだが多少安心するだろう。
「リュウジ殿。この度は我がアブラビをお救いいただき深く感謝致します。かくなる上は、このミゼール、リュウジ殿に忠誠を誓いましょう」
ミゼールは、何か思いつめたような目で言った。
「何言ってんの? これただのデモだから。まだ救われてないから。国として友好を保ってもらえばいい」
「誓いましょう」
「だから、要らないって」
「誓いたいのです」
「また今度」
「リュウジ」とリリー。
「なんだ」
「ミゼールが、可哀相じゃ」
「なんのことだ?」
「リュウジは冷たいのじゃ。無下に断るのじゃ」とリリー。
「おまえ、最初に断ったの、根に持ってるだろ」
「リリー殿。一度断られたのか?」とミゼール。
「そうじゃ、こやつ、めんどくさい嫁はいらんと言いおったのじゃ。都合のいいおなごしか要らんということかのう?」
「いや、ちょっと待て。忠誠と嫁に来るのは違うだろ? ああ、じゃ、忠誠だけ貰おう」
「よかった。リュウジ殿、一生我の忠誠を捧げます」と言って、ミゼール満面の笑み。
「うん。うん?」
ー アブラビ族の女の忠誠って「結婚」って意味らしいわよ。
ー なんだと~! いや、いまの話の流れなら違うだろ?
ー アブラビの女は忠誠を誓った相手と生活を共にするんだって。
ー ここは、知らなかったで通すしかないだろ。
ー わたしは知らないわよ。
ー ひどい。
「リュウジ殿。よろしく頼む」
「あ、ああ。わかった」
どうしよう。
その夜、ニーナから連絡が入り、魔法共生菌の感染者が何人か発見されたが特効薬により事なきを得たとのことだった。
* * *
翌日、アブラビ族の代表者五名が決定した。ミゼールと合わせて六名を乗せて、次の目的地カセームへ向かう。ちなみに、ミゼールって族長の娘だった。そういえば、姫とか言ってたな。あと、飛行船のレストランの食事は泣いて喜んでいた。ふふふ。旨かろう?
50
お気に入りに追加
582
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされ、生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれてしまった、ベテランオッサン冒険者のお話。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる