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第26章 女神さまとモンテハート大公爵
165 女神様、いくつか知りたいことがあります
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<女神さまがいる世界>
モンテハート大公爵は、女神さまの元に戻った。
融通が利かない小娘と呼ばれる女神様
「おかえりなさい。
お説教の続きをしましょうか?」
モンテハート大公爵
「はい、お願いします。」
女神
「おや、しおらしいですね。
良いことです。
まずは、お役目、お疲れさまでした。
あなたが犯した罪は消えませんが、少しは罪滅ぼしになるでしょう。」
モンテハート
「女神様、いくつか知りたいことがあります。」
女神
「なんでしょうか?」
モンテハート
「ワシのコレクションには、短剣、聴診器、ソロバンは無かったはずです。」
女神
「それは、いえ、正直に言いましょうか?
ごめんなさい。
紅姫たちに、いいえ、中路真々美たちに渡したいものがあったので、あなたのコレクションに”こっそりと”入れました。
あなたのコレクションの品位を下げたとしたら、ゆるしてくださいね。」
モンテハート
「いいえ、わたしのコレクションが、女神さまのお役に立てたのなら幸いでございます。」
女神
「ありがとう。」
女神 心の声
『あなたのおかげで、助かりました。
紅姫たちが再会できたお祝いに、神の世界で眠らせていたものを、授けることが出来ました。』
☆ ルナ
☆ 「あなたなら、大丈夫よ。
☆
☆ そうそう、そう言えば、紅姫たちの神器が近くに来ているわね。
☆
☆ 086 万能で最強のルナです
女神
「ほかには、ありますか?」
モンテハート
「さいごに、メラニィさんが言っていたことは真実ですか?」
女神
「メラニィさんの身体と同じデザインを使っていた者が、モンテハートさんの身体と同じデザインを使っていた者と仲良く結ばれたことは、本当のことです。
つまり、理香は、モンテマニー公爵の妻です。」
モンテハート
「では、ワシの身体も、あの肖像画というか写真のようになれたということですか?」
女神
「そうです。」
モンテハート
「信じられません。」
女神
「こころは、身体をも、熔かす。
どんなに素材が良くても、心根のあり方で、まったく別のものになります。
モンテハートさんは、モンテマニーさんの身体と同じデザインを使っていたのです。」
モンテハート
「最初から知っていれば、わたしの人生はもっと良いものだったに違いない。」
女神
「ビデオゲームの攻略本のようなものは、人生にはありませんからね。
<<< わたしが守護する者たちにも、答えは教えていません。 >>>
むずかしい試練をあたえて、乗り越えた先に、ささやかな御褒美を用意することがあるだけです。 たまーに、ですが。」
モンテハート
「来世があるのなら、女神さまを信仰するようにします。」
女神
「ええ、ぜひ、そうしてくださいね。
あなたの先祖のモンテマニー公爵のように、わたしを支援してくれたら幸いです。」
モンテハート
「はい、そうします。」
◇
女神
「モンテマニー公爵様、なつかしいわね。
300年以上も前のおはなし。
また、会いたいけれど、もし会えたら、わがままを言って、あまえてしまいそうだわ。
【サアロフィア】 ※ Surlofia
わたしが望む10の条件を、すべて満たした先にある存在。」
作者の注釈
「サアロフィアの意味や画数占いは、下記のURLをご覧ください。
https://www.surlofia.com/naming-reason/」
◇
カセイダード王国の本星
サア女王
「くしゅん。」
ミミー
「お風邪ですか?」
サア女王
「いいえ、孫娘のように可愛がっていた存在が、わたしのことを思い出してくれたような・・・
いえ、近しい誰かが、わたしのウワサ話をしたのでしょう。」
ミミー
「じゃあ、続きをお願いします。」
サア女王
「もちろんです。」
第26章 女神さまとモンテハート大公爵
おわり
第27章をお楽しみに!
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女神
「おや、しおらしいですね。
良いことです。
まずは、お役目、お疲れさまでした。
あなたが犯した罪は消えませんが、少しは罪滅ぼしになるでしょう。」
モンテハート
「女神様、いくつか知りたいことがあります。」
女神
「なんでしょうか?」
モンテハート
「ワシのコレクションには、短剣、聴診器、ソロバンは無かったはずです。」
女神
「それは、いえ、正直に言いましょうか?
ごめんなさい。
紅姫たちに、いいえ、中路真々美たちに渡したいものがあったので、あなたのコレクションに”こっそりと”入れました。
あなたのコレクションの品位を下げたとしたら、ゆるしてくださいね。」
モンテハート
「いいえ、わたしのコレクションが、女神さまのお役に立てたのなら幸いでございます。」
女神
「ありがとう。」
女神 心の声
『あなたのおかげで、助かりました。
紅姫たちが再会できたお祝いに、神の世界で眠らせていたものを、授けることが出来ました。』
☆ ルナ
☆ 「あなたなら、大丈夫よ。
☆
☆ そうそう、そう言えば、紅姫たちの神器が近くに来ているわね。
☆
☆ 086 万能で最強のルナです
女神
「ほかには、ありますか?」
モンテハート
「さいごに、メラニィさんが言っていたことは真実ですか?」
女神
「メラニィさんの身体と同じデザインを使っていた者が、モンテハートさんの身体と同じデザインを使っていた者と仲良く結ばれたことは、本当のことです。
つまり、理香は、モンテマニー公爵の妻です。」
モンテハート
「では、ワシの身体も、あの肖像画というか写真のようになれたということですか?」
女神
「そうです。」
モンテハート
「信じられません。」
女神
「こころは、身体をも、熔かす。
どんなに素材が良くても、心根のあり方で、まったく別のものになります。
モンテハートさんは、モンテマニーさんの身体と同じデザインを使っていたのです。」
モンテハート
「最初から知っていれば、わたしの人生はもっと良いものだったに違いない。」
女神
「ビデオゲームの攻略本のようなものは、人生にはありませんからね。
<<< わたしが守護する者たちにも、答えは教えていません。 >>>
むずかしい試練をあたえて、乗り越えた先に、ささやかな御褒美を用意することがあるだけです。 たまーに、ですが。」
モンテハート
「来世があるのなら、女神さまを信仰するようにします。」
女神
「ええ、ぜひ、そうしてくださいね。
あなたの先祖のモンテマニー公爵のように、わたしを支援してくれたら幸いです。」
モンテハート
「はい、そうします。」
◇
女神
「モンテマニー公爵様、なつかしいわね。
300年以上も前のおはなし。
また、会いたいけれど、もし会えたら、わがままを言って、あまえてしまいそうだわ。
【サアロフィア】 ※ Surlofia
わたしが望む10の条件を、すべて満たした先にある存在。」
作者の注釈
「サアロフィアの意味や画数占いは、下記のURLをご覧ください。
https://www.surlofia.com/naming-reason/」
◇
カセイダード王国の本星
サア女王
「くしゅん。」
ミミー
「お風邪ですか?」
サア女王
「いいえ、孫娘のように可愛がっていた存在が、わたしのことを思い出してくれたような・・・
いえ、近しい誰かが、わたしのウワサ話をしたのでしょう。」
ミミー
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サア女王
「もちろんです。」
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