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第22章 お昼ごはんと、なんでもできる?美女たち
137 食べるよりも楽しい
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オルアと冬香が帰ってきた。
アリム
「遅かったね、ふたりとも。
お皿に、3切れずつ載せてあるよ。
まだ、ほんの少し温かいから、早く食べてね。
はい、ソース、青のり、かつおの粉。
お好みの量を遠慮せずに使ってね。」
冬香、オルア
「「ありがとう。」」
真々美
「おかえり、冬香、オルア。
なかなか美味いぞ。」
冬香、オルア
「「そう、楽しみね。 いただきます。」」
メラニィさんの番だった。
メラニィ
「アリム様、こんな感じですか?」
メラニィは、両手に持ったヘラを、片面が焼けたお好み焼の下に滑り込ませた。
アリム
「うん、いいポジションだよ。
あとは、こわがらずに思い切って、ひっくり返すだけだよ。」
メラニィ
「失敗しそうで、緊張する。
アリム様、掛け声をいただけますか?」
アリム
「じゃあ、
3、2、1 はい!
という掛け声で、ひっくり返すのは、どうかな?」
メラニィ
「了解。」
アリム
「3、2、1 はい!」
メラニィさんは、上手にひっくりかえした。
メラニィ
「アリム様、成功だよな。」
アリム
「ええ、お見事です。
メラニィさん。」
メラニィ
「やったぜ。 アリム様のおかげだよ。」
メラニィさんは、普段の姿からは想像できないくらい、キャキャして楽しそうだ。
冬香 (小声)
「ね、オルア、早めに戻って、良かったでしょ!」
オルア(小声)
「本当に、ね。 こんな楽しいイベントだとは思わなかったわ。」
オルアの目に闘志が宿っていた。
セーラ
「あの、冬香様、オルア様、次は、おふたりが先に順番に入ってください。」
冬香
「えっ、いいの?」
オルア
「セーラさん、ありがとう。」
セーラ
「いえいえ、絵美様からもOKもらっていますから安心してください。」
絵美
「そうよ、”アリムさんと作る”お好み焼を楽しみましょうね。」
冬香、オルア
「「はい、絵美様。」」
なんでも、できるはずのオルアがお好み焼きを上手くひっくり返せなかった。
オルア
「きゃ、失敗しちゃった。
アリム~、どうしよう。」
アリム
「大丈夫、やり直せばいいよ。
もう一度、挑戦しようよ。」
オルア
「ねえ、アリム、いっしょにヘラを握ってくれる?」
アリム
「うん、これでいいかな?」
ボクは、オルアの手の上に自分の手を重ねて、オルアの手ごとヘラを握った。
オルア
「アリムの合図で、ひっくり返すわ。」
アリム
「じゃあ、いくよ。
3、2、1、はい!」
オルア
「やった、上手くできたわ。」
オルアはボクに抱きついてきた。
アリム
「上手だよ。 オルア。」
次は、冬香の番だ。
冬香
「アリム~、ヘラがお好み焼の裏に入らないわ。」
ヘラをあげたら、鉄板にお好み焼の大部分が残っていた。
アリム
「ああ、見えないから、どれくらい焼けたか分かりにくいね。
こうやって、少しだけめくって確かめる方法がお薦めだよ。」
冬香
「まあ、いい方法ね。
アリム、上手ね。」
アリム
「ありがとう、いろいろと失敗したからね。」
冬香
「失敗は成功の基って、ことわざは、真実だったのね。」
アリム
「そうだね。 冬香は励まし上手だね。」
ボクが優しく微笑んだら、冬香も微笑み返してくれた。
とまあ、こんな感じで、
ボクは、お好み焼を食べることよりも
作ることの方が楽しいんだと思えたのだった。
8人全員が、3枚目のお好み焼を焼くころには、7人ともボクよりも上手だった。
真々美
「青は藍より出でて藍より青し。
ということわざは、こういうときに使うのだろうな。」
アリム
「お見事です。 あなたたちに教えることはもうなにもありません。」
オルア
「アリム、有名なマンガのセリフだよね。
言ってみたかったんでしょ!」
アリム
「その通りだよ。」
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アリム
「遅かったね、ふたりとも。
お皿に、3切れずつ載せてあるよ。
まだ、ほんの少し温かいから、早く食べてね。
はい、ソース、青のり、かつおの粉。
お好みの量を遠慮せずに使ってね。」
冬香、オルア
「「ありがとう。」」
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なかなか美味いぞ。」
冬香、オルア
「「そう、楽しみね。 いただきます。」」
メラニィさんの番だった。
メラニィ
「アリム様、こんな感じですか?」
メラニィは、両手に持ったヘラを、片面が焼けたお好み焼の下に滑り込ませた。
アリム
「うん、いいポジションだよ。
あとは、こわがらずに思い切って、ひっくり返すだけだよ。」
メラニィ
「失敗しそうで、緊張する。
アリム様、掛け声をいただけますか?」
アリム
「じゃあ、
3、2、1 はい!
という掛け声で、ひっくり返すのは、どうかな?」
メラニィ
「了解。」
アリム
「3、2、1 はい!」
メラニィさんは、上手にひっくりかえした。
メラニィ
「アリム様、成功だよな。」
アリム
「ええ、お見事です。
メラニィさん。」
メラニィ
「やったぜ。 アリム様のおかげだよ。」
メラニィさんは、普段の姿からは想像できないくらい、キャキャして楽しそうだ。
冬香 (小声)
「ね、オルア、早めに戻って、良かったでしょ!」
オルア(小声)
「本当に、ね。 こんな楽しいイベントだとは思わなかったわ。」
オルアの目に闘志が宿っていた。
セーラ
「あの、冬香様、オルア様、次は、おふたりが先に順番に入ってください。」
冬香
「えっ、いいの?」
オルア
「セーラさん、ありがとう。」
セーラ
「いえいえ、絵美様からもOKもらっていますから安心してください。」
絵美
「そうよ、”アリムさんと作る”お好み焼を楽しみましょうね。」
冬香、オルア
「「はい、絵美様。」」
なんでも、できるはずのオルアがお好み焼きを上手くひっくり返せなかった。
オルア
「きゃ、失敗しちゃった。
アリム~、どうしよう。」
アリム
「大丈夫、やり直せばいいよ。
もう一度、挑戦しようよ。」
オルア
「ねえ、アリム、いっしょにヘラを握ってくれる?」
アリム
「うん、これでいいかな?」
ボクは、オルアの手の上に自分の手を重ねて、オルアの手ごとヘラを握った。
オルア
「アリムの合図で、ひっくり返すわ。」
アリム
「じゃあ、いくよ。
3、2、1、はい!」
オルア
「やった、上手くできたわ。」
オルアはボクに抱きついてきた。
アリム
「上手だよ。 オルア。」
次は、冬香の番だ。
冬香
「アリム~、ヘラがお好み焼の裏に入らないわ。」
ヘラをあげたら、鉄板にお好み焼の大部分が残っていた。
アリム
「ああ、見えないから、どれくらい焼けたか分かりにくいね。
こうやって、少しだけめくって確かめる方法がお薦めだよ。」
冬香
「まあ、いい方法ね。
アリム、上手ね。」
アリム
「ありがとう、いろいろと失敗したからね。」
冬香
「失敗は成功の基って、ことわざは、真実だったのね。」
アリム
「そうだね。 冬香は励まし上手だね。」
ボクが優しく微笑んだら、冬香も微笑み返してくれた。
とまあ、こんな感じで、
ボクは、お好み焼を食べることよりも
作ることの方が楽しいんだと思えたのだった。
8人全員が、3枚目のお好み焼を焼くころには、7人ともボクよりも上手だった。
真々美
「青は藍より出でて藍より青し。
ということわざは、こういうときに使うのだろうな。」
アリム
「お見事です。 あなたたちに教えることはもうなにもありません。」
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「アリム、有名なマンガのセリフだよね。
言ってみたかったんでしょ!」
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