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第20章 ダブルステニスと女神さまの守護
126 ダブルステニスをしよう
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真々美とシュウピンさん、冬香とメラニィさんがコートに入った。
絵美
「それじゃあ、4ゲームしましょう。
つまり、1人が1回ずつサーブすることになります。」
真々美のサーブから始まった。
メラニィさんは左利きだからか左に入った。
冬香は右利きだからか右に入った。
真々美
「準備は良いか? サーブを打つぞ。」
冬香
「さあ、来い。」
左利きの真々美のサーブが勢いよく、サービスエリアのセンター寄りに入った。
それを冬香がバックハンドで、シュウピンさんの右側を抜けようとした。
しかし、右利きのシュウピンさんのストライクゾーンだったようで、ボレーでメラニィさんの後ろに反射されて返されて決まった。
真々美
「ナイス!
シュウピンさん。」
真々美のハイタッチの誘いを、シュウピンさんが受けた。
手と手が触れ合っただけなのに、シュウピンさんは本当にうれしそうだった。
絵美
「昨夜のふれあいは無かったのかなあ?
それとも、シュウピンさんはとっても純粋なのかなあ?」
アリム
「好きなひととのふれあいは何回しても照れるし嬉しいですよ。」
絵美
「そっちのほうなら、安心したわ。」
アリム
「えっと、なにか心配事があるのですか?」
絵美
「うん、乙女たちの秘め事だと思ってくれたら、それでいいわ。」
アリム
「ボクにできることがあったら言ってね。」
絵美
「ええ、もちろん。
頼らせてもらうわ。」
真々美の2球目のサーブを受けるひとはメラニィさんだ。
目に見えて張り切っている。
メラニィ
「レシーブエースだあ!」
シュウピン
「させない。」
走って追いついてボレーで返した。
しかし、冬香が読んで待ち構えていた。
冬香
「追いつくとは見事よ。 シュウピンさん。」
左利きの真々美にとってのバック側に返された上に、ドライブが掛かっていてコートに入ってから外側に逃げたため、さすがに追いつけなかった。
真々美
「見事だ。 冬香。
シュウピンさん、冬香が1枚上手だっただけだ。
すばらしいボレーだったぞ。」
シュウピン
「はい、真々美様、ありがとうございます。」
冬香
「メラニィさん、あなたのレシーブが良かったからよ。」
メラニィ
「そう言っていただけると、ちからが湧いてきます。」
冬香
「メラニィさん、手を上にあげて。」
メラニィ
「こ、こうですか?」
冬香
「イエーイ!」
冬香がハイタッチで手を鳴らした。
メラニィ
「もしかして、ナイスプレイしたら何回もハイタッチですか?」
冬香
「えっ? 嫌なの?」
メラニィ
「いいえ、ナイスプレイを連発してみせます。」
メラニィさんは、さらに張り切っていた。
【読者様へ】
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絵美
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それを冬香がバックハンドで、シュウピンさんの右側を抜けようとした。
しかし、右利きのシュウピンさんのストライクゾーンだったようで、ボレーでメラニィさんの後ろに反射されて返されて決まった。
真々美
「ナイス!
シュウピンさん。」
真々美のハイタッチの誘いを、シュウピンさんが受けた。
手と手が触れ合っただけなのに、シュウピンさんは本当にうれしそうだった。
絵美
「昨夜のふれあいは無かったのかなあ?
それとも、シュウピンさんはとっても純粋なのかなあ?」
アリム
「好きなひととのふれあいは何回しても照れるし嬉しいですよ。」
絵美
「そっちのほうなら、安心したわ。」
アリム
「えっと、なにか心配事があるのですか?」
絵美
「うん、乙女たちの秘め事だと思ってくれたら、それでいいわ。」
アリム
「ボクにできることがあったら言ってね。」
絵美
「ええ、もちろん。
頼らせてもらうわ。」
真々美の2球目のサーブを受けるひとはメラニィさんだ。
目に見えて張り切っている。
メラニィ
「レシーブエースだあ!」
シュウピン
「させない。」
走って追いついてボレーで返した。
しかし、冬香が読んで待ち構えていた。
冬香
「追いつくとは見事よ。 シュウピンさん。」
左利きの真々美にとってのバック側に返された上に、ドライブが掛かっていてコートに入ってから外側に逃げたため、さすがに追いつけなかった。
真々美
「見事だ。 冬香。
シュウピンさん、冬香が1枚上手だっただけだ。
すばらしいボレーだったぞ。」
シュウピン
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冬香
「メラニィさん、あなたのレシーブが良かったからよ。」
メラニィ
「そう言っていただけると、ちからが湧いてきます。」
冬香
「メラニィさん、手を上にあげて。」
メラニィ
「こ、こうですか?」
冬香
「イエーイ!」
冬香がハイタッチで手を鳴らした。
メラニィ
「もしかして、ナイスプレイしたら何回もハイタッチですか?」
冬香
「えっ? 嫌なの?」
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