【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第2章 女神さまの慈悲 スリーカー(1回限定)

013 【挿絵】 医師(白石冬香)の検証 スリーカーなど

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 医師(白石冬香)は、自室でひとり考えていた。

 未知(みち)の病状(びょうじょう)を治療できる呪文(じゅもん)【スリーカー】は、ぜひ覚えたい。



> 司会(中路真々美)

> 「ジュデンダイとは、受けて伝える台と書く。 
>  最高位の存在、つまり、あの融通が利かない小娘と呼ばれる女神の助言を聞くことが出来る受信装置のようなものだ。」

> そして、受伝台じゅでんだい参照権さんしょうけんは、王族と一部の者たちのみ持っていると言われている。
> 一部の者たちとは、白沢絵美様と4人のことで間違いないだろう。

引用元 第一章 010 真々美、冬香、オルアとスリーカー

医師(白石冬香)
「この話は、初めて聞いた。
 真々美も上司だからと情報を秘匿していたのではなさそうだ。
 小物で器が小さい上司の場合なら、自分の優位性を保つために、上層部のみが持つ情報だと意地悪で教えてくれないことが多い。

 しかし、真々美の場合は、必要ではない情報というか、使い道がない情報を伝えて、わたしたちに無用な負荷を掛けたくないだけだろう。
 たとえば、飛行機のファーストクラスのチケットを買うとラウンジを無料で使用できるという情報は、エコノミークラスのチケットしか買わない人には、無意味だろう。
 ファーストクラスのチケットを買った後で知れば良い情報だ。

 わたしだって、患者についての情報や関連医学知識を1から10まで語ったりはしない。
 真々美が必要とする情報を選んで話している。

 そう言えば、
くわしく話せば「丸投げした、話が長い」と怒り出し、
選んで話せば「重要な情報を隠された」と騒ぎ出す
という
アレな上司に悩まされたことがあったが、その上司はベーシックインカムを導入したことにより、排除されて働きやすくなった。

 ベーシックインカム様 本当に感謝しています。

 真々美、オルアとわたしたち3人の協力関係は、理想的な状態と言える。」




 必要とされない情報が省略された事例は、他にもある。

 例えば、クラスター制度のクラス表だが、一般向けとクラスター認定者向けの2種類がある。
 最高位の存在が「女神」と呼ばれ、その対に「少年」のクラスがあること。
 女の人のすぐ上に、「Shifter」(※1)のクラスがあること、
 男の子のすぐ上に、「Trasfer」(※2)のクラスがあること、

(※1)
 栄語の Shift(交代、入れ替える)を実行する者という意味と予想するが、なにを交代するのか? 入れ替えるのか? 理解できない。

(※2)
 栄語の Transfer(変換)から 「n」 が抜けたタイプミスではない。
 カセイダード王国では、なぜか、「n」 を省くことが多い。
 省かれた場合、なにか特別な意味を持たせている。

 賢い馬鹿には理解できない需要な情報である証拠であると気付くものは少ない。
 だから、一般向けのクラスター制度の表では消されているのである。

 そして、クラスター認定者に対しても、存在することは教えたから、自力でその境地にたどり着け!
と試されているのだろう。

 最高位の存在である「女神」が何をわたしたちクラスターに期待しているのか?
それを推理できることを要求されているようだ。

 クラスターでない者セミクラスター
女(美人、美しい容姿だが、心の基準が達していない。)
女(麗人=男装を好む美しい女性、美しい容姿だが、心の基準が達していない。)
男(美少年=男の子タイプの容姿だが、心技の基準が達していない。)
男(美男子=男の人タイプの容姿だが、心技の基準が達していない。)

の下にも、分類が存在することは、一般向けには公開していない。

 かけ算の九九を覚えたばかりの小学生に、微分積分、確率統計の話をしない
イメージを考えれば納得できる。






 次に気になることは、オルアが1回限定で使用できたスリーカーのことだ。
 どうやら、診断と治療の2段階が有り、性魔力が足りないため診断のみしか実行できなかったようだ。

 性魔力はコモンルーン(共通呪文)と呼ばれ、最高位の存在である「女神」が犠牲になることで、わたしたちに与えられた力と言われている。

 著作権呪文に比べると消費する性魔力は実費負担程度で儲け無しと予想されるくらいに少ない。

 クラスターが習得することが必須(ひっす、絶対に実行しろと要求される)の正性知識も「女神」からもたらされたと判断されている。

 美女以上の女性のためにどうするべきかの会議で、見知らぬ少女が現れて、
 「正性知識を覚えさせましょう。」
とひとこと言って、
分厚い本(表紙は、正性知識2000 と書かれていた)を渡して消えたそうだ。
 その複製本をわたしたちは使用している。

 性魔力の話に戻すと、全部で6つ存在すると判断されている。
 そして、1~3つ目までは、覚える順番を選ぶことができる。

 1個目に覚えたコモンルーンは、消費する性魔力が1で使用できる。
 2個目は、消費する性魔力が2で使用できる。
 3個目は、消費する性魔力が3で使用できる。
 中略して、
 6個目は、消費する性魔力が6で使用できる。

 そのような事情から、わたしたち3人は、覚える順番がちがう。
 各自が必要なコモンルーンを多数回使用できるための工夫である。

 司会(中路真々美)は、部下が実力を発揮できるようにと、トゥート(Tooto)を第1番目(1st)ルーンに選んだ。



 わたし=医師(白石冬香)は、患者が元気になるようにと、トゥベルサ(Tooberusa)を第1番目(1st)ルーンに選んだ。



 オルアは、身を守るために、襲い掛かる敵対者を弱めるためにと、ベルマイラ(Berumaira)を第1番目(1st)ルーンに選んだ。



 4番目以降のルーンを覚える順番は固定されているそうだ。
 しかし、わたしたちは、4番目までしか覚えることができなかった。

 なお、4番目は、テグトス(Tegutosu)で、ゴマ粒くらいの大きさの光の玉を対象に向かって飛ばすものだ。
 拳銃の弾丸に匹敵する威力がある。
 拳銃よりも威力は上かも知れない。
 重い拳銃を持つ必要が無い分、便利ではあるが、襲撃者に理解させるために、あえて拳銃を装備していることを見せる準備はしている。
 ズボン(スラックス)のベルトの後ろのホルダーから取り出して、襲撃者に見せるのだ。

 5番目のコモンルーンについては、わたしたちには情報がない。

 そして、6番目は、オルアが1回限りで使用できたスリーカーだ。

 診断のみしかできなかったが、
 「医療機器AIが判断できないこと」を
判断できるから、非常に有益だ。

> 医師:「既知の異常はありません。
> データベース参照の結果、悪い効果は発生していないと、AIは判定しています。」

引用元 第一章 008 原因不明? 救いのコモンルーン

 こう発言したのは私だが、53才の患者を55才若返らせれば、胎児以前にもどり無になる(この世から退場する)ことが理解できないAIが悔しかったので、AIに教え込んでおいた。

If (若返り効果年数 > 投与者の年齢-21)
then 若返り効果が %d 年分、過剰です。
, 若返り効果年数 - (投与者の年齢-21))

 21才以上を指定している理由は、カセイダード王国の法律で、子作りが許可されている年齢を超えるためです。
 20才以上に対して、1才の余裕を持たせることにした。

 今後は、このような事態が発生しても原因が分かるだろう。

 それにしても、スリーカーは、ぜひ覚えたいコモンルーンである。



 2段階目の効果(治療の実行)を得るために必要な性魔力は、おそらく、6の二乗 = 6x6 = 36 だろう。

 現在のオルアの性魔力は、わたしたちと同じ 「最大値 30」 と考えると性魔力が足りないことが納得できる。

 ひと月分を超える性魔力を貯めることは現実的に厳しい。
 1日に1ポイント貯めるとしても、30日が限界だ。

 昇華律を理解して、昇華率を高めても、限度がある。

 次の給料日まで待てばと節約したが、給料の遅延があって生活できないようなものだ。



医師(白石冬香)
「真々美は、光元国のことをどうするつもりだろうか?
 かなり厳しい処置を考えている気がする。」




ここからは、オルアさんの表記を改訂します。

オルア・サーパース
Allrounah Surpass
all round 万能が名前の由来

過去分をすべて見直すことは、あきらめました。


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