【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命

文字の大きさ
47 / 56

第47話 誘惑の多い対戦相手

しおりを挟む
 このベストウォーリアートーナメント、俺がかけるのはそのすべてだった。

 たとえ包帯ぐるぐる巻きのやばいやつに命を狙われていようと、もうシフトして練習を重ねた。
 先生たちが守ってくれると信じてる。それに、そいつが襲ってきたら俺自身も戦えばいいだけの話だ。

 もう包帯男の脅威なんて頭になかった。

「ジャックくん、頑張ろう!」

 1回戦が始まる前、リリーが話しかけてきた。
 俺はもう、リリーのことが完全に好きになってしまっている。

 そして、リリーも俺のことが好きだ。

 妙に緊張してうまく話せない。
 つい昨日、一緒に踊った相手だというのに。

「一緒に優勝を目指そう」

 言葉を選び抜いた結果、そう真剣に言った。


 ***


 それから──。

 もう3回戦が終わった。

 俺は炎のスキルだけで圧倒して勝つことができていた。
 次はもう、準々決勝が始まる。他の連中もいい結果を出してきているらしい。

 で、肝心なリリーのことだが、惜しくも3回戦で敗退した。

「ジャックくん、負けちゃったよぅ」

 相当落ち込んでいるかと思っていたら、そうでもない。
 少なくとも、俺の目にはそう見えた。

 言っている通り、負けちゃった、って感じだ。

 目は輝いていて、気持ちよく戦えたらしい。
 どこか負けたのに清々しい様子だった。

「優勝はジャックくんが取ってね。リリー、負けたけど、絶対ジャックくんが勝てるように応援するよ」

「ありがとう」

 ……。

 そうして、リリーは観客席まで上がっていった。

 敗者は直ちに観客席に上がらないといけない。
 他の出場者の邪魔にならないようにするためらしい。

 このトーナメントに親切な敗者復活戦はない。

 負けたらその時点で終了。
 終わりだ。

 だからこそ、みんな最後まであがき続ける。どんなに苦しくても、どんなに醜くても……。

 観客席に去っていくリリーの背中は、なんだか悲しく見えた。
 本当は悔しいんだ。
 それをぐっと我慢して、俺の戦いを応援してくれた。リリーの拳は強く握られていて、顔はうつむいている。

 そうだ。

 俺に負けた生徒たちも、みんな本気だった。軽い気持ちで挑んでくる人は誰ひとりとしていなかった。
 このトーナメントがいかに大事なものなのかが、今改めて理解できた気がする。

 学園長がどうしても伝統を守り、開催したい理由も。

「次からは炎だけじゃ戦えないな」

 準々決勝──対戦相手はあのヴィーナス・エレガント。
 クラス上位に君臨する実力者で、推薦入学者でもある。また、学園で1番の美少女だ。

 そのスキルは『誘惑』で、彼女のウィンクを受けた男は発情してしまう。

 だが、そのスキルが効かない男もいるらしい。
 聞いたところによると、その仕組は謎に包まれているそうだ。本人のみぞ知る秘密らしい。


 ***


「ストロングさん、ご機嫌いかかですか?」

 上品な挨拶。
 今から戦うという相手にここまで好印象な挨拶をするとは。

 確かに、どんな人もこれをされたら戦いたくなくなる。

 で、実際本来の力を出せないんだろう。
 ペースが最初から乱れてしまうと、また自分の戦い方に持っていくことは至難の業だ。

 だが、もし本気でエレガントに応戦したとしても、彼女自身、かなりの戦闘能力を持つ。

 魔術も剣術も、クラスでは常に上位にいる。

「機嫌はいい」
 
 とりあえずそれだけ答える。

 そして──。

「いよいよ、準々決勝ジャックくん対ヴィーナス嬢、スタート!」

 タイフーン先生の合図で戦いが始まった。
 エレガントは右手に金の片手剣を握っている。剣捌きにおいては俺よりもうまいと言っていいだろう。

 この王国戦士の伝統的な戦い方として、剣で来られたら槍で返せ、というのがある。
 
 授業でそのことについても習うわけだが、いまだにその理由も根拠もわからないままだ。
 剣で応戦した方がずいぶんと戦いやすいだろうに。

 武器は持ち込んでいない。
 要するに手ぶらだった。だが、俺にはチートスキル『適応』がある。近くではフロストとブレイズが戦っているのがわかった。

 決勝はみんなが注目する中、残ったふたりだけで戦うが、準々決勝まではみんなコートに分かれてほぼいっせいに戦うことになっている。

「剣の前で武器を使わないおつもりですの?」

 そう上品に言いながら、エレガントが攻撃してくる。
 派手なわけじゃないが、的確な動かし方だ。

 剣をうまく回しながら、優雅に切りつけようとしてきていた。これに切られると、美しいスライスになることは間違いなし。俺はまだ応戦の準備ができていなかったので、うしろに大きく跳躍することで攻撃をよけた。

「華麗な身のこなしですね」

「俺も優雅に戦うの、好きなんだ」

 ちらっと見えたフロストを真似て、氷の剣を作り出す。
 また距離を詰めてこられたので、ここでは剣で弾き返すことがベストな選択のはずだ。

 氷の剣の頑丈さを疑うのはなし。

 俺の氷の剣は見事にエレガントの剣を跳ね返し、さらには蹴りまで入れる余裕も作れた。
 よし、このまま攻めれば俺の勝ちだ。

 エレガント、すまない。
 俺は絶対に負けちゃいけないんだ。

「ジャックさん……わたくしのこと、好きですか?」

「え?」

 唐突に聞かれたことで、俺の脳は冷静さを失った。
 剣を下ろし、剣を構えたエレガントの前に立ち尽くす。それにしても、綺麗な顔だ。

 こんな完璧な顔面は見たことがない。
 まるで美の女神。

「わたくし、前にも言いましたが、ジャックさんが好きですわ」

 そして、エレガントは俺にウィンクした。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました

Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である! 主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない! 旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む! 基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。 王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。  帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。  しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。  自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。   ※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。 ※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。 〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜 ・クリス(男・エルフ・570歳)   チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが…… ・アキラ(男・人間・29歳)  杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が…… ・ジャック(男・人間・34歳)  怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが…… ・ランラン(女・人間・25歳)  優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は…… ・シエナ(女・人間・28歳)  絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!

雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。 ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。 観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中… ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。 それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。 帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく… さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...