ヴァカロ王太子のおもてなし ~目には目を、婚約破棄には婚約破棄を~

帝国公女アレンディナの婚約者は属国のヴァカロ王太子であるが、何かと残念な人だった。
公務があるので王宮に戻ってくるのはその日の夕方だと伝えているのに、前日やってきた義姉夫婦のおもてなしのサポートをしなかったアレンディナを「けしからん」と、姉といっしょになって責め立てた。

馬鹿ですか?

その後『反省?』しないアレンディナに対する王太子からの常識外れの宣言。
大勢の来客がやってくるパーティ会場で『婚約破棄』を叫ぶのが、あなた方の土地の流儀なのですね。
帝国ではそんな重要なことは、関係者同士が顔を合わせて話し合い、決まった後で互いのダメージが少なくなる形で発表するのが普通だったのですが……。

でも、わかりました。
それがあなた方の風習なら、その文化と歴史に敬意をもって合わせましょう。

やられたことに『倍返し』以上のことをしているようだが、帝国公女の動機は意外と優しいです。

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