ショートショート集

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サイボーグ改造医院の日常

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「あー、先生。急患でーす」
「はいはい、どんな子?」

「んーっと身分証とか無いんで憶測ですが、たぶん高校生くらいの男の子ですねー」
「はいよ。でどんな状態?」


「あー、ド鬼畜な変態にとっ捕まって手足付け根近くからぶった切られた挙句顔と胴体ズダズダのぐちゃぐちゃにされて瀕死の重体ですねー。可哀想に」
「うわー、本当に最悪な奴に捕まっちゃったね。お気の毒に」

「まーでも救助された時、特殊部隊にそいつハチの巣にされた後顔同じくらいぐちゃぐちゃにされて焼却処分されましたけどね」
「そっかー、良かった良かった。んじゃすぐ運んできてー」
「はーい、すぐ持ってきますねー」


ガラガラとストレッチャーに乗せられ、かなり軽いけど良心はちゃんとあるパンクなナースに全身包帯グルグル巻きの彼は運ばれて来た。

「はい、じゃあオペ開始します。とりあえず生命維持装置繋いで人工臓器入れようね」
「はーい、保険相当降りると思うんで最高ランクの入れますね」


「うん、で、意識戻ったら脳波介して希望の顔や目の色聞こう」
「はーい、了解でーす」


「あー君、半日くらいかかったけど意識戻ったね。大変だったねー。で、希望の目の色や顔教えてね。ふんふん、こんな感じでオッドアイね。良いよー」
「じゃー義眼持ってきますねー」

「はい出来た。うん、可愛く出来たね」
「オッドアイ良いねー」

「聴力も戻ったし人工声帯も問題なさそうだね、良かった良かった」
「まあ全身サイボーグ化したけど綺麗になって良かったね」


「で、リハビリ結構大変だと思うけど頑張ろうね。あのド鬼畜変態の報奨金あるし、家族から慰謝料ふんだくるからお金は心配しなくていいよー」
「うち、優秀な弁護士も付いてますからねー」


「うん、半年くらいかかっちゃったけど全身改造で相当寿命延びてると思うし大丈夫だよ。もうほぼ完璧だよ、お疲れ様」
「退院おめでとー」

「あ、あいつの家族の大半、世間からフルボッコにされたり有り金ほぼ巻き上げられて絶望して大半吊ったり飛んだから安心してね」
「天罰だよねー。良かったね」


「あ。お礼したいって?良いよー、君大変だったし気持ちだけで十分だよ」
「じゃあ、定期メンテとか健康診断で良かったらまた来てねー、待ってるよ」
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