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まだ見ぬ地へ3
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「今日はありがとう。美味しいコーヒーが飲めたよ」
「いえ。俺も新しいお店を教えて貰ってありがとうございます」
「でも、カフェ・サンクのコーヒーはすごく美味しかった」
「久しぶりに飲んで俺も火がつきました。今年は資格試験受けようと思います」
「頑張ってね。応援してる」
「ありがとうございます」
「じゃあまたお店で」
「はい」
カフェ・サンクの最寄り駅で別れ、俺は家に帰らずにお店に来た。コーヒーを淹れる環境はお店の方が整っているからだ。
久しぶりに正門さんの淹れるコーヒーを飲んで、コーヒーインストラクターとコーヒーマイスターのレベル上げをしようと思った。
普段、お店でコーヒーを淹れているだけだと特になにも思うこともないけど、他の人が淹れた美味しいコーヒーを飲むと負けたくないという気持ちになる。まぁ、まだまだ正門さん級にはなれないけれど、少しでも追いつきたいと思う。コーヒーインストラクターの1級の試験は3月だからまだまだ先だけど、確かコーヒーマイスターの試験は秋だ。試験を受けて、利き珈琲選手権に出るのもいい。だけど知識だけ詰めても美味しいコーヒーを淹れられなければ意味がない。また正門さんにしごかれるかな、と考える。週1日カフェ・サンクでバイトとして雇って貰えないかな。
今日俺が飲んだのはグァテマラ。それを自分で淹れてみよう。お湯を沸かしていつもの温度になったところでコーヒーをゆっくりと蒸らし、少しずつ落としていく。この時間は無になれる。というか無でなければいけないというか。神経を集中させる必要がある。
淹れ終わったら、まずは香りを楽しむ。うん、香りは甘さを感じていい感じだ。そしてカッピングスプーンでコーヒーをすすり、吐き出す。これはカッピングだ。自分のコーヒーをカッピングするのは久しぶりだ。うん、酸味、コクともに悪くない。そこまでしてから普通にコーヒーを飲む。今日最初に行った新しいお店よりはいい味を出していると思う。でも、その後に飲んだ正門さんのと比較すると僅かにだけど雑味を感じる。俺的にはうまく淹れられたと思うんだけど、どうやっても正門さんのコーヒーには敵わない。やっぱりマイスターのレベルを上げて、コーヒーを淹れる練習をまたするか。
美味しいコーヒーを淹れられるようになりたい。それは、自分が楽しむためでもあるけれど、今はお店にくるお客さんのためでもある。でも、一番は大輝に美味しいコーヒーを淹れてあげたい。それが俺の根底にある。美味しいお菓子や料理は作ってあげたことがある。でも、ほんとに美味しいコーヒーを飲ませてあげたことがない。
もちろん、あの頃も自分でコーヒーを淹れてはいた。でも今みたいにお湯の温度や室温に拘っていなかった。まだコーヒーに関しての知識がそれほどなかったし、そんなに美味しいコーヒーを淹れることはできなかった。ネルドリップには移行していたけれど、大輝に淹れてあげることは少なかったからもしかしたらまだネルドリップに移る前だったかもしれない。とにかく、俺は美味しいコーヒーと美味しいケーキで大輝を癒してあげたいんだ。だから俺は今も美味しいケーキ作りに余念がないしコーヒーも同じだ。いつか。大輝が帰国したら、美味しいケーキとコーヒーを淹れてあげたい。それが俺の夢だ。だから、また正門さんにしごいて貰おう。そう思った。
「いえ。俺も新しいお店を教えて貰ってありがとうございます」
「でも、カフェ・サンクのコーヒーはすごく美味しかった」
「久しぶりに飲んで俺も火がつきました。今年は資格試験受けようと思います」
「頑張ってね。応援してる」
「ありがとうございます」
「じゃあまたお店で」
「はい」
カフェ・サンクの最寄り駅で別れ、俺は家に帰らずにお店に来た。コーヒーを淹れる環境はお店の方が整っているからだ。
久しぶりに正門さんの淹れるコーヒーを飲んで、コーヒーインストラクターとコーヒーマイスターのレベル上げをしようと思った。
普段、お店でコーヒーを淹れているだけだと特になにも思うこともないけど、他の人が淹れた美味しいコーヒーを飲むと負けたくないという気持ちになる。まぁ、まだまだ正門さん級にはなれないけれど、少しでも追いつきたいと思う。コーヒーインストラクターの1級の試験は3月だからまだまだ先だけど、確かコーヒーマイスターの試験は秋だ。試験を受けて、利き珈琲選手権に出るのもいい。だけど知識だけ詰めても美味しいコーヒーを淹れられなければ意味がない。また正門さんにしごかれるかな、と考える。週1日カフェ・サンクでバイトとして雇って貰えないかな。
今日俺が飲んだのはグァテマラ。それを自分で淹れてみよう。お湯を沸かしていつもの温度になったところでコーヒーをゆっくりと蒸らし、少しずつ落としていく。この時間は無になれる。というか無でなければいけないというか。神経を集中させる必要がある。
淹れ終わったら、まずは香りを楽しむ。うん、香りは甘さを感じていい感じだ。そしてカッピングスプーンでコーヒーをすすり、吐き出す。これはカッピングだ。自分のコーヒーをカッピングするのは久しぶりだ。うん、酸味、コクともに悪くない。そこまでしてから普通にコーヒーを飲む。今日最初に行った新しいお店よりはいい味を出していると思う。でも、その後に飲んだ正門さんのと比較すると僅かにだけど雑味を感じる。俺的にはうまく淹れられたと思うんだけど、どうやっても正門さんのコーヒーには敵わない。やっぱりマイスターのレベルを上げて、コーヒーを淹れる練習をまたするか。
美味しいコーヒーを淹れられるようになりたい。それは、自分が楽しむためでもあるけれど、今はお店にくるお客さんのためでもある。でも、一番は大輝に美味しいコーヒーを淹れてあげたい。それが俺の根底にある。美味しいお菓子や料理は作ってあげたことがある。でも、ほんとに美味しいコーヒーを飲ませてあげたことがない。
もちろん、あの頃も自分でコーヒーを淹れてはいた。でも今みたいにお湯の温度や室温に拘っていなかった。まだコーヒーに関しての知識がそれほどなかったし、そんなに美味しいコーヒーを淹れることはできなかった。ネルドリップには移行していたけれど、大輝に淹れてあげることは少なかったからもしかしたらまだネルドリップに移る前だったかもしれない。とにかく、俺は美味しいコーヒーと美味しいケーキで大輝を癒してあげたいんだ。だから俺は今も美味しいケーキ作りに余念がないしコーヒーも同じだ。いつか。大輝が帰国したら、美味しいケーキとコーヒーを淹れてあげたい。それが俺の夢だ。だから、また正門さんにしごいて貰おう。そう思った。
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