二度目の人生ゆったりと⁇

minmi

文字の大きさ
上 下
49 / 475

*初めて

しおりを挟む
 クチュクチュと口中を蹂躙される音と、グチュグチュとアナルを解される音に恥ずかしくも興奮する。
 いつの間にか増やされた指はすでに3本が縁の中をそれぞれ動き回っている。

 「だいぶ解れてきたな。このままじゃツライだろ?一回イッとこうな」

 そのまま中を弄られ、片手でペニスを擦り上げられればギリギリまで張りつめていたそれは我慢できずに白い飛沫を放つしかなかった。
 抱き込まれたアレンの腹を汚し、力が抜けた身体を仰向けに寝かされる。

 「そのまま力抜いてろ」

 足の間に入ってきたセインに両足を抱えられたかと思ったら、指とは違う圧迫感が下腹部にかかり息が止まりそうになる。

 「セ、セイン……」

 「大丈夫だ。もう少し頑張ってくれ」

 あれだけ解されたため切れていることはないだろうが、ギチギチと音がなりそうなほど広がり、自分ではないものが入ってくる感覚がある。
 それがセインのものだと思えば少々辛くはあるが耐えてみせよう。

 「ーくっ、せまいな。もってかれそうだ」

 「あ、アレンッーーっ!」

 指とは比べられない太さのものが入ってくるのに必死に耐えていれば、汗を拭ってくれていたアレンが再び乳首を刺激してくる。
 苦しさの中の快感にそちらを意識した途端、一気にセインが入り込んでくる。
  
 「ーーはい、った?」

 「まだだ。でも一番太い部分は入った」

 まだ続きがあるという言葉に眩暈を起こしそうだったが、あと少し頑張ろう、と思っていればーー

 「ーーあっ、うそ、そこさっきのー」

 「わかるか?縁が好きなところに当たってるだろ?」

 さらに入り込んできたペニスに前立腺を擦られればあまりの気持ち良さに背が反りかえり足の指に力が入る。

 「大丈夫か?……ほら、全部入ったぞ」

 閉じていた目蓋を開いてそこを見れば、あり得ないほど広がったそこにセインの太いものが入っているのが見えた。
 やっと繋がることができた。

 「くっ、縁それはーー」

 「本当に入ってるんですね」

 ぽっこりと膨らむ下腹部に、撫でてみればセインが自分の中で脈打っているのが分かる。
 ずっとちゃんと出来るか不安だったが、こうしてみればまだ苦しさはあれど無事繋がれたことに感動する。

 「ちゃんと、できましたね」

 よかったと微笑めばそれを見たセインが動きをとめる。

 「え、うそ、なんで?また大っきくなーー」

 「縁が煽るからだ!」

 さらに中で大きくなるセインに縁が声を上げれば、腰を掴まれ容赦なく揺さぶられる。
 グチュグチュと結合部から聞こえる水音にセインも限界を告げているのが分かる。

 「あ、あん、ん、ん。セイン、セインッ」

 「くそ、出すぞ。中に出すからなっ」

 セインの切羽詰まった声と激しくなる腰の動きに、悲鳴なのか嬌声なのか分からない声を上げながら気持ち良さに縁も腰が止まらない。
 ギシギシと悲鳴を上げるベッドにさらに煽られる。
 
 「あぁ、だめ、気持ち、いい。セイン、セイン。イっちゃう!」

 「おれも、もう、だすぞ。ぜんぶ受け止めてくれっ」

 必死に手を伸ばせばセインにギュッと抱きしめられる。

 「イクイクイクっ、イッ、ちゃうーーああああぁぁぁっ」
 
「でるっーーくっ、くぅっ!」

 射精の快感に中を締め付ければ、セインも縁の中に白濁を注ぎこんだ。
 
 「はぁはぁはぁはぁ、ちゃんと、イケまし、た?」

 「ああ、今までで一番気持ちよかった」

 ちゃんとセインも気持ちよかったかと聞けば、ありがとうと嬉しそうに額にキスされた。
 
 「おい、もういいだろ!今度は俺の番だ」

 「アレン?ーーひっ、ん、あんっ」

 セインばかりズルい!と腕をとられたかと思えば抱き起こされ、中に入っていたセインが抜けていく感覚に甘い声が出てしまう。
 
 「アレンちょっと待っーーダメ、でちゃう、でちゃうからっ」

 座るアレンの腰を跨ぐように乗せられれば、開かれた足の間からセインが中に出したものが垂れてくるのが分かった。
 まるで粗相をしてしまったかのような感覚に必死に後ろに力をいれるが、閉じきっていないそこは抵抗虚しく白濁を流していく。
 腰を引こうとするもそんなこと許さないとばかりにアレンの腕が絡められる。

 「今まで我慢したんだから俺にも縁をくれ」

 拗ねたように首元にグリグリと頭を擦りつけてくる。
 甘えるようなその仕草に怒るのはやめ、きつく抱きしめてやる。
 
 「えーと、このままでいいんですか?それとも洗ってきた方がいいですかね?」

 後ろから垂れてくるものは気になるが、セインと終えたばかりの身体は力が入らないため洗おうにも運んでもらうしかない。

 「今日はこのままで我慢する。これ以上待たされたら優しくできなくなるからもう挿れるぞ」

 「ゆ、ゆっくり挿れーーあぁっ!~~~っ」

 両手で尻を抱えられたと思ったら開ききったそこにアレンのペニスが一気に突き立てられた。
 いくら開かれていたとはいえ、セインより体格が大きいアレンはもちろんセインよりペニスも大きく太い。
 覚悟を決めるより早く突き立てられた衝撃に軽くイッてしまった。

 「いきなりは、やめ…くるし、い」

 「ごめん…でも、俺、もヤバい。縁の中よすぎて、すぐでちまいそう」

 キュウキュウと締め付ける中にアレンもヤバいようだ。
 
 「アレン、キスしてください」

 「いくらでも」

 これ以上は我慢不要とキスを求めれば笑顔で噛み付くようにキスされた。
 すでに縁の気持ちいい場所を知っているようで舌を絡めながらも縁の弱い場所ばかり責めてくる。
 
 「あ、ん、うん、すご、ん、い、アレン、アレン」

 口腔を犯すように舐められながら腰を打ち付けられれば、パチンパチンと肌がぶつかる音とグチュグチュと白濁と共に中を犯される。
 
 「これは……すごいな。今までが嘘みたいに気持ちいい」

 グリっとリズム良く前立腺をペニスで抉られれば、あまりの気持ち良さに腰が震え甘い声が上がる。

 「き、きもちいい。アレン、もっとーーあぁっ」

 もう何も考えられずアレンに強請れば縁の望みどおりイイ場所を何度も突いてくれる。

 「ヤバい、出すぞ。俺も中に出すからな!」

 「ひっ、は、はい。出して、中に出して」

 セインと違い犯すような激しさで腰を叩きつけられれば、我慢できず2人同時にイクことができた。

 「……これで、もう、2人のもの、ですね」

 中から流れ出す白濁は2人のものになった証だ。
 初めてで2連続は疲れたが、こうして繋がることができたのは嬉しかった。

 「だな。これで縁は俺のものだ」

 「お前のじゃないだ。俺たちの、だ」

 「うるせぇなぁ。い・ま・は・俺のだ」

 「お前が黙れ。それと終わったならさっさと縁を離せ」

 「いやだね。もう少しこのまま縁を味わう」

 「2人ともいい加減にーーひゃっ!」

 セインに渡さないとばかりに抱き込まれれば、仰け反った拍子にまだ入ったままの中のものが縁のイイところを抉られた。

 「ん、うん、アレン、だめ離して」

 力の入らない手でアレンの胸を押すが、そんなものでやめてくれるわけもなく逆に中を突かれ気持ち良さに喘ぐしかできない。

 「あ、あん、だめ、もう、もう無理だからぁ、あぁっ」

 「あと一回、あと一回だけだから」
 
再び叩きつけられる腰に返事もできず喘ぐ。

 「や、あ、あ、あ、ア、レンッ」

 「くっ、えにし、えにしっ」

 一心不乱に腰を振るアレンに先程よりは早く中に白濁を流し込まれた。
 お腹いっぱいに流し込まれた精液は収まりきらずポタポタと垂れていく。
 もう無理だと思っていれば後ろから腰をとられ、入っていたアレンのものがズルリと抜かれる。

 「もういいだろ。今度は俺だ」

 「セイン、ムリ、もうムリです」

 「大丈夫だ縁は感じてればいい」

 それだけ言うとセインが入ってくる。
 アレンの太く大きいのもすごいが、セインの太く長いペニスは奥深くまで入ってきて気持ちいい。
 
 「あん、あ、ん、ん、ん、あ、そこダメ」

 「ここだな」

 背後から獣の交尾のように犯されれば気持ちよさに中を突かれるたびにイッてしまう。
 だがもう出るものもないそこからはピュッピュッと水のような透明なものしかでてこず、お漏らししたかのようにシーツを濡らしていった。

 「おねがい、ゆるして……もうムリだから……」

 「えにしっ」

 中にセインの熱いものが叩きつけられたかと思ったら、そこを最後に縁は気を失うのであった。


 
しおりを挟む
感想 121

あなたにおすすめの小説

番から逃げる事にしました

みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。 前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。 彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。 ❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。 ❋独自設定有りです。 ❋他視点の話もあります。 ❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

婚約者に会いに行ったらば

龍の御寮さん
BL
王都で暮らす婚約者レオンのもとへと会いに行ったミシェル。 そこで見たのは、レオンをお父さんと呼ぶ子供と仲良さそうに並ぶ女性の姿。 ショックでその場を逃げ出したミシェルは―― 何とか弁解しようするレオンとなぜか記憶を失ったミシェル。 そこには何やら事件も絡んできて? 傷つけられたミシェルが幸せになるまでのお話です。

もう人気者とは付き合っていられません

花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。 モテるのは当然だ。でも――。 『たまには二人だけで過ごしたい』 そう願うのは、贅沢なのだろうか。 いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。 「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。 ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。 生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。 ※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中

君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました

ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!! 打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。

悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!

梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!? 【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】 ▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。 ▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。 ▼毎日18時投稿予定

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

繋がれた絆はどこまでも

mahiro
BL
生存率の低いベイリー家。 そんな家に生まれたライトは、次期当主はお前であるのだと父親である国王は言った。 ただし、それは公表せず表では双子の弟であるメイソンが次期当主であるのだと公表するのだという。 当主交代となるそのとき、正式にライトが当主であるのだと公表するのだとか。 それまでは国を離れ、当主となるべく教育を受けてくるようにと指示をされ、国を出ることになったライト。 次期当主が発表される数週間前、ライトはお忍びで国を訪れ、屋敷を訪れた。 そこは昔と大きく異なり、明るく温かな空気が流れていた。 その事に疑問を抱きつつも中へ中へと突き進めば、メイソンと従者であるイザヤが突然抱き合ったのだ。 それを見たライトは、ある決意をし……?

処理中です...