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おまけ短話
EX2 お正月
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「うおおおおぉお! みーちゃんこっち向いて! 目線下さい!! 決めポーズ下さい!! うおおおおおお!」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャ
可愛らしいピンク色の着物を来て長い髪をかんざしで短く纏めたみいな、の周りをスマートフォンを構えて動き回っている凛々奈。
元旦、lastparmのメンバーで近くの神社へ初詣に来ていた。
「新年早々やかましい!」
「あだっ!」
凛々奈の脳天に手刀を唯牙が叩き込む。
「うふふ、でもみいなちゃんとっても可愛いわよ~
一杯写真を取りたくなるのも分かるわ~」
「うん・・・よく似合ってる」
ハルとサクラも後ろから歩いてきた。みいな以外はいつもと変わらない私服だったが凛々奈は相変わらずのジャージ姿。サクラの首には暖かそうな白いマフラーが巻いてあった。
「えへへ、ありがとうございます!」
「あ! みーちゃん、おみくじ引きに行こう!」
「わわ! 凛々奈さん!」
すると凛々奈がみいなの手を引いて走っていく。
「さむ」
ロングコートを羽織っている唯牙が体を抱えて擦る。
「ふふ、甘酒、もらってきてあげるわ」
その姿をみてハルは一人歩き出した。
「サクラちゃんも甘酒いる? それとも二人と一緒におみくじ引いてくる?」
ハルはサクラに振り返った。
「あ・・・ 私・・・・」
サクラがどうしたものかとおどおどしていると。
「サクラも来ーい!!」
凛々奈の呼ぶ声がした。
「あ・・・」
「ふふふ、いってらっしゃい」
「・・・うん」
少し微笑んで小走りでおみくじ売り場へ走っていった。
◆
「よっしゃ! 誰から開ける!?」
売り場の横で三人はおみくじを片手に立っている。
「ドキドキしますね・・・」
「これどうやって開けるの・・・?」
「じゃあまずサクラから見ましょうか、アンタ幸薄そうだから、きっと凶よ絶対凶よ」
「こうやって開いていけば大丈夫ですよ」
みいなが手伝ってサクラのおみくじを開いていくとそこには大吉の文字が大きく書かれていた。
「わあ! おめでとうございます! 大吉ですよサクラさん!!」
自分の事の様にみいなは喜ぶ。
「これ・・・良いの? 当たり?」
「はい! きっといい一年になりますよ!」
「そっか・・・」
サクラは嬉しそうにおみくじをじっと見つめている。
「ま、まあ良かったじゃないの」
凛々奈は悔しそうにそれを見ていた。すると。
「あ、私も大吉だ」
みいながいつのまにか自分のおみくじをひらいて見ている。
「良かったね・・・ みいなも当たりだ・・・」
「はい! 一緒ですね!」
楽しそうな二人を見る凛々奈に冷や汗が伝う。
「ちょっと! これ私が大凶てオチになるやつじゃん!! やだ! もうこれ開けない!!」
ムキーッと地団駄を踏む凛々奈。それをみいながなだめる。
「大丈夫ですよ! 三人大吉で唯牙さんとハルさんに見せてあげましょう」
「うう~ 絶対凶か大凶だよ~」
泣きながらゆっくりとおみくじを開いていくと。
末吉
と大きく書かれている
「・・・・・・良かったですね! 末吉ですよ!」
「・・・・・・なんともいえない!!! これならまだ大凶でオチになってた方が良かったわあああ!!」
「凛々奈は・・・・はずれ?」
「ある意味一番はずれかもねぇ!!!」
その様子を離れた所から甘酒を飲みながらハルと唯牙が見ている。
「暖まった? ユイ」
「ああ、ありがとう」
「今年も楽しい一年になりそうね」
「・・・そうだな」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャ
可愛らしいピンク色の着物を来て長い髪をかんざしで短く纏めたみいな、の周りをスマートフォンを構えて動き回っている凛々奈。
元旦、lastparmのメンバーで近くの神社へ初詣に来ていた。
「新年早々やかましい!」
「あだっ!」
凛々奈の脳天に手刀を唯牙が叩き込む。
「うふふ、でもみいなちゃんとっても可愛いわよ~
一杯写真を取りたくなるのも分かるわ~」
「うん・・・よく似合ってる」
ハルとサクラも後ろから歩いてきた。みいな以外はいつもと変わらない私服だったが凛々奈は相変わらずのジャージ姿。サクラの首には暖かそうな白いマフラーが巻いてあった。
「えへへ、ありがとうございます!」
「あ! みーちゃん、おみくじ引きに行こう!」
「わわ! 凛々奈さん!」
すると凛々奈がみいなの手を引いて走っていく。
「さむ」
ロングコートを羽織っている唯牙が体を抱えて擦る。
「ふふ、甘酒、もらってきてあげるわ」
その姿をみてハルは一人歩き出した。
「サクラちゃんも甘酒いる? それとも二人と一緒におみくじ引いてくる?」
ハルはサクラに振り返った。
「あ・・・ 私・・・・」
サクラがどうしたものかとおどおどしていると。
「サクラも来ーい!!」
凛々奈の呼ぶ声がした。
「あ・・・」
「ふふふ、いってらっしゃい」
「・・・うん」
少し微笑んで小走りでおみくじ売り場へ走っていった。
◆
「よっしゃ! 誰から開ける!?」
売り場の横で三人はおみくじを片手に立っている。
「ドキドキしますね・・・」
「これどうやって開けるの・・・?」
「じゃあまずサクラから見ましょうか、アンタ幸薄そうだから、きっと凶よ絶対凶よ」
「こうやって開いていけば大丈夫ですよ」
みいなが手伝ってサクラのおみくじを開いていくとそこには大吉の文字が大きく書かれていた。
「わあ! おめでとうございます! 大吉ですよサクラさん!!」
自分の事の様にみいなは喜ぶ。
「これ・・・良いの? 当たり?」
「はい! きっといい一年になりますよ!」
「そっか・・・」
サクラは嬉しそうにおみくじをじっと見つめている。
「ま、まあ良かったじゃないの」
凛々奈は悔しそうにそれを見ていた。すると。
「あ、私も大吉だ」
みいながいつのまにか自分のおみくじをひらいて見ている。
「良かったね・・・ みいなも当たりだ・・・」
「はい! 一緒ですね!」
楽しそうな二人を見る凛々奈に冷や汗が伝う。
「ちょっと! これ私が大凶てオチになるやつじゃん!! やだ! もうこれ開けない!!」
ムキーッと地団駄を踏む凛々奈。それをみいながなだめる。
「大丈夫ですよ! 三人大吉で唯牙さんとハルさんに見せてあげましょう」
「うう~ 絶対凶か大凶だよ~」
泣きながらゆっくりとおみくじを開いていくと。
末吉
と大きく書かれている
「・・・・・・良かったですね! 末吉ですよ!」
「・・・・・・なんともいえない!!! これならまだ大凶でオチになってた方が良かったわあああ!!」
「凛々奈は・・・・はずれ?」
「ある意味一番はずれかもねぇ!!!」
その様子を離れた所から甘酒を飲みながらハルと唯牙が見ている。
「暖まった? ユイ」
「ああ、ありがとう」
「今年も楽しい一年になりそうね」
「・・・そうだな」
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