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玄関に迎え出ようと自室を出たら、レオンハルトが早足でこちらに向かって来た。
「ユリア!よかった!いなくなったらどうしようかと」
そう言ってユリアをぎゅうぎゅうと抱きしめてユリアの肩に顔を擦り付けた。
「バーデン伯爵の緊急の用向きだと言うので、ユリアを残して出向いたのにくだらない用事で腹が立った。あそこの商会は買ってもらう立場なのを忘れている」
レオンハルトはユリアの肩を抱きながら夫婦の部屋に入る。
「バーデン伯爵と言うとガラス食器を扱ってる?」
「そう ガラス製造産地としては後進だけれど、デザインが先進的だと売り込みに来たので見本品を出させたのだけれどこちらの商会員には評判が良くない」
「ハーブティに使うなら透明度の高いガラスがいいと思うわ。この邸にあるのぐらい」
レオンハルトはびっくりして振り返った。
「その通りだ。ユリアは前からそう言っていた。ひょっとして過去を思い出した?ここの邸に揃えたガラス食器はバーデン伯爵の商会のじゃ無く有名な老舗のものだ」
「いいえ 残念ながら。でも学園の頃の事は思い出したわ」
レオンハルトは顔をしかめた。
「思い出して欲しくないけれど、それも事実だから……」
「そう ものすごく辛かった。あなたがマリアにこれ見よがしに寄り添ってる姿は衝撃的な映像だったわ。卒業パーティーにエスコートしてもらえなくて屈辱的だったし、本当にユリアはなぜあなたを諦めなかったのかしらね。子供の頃のことは思い出してないけれど初恋だから?初恋でもあんなことされてなぜ我慢したのかしら」
「ユリア!」
レオンハルト立ち上がってユリアの隣に来て肩を抱いた。
「ユリア すまない。今謝っても取り返しはつかないけれど、頼むから捨てないで」
そう言ってレオンハルトがユリアの手を自分の両手で包み痛いぐらい握り込む。
「ユリア 二年間母に拘束されて領地にいけなくて、母の遺体を運んだ時に領地に帰った話はしたよね。その時にユリアが出迎えてくれて葬儀を取り仕切ってくれたんだ。葬儀の参列者に挨拶して、領地の邸に二人になった時に私が子供の頃のこと、学園での浮気、結婚後二年も放置していたことを謝罪したんだ。そして今と同じように捨てないでとすがりついた。覚えてる?」
レオンハルトがユリアの顔を覗き込んだ。
「覚えてないわ」
「そして夫婦になりたいって誘ったんだ」
そう言うレオンハルトの顔が少し赤い。
「でもユリアは急には信じられないって言ったんだ。まあそうだろう。それまで私がしたことは最低だから。ユリアは後三年で治水も終わり、新しい事業も目処が立つ。あなたは商会でハーブ関連を販売して揺るがないようにして。そしたら二人の間には何もなくなる。それから二人で向き合おうと言った。私は今まで凋落する自分の家を何もしてないことが恥ずかしくなって三年後を約束して、がむしゃらに商会を発展させた。私とユリアは手紙で相談し合い、現況報告しあった。残念ながら甘い言葉などなかったが、繋がってると実感があった。それがユリアが先日私に連絡なく王都にやって来たと王都の邸の執事から商会にいた私に連絡があった」
「ユリア!よかった!いなくなったらどうしようかと」
そう言ってユリアをぎゅうぎゅうと抱きしめてユリアの肩に顔を擦り付けた。
「バーデン伯爵の緊急の用向きだと言うので、ユリアを残して出向いたのにくだらない用事で腹が立った。あそこの商会は買ってもらう立場なのを忘れている」
レオンハルトはユリアの肩を抱きながら夫婦の部屋に入る。
「バーデン伯爵と言うとガラス食器を扱ってる?」
「そう ガラス製造産地としては後進だけれど、デザインが先進的だと売り込みに来たので見本品を出させたのだけれどこちらの商会員には評判が良くない」
「ハーブティに使うなら透明度の高いガラスがいいと思うわ。この邸にあるのぐらい」
レオンハルトはびっくりして振り返った。
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「いいえ 残念ながら。でも学園の頃の事は思い出したわ」
レオンハルトは顔をしかめた。
「思い出して欲しくないけれど、それも事実だから……」
「そう ものすごく辛かった。あなたがマリアにこれ見よがしに寄り添ってる姿は衝撃的な映像だったわ。卒業パーティーにエスコートしてもらえなくて屈辱的だったし、本当にユリアはなぜあなたを諦めなかったのかしらね。子供の頃のことは思い出してないけれど初恋だから?初恋でもあんなことされてなぜ我慢したのかしら」
「ユリア!」
レオンハルト立ち上がってユリアの隣に来て肩を抱いた。
「ユリア すまない。今謝っても取り返しはつかないけれど、頼むから捨てないで」
そう言ってレオンハルトがユリアの手を自分の両手で包み痛いぐらい握り込む。
「ユリア 二年間母に拘束されて領地にいけなくて、母の遺体を運んだ時に領地に帰った話はしたよね。その時にユリアが出迎えてくれて葬儀を取り仕切ってくれたんだ。葬儀の参列者に挨拶して、領地の邸に二人になった時に私が子供の頃のこと、学園での浮気、結婚後二年も放置していたことを謝罪したんだ。そして今と同じように捨てないでとすがりついた。覚えてる?」
レオンハルトがユリアの顔を覗き込んだ。
「覚えてないわ」
「そして夫婦になりたいって誘ったんだ」
そう言うレオンハルトの顔が少し赤い。
「でもユリアは急には信じられないって言ったんだ。まあそうだろう。それまで私がしたことは最低だから。ユリアは後三年で治水も終わり、新しい事業も目処が立つ。あなたは商会でハーブ関連を販売して揺るがないようにして。そしたら二人の間には何もなくなる。それから二人で向き合おうと言った。私は今まで凋落する自分の家を何もしてないことが恥ずかしくなって三年後を約束して、がむしゃらに商会を発展させた。私とユリアは手紙で相談し合い、現況報告しあった。残念ながら甘い言葉などなかったが、繋がってると実感があった。それがユリアが先日私に連絡なく王都にやって来たと王都の邸の執事から商会にいた私に連絡があった」
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