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高校一年生(暗号・トリック中心)
授業参観7
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「なあ、『先生』って誰? 誰の事言っているの?」
今までの話を聞いても分からない俺は、赤野に尋ねる。
……男の先生っていうことは、第一発見者の榎木先生のことだろうか?
「条件を整理してみればいいんだよ。いい? 『先生』って一口に言っても、医者、塾色々あるけれども、被害者の亜美と敦君が共通して『先生』って呼ぶんだから、この学校の先生である可能性が高いよね? 生徒の保護者と学校の先生の関係だったから、警戒して先生は、亜美と連絡先の交換すらしなかった。たぶん、普段の連絡は、PTAの集まりがあるふりをして堂々と学校に来て話をしていたか、学校に保護者として連絡を入れて話していた」
赤野の言葉に、俺は頷く。そこまでは、俺も分かる。
「そう。そして、腕時計と写真から、男の先生だってことも明確」
それも、分かる。だが、その先が分からない。
「敦君が、助けたいって思うほど、思い入れのある先生。つながりが強い先生。ファミレスにいた時も、たぶん変装していたと思うんだ。学校の関係者に会ってもすぐには分からないように。用心深い性格で、亜美と連絡先すら交換していなかったんだもの。だけれども、お母さんは気づかなくても、敦君は気づいた。だって、毎日顔を見ている先生だから。歩き方やちょっとした癖でおや?って思うよね?」
……ということは、つまり?
「『先生』とは、敦君の担任の先生。小暮典敏だよ。ちゃんと、芝敦君のクラスの担任は、小暮典敏だって、木根刑事も教えてくれたでしょ?」
と赤野は、言った。
確かに情報として知っていた。知っていたけれども、そんなまさか。
「え……第一発見者の榎木先生だとばかり思っていた」
今井が驚いてつぶやく。
「そう、それ俺も思っていた」
俺は、すかさず同意する。
「何で? そんな訳ないよ。だって、犯人の人物像は、周囲に知られたくなくて恋人に連絡先の交換すらさせない、とっても用心深い人間だよ? 一番怪しまれる第一発見者には、意地でもならないよ。それに、榎木先生なら、数学の授業で受け持ってもらっていたとしても、敦君がそんな思い入れがあるかどうかは疑問が残るし、もし変装していたら気づかない可能性の方が高いよ」
赤野が首をかしげる。
いや、そんなの思いもよらない。
そもそも、ファミレスで変装していたなんて発想なんて無かった。
「とにかく、詳細は、本人に聞けばいいんだ」
赤野がそう言って振り返る。
教室の入り口には、青ざめた顔をした小暮典敏が、木根刑事と共に立っていた。
今までの話を聞いても分からない俺は、赤野に尋ねる。
……男の先生っていうことは、第一発見者の榎木先生のことだろうか?
「条件を整理してみればいいんだよ。いい? 『先生』って一口に言っても、医者、塾色々あるけれども、被害者の亜美と敦君が共通して『先生』って呼ぶんだから、この学校の先生である可能性が高いよね? 生徒の保護者と学校の先生の関係だったから、警戒して先生は、亜美と連絡先の交換すらしなかった。たぶん、普段の連絡は、PTAの集まりがあるふりをして堂々と学校に来て話をしていたか、学校に保護者として連絡を入れて話していた」
赤野の言葉に、俺は頷く。そこまでは、俺も分かる。
「そう。そして、腕時計と写真から、男の先生だってことも明確」
それも、分かる。だが、その先が分からない。
「敦君が、助けたいって思うほど、思い入れのある先生。つながりが強い先生。ファミレスにいた時も、たぶん変装していたと思うんだ。学校の関係者に会ってもすぐには分からないように。用心深い性格で、亜美と連絡先すら交換していなかったんだもの。だけれども、お母さんは気づかなくても、敦君は気づいた。だって、毎日顔を見ている先生だから。歩き方やちょっとした癖でおや?って思うよね?」
……ということは、つまり?
「『先生』とは、敦君の担任の先生。小暮典敏だよ。ちゃんと、芝敦君のクラスの担任は、小暮典敏だって、木根刑事も教えてくれたでしょ?」
と赤野は、言った。
確かに情報として知っていた。知っていたけれども、そんなまさか。
「え……第一発見者の榎木先生だとばかり思っていた」
今井が驚いてつぶやく。
「そう、それ俺も思っていた」
俺は、すかさず同意する。
「何で? そんな訳ないよ。だって、犯人の人物像は、周囲に知られたくなくて恋人に連絡先の交換すらさせない、とっても用心深い人間だよ? 一番怪しまれる第一発見者には、意地でもならないよ。それに、榎木先生なら、数学の授業で受け持ってもらっていたとしても、敦君がそんな思い入れがあるかどうかは疑問が残るし、もし変装していたら気づかない可能性の方が高いよ」
赤野が首をかしげる。
いや、そんなの思いもよらない。
そもそも、ファミレスで変装していたなんて発想なんて無かった。
「とにかく、詳細は、本人に聞けばいいんだ」
赤野がそう言って振り返る。
教室の入り口には、青ざめた顔をした小暮典敏が、木根刑事と共に立っていた。
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