わたくしと婚約破棄して、異母姉と婚約するですって? 宜しい、ならば追放だ!

 わたくし、子爵家の一人娘で跡取りとして育てられましたの。

 というのに、お母様が亡くなって早数年。

 ついこの間、わたくしに姉妹ができましたの。ええ、新しく姉妹……それも、異母姉だそうなのですわ。

 なんでも、わたくしの母が亡くなって数年。喪に服したには十分だと宣い、ほとぼりが冷めた頃合いなので、母と結婚する前から囲っていた愛人を呼び寄せ、結婚したそうです。

 更に、異母姉を改めて認知し、我が子爵家の籍に加えるのだそうです。

 しかも、全っ部事後報告っ!?

 控えめに言っても……結婚前からずっと母を裏切り続けやがって、マジクズだなクソ親父がっ!! あら、つい言葉が乱れてしまいましたわ。失礼。

 クソ親父が保身上手で小賢しいクズな上、物語などでよくあるように、我が家はお母様の血統……ということもなく、普通にクソ親父の血統だ。

 というワケで、わたしが後継というのも、いつ覆されるかわからん。

 更に言えば、異母姉は一応、マジでクソ親父の娘だそうだ。

 わたし、割と詰んでね?

 異母姉はわたしの婚約者である頭空っぽ目節穴野郎の空っぽ頭に、せっせとお花畑を栽培し始めやがった。

 そして、貴族学園交流会のパーティーで――――

 「俺はお前との婚約を破棄し、真実の愛で結ばれた彼女との婚約を望む!」

 と、やらかした!

 「わたくしと婚約破棄して、異母姉と婚約を結ぶですって? 宜しい、ならば追放だ!」

 高笑いしたい気分を抑え、上機嫌に応えた。

 設定はふわっと。
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