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第三章 事件発生
22.言っちゃ悪いが背中のそれはどう見ても
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口をぽかんとして狗神を見返している亮太を見て何を思ったか、狗神はアキラに声をかけた。
「アキラ様、背中のそれを見せて差し上げたら如何でしょうか」
「嫌だ」
「背中のそれって何だ?」
「八岐大蛇を封ずる印です」
「へえ。アキラ、見せてみろ」
子供の背中など色気もクソもないだろう。そう軽く考えて発言したのだが、そう思うのは亮太だけの様だった。
「亮太のスケベ!」
「お前みたいな子供に色気は感じねえよ」
「そんなの分かんないじゃないの!」
「俺はボン・キュ・ボンが好みなんだよ。お前みたいなぺったんこ何の興味も沸かねえよ」
「ぺ、ぺったんこ!? あのねえ、私だってその内ねえ!」
「ジュニア用下着付けてる奴に何も思わねえよ、いいからさっさと見せろ」
日頃偉そうなアキラが慌てる姿は正直見ていて爽快だった。顔を真っ赤にして怒っているが、こういう年相応な態度の方が余程可愛らしい。
狗神がふ、とまた人型をとった。亮太は思わずその光景に見惚れる。こっちの方が余程興味を惹かれた。
「アキラ様、背中以外は亮太の目に入らない様に私が隠しましょう」
「レンに見られるのはもっと嫌!」
「ですが」
おや、アキラの犬に対する態度と人の姿の狗神に対する態度には違いがないか。亮太がアキラの表情を窺うと、頬が赤く照れている様に見える。これはもしや、そういうことか。
亮太はニヤリとした。
「へえー」
我ながら嫌な大人だと思う。だが、自分の色恋の話がない場合、近くの人間の色恋に興味が湧くのは人間の性というものではないだろうか。
亮太に何かを悟られたのを知ったアキラが、半泣きの状態で思い切り亮太を睨みつけた。
「亮太! 絶対余計なこと言わないで!」
「俺は何も言ってないぞ」
ニヤつきながら言っても説得力はないかもしれなかったが。でもこれはいいネタを握れたかもしれない。これで最近下がり気味だった家庭内順位も少しは上がるかもしれなかった。
亮太は何食わぬ顔をして狗神に言った。
「レン、お前は後ろ向いてろだってさ」
「何故です?」
「乙女心ってやつだよ」
「はあ」
訳が分からないまま、狗神・蓮が渋々アキラに背を向けた。アキラはそれを確認すると諦観を漂わせる死んだ魚の様な目で亮太を見た。
「……なるべく早めに済ませてね」
「はいよ」
亮太は立ち上がると、アキラの服を捲くった。こんな所誰かに見られたら言い訳など出来ないだろうが、幸いここには他の人間はいない。あまりいきなり捲くっても悪いかな、と思い少しずつたくし上げていくと、腰の上の辺りから円の端の様な物が見え始めた。まるで痣の様な赤い線だ。
スポーツブラが見えたが、もうここは一気にいこう、そうしよう。亮太は多少罪悪感を覚えながら更に上まで服を捲くると、出てきたのは円形のそれこそ印の様な模様だった。均等に玉と思われる物が八つ、円に沿って配置されており、円の中心には八岐大蛇と思われる生き物の絵。玉は一部スポーツブラに隠れていて見えない物もあったが、一つを残し塗り潰されている様に見えた。
亮太は服を下ろし、アキラの背中をぽん、と押した。
「ありがとう、もう十分だ」
「……見て、何を思った?」
振り返るアキラの目は少し潤んでいる様に見えた。うら若き少女の背中にこんなものがあれば、そりゃあ嫌だろう。お洒落にも影響するし、水着も着れまい。亮太はあれこれいい言い方を考え、検討して最終的にこう口にした。
「うん、まあ、その道の姐さんみたいで格好いいな」
その瞬間アキラが見せた、絶対零度の異物を見るような蔑む目。肝が冷えるというのはこういうことを言うのだろう。亮太は素直に謝ることにした。
「申し訳ありません」
「二度とそういうこと言わないで」
「ゴメンナサイ」
服を整えたアキラが未だに背中を向けている狗神・蓮に声をかけた。
「レン、もういいよ」
「終わりましたか」
くるりと振り返るとまたすぐに犬に戻った。ちら、とアキラを見ると少し残念そうな顔をしている。ほほう。
「今ご覧いただいたのが八岐大蛇の封印なのですが、年々力を増す奴にアキラ様が力を抑えきれなくなり、首が一つ抜け出してしまったのです」
「首が一つだけ? てことは、後の首はその中にいるってことなのか?」
狗神は頷いた。それは何とも怖い話だ。
「アキラ様がよく食べるのは、この封印された首たちを抑え込む為に多大なエネルギーを要するからなのです」
「じゃあ飯を減らしたら大変なことになる訳だな」
狗神が頷いた。成程。腹を減らして封印が解けてしまっては問題である。
「逃げ出した首は、須佐之男命が草薙剣を以て退治すれば消滅するので、アキラ様の封印が破られたら順次退治すればこの封印からも解放されるべきものなのですが、肝心のその草薙剣が行方不明になってしまい」
草薙剣。三種の神器の一つである。確か天皇陛下が持ってるとか持ってないとかそんな話ではなかったか。
「そもそも草薙剣とは、八岐大蛇を退治した際に尻尾から出てきた物とされておりまして須佐之男命が管理すべき物なのですが、あの男ときたらそんな怖いことはしたくないだの何だのと大騒ぎした挙げ句に馬鹿みたいな怪力で草薙剣をどこかに放り投げてしまいまして、それを探せと周りに責め立てられると今度は八つ当たりをしてお前が元凶だとアキラ様の首をあの様に締め上げ、アキラ様がこのままでは殺されると思い逃げ出すと今度はあの男もトンズラし行方知れずというこの体たらくぶり……!」
狗神は物凄く怒っていた。怒りもあまり激しくなると怒気というのが本当に見えてきそうになるのだな、と狗神の怒りに若干引き気味の亮太は思った。
「てことは、須佐之男命も草薙剣も行方不明だと」
「はい。早急に両方とも探し出さねばなりません」
「逃げ出した首は?」
「それなんです」
狗神がずい、と身を乗り出してきた。
「今朝の生霊。普通、あの程度の想いではあの様な凄まじい物は出来上がらないのです」
あれであの程度の想いなのか。そこそこ重そうだったが。
「アキラ様が辿り着いたこの地に、何か因果関係があるとしか思えません」
単純に乗り込んだ車の行き先が下北沢だっただけの話の様な気もするが。というか因果も仏教用語じゃないかと思ったが、つっこむと怒られそうなので止めておいた。
「この辺りに八岐大蛇の首が逃げ出して悪影響を与えている可能性が非常に高い。そして奴は草薙剣を自身の身体に再び呑み込むことで退治されることを回避しようとしているのではないかと思われます。そして、放っておくとどんどん次の首が解放されていくでしょう。さすればこの世は再び乱れることになりかねません」」
段々話が物騒になってきた。
「えーと、つまり?」
亮太は正直あまりその先は聞きたくなかったが、ここまで聞いて知らんぷりも難しい。
「まずは八岐大蛇と草薙剣の居場所を探す必要があります。あの阿呆な須佐之男命は最後でもいいでしょうが」
「お、おう」
狗神が更に顔を近付けてきた。アキラはまだダメージを回復出来ていないようで背中を向けて膝を抱えて陰気な雰囲気を漂わせていた。こりゃ駄目だ。
「乗りかかった船です。亮太、一緒に八岐大蛇と草薙剣を探す手伝いをして下さい」
人を勝手に同じ船に乗せてしまった狗神が、これ以上ないという位きっぱりと言った。
「え、いや、その……」
ずり這いして後ろに逃げようとした亮太の腹の上に、狗神が前脚を乗せた。
「放っておくと、あの黒いのがアキラ様を狙ってこの家に集まってきますよ」
そのひと言が、オカルト嫌いの亮太にとっての決定打となった。
「アキラ様、背中のそれを見せて差し上げたら如何でしょうか」
「嫌だ」
「背中のそれって何だ?」
「八岐大蛇を封ずる印です」
「へえ。アキラ、見せてみろ」
子供の背中など色気もクソもないだろう。そう軽く考えて発言したのだが、そう思うのは亮太だけの様だった。
「亮太のスケベ!」
「お前みたいな子供に色気は感じねえよ」
「そんなの分かんないじゃないの!」
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狗神がふ、とまた人型をとった。亮太は思わずその光景に見惚れる。こっちの方が余程興味を惹かれた。
「アキラ様、背中以外は亮太の目に入らない様に私が隠しましょう」
「レンに見られるのはもっと嫌!」
「ですが」
おや、アキラの犬に対する態度と人の姿の狗神に対する態度には違いがないか。亮太がアキラの表情を窺うと、頬が赤く照れている様に見える。これはもしや、そういうことか。
亮太はニヤリとした。
「へえー」
我ながら嫌な大人だと思う。だが、自分の色恋の話がない場合、近くの人間の色恋に興味が湧くのは人間の性というものではないだろうか。
亮太に何かを悟られたのを知ったアキラが、半泣きの状態で思い切り亮太を睨みつけた。
「亮太! 絶対余計なこと言わないで!」
「俺は何も言ってないぞ」
ニヤつきながら言っても説得力はないかもしれなかったが。でもこれはいいネタを握れたかもしれない。これで最近下がり気味だった家庭内順位も少しは上がるかもしれなかった。
亮太は何食わぬ顔をして狗神に言った。
「レン、お前は後ろ向いてろだってさ」
「何故です?」
「乙女心ってやつだよ」
「はあ」
訳が分からないまま、狗神・蓮が渋々アキラに背を向けた。アキラはそれを確認すると諦観を漂わせる死んだ魚の様な目で亮太を見た。
「……なるべく早めに済ませてね」
「はいよ」
亮太は立ち上がると、アキラの服を捲くった。こんな所誰かに見られたら言い訳など出来ないだろうが、幸いここには他の人間はいない。あまりいきなり捲くっても悪いかな、と思い少しずつたくし上げていくと、腰の上の辺りから円の端の様な物が見え始めた。まるで痣の様な赤い線だ。
スポーツブラが見えたが、もうここは一気にいこう、そうしよう。亮太は多少罪悪感を覚えながら更に上まで服を捲くると、出てきたのは円形のそれこそ印の様な模様だった。均等に玉と思われる物が八つ、円に沿って配置されており、円の中心には八岐大蛇と思われる生き物の絵。玉は一部スポーツブラに隠れていて見えない物もあったが、一つを残し塗り潰されている様に見えた。
亮太は服を下ろし、アキラの背中をぽん、と押した。
「ありがとう、もう十分だ」
「……見て、何を思った?」
振り返るアキラの目は少し潤んでいる様に見えた。うら若き少女の背中にこんなものがあれば、そりゃあ嫌だろう。お洒落にも影響するし、水着も着れまい。亮太はあれこれいい言い方を考え、検討して最終的にこう口にした。
「うん、まあ、その道の姐さんみたいで格好いいな」
その瞬間アキラが見せた、絶対零度の異物を見るような蔑む目。肝が冷えるというのはこういうことを言うのだろう。亮太は素直に謝ることにした。
「申し訳ありません」
「二度とそういうこと言わないで」
「ゴメンナサイ」
服を整えたアキラが未だに背中を向けている狗神・蓮に声をかけた。
「レン、もういいよ」
「終わりましたか」
くるりと振り返るとまたすぐに犬に戻った。ちら、とアキラを見ると少し残念そうな顔をしている。ほほう。
「今ご覧いただいたのが八岐大蛇の封印なのですが、年々力を増す奴にアキラ様が力を抑えきれなくなり、首が一つ抜け出してしまったのです」
「首が一つだけ? てことは、後の首はその中にいるってことなのか?」
狗神は頷いた。それは何とも怖い話だ。
「アキラ様がよく食べるのは、この封印された首たちを抑え込む為に多大なエネルギーを要するからなのです」
「じゃあ飯を減らしたら大変なことになる訳だな」
狗神が頷いた。成程。腹を減らして封印が解けてしまっては問題である。
「逃げ出した首は、須佐之男命が草薙剣を以て退治すれば消滅するので、アキラ様の封印が破られたら順次退治すればこの封印からも解放されるべきものなのですが、肝心のその草薙剣が行方不明になってしまい」
草薙剣。三種の神器の一つである。確か天皇陛下が持ってるとか持ってないとかそんな話ではなかったか。
「そもそも草薙剣とは、八岐大蛇を退治した際に尻尾から出てきた物とされておりまして須佐之男命が管理すべき物なのですが、あの男ときたらそんな怖いことはしたくないだの何だのと大騒ぎした挙げ句に馬鹿みたいな怪力で草薙剣をどこかに放り投げてしまいまして、それを探せと周りに責め立てられると今度は八つ当たりをしてお前が元凶だとアキラ様の首をあの様に締め上げ、アキラ様がこのままでは殺されると思い逃げ出すと今度はあの男もトンズラし行方知れずというこの体たらくぶり……!」
狗神は物凄く怒っていた。怒りもあまり激しくなると怒気というのが本当に見えてきそうになるのだな、と狗神の怒りに若干引き気味の亮太は思った。
「てことは、須佐之男命も草薙剣も行方不明だと」
「はい。早急に両方とも探し出さねばなりません」
「逃げ出した首は?」
「それなんです」
狗神がずい、と身を乗り出してきた。
「今朝の生霊。普通、あの程度の想いではあの様な凄まじい物は出来上がらないのです」
あれであの程度の想いなのか。そこそこ重そうだったが。
「アキラ様が辿り着いたこの地に、何か因果関係があるとしか思えません」
単純に乗り込んだ車の行き先が下北沢だっただけの話の様な気もするが。というか因果も仏教用語じゃないかと思ったが、つっこむと怒られそうなので止めておいた。
「この辺りに八岐大蛇の首が逃げ出して悪影響を与えている可能性が非常に高い。そして奴は草薙剣を自身の身体に再び呑み込むことで退治されることを回避しようとしているのではないかと思われます。そして、放っておくとどんどん次の首が解放されていくでしょう。さすればこの世は再び乱れることになりかねません」」
段々話が物騒になってきた。
「えーと、つまり?」
亮太は正直あまりその先は聞きたくなかったが、ここまで聞いて知らんぷりも難しい。
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「お、おう」
狗神が更に顔を近付けてきた。アキラはまだダメージを回復出来ていないようで背中を向けて膝を抱えて陰気な雰囲気を漂わせていた。こりゃ駄目だ。
「乗りかかった船です。亮太、一緒に八岐大蛇と草薙剣を探す手伝いをして下さい」
人を勝手に同じ船に乗せてしまった狗神が、これ以上ないという位きっぱりと言った。
「え、いや、その……」
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