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第三章 事件発生
17.祓え給え清め給え
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亮太は覚悟を決めた。何の覚悟か? 口から出まかせを言う覚悟だ。
シュウヘイの肩を両手で掴み、真面目な顔でシュウヘイの目を覗き込んだ。
「いいかシュウヘイ」
「は、はい!」
「実は俺は、霊感がバリバリある」
目の片隅に映る狗神の尻尾がぴくりと反応した。反応するな、笑っちまうだろうが。
亮太はなるべく狗神が目に入らない様に少し身体を移動した。
「ここのところ、黒い物が俺らの周りをチョロチョロしていた」
さっきドブネズミらしき物の影を見た記憶をたぐりながら言う。ドブネズミだって黒い物だ、間違っちゃいない。
「く、黒い物」
「そう、それが、お前が女を次々と乗り換えるもんだから、誰かは分からんが誰かの妬み嫉みを買ったようだ。あの黒いのは、お前を恨んでる」
「ぼ、僕をですか!」
亮太はクソ真面目な顔をして深く頷いてみせた。いい人ぶるのは十八番だ。長年接客業で鍛えた表情筋は、意図を持ってすれば実によく亮太の言うことを聞いてくれる。
そして亮太の真剣な顔付きに、シュウヘイも騙され、いや、騙してはいないか、真剣に聞く気になった様だった。
「俺の親戚に神社の禰宜が居てな。素人でも唱えられるお祓いの言葉を教えてもらったことがあるんだが、これが実によく効くんだ」
「ね、ネギ?」
「神社の巫女さんの男版だ。野菜じゃないぞ」
昔何かの時代小説で読んだネタをそのまま伝えた。どうせシュウヘイは本など読むタイプではないから、ばれはしないだろう。
「怨まれた当人が『祓え給え清め給え』と心を込めて唱え続ける事で、怨念は消える。やってみろ」
「は、祓え給え、清め給えっすね!」
「そうだ」
亮太のその言葉に、シュウヘイは素直に繰り返し亮太が先程狗神から教わったばかりの祓詞を唱え始めた。
勿論亮太の親戚に禰宜などいない。
狗神は約束通り無言を通しているが、よくやりましたね、とでも言いそうな優しい眼差しを亮太に注いでいた。何とか及第点がもらえたらしく、亮太は内心ホッとした。
祓詞をひたすら唱えるシュウヘイの横で、亮太は改めて敷地の外に彷徨く黒い影を見つめた。女と言われれば確かに女の形をしている様にも見える。ほっそりとしているというか、髪も長い様にも見える。
隣のシュウヘイをちらりと見ると、肩が小刻みに震えていた。そりゃそうか、怖かったのだ。ずっと一人で夜の神社に隠れていたのだから、怖くても当然だろう。亮太だったら間違いなく夜中だろうが社務所の扉を叩いて人を呼んでいる。
「はらえたまえーきよめたまえーはらえたまえーきよめたまえー」
シュウヘイの声は念仏を唱えている様にも聞こえるが、こちらは神道だから別物である。つくづく日本の宗教とは面白いと思う。こんなに色んな神様や宗教が入り混じった文化など他にあるのだろうか。
亮太はひたすら待った。シュウヘイが心から反省しないとあれは消えない様だが、こいつは本当に反省するんだろうか。一心不乱に祓詞を唱えるシュウヘイの顔には只々恐怖が浮かんでいた。
まあ、当面は簡単に女に手を出すことはしないだろうが、念には念をだ。
「ほら、気持ちが足りてないぞ。お前の悪行があれを呼び出したんだ、お前が反省しないと今回は消えてもまた復活してくるかもしれないぞ」
適当に言うと、シュウヘイの唱える声が少し大きくなった。黒いうねうねは気味が悪いが、狙われているのがシュウヘイだけということと、先程の狗神の様子からもまあ狗神がいれば亮太は護られるだろうという事実が分かったので、はっきり言って他人事である。
店の今後の平和の為にも、ここはきっちりと反省してもらおう。
シュウヘイの目尻からは涙が流れ始めていたが、シュウヘイよりも前にもっと涙を流した奴がいるのだ。女を一人の人間として見なかったこいつにそれでも惚れた女が流した涙だ。
影が、手を伸ばして来た様に見えた。
「うっうわわわわ!」
思わず一歩引いたシュウヘイの肩を、後ろからガッと掴んだ。耳元で低い声で言う。
「逃げるな」
「はっはいいいい! はらえたまえーきよめたまえー」
世の中シュウヘイよりも悪い男なんざ山の様にいるだろう。そいつらと比べれば、こいつの罪なんぞ屁の様なものかもしれない。こいつが選ばれて、こんな目に会わなければならない必要はなかった筈だ。だから、これはこいつにとって変わる機会が与えられたと考えるべきだろう。であれば、今ここで逃げたら一生逃げ続けることになる。逃がす訳にはいかなかった。
「……キ」
影が、声を発した様に聞こえた。
「何か言ってるううう!」
「止めるな」
肩を掴む手に力を込めた。
「はいいいっはらえたまえーきよめたまえー!」
亮太は影の声に集中した。顔は見えない、ただ暗い能面の様な形しか見えない。だが、涙の様な筋が街灯の光を反射した様に見えた。
これは怖いものだ、人外のものだ、それは見たら分かる。でも。
「……可哀想に」
思わず呟いた。狗神が亮太を見る気配がした。何を思ったか、シュウヘイが聞いてきた。
「ぼ、僕のことっすか!」
「ちげえよボケ」
「ボ、ボケって酷くないすかっ?」
「今は営業時間外だからな」
「亮太さんってば!」
「いいから唱えろよ」
「あっ! はらえたまえーきよめたまえー!」
慌てて唱えるのを再開したシュウヘイを、亮太は呆れて見た。こいつに足りないのは想像力だ。今後は、せめて店にいる間くらいは見えない部分を想像出来るように促してみよう、そう思った。
影の、口のない口から今度ははっきりと声が聞こえてきた。
「スキ、ナノニ」
隣のシュウヘイは、ひたすらびびっていた。恐怖で顔が引き攣っている。これのどこが怖いんだ、ただの可哀想な想いの塊じゃないか。それが分かってないのだ。
亮太は、肩を掴んでいた手をシュウヘイの頭に移動して、ぐしゃっと撫でた。
「お前が引き起こしたことだ。分かるな」
シュウヘイはひたすら祓詞を唱えながら、涙を流して繰り返し頷いた。これで、この女の想いは浄化されるだろうか。
繰り返される、泣き声の祓詞。風の切る音と合わさって、まるで音楽の様に聞こえてきた。
それは影にとっても同じなのか。少しずつ、影が薄れてきた様に見える。
辺りはまだ暗いが、影から立ち昇るのは白い煙の様なもの。上空へと、まるで風にたなびく火葬場の煙の様に見えた。亮太には見覚えのあるものだ。母の時に見たものと同じものだった。
火葬場の煙は黒いものだなんてそれまでは思っていたが、今は技術が進歩して白いゆったりとした煙しか見えなかった。泣き崩れる皺々の祖母の手を握り締めた記憶。今生の辛かったことや負の感情は全て焼かれ、ただ清らかになった想いだけが天へと昇るのだと思えた。
少しずつ白い煙となって浄化されていく想い。反対に黒い影は小さく濃くなっていく。
亮太は思わず一歩前に出た。
「――俺がこいつの性根を叩き直すから」
白い煙がこちらを向いた気がした。気がしただけかもしれない。シュウヘイが泣きながら亮太を見つつ、それでも祓詞を唱えることは止めなかった。
「だから安心しろ」
白い煙が笑った気がしたのは、それこそ亮太の気の所為だろう。亮太がただそう思いたかっただけだ。
白い煙が、全て消えた。残ったのは、燃えカスの様な小さな漆黒の塊。
途端、狗神が駆け出す。動きが鈍った闇の塊の恐らく首根っこに襲いかかり、ガチン、と牙が噛み合う音が響いた。サラサラと影が砂の様に分解されていく。
「祓え給え……」
「シュウヘイ、終わった」
「へ……」
シュウヘイの歯がガチガチと音を立てていた。獲物を仕留めた狗神が、颯爽と亮太の足元に来てお座りをして見上げた。
「狗神、ありがとうな」
亮太には、不思議と恐怖はなかった。あれは怖いものではなかった。ただの悲しみの塊だっただけだ。
「りょ、りょ、りょうたさあああん!」
涙でぐしゃぐしゃのシュウヘイが嗚咽を出しながら亮太に抱きついてきた。男のハグなど気持ち悪いものだったが、だがまあ、仕方ない。
亮太はシュウヘイが泣き止むまで、抱き寄せて頭を撫でてやることにした。
◇
しばらくして泣き止み落ち着いた所で、シュウヘイを家まで送っていった。
空には朝焼けが見える。
早朝の茶沢通りを歩く亮太の横を、狗神がとてとてと可愛い音を出して歩く。
「亮太は底抜けのお人好しですね」
「それは褒めてんのか、それともけなしてんのか?」
狗神が笑った。犬も笑えるらしい。
「褒めてもけなしてもいません。ただ亮太はそういう人だと言っただけです」
「問答みたいなこというなよ」
「あれは仏教ですね」
宗教を語る犬。その犬を普通に受け入れてしまっている自分。変な感じもするが、これが自然な感じもした。だから亮太も笑った。
「何か可笑しかったですか?」
狗神がクソ真面目に聞いてきた。
「いや、誰かと下らない話をするのもいいなと思っただけだ」
「そうですか」
狗神のその言い方に、また亮太は笑ってしまったのだった。
シュウヘイの肩を両手で掴み、真面目な顔でシュウヘイの目を覗き込んだ。
「いいかシュウヘイ」
「は、はい!」
「実は俺は、霊感がバリバリある」
目の片隅に映る狗神の尻尾がぴくりと反応した。反応するな、笑っちまうだろうが。
亮太はなるべく狗神が目に入らない様に少し身体を移動した。
「ここのところ、黒い物が俺らの周りをチョロチョロしていた」
さっきドブネズミらしき物の影を見た記憶をたぐりながら言う。ドブネズミだって黒い物だ、間違っちゃいない。
「く、黒い物」
「そう、それが、お前が女を次々と乗り換えるもんだから、誰かは分からんが誰かの妬み嫉みを買ったようだ。あの黒いのは、お前を恨んでる」
「ぼ、僕をですか!」
亮太はクソ真面目な顔をして深く頷いてみせた。いい人ぶるのは十八番だ。長年接客業で鍛えた表情筋は、意図を持ってすれば実によく亮太の言うことを聞いてくれる。
そして亮太の真剣な顔付きに、シュウヘイも騙され、いや、騙してはいないか、真剣に聞く気になった様だった。
「俺の親戚に神社の禰宜が居てな。素人でも唱えられるお祓いの言葉を教えてもらったことがあるんだが、これが実によく効くんだ」
「ね、ネギ?」
「神社の巫女さんの男版だ。野菜じゃないぞ」
昔何かの時代小説で読んだネタをそのまま伝えた。どうせシュウヘイは本など読むタイプではないから、ばれはしないだろう。
「怨まれた当人が『祓え給え清め給え』と心を込めて唱え続ける事で、怨念は消える。やってみろ」
「は、祓え給え、清め給えっすね!」
「そうだ」
亮太のその言葉に、シュウヘイは素直に繰り返し亮太が先程狗神から教わったばかりの祓詞を唱え始めた。
勿論亮太の親戚に禰宜などいない。
狗神は約束通り無言を通しているが、よくやりましたね、とでも言いそうな優しい眼差しを亮太に注いでいた。何とか及第点がもらえたらしく、亮太は内心ホッとした。
祓詞をひたすら唱えるシュウヘイの横で、亮太は改めて敷地の外に彷徨く黒い影を見つめた。女と言われれば確かに女の形をしている様にも見える。ほっそりとしているというか、髪も長い様にも見える。
隣のシュウヘイをちらりと見ると、肩が小刻みに震えていた。そりゃそうか、怖かったのだ。ずっと一人で夜の神社に隠れていたのだから、怖くても当然だろう。亮太だったら間違いなく夜中だろうが社務所の扉を叩いて人を呼んでいる。
「はらえたまえーきよめたまえーはらえたまえーきよめたまえー」
シュウヘイの声は念仏を唱えている様にも聞こえるが、こちらは神道だから別物である。つくづく日本の宗教とは面白いと思う。こんなに色んな神様や宗教が入り混じった文化など他にあるのだろうか。
亮太はひたすら待った。シュウヘイが心から反省しないとあれは消えない様だが、こいつは本当に反省するんだろうか。一心不乱に祓詞を唱えるシュウヘイの顔には只々恐怖が浮かんでいた。
まあ、当面は簡単に女に手を出すことはしないだろうが、念には念をだ。
「ほら、気持ちが足りてないぞ。お前の悪行があれを呼び出したんだ、お前が反省しないと今回は消えてもまた復活してくるかもしれないぞ」
適当に言うと、シュウヘイの唱える声が少し大きくなった。黒いうねうねは気味が悪いが、狙われているのがシュウヘイだけということと、先程の狗神の様子からもまあ狗神がいれば亮太は護られるだろうという事実が分かったので、はっきり言って他人事である。
店の今後の平和の為にも、ここはきっちりと反省してもらおう。
シュウヘイの目尻からは涙が流れ始めていたが、シュウヘイよりも前にもっと涙を流した奴がいるのだ。女を一人の人間として見なかったこいつにそれでも惚れた女が流した涙だ。
影が、手を伸ばして来た様に見えた。
「うっうわわわわ!」
思わず一歩引いたシュウヘイの肩を、後ろからガッと掴んだ。耳元で低い声で言う。
「逃げるな」
「はっはいいいい! はらえたまえーきよめたまえー」
世の中シュウヘイよりも悪い男なんざ山の様にいるだろう。そいつらと比べれば、こいつの罪なんぞ屁の様なものかもしれない。こいつが選ばれて、こんな目に会わなければならない必要はなかった筈だ。だから、これはこいつにとって変わる機会が与えられたと考えるべきだろう。であれば、今ここで逃げたら一生逃げ続けることになる。逃がす訳にはいかなかった。
「……キ」
影が、声を発した様に聞こえた。
「何か言ってるううう!」
「止めるな」
肩を掴む手に力を込めた。
「はいいいっはらえたまえーきよめたまえー!」
亮太は影の声に集中した。顔は見えない、ただ暗い能面の様な形しか見えない。だが、涙の様な筋が街灯の光を反射した様に見えた。
これは怖いものだ、人外のものだ、それは見たら分かる。でも。
「……可哀想に」
思わず呟いた。狗神が亮太を見る気配がした。何を思ったか、シュウヘイが聞いてきた。
「ぼ、僕のことっすか!」
「ちげえよボケ」
「ボ、ボケって酷くないすかっ?」
「今は営業時間外だからな」
「亮太さんってば!」
「いいから唱えろよ」
「あっ! はらえたまえーきよめたまえー!」
慌てて唱えるのを再開したシュウヘイを、亮太は呆れて見た。こいつに足りないのは想像力だ。今後は、せめて店にいる間くらいは見えない部分を想像出来るように促してみよう、そう思った。
影の、口のない口から今度ははっきりと声が聞こえてきた。
「スキ、ナノニ」
隣のシュウヘイは、ひたすらびびっていた。恐怖で顔が引き攣っている。これのどこが怖いんだ、ただの可哀想な想いの塊じゃないか。それが分かってないのだ。
亮太は、肩を掴んでいた手をシュウヘイの頭に移動して、ぐしゃっと撫でた。
「お前が引き起こしたことだ。分かるな」
シュウヘイはひたすら祓詞を唱えながら、涙を流して繰り返し頷いた。これで、この女の想いは浄化されるだろうか。
繰り返される、泣き声の祓詞。風の切る音と合わさって、まるで音楽の様に聞こえてきた。
それは影にとっても同じなのか。少しずつ、影が薄れてきた様に見える。
辺りはまだ暗いが、影から立ち昇るのは白い煙の様なもの。上空へと、まるで風にたなびく火葬場の煙の様に見えた。亮太には見覚えのあるものだ。母の時に見たものと同じものだった。
火葬場の煙は黒いものだなんてそれまでは思っていたが、今は技術が進歩して白いゆったりとした煙しか見えなかった。泣き崩れる皺々の祖母の手を握り締めた記憶。今生の辛かったことや負の感情は全て焼かれ、ただ清らかになった想いだけが天へと昇るのだと思えた。
少しずつ白い煙となって浄化されていく想い。反対に黒い影は小さく濃くなっていく。
亮太は思わず一歩前に出た。
「――俺がこいつの性根を叩き直すから」
白い煙がこちらを向いた気がした。気がしただけかもしれない。シュウヘイが泣きながら亮太を見つつ、それでも祓詞を唱えることは止めなかった。
「だから安心しろ」
白い煙が笑った気がしたのは、それこそ亮太の気の所為だろう。亮太がただそう思いたかっただけだ。
白い煙が、全て消えた。残ったのは、燃えカスの様な小さな漆黒の塊。
途端、狗神が駆け出す。動きが鈍った闇の塊の恐らく首根っこに襲いかかり、ガチン、と牙が噛み合う音が響いた。サラサラと影が砂の様に分解されていく。
「祓え給え……」
「シュウヘイ、終わった」
「へ……」
シュウヘイの歯がガチガチと音を立てていた。獲物を仕留めた狗神が、颯爽と亮太の足元に来てお座りをして見上げた。
「狗神、ありがとうな」
亮太には、不思議と恐怖はなかった。あれは怖いものではなかった。ただの悲しみの塊だっただけだ。
「りょ、りょ、りょうたさあああん!」
涙でぐしゃぐしゃのシュウヘイが嗚咽を出しながら亮太に抱きついてきた。男のハグなど気持ち悪いものだったが、だがまあ、仕方ない。
亮太はシュウヘイが泣き止むまで、抱き寄せて頭を撫でてやることにした。
◇
しばらくして泣き止み落ち着いた所で、シュウヘイを家まで送っていった。
空には朝焼けが見える。
早朝の茶沢通りを歩く亮太の横を、狗神がとてとてと可愛い音を出して歩く。
「亮太は底抜けのお人好しですね」
「それは褒めてんのか、それともけなしてんのか?」
狗神が笑った。犬も笑えるらしい。
「褒めてもけなしてもいません。ただ亮太はそういう人だと言っただけです」
「問答みたいなこというなよ」
「あれは仏教ですね」
宗教を語る犬。その犬を普通に受け入れてしまっている自分。変な感じもするが、これが自然な感じもした。だから亮太も笑った。
「何か可笑しかったですか?」
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「いや、誰かと下らない話をするのもいいなと思っただけだ」
「そうですか」
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