もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

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カルーラで年明け~春まで③

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 いいね、50万越えました。いいね、くださった皆さんありがとうございます。励みになります。


 結局、夕方。
「皆さん、すみません、年始から」
「「「「「いえいえ」」」」」
 あれから、ルーティのダンジョンのウサギ部屋。王冠山のモンスターボックスに挑んだ。モンスターボックスはビアンカが開けて、五時間かかった。前回はレベル800越えのイシスが対象だったが、今回はレベル500のビアンカだったので、ずいぶん数が少なく感じた。少なくと言っても、ちゃんと爬虫類の親玉が出たしね。
 今回は私達はドロップ品回収に専念した。
『お腹空いたのです』
『エビかしら?』
「わふんっ」
「くうっ」
「落ち着かんね」
 もう。
 宝箱の罠解除は手早く済んだ。
 ルーティの方はエリアンさんが解除してくれた。ザ・宝箱、金の延べ棒とビロードの箱が一つ。ビロードの箱には大きな赤い宝石、周りには透明な石がびっしり囲っているブローチ。リィマさんが、みてくれた。
「金の延べ棒は一億かな。このブローチはレッドスピネルだね、なかなかサイズが大きいね、土台は金で、周りのはダイヤモンドも粒ぞろいだね。うーん、三千万かな」
 さすが、アレスが開けただけはある。豪華や。
 モンスターボックスからの宝箱は合計十二個。ルージュとアリスが手分けして解除してくれた。
 色々出た。ポーション類が色々ある。中級ポーションが19本、上級ポーションが26本、下級エリクサーが7本、解毒ポーションが16本、魔力回復ポーションが13本、上級解毒ポーションが5本。ドラゴンの劣化エリクサー類も出た。眼球が1本、胃が2本、肺のが1本、肝臓が3本、膵臓が1本、子宮が3本、乳房が1本、膀胱が2本、血液が5本、骨が2本。これは引き取ろう。
 宝石、装飾類はたくさんあるので、リィマさんが後で査定してくれる。
 魔石がびっしり入った袋もあった。
 武器類はロングソードが七本、ショートソードが十本、槍が二本、片刃の斧が三本、ナイフが十五本。
 マジックアイテムも多種多様に出た。魔除けのランプが一つ、簡易セーフティが一つ。マジックバッグも出た。Dサイズ、時間停止が一つ。Cサイズ、時間停止なしが二つ、時間停止が一つ。Aサイズ時間停止が一つ。これは配布やね。
 で、なにこれ? なんの乾物? 黒い、草履みたいな。
「これはルーベサンスュですよ。乾燥処理されてますね」
 とケルンさん。
 あ、第八階層で出たナマコね。なんや、たくさんあるんやけど。ケルンさん曰く高級品らしいが、さすがの母でも調理法が分からない。多分、フカヒレみたいに、スープとかに浸して、とかだろうが、フォルムがなあ。
 どうしよっかなあ、と母に振り返ると、パリパリと音が鳴る。
『悪くないのです』
『歯応えがいいわね』
『パリパリなのだ』
『ウム、カリカリダナ』
 アリスとオシリスもパリパリ。ポテトチップスみたいに食べてる。
 ケルンさんが唖然としている。エリアンさんまでポカンとしている。
「ミ、ミズサワ殿、従魔殿が、食べてますよ」
 ぷるぷるしながらケルンさんが言ってくる。
「みたいですねー」
 ナマコやから、別にいいかなって思っていると。
「あ、あれはとても栄養価値があってですねっ。授乳期の女性に必要な栄養があってですねっ」
「晃太っ、確保っ」
「あ、はいはい」
 いかんいかん、ロッシュさんとラーヴさんの奥さん達にお土産にせんとね。晃太が回収する。ふー。
「で、ケルンさんは調理法はご存じですか?」
 そっぽむくケルンさん。
「すみません、それはちょっと…………」
 何でもケルンさんの奥さんが授乳期に体調をよく崩したので、ケルンさんが海まで出向いてルーベサンスュをゲットしていたそうだ。奥さん想いやね。ただ、調理は専属シェフに任せていたと。あ、そうやった、ケルンさんって元クラインの王子様で、元公爵様やった。専属シェフくらいおるよね。
「なるほど、ちょっと色々試してみようかね」
 母が思案顔。うまく行けば、授乳期にあるお母さんウルフにもいいかもしれないからと。あ、レディ・ロストークにも持っていこう。
「優衣、ご飯にせんね、皆さんお疲れやろうし」
「そうやね」
 今日、来るだろうと思って、お重に一杯詰め込んでいるが、このまま夕御飯にして、コテージにお泊まりとなる。母が追加で、天婦羅の盛り合わせ、牛肉と野菜のXO醤炒め、アルスさん大好きアップルパイを追加で作ってくれていた。
 ビアンカやルージュ達のご飯もいいかな。ノワールもたっぷり野菜と果物食べてる。取り皿やカップ、アルコールもいいかな。ミゲル君とツヴァイクさんがそれは嬉しそうにビールのジョッキを持つ。
「元旦からありがとうございますっ、かんぱーいっ」
「「「「「かんぱーいっ」」」」」
 こうして、新しい年が始まった。
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